イエメンの都市一覧 旅行ガイド

• サヌア

  サヌアは、アラビア半島南西に位置しているイエメンの首都です。 標高約2300mのところに位置しており、首都としては最も高地に位置していることで知られています。イスラムの都市にあり、アラブ文化が色濃く残る街で、粘土で作った煉瓦造りの建物をしないで良く見かけます。歴史ある建物やモスクなどが立ち並ぶ旧市街は、ユネスコの世界遺産に登録されており、世界中からたくさんの観光客が訪れる観光地になっています。 街の中では、中東でおなじみの肉料理「ケバブ」やチャイなどを楽しむことができるお店なども多く、グルメも楽しめます。ただし、イスラム圏の為、アルコールは禁止されているので、アルコールを飲みたい時は、ホテル内のバーなどを利用するようにしましょう。

• シバーム

  シバームは、イエメンの首都・サナアから東へ約500kmのところに位置している都市です。 最寄りの都市は、タクシーで30分ほどのところにあるサユーンで、ヨルダンの首都アンマン、もしくはエジプトの首都カイロから飛行機でアクセスすることができます。紀元前から栄えていたと言われている歴史ある都市で、城壁に囲まれた街は「シバームの旧城壁都市」としてユネスコの世界遺産に登録されており、世界中からたくさんの観光客が訪れる人気の観光地になっています。また、その独特な景観により「砂漠の摩天楼」、「砂漠のマンハッタン」などとも呼ばれている街。 16世紀に建てられたといわれる多くの建物は、5階建てや8階建てと言う高層の建物になっており、当時からそのような建築技術があったことに驚かされます。

• アデン

  アデンは、イエメンの冬の首都と言われている都市です。 火山活動により溶岩が海に流れ込んだことによって造られた自然の良港になっています。イギリス支配時代には、ヨーロッパからインドに向かう旅客船の寄港地として栄えたほか、南北統一以降も経済の中心地として知られてきました。街の中には、1世紀に造られたといわれる18個の貯水タンクが残っている「アデンタンク」や、フランスの有名な詩人であるランボーが住んでいたといわれる家などがあり、多くの観光客が国内外から訪れる観光名所になっています。 休暇シーズンになると地元の人などがビーチで遊ぶ姿も良く見かけ、女性も黒のベールをかぶったまま泳いでいる独特な光景を見ることができます。

• タイズ

  タイズは、標高約1400mのところに位置しているイエメンの都市です。 1918年から1962年までの間は、イエメン王国の首都として栄えた都市になっています。現在は、タイズ県の行政府の所在地になっています。新市街地には国立博物館などがあり、観光スポットになっています。旧市街地はあまり観光地化されていない、現地の人たちの暮らしぶりを見ることができる街になっており、食事なども地元の人が日常食べている料理を味わうことができるので、現地密着の旅を楽しみたいという人にはピッタリです。 また、旧市街には歴史あるモスクなどもあり、丘の上に登れば、市街を見下ろすことができるなど思わず写真を撮りたくなるようなインスタ映えスポットがたくさんそろっています。

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