ポーランドはヨーロッパの中央部分に位置し、バルト海に面している国です。 東欧と呼ばれる場所にある国ですが、西欧との文化が交じり合っている独特の雰囲気があり、中世の建築が点在しているのが見どころ。特に、昔の趣を残す旧市街や、14世紀に建てられたヴァヴェル城は、ゴシックルネッサンス全盛期の美しい造形を楽しめます。ショパンを始めとする芸術家や著名な科学者たちの故郷でもあり、博物館や美術館も充実しているのも魅力のひとつ。自然と文化が調和された美しい景観を見ることができます。 ヨーロッパのなかでも世界最古の岩塩抗や、アウシュヴィッツ強制収容所といった歴史的な見どころも多く、ヨーロッパの歴史を肌で感じることができるのもポーランドならではの楽しみ方です。
ポーランド南部の都市クラクフは、チェコ共和国、スロバキア共和国と国境を接する位置にあり、遡ること11世紀から約550年もの間ポーランドの首都としての位置付けにあった都市で、古くから東西の交通の要ともなり物資の行き来も盛んに行われて来ました。 第二次世界大戦中には幸い戦火を逃れたことで古くからの街並みが残されており、中心部の旧市街地は1978年に世界文化遺産に登録されたヴェリチカ岩塩坑を含む「クラクフ歴史地区」などの見どころもあり、オプショナルツアーなどの活用が便利でおすすめです。 さらにクラクフならでは楽しみとして、街中のところどころで「オブヴァジャネク」(ベーグルのようなパン)の屋台風スタンドや「ザピェンカ」と呼ばれるポーランド風ピザの店を目にすることができ、小腹が空いたときに立ち寄るといいでしょう。
1980年にユネスコにより登録された世界遺産のワルシャワ歴史地区は、その街並みの美しさが人気のエリアとして観光客の往来が絶えません。 ここポーランドの首都ワルシャワは、大国による侵攻や占領、併合、独立を繰り返しながら波乱の歴史を歩んで来たわけですが、その歴史の名残りとしてゴシック様式の教会はじめ、バロック様式の砦、新古典主義の宮殿などの建造物が各地に残され、戦争により繰り返し壊された建造物の修復や再生の過程を要所で垣間見る見ることができます。 一方で、ワルシャワ出身の著名な作曲家ショパンの足跡を辿るべく、ショパン博物館はじめワルシャワ近郊に点在するショパンゆかりの地もこの都市を訪れた際には外すことができません。 ワルシャワの魅力は石造りの建物の多い旧市街地のみならず、伝統的なポーランド料理が堪能できるレストランやグルメスポットも魅力の一つなので、観光ついでに立ち寄ってみてはどうでしょうか。
アウシュビッツと言う都市名は、第二次世界大戦の最中ナチス・ドイツによる収容所や大量殺戮といったキーワードと共に人々の記憶に残る地名ですが、観光地として公開されている収容所施設に対してユネスコは1979年に「アウシュビッツ・ビルケナウナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)」という名称で世界遺産に登録しました。その意味は、ここで起きた悲劇を負の遺産として後世に残し、伝えることによって二度と同じ悲劇が繰り返されないことへの警鐘の意味が含まれているのです。さらにアウシュビッツで訪れるべき場所として挙げられるのがアウシュビッツ博物館で、基本的には無料で入場できて日本語によるガイドも対応しているので、おすすめです。
ポーランドの北部バルト海に面したグダンスクは、かつてポーランドの他の地域がそうであったように、第二次世界大戦中の戦火に見舞われ、旧市街地の大半が破壊され、のちの市民の努力の甲斐あってその街並みは見事に再現され、今ではその景観の美しさを求めて訪れる観光客が絶えません。 そのような中で、旧市街地の中心部にあたる緑の門から黄金の門までの「王の通り」と称されるドゥーギ通りはネプチューンの噴水やカラフルな街並みと沿いにレストランやお土産店などが軒を連ね散策などにはおすすめです。 一方ダグンスクは海に近いという地理的な特性も手伝ってか、夏は海水浴目的でこの地を訪れる人の数も多く、海岸沿いで日光浴をする人や本格的な海水浴を求めて沖あいのヘル半島に出向く人などで賑わいを見せます。
ポーランドのポズナニは、中世におけるポーランド最初の首都であり、最古の都市の一つに数えられる都市で、現首都ワルシャワとドイツ・ベルリンとのほぼ中間に位置します。 長い歴史の中で培われた街並みや建造物は、第二次世界大戦の戦火に見舞われた際に甚大な被害を受けたにもかかわらず、長い年月をかけての再建に情熱と努力が注がれ、蘇った街並みを求めて今では観光客が絶えません。 見どころの一つ、ポズナニの市場広場にあるルネッサンス様式の市庁舎では正午になると登場するかわいいヤギのからくり時計にめぐりあえたり、彩の映える建物が建ち並ぶ界隈にはレストランやカフェなどおしゃれな店が軒を連ねているので、散策にはおすすめのエリアです。
クラクフ - 観光名所
ポーランド南部の都市クラクフは、ポーランド王国時代の首都であった場所で、ポーランドで最も歴史ある都市の一つです。 街には今でもその歴史を感じられる建物が多く残っていて、クラクフ観光ではそんなスポットを巡るのが王道の楽しみ方になっています。 今回は、数あるクラクフの観光スポットの中から、絶対に訪れておきたいスポットを厳選してご紹介します。歴史あるクラクフの街の雰囲気を感じながら、ゆったりと散策して回ってみてはいかがでしょうか?
アウシュビッツ - 世界遺産
ポーランドにある、負の世界遺産として名高いアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所。ナチス・ドイツが人種差別的な行為を行った場所として有名、今もここポーランドの南部のオシフィエンチム市にそのままの状態で存在しています。第二次世界大戦にアドリフ・ヒトラーが率いるナチス・ドイツの行った人種差別と大量虐殺の象徴ともいえる強制収容所、ガス室による大量殺人や多くの人体実験、劣悪な生活環境により、150万人以上の方が亡くなりました。楽しい観光地と言えませんが、二度と合ってはならない歴史に触れてみるのもいいのではないでしょうか?
周辺スポット
ワルシャワ - 観光名所
人間には、何事にも屈しない情熱とパワーがあるということを再確認できる場所が、ポーランドの首都ワルシャワです。 世界遺産になった旧市街地は、第二次世界大戦でドイツ軍の壮絶な破壊の末、数十万人もの市民が犠牲になりました。しかし生き残った市民たちが再建し、破壊前の街並みに完全に復元しました。平和な雰囲気が漂う現在のワルシャワですが、街を歩けば、戦争の悲劇や再建までの苦労を思い知らされる場所がたくさんあります。ワルシャワ出身のショパンやキュリー夫人らは、人々の忍耐強さを象徴する存在とも言えるでしょう。 今回は、たくさんの見どころがあるワルシャワ市内の中でも、ここだけは行ってほしいという場所を紹介します。
アウシュビッツ - 文化遺産
第二次世界大戦中、ナチスによって建てられたユダヤ人の捕虜収容所です。ポーランドの南部ビルケナウに作られました。史上最大級の犠牲者を生んだ収容所です。アウシュヴィッツとは第1から第3までの収容所施設の総称で、ビルケナウは第2収容所です。1979年に世界遺産に登録されました。
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