ヨーロッパ南東部に位置するルーマニア。東側は黒海に面しています。ルーマニアの魅力と言えば、中世を思わせる美しい街並み。ドラキュラ城のモデルとなったブラン城や、ルーマニア王が避暑に訪れた離宮・ペレシュ城など、荘厳な中世の建造物が多く残っています。シギショアラ歴史地区やモルドヴィア地方の教会群、ホレズ修道院など、何と8つもの世界遺産を擁しています。中心部を少し離れれば、藁を運ぶ荷馬車や羊を追う羊飼いの姿などを見ることもできます。黒海沿岸はリゾート地としてにぎわっていて、夏には200万人もの観光客が訪れています。黒海沿岸の北部はヨーロッパ最大の湿地地帯が広がっていて、デルタクルーズに参加すれば多様な生態系を垣間見られますよ。中欧で唯一ラテン民族の地を引くルーマニアの人々は、陽気な国民性です。
ブカレストはルーマニアの南東部に位置する、人口200万人を超える大きな町。ルーマニアの首都であり、同時に同国最大の都市でもあります。伝えられる話によると「ブクル」という羊飼いがこの町を開き、そのためブクルの町、ブクレシティと名づけられたのが由来とされています。当時の町並みは現在のブカレストの旧市街となっており、観光客にも人気。その独特で美しい町は「東欧の小パリ」とも呼ばれています。ブカレストには多くの古い建物が点在しており、中でも王宮クルテアヴェケは、「串刺し公」として知られるヴラド3世が統治していた場所。国会宮殿はアメリカのペンタゴンについで世界で2番目に大きな建物としても有名です。そのあまりの大きさから、絨毯はその場で作らなければならなかったそう。この町には他にもスタヴロポレオス教会やアテネ音楽堂など歴史的価値の高い建物が多く、当時の面影をしのぶことができます。
ブラショフはブラショブとも呼ばれ、ルーマニアのほぼ中央に位置する都市。中世の町並みを色濃く残す町で、ドイツ人、ハンガリー人、ルーマニア人の3つの民族によって発展を遂げました。またブラショフは東京都武蔵野市の姉妹都市でもあり、市内にある「日本武蔵野センター」では日本文化の紹介や日本語教室の開催などのイベントが行われています。ブラショフはブカレストに次ぐ観光都市だけあって、多くの観光名所が存在。歴史を感じる旧市街、かつての傷跡を生々しく残す黒教会などはその筆頭です。ブラショフから15kmほど郊外にあるのはポヤナ・ブラショフ、別名「太陽の高原」。ここは100年以上も前からヨーロッパでは名の知れた高原リゾート地です。またもう少し離れた場所にはドラキュラ城として知られるブラン城が。ルーマニアはドラキュラの生まれた国です。歴史好きだけでなくオカルト好きをもうならせる国と言えるでしょう。
シナイアは別名シナヤともいい、ルーマニアのほぼ中央、ブカレストとブラショフの間に位置する町。ブカレストからは電車で約1時間半ほどで到着します。町の名前はシナヤ僧院にちなんで付けられました。僧院の名は、聖書に登場するシナイ山に由来します。シナイヤは美しい自然に囲まれた町。時に「カルパチアの真珠」ともたたえられ、かつては貴族たちの別荘地として栄えました。町の周囲はブチェジ自然公園の保護のもとにあり、植物や木を切ったりすることは許されていません。シナイヤ観光ではルーマニアで最も豪華とされるペレシュ城は必見。この宮殿はルーマニア王室カロル1世が夏の離宮として1875年に建てました。宮殿内には展示されている絵画などの美術品や、数え切れないほどの武器のコレクションは圧巻です。町の名前の由来にもなったシナイア僧院は、美しいフレスコ画と19世紀末から20世紀初めにかけて造られた鐘楼が有名。町のシンボルとなっています。
ブカレスト - 観光名所
第二次世界大戦が始まる前までは"東欧の小パリ"とも呼ばれていた、ルーマニアの首都ブカレスト。今なお博物館や教会などの伝統的な建物が数多く残っており、美しい街並みを見ることができます。ブカレストの有名な観光スポットの中には、パリを模して作られたと言われている「凱旋門」をはじめ、世界で2番目に大きな建造物とされている「国民の館」、ヨーロッパ有数の博物館と称され、200年前のルーマニアの農村を再現した「国立農村博物館」など建築、歴史、文化を学ぶことができるスポットが盛りだくさんです。ブカレスト旅行で行かなければ後悔するようなおすすめの観光地を5か所紹介します。
ブカレスト - 高級ホテル
ブカレストは、ルーマニアの南東部、ドゥンボヴィツァ川の河畔にある首都です。文化、産業、金融の中心都市で、高級ホテルやフランスの影響を受けた20世紀初頭の建物が立ち並び、「東欧のプチパリ」といわれています。第一次世界大戦で戦ったルーマニアの兵士たちを讃える凱旋門、政府機関の建物の中では世界で2番目に大きい国民の館などが、おすすめの観光スポットです。ほかにも、ルーマニア国立歴史博物館、昔のルーマニアを体験できる農民博物館、アテネ音楽堂、そして郊外には、ドラキュラ城のモデルのブラン城もあります。アクセスは、日本からブカレストへの直行便はなく、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぐのが一般的です。そんなブカレストの観光・宿泊でおすすめの高級ホテルを紹介します。
ブカレスト - 格安ホテル
ブカレストは、ルーマニアの南東部にある首都です。ドナウ川の支流であるドゥンボツィア川(ドゥンボヴィツァ川)の河畔に位置し、ルーマニアの文化・産業・金融の中心地です。東欧全体においても、交通や産業の中枢都市としての役割も担ってきました。中世から栄えながら、共産主義や1989年の市民革命など、激動の時代を経た歴史ある街です。そのため、新古典主義やアールヌーボー調、20世紀初頭のネオルーマニアンなど、様々な建築様式の建物が混在し、人気の観光地となっています。そんなブカレストには、観光客向けの安価で設備の整ったホテルが多くあります。その中からおすすめな格安ホテルを紹介します。なお、値段は時期や人数で変動するのでご注意ください。
ブカレスト - 専門店
カルトレシティ・カルーセルは、ブカレスト旧市街の中心部にある書店です。北部にある大学広場からは600m、徒歩8分ほどのところにあります。 「世界で最も美しい本屋」とも称された書店で、大理石を思わせる白い柱や外壁が使われ、螺旋階段が設えられているのが特徴です。19世紀の建物を利用した書店で、天窓から自然光が降り注ぐ開放的な店内には、図書館のように本がぎっしりと陳列されています。 ところどころに飾られたインテリアもセンスがよく、おしゃれな雰囲気です。最上階にはカフェもあり、お気に入りの本をくつろぎながら楽しむこともできます。
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