アルジェリアはアフリカ大陸北部、地中海沿岸に位置しています。国土面積は約238万平方キロメートルでアフリカ諸国の中で最大。その大部分はサハラ砂漠に覆われています。共和制ローマやオスマン帝国、フランスなど、様々な国の支配下に置かれていた歴史を持ち、それぞれの時代に建てられた多くの歴史的建造物や多様な文化が魅力。フランス風の街並みから砂漠の中のオアシス都市まで、異国情緒あふれる見どころがあります。代表的な観光地としては、首都アルジェの海沿いの傾斜地に造られた旧市街「アルジェのカスバ」をはじめ、「ジェミラ」や「ティパサ」、「ティムガッド」といったローマ時代の遺跡、イスラム教イバード派のベルベル人が砂漠の谷に街を築き、現在も伝統的な暮らしが営まれている「ムザブの谷」、先史時代の人が描いた不思議な壁画が残されている「タッシリ・ナジェール」等が有名です。
アルジェリアの首都であるアルジェは、国内最大規模を誇る都市として地中海に面しているエリアや標高の高いエリアなど様々な地理的条件をもつエリアが存在しています。フランスの植民地であったためにフランス建築が散見され、北アフリカのパリという呼び名も持つほど美しい街並みが広がっています。世界遺産であるカスパは城壁のことであり、白い壁と曲がりくねった道をたどって観光することが可能。街にはイスラム建築や大聖堂など歴史を感じさせる様々な建築物が混在しており、見所が非常に多いのが特徴です。街は様々な戦いの歴史を持っており、その歴史を今に伝える史跡なども豊富。一年を通して温暖な気候であるため観光しやすいのも魅力の一つです。
アルジェリアで2番目の規模を誇る都市であるオランは、アルボラン海に面しており港町として発展するとともに商業においても中心的な役割を果たしています。かつてはフランスの植民地として近代的発展を遂げており、現在もその様相を残しつつ歴史を感じられる建築物も豊富。街にはフランス統治時代の大聖堂をはじめ、イスラム建築なども多く美しい宗教建築が観光スポットとして人気を誇っているほか、城壁であるカスパも巡らされています。気候は一年を通して気温が高いのが特徴であり、夏場には雨が少なくカラッとしているため観光に向いています。代表的な生産物にはガラス製品やタバコ、金属や食品などがあり、港を通じてワインや野菜などの輸出が行われています。
アルジェ - 世界遺産
アルジェリアの首都アルジェには、起伏の激しい丘の上に立つ「アルジェのカスバ」があります。1992年に世界遺産にも登録されたその風景は、丘につらなる要塞のようにもみえ、多くの路地にはまるで迷路のような曲がりくねった道がたくさん!そんな丘の上に建てられた雰囲気のある旧市街「アルジェのカスバ」をご紹介します。首都としての機能を果たしながらの中世アラブの雰囲気をも持ち合わせた街、宮殿や、モスクなども点在している「アルジェのカスバ」をどうぞご覧下さい。
周辺スポット
アルジェ - 観光名所
多くの歴史的遺跡が今なお現存する、北アフリカのアルジェリア。観光で訪れるなら、まずは首都アルジェの定番観光地を回ってみてください。ヨーロッパ風の建築物や、独特のデザインやフォルムをした建物がたくさんあり、街並みは異国情緒が漂います。都市だけでなく、高地にある古い建造物も趣があります。観光シーズンは春から秋がベスト。現地の日常生活をじかに感じられる市場や、観光客に人気のスポットなど、幅広い見どころがあり、一度訪れれば、すぐにアルジェリアの虜になるでしょう。おすすめの観光地を5か所紹介します。
周辺スポット
アルジェリア - ツアー・旅行
アフリカ北部にあるアルジェリアは、アフリカで一番大きな国で、地中海に面した北部、アトラス高原、サハラ砂漠などいろいろな地域がある国です。地域によって気候が違っていて、ベストシーズンもそれぞれ違います。アルジェリアでは国民食のクスクスや、アルジェリアで食べられている、ブリックやドルマなどのいろいろなおすすめグルメを楽しめます。アルジェリアは危険区域のある国で、ガイドなしでは安全に観光できない国ですが、危険なことをしなければ楽しく観光ができる国です。今回はアルジェリア観光に役立つ、服装、グルメ、物価、治安などについて紹介します。
その他の都市 - 山・渓谷,砂漠・荒野
首都アルジェから南へ約1500km離れたサハラ砂漠にある高地、ホガール山地。平均標高は800mを超え、ホガール山地最高峰のタハト山は標高2,918mの国内最高峰を誇っています。 玄武岩質の火山台地で、浸食による奇岩群が辺り一面に広がり、まるで月面のような景色とも言われます。今ではめったに人が近寄らない場所ですが、ここはかつて商人たちがスーダンから地中海へ渡るのに通っていた道がありました。 さらに数千年前には緑があり、東部にはその頃に描かれた岩壁画タッシリ・ナジェールが残されています。この岩壁画は世界遺産に登録されているので、ホガール山地を訪れた際にはぜひ、見に行ってみてください。
アルジェ - 旧市街・古い町並み
1992年、世界遺産に登録されたアルジェのカスバはアルジェリアの首都アルジェの旧市街の呼称で、19世紀のフランス植民地時代にこう呼ばれるようになりました。 もともとは16世紀初頭、オスマン帝国の傘下に入った海賊により築かれた城塞都市で、オスマン艦隊の拠点のひとつとして発展。その後フランスの植民地となり近代化が進みつつも、オスマン時代の古い町並みやモスクが残され、現在も歴史あるカスバの町を見ることができます。 世界遺産に登録されていながら観光地化されておらず、あまり観光客もいないのでゆっくりと見て回ることができます。
アルジェ - モニュメント・記念碑
独立の殉教者記念塔はアルジェリア独立20周年を記念して1982年に殉職者を偲んで建てられたモニュメントです。 アルジェの町と地中海を見下ろすことができる高台に建てられ、素晴らしい景色を見ることができる観光客に人気のスポット。92mある塔は3枚のヤシの葉が支え合っているような形になっており、それぞれの葉の下には独立運動の様子を再現した兵士の像が置かれています。 夜はライトアップされ、昼間とはまた違う幻想的な雰囲気のモニュメントを見ることができます。塔の内部には入ることができませんが、様々な角度から塔を見てみたり周りの景色を眺めてみるだけでも楽しめます。
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