中東から北アフリカにかけて位置しているエジプトは、首都をカイロに置く共和国です。ナイル川が存在し、古くから高度な文明が発達してきた地域としても知られます。エジプト全土が砂漠気候であり、夏にはかなり暑くなることが多く、乾燥しているのが特徴です。アラビア語が公用語として使用されており、エジプト語やフランス語なども若干の使用が見られます。イスラム教が国教であり、キリスト教徒もごくわずかながら存在。 エジプトの代表的な名所としてはギザが挙げられ、世界遺産にも登録されている三大ピラミッドやスフィンクスなど迫力ある遺跡が多く残されているのが特徴です。古代都市であるテーベの遺跡も当時の文化などを知ることができる貴重なスポットとして多くの人が観光に訪れます。
シナイ半島は、スエズ運河とイスラエルに挟まれた半島。南部にはシナイ山があります。そのほとんどは砂漠ですが、中東戦争では激しい争奪戦が繰り広げられました。長くイスラエル領でしたが、1982年にエジプトに返還。行政上は北シナイ県と南シナイ県に分かれ、住民の多くは砂漠の民であるベドウィン族です。シナイ半島は、モーセが十戒を授かったシナイ山、モーセが神の使いに出会った「燃える柴」があったとされる場所に建つ聖カタリナ教会など、宗教的意味合いを持つ場所が多いのも特徴。またモーセに率いられたイスラエルの民が、「乳と蜜の流れる場所」と呼ばれる神との約束の地にたどり着くまで、このシナイ半島を約40年さ迷ったと旧約聖書に記されています。現在のシナイ半島はシャルム・エル・シェイクやダハブ、ヌエバアなど多くの紅海リゾートの拠点を擁する観光地。国際的にも人気が高まっています。
人気スポット
カイロは、エジプトの首都です。アフリカ、アラブ世界で最も人口の多い都市であり、その地域を代表する世界都市の一つです。また、アラブ連盟の本部所在地でもあり、アラブ文化圏の中心都市になります。 エジプトの乾燥した大地にナイル川が形作った肥沃なデルタ地帯のほぼ南端、要に位置し、河谷を流れてきたナイル川がデルタを形成し、その先端に位置します。エジプトはナイル河谷地方の上エジプトとデルタ地方の下エジプトとに古代エジプト以来2分されていますが、その両者の接点にカイロは位置します。中心市街はナイル川の右岸、東側に位置し、ナイルをはさんで対岸の西郊には、ピラミッドで有名なギーザの町があり、町の南は古代エジプトの中心都市のひとつのメンフィスになります。
古代エジプトの都テーベがあった場所で、現在も数多くの遺跡が残っており、市域はナイル川によって分断されています。日が昇る方角であるナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建物が、日が沈む方向のナイル川西岸には死を象徴する王家の谷や王妃の谷などがあり、この王家の谷にはツタンカーメン王の墓があります。市内にある遺跡の多くが、古代都市テーベとその墓地遺跡として世界遺産に登録されています。 エジプトの多くの都市と同様に、観光業に大きく依存しており、多くの住民が農業、特にサトウキビの栽培を行っています。
ナイル川中流の西岸、同国の首都であるカイロからみてナイル川を挟んでおよそ20km西南にあります。現在では拡大したカイロの都市圏に内包されていますが、行政上はカイロから独立したギーザ県の県都になります。人口はおよそ200万人で、日本語表記ではギザ、ギゼーなどとも表します。 古代エジプト以来の町であり、クフ王のピラミッドをはじめとするギザの三大ピラミッドと、ギザの大スフィンクスがある遺跡の町として世界的に有名である。その一帯からダハシュールにかけてのピラミッド地帯は、1979年に「メンフィスとその墓地遺跡」として世界遺産に登録された。
アスワンはエジプトの首都であるカイロから約200km南にあり、ナイル川の東岸に位置する人口約29万人の都市です。 かつてはこの辺りからスーダン領にかけて1000キロほどにわたりヌビアと呼ばれる民族が支配をしていました。ほかの地域のエジプト人とは異なる文化を持っていたために、その文化に触れるというのもアスワンの楽しみ方の一つでした。ナイル川に浮かぶエレファンティネ島の遺跡や、島全体が植物園となっているキッチナー島、さらにはアスワンダムなどが観光においてはとても人気があります。 フィラエ島にある世界遺産のイシス神殿、カラブシャ神殿といったものもとても見ごたえがあります。独特なゆったりとした空気が流れており、帆掛け舟でのクルーズも人気があります。
カイロ - ツアー・旅行
エジプトといえば世界中の人が行ってみたい国の1つ。教科書で誰もが見たことのある、あの巨大なピラミッドや迫力のスフィンクスは、実際目の前に立つと涙が出るほどの感動をします。それに物価も安いので、現地での旅行費は抑えられますよ。食費やホテル代に少しだけ贅沢もできそうですね。 しかし、やはり心配になるのは治安の面でしょう。何に気を付けて、安全に過ごすためにはどのような旅行プランを計画するのがベストなのでしょうか?今回は、エジプトへの旅行が初めての方のために、旅行する際、安全に過ごせる滞在プランや気を付けるべき治安情報、さらには現地で買いたいお土産などの基本情報をまとめてみました。旅行前にチェックしておくと使える情報ばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
アスワン - 世界遺産
古代エジプト、紀元前3000年頃には早くも国家を形成していたという非常に古い歴史を持つ国。ピラミッドを始めとして、様々な世界的遺産が多く見られる事でも有名です。ナイル川中流、ナセル湖の西岸に位置する「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」は1979年に世界遺産として登録されました。巨大な石像を誇るアブ・シンベル大神殿や、今もなお当時の姿で佇むフィラエ神殿の存在感は圧巻です!そんな迫力あるアブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群をご紹介します。
ギザ - 観光名所
エジプトの首都カイロ近郊に位置するギザの大地には、古代エジプトのファラオであるクフ王、カフラー王、メンカウラー王の3大ピラミッドが並んでそびえており、中央のカフラー王のピラミッドの前には、全長57メートル、高さ20メートルに及ぶ人頭獣身のスフィンクスの石像があります。 1979年には「メンフィスとその墓地遺跡・ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として世界遺産にも登録されたその荘厳な光景は、訪れるすべての人々を魅了してやみません。今回はそんなピラミッド&スフィンクスの観光ガイドをお届けします。行く前に知って役立つ情報がまとめてあるので、初めて訪れる方にぴったりです。ぜひ素敵な旅に役立ててくださいね。
シナイ半島 - 寺院・教会
聖カタリナ修道院は、シナイ半島南部のシナイ山の麓にある修道院です。6世紀ごろに建てられたとされ、現存する世界最古の貴重なキリスト教正教会修道院となっており、2002年に世界遺産に登録されました。 内部には聖カトリーナ教会堂や柴礼拝堂などがあります。教会堂中心にはカトリーナが埋葬された石棺が置かれ、周囲にはイコンが飾られており、荘厳な雰囲気となっているのが特徴。また、キリスト教に関係する貴重な資料も多く保管されています。 目の前にそびえるシナイ山はモーセが十戒を授かった場所でもあり、修道院とともに神聖な場所とされています。
シナイ半島 - 山・渓谷
シナイ山は、シナイ半島南部に位置する砂漠に囲まれた山です。イスラエルの預言者モーセが十戒を授かった場所としても知られており、ユダヤ、イスラム、キリスト教信者にとって聖地と言える神聖な場所。 赤茶色の標高2285mの山で、麓には聖カタリナ修道院があり、貴重な資料やコレクションを所蔵しています。また、モーセが数々の奇跡を起こした場所でもあり、シナイの真珠と呼ばれるナツメヤシが生い茂るオアシスのワジ・フィラン、モーセの泉という意味のアイン・ムーサも見どころの1つ。頂上から見るご来光を求めて登る人も多い観光スポットです。
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