琉球エアーコミューター(RAC)のここが凄い!
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琉球の島々を結ぶ「空の架け橋」=琉球エアーコミューター(RAC)
1987年に運航を開始した琉球エアーコミューター(RAC:RYUKYU AIR COMMUTER)。現在は、JAL・JTAグループの一員として沖縄〜奄美の島々を結ぶ、空の架け橋として親しまれています。就航路線は、沖縄の那覇空港を拠点として石垣、宮古、与那国、久米、与論、奄美、北大東、南大東の間と、飛行時間わずか15分の北大東〜南大東間、宮古から多良間、石垣間、そして石垣〜与那国の間、全12路線を5台の飛行機で運航しています。例えば、石垣〜与那国間の場合、飛行機であれば飛行時間わずか30分ですが、フェリーだと約4時間もかかり、外洋での運航となるため荒天による欠航や激しい揺れなどもあるため、短期間の旅行であれば、空の足を上手に利用することをおすすめします。なお、チケットの予約や空席状況、運賃・料金の確認などは、系列であるJALのwebサイトからも可能で、JALのフライトマイルサービスの加算対象にもなっています。
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かりゆし・しまくとぅばで、琉球エアーコミューターは沖縄旅を盛り上げます!
琉球エアーコミューター(RAC)は、日本トランスオーシャン(JTA)の子会社という位置づけになるため、図画コンクールを共同で開催するなど、共通するサービスも多いのが特徴です。沖縄や八重山諸島の郷土色を強く打ち出している点も同様です。客室乗務員は基本的にJALの制服を身につけていますが、夏季(6~9月)には、かりゆしウェアに衣替えするほか、出発・到着時の挨拶に「しまくとぅば」と呼ばれる沖縄の島々で古くから使われてきた言葉を取り入れて、旅の気分を盛り上げてくれています。そして、琉球エアコミューターのドリンクサービス付きの路線では、沖縄で古くから親しまれているジャスミン風味の「さんぴん茶」が提供されるほか、琉球泡盛等の機内販売サービスも行われています。
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貨物輸送も担う琉球エアコミューターのカーゴ機なら、大きな荷物も対応可能!
琉球エアコミューターは、地元住民や観光客の空の足としてだけではなく、重要な任務の一つとして貨物輸送も担っています。そこで2015年に導入されたのが、DHC-8-Q400CC機です。Q400CCの貨物室は、従来型機の約2.5倍の広さとなり、自転車なども積めるようになったため、南の島でのサイクリングを楽しみたい愛好家や、沖縄の海ならではの大物狙いの釣り人がどんな大物を釣り上げても対応が可能になりました。もちろん、客室部分も琉球エアコミューターの従来機と比較して快適に生まれ変わっており、客室数を標準仕様の74席から50席に変更して座席間隔を確保しています。さらに、JAL仕様の高級感あふれるレザーシートが採用され、旅の快適さが格段にアップしました。
琉球エアーコミューター(RAC)について
航空会社名 | 琉球エアーコミューター株式会社 |
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設立日 | 1985年 |
本社所在地 | 沖縄県那覇市 |
航空会社コード | RAC |
アライアンス | なし |
日本からの就航路線数 | 那覇ー石垣など12路線 |
主力機体 ボンバルディア DHC-8-300
RACが日本で初めて導入したカナダ製のプロペラ機。RACオリジナルのシーサー柄が塗装されています。
全長 | 全幅 | 全高 | 航続距離 | 最大乗客数 |
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25.7m | 27.4m | 7.5m | 約1,547km | 50人 |
主な就航地について
RACは、石垣島〜与那国島線を週3便運航しています。日本最西端の島である与那国島は周囲27kmの小さな島で、テレビドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地にもなりました。島内には3つの集落があり、独自の文化が育まれています。また、放牧馬の与那国馬も有名です。
チェックインについて
- ICカード、おサイフケータイ、eチケット、クレジットカードを使ったチェックインが可能。
- 自動チェックイン・チェックインカウンターで手続きを行う。
- チェックイン後、出発保安検査場は15分前までに通過が必要。
- 出発時刻10分前までに搭乗口へ。
エコノミークラスの座席について
- 普通席(エコノミークラス)のみ50席。
- 横2列の席が、縦に12~13列並んでいる。