北アメリカと南アメリカの間にある中米地域に位置するパナマ。太平洋と大西洋を繋ぐ「パナマ運河」があることで有名な国で、地理的に交通の要衝であり『世界の十字路』とも称されています。首都であるパナマシティは摩天楼が立ち並ぶ近代都市の側面を持つ一方で、スペイン植民地時代の建造物が残る旧市街「カスコ・ビエホ」や植民地の遺跡「パナマ・ビエホ」といった歴史地区も擁しています。パナマを代表する観光スポットといえば、やはり「パナマ運河」。全長80kmにもおよぶ運河内には3つの閘門があり、中でも市街地に近いミラフローレス閘門は運河を通過する船を見るスポットとして大変人気があります。また、パナマにはそれ以外にも、カリブ海に浮かぶ「サン・ブラス諸島」や多種多様な動植物が生息する「チャグレス国立公園」など自然観光スポットも豊富です。
コロンは、パナマ共和国の中部にある都市です。パナマ運河のカリブ海側に位置しており、首都パナマシティとは道路や鉄道で結ばれています。ゴールドラッシュ最中にパナマ地峡鉄道が建設された時、大西洋側の拠点としてこの町が建設されました。パナマ運河カリブ海側の閘門があるので、大型クルーズ船の寄港地にもなっています。コロンにあるポルトベロは、かつてはパナマシティで陸揚げされたインカの財宝をスペインへ送るための港として建設されました。その後海賊の襲撃を幾度も受け多くの建物が破壊されるも、現在でも教会や要塞跡、税関跡などを見られます。その歴史的価値の高さから、この町は世界文化遺産に登録され国際的に保護されています。またポルトベロはダイビング・スポットとしても人気で賑わっています。反面、最近は周辺地域からの貧困層の大幅な流入が増え治安が極度に悪化しており、中米一危険な都市とも言われています。
パナマ共和国のほぼ中央に位置するパナマシティはパナマ共和国の首都で、パナマ共和国は北アメリカ大陸の最南端にあるラテンアメリカ諸国の1つです。首都名と国名が同じ名前なので、各言語で「市」という意味の単語を付けて区別するのが一般的となっています。人口170万人を超える大都市で公用語はスペイン語です。パナマシティには世界的にも有名な太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河があり、パナマを訪れた観光客のほとんどがここを訪れるほど。パナマ・ビエホの遺跡は、パナマに入植してきたスペイン人が最初に植民地として建設した当時の町です。かつては金銀をスペインへ運ぶ拠点として栄えましたが、後に海賊に略奪され町ごと破壊されるという悲劇に見舞われました。パナマ・ビエホの遺跡と古い町並みが残る旧市街はともに「パナマ・ビエホ古代遺跡とパナマの歴史地区」として、世界遺産登録されています。
ボカス・デル・トーロはパナマ北西部、コスタリカとの国境に接したカリブ海側にあるリゾート地です。大陸の一部と6つの大きな島、いくつもの小さな島から形成されています。県都のコロン島からはイルカを見るツアーや無人島のサパディージャ島へ行くツアーが人気。特にサパディージャ島のビーチと海の美しさは人の手の入らない無人島ならではです。透明度の高い海ではシュノーケリングだけでも多くの海の生き物たちに出会えるため、ダイビングできない人にもおすすめ。海沿いにはホテルやパナマ特有の陽気さにあふれたローカルな店が立ち並び、パナマ帽やハンモックなどのお土産を買うことができます。島全体が国立海洋公園になっているバスティメントス島はその特殊な地形や位置により、カリブ海で絶滅しかけている海洋生物の宝庫です。また島内には先住民族も暮らしており、ツアーによってはその村を訪れることもできます。
ダビはダビッドとも呼ばれ、コスタリカとの国境にほど近いパナマ第3の都市です。首都のパナマシティと並んで、国内の交通の拠点として各地へバスが発着しています。大聖堂のある市内中心部は、スペイン植民地時代の雰囲気を色濃く残す建物が今なお多く残る町で、近くにはホセ・デ・オバルディア博物館があり、スペイン植民地以前の人々の暮らしや古代の石器などを多数展示しています。ダビから車で45分ほど行くとあるのが、ボケテという高原リゾートとコーヒーで有名な町があります。日本のスターバックスで1杯2,000円という高価な値段で売られたゲイシャコーヒーの産地でもあります。隣国コスタリカとの国境にまたがっているラ・アミスター国立公園は1990年に世界自然遺産として登録された公園あり、ここでは中央アメリカの信仰の対象となっている鳥ケツァールやピューマ、ジャガーといったさまざまな生物が生息しています。
パナマ - ビーチ・砂浜,海岸・海,自然遺産,文化遺産
パナマは、「パナマ文書」でも有名な、南北アメリカを結ぶところに位置している北海道よりも少し小さな面積を持つ国です。海と山の両方を有し、美しい自然に恵まれた国で、歴史的なスポットなどの見どころも多く、世界遺産も有している人気の観光大国になっています。ここでは、そんなパナマについて、おすすめの観光スポットやグルメはもちろんのこと、気になる治安や物価、言葉事情など、パナマ旅行で役立つ情報をご紹介。パナマに興味はあるけれども、あまりよくわからないという人なども、この記事をご覧になれば、パナマ旅行の具体的なイメージが湧くこと間違いなしです。
パナマシティ - 格安ホテル
パナマシティは、パナマ共和国の首都で、太平洋に面したパナマ運河の入り口にあります。南米大陸と北米大陸を陸路でつなぎ、また太平洋と大西洋(カリブ海)をつなぐパナマ運河があることから、「世界の十字架」と呼ばれています。一番の観光名所もパナマ運河で、ミラフローレス水門から通過する大型船を見て楽しむことができます。また、旧市街地は世界遺産に登録され、カストロ・ビエホをはじめ、大統領官邸や教会、美術館も多くの観光客を集めています。ビル群のあるボルボア通りも、街を象徴する景色です。なお、共通語はスペイン語で、英語はあまり通じません。そんなパナマシティでおすすめな格安ホテルを紹介します。なお、値段は時期や人数によって変動するのでご注意ください。
パナマシティ - ホテル
北と南のアメリカ大陸を結ぶ地峡地帯にある国、パナマ。1903年にアメリカの支援を受けてコロンビアから独立し、アメリカの支配下に入り大西洋と太平洋を結ぶ輸送ルートであるパナマ運河が建設されました。1999年パナマに返還後、首都パナマシティは、中米有数の世界都市にまで発展。 モダンな高層ビル、カジノやナイトクラブが多い地域、植民地時代の名残のある歴史地区カスコビエホや、メトロポリタノ自然公園という熱帯雨林の広がっている自然地域があります。世界遺産となっている旧市街、巨大なショッピングセンターなど見どころ満載のパナマシティは宿泊施設も充実。今回は清潔、安全面でも安心のリラックスした滞在ができるホテルをご紹介します。
パナマシティ - 寺院・教会
カテドラルは、パナマシティのカスコ・ビエホ(旧市街)の中心にある独立広場に面して建つカトリック教会です。「パナマ・ビエホとパナマ歴史地区」の一部として世界遺産に登録されており、旧市街のシンボルともなっています。 現在のカテドラルは、1688年~1794年という100年の歳月をかけて建設されていますが、英国の海賊により破壊された旧カテドラルから3つの鐘が移設され、外壁には真珠島の真珠が埋め込まれており、外から見るだけでも十分楽しめます。スペイン植民地時代のコロニアル調の街並みを散策しながら景色を楽しめる場所で、写真撮影スポットとしても人気。 教会内部は荘厳な雰囲気で、色鮮やかなステンドグラスに心癒されることでしょう。
コロン - 観光名所
パナマ地峡鉄道はパナマシティとコロンを結ぶ鉄道で、パナマ運河と並走するように線路が位置しているので、鉄道に乗車しながら運河を行く船を見られます。 鉄道の全長は77kmと短めですが、パナマ運河が開業する以前からあったため、パナマの人々の重要な移動手段でした。そんな列車は赤に黄色と黒のラインが入ったレトロな外観で、内装は椅子だけでなく大きめのテーブルが備え付けられているので、道中、軽食などを食べながら窓の景色を楽しめます。 また、コロンからパナマシティに向かう道中は自然豊かなのどかな景色が一気に高層ビルが並ぶ都会的な雰囲気に変わるので楽しめます。パナマ運河を列車から楽しむにはぴったりです。
ボカス・デル・トーロ - ビーチ・砂浜
バスティメントス島という島全体が国立海洋公園に指定されているバスティメントス国立海洋公園。島のほとんどが密林に覆われており、手付かずの大自然と触れ合うことができます。 珍しい地理的位置にあるバスティメントス島は、世界でこの島にしかいない赤いカエルが生息しているなど、貴重な生態系を持っています。島内には先住民族も生活をしており、一部のツアーでは彼らの村を訪れることもできます。 バスティメントス国立海洋公園にはレッド・フロッグ・ビーチとプラヤ・ラルガ・ビーチという2つのビーチがありますが、毎年3月〜9月にウミガメが産卵に訪れるため、遊泳禁止。ビーチでウミガメに出会ったらそっと見守りましょう。
広告