「志賀高原スキー場」は、大・小合わせて18のスキー場が集まった、日本の中でも最大級の広さを誇るスキー場エリアです。ウインタースポーツが盛んな長野県の中にあり、地元の人から観光客まで多くの人で、ジーズン中は連日にぎわいを見せます。
年々広さを増し、現在進行形で設備も充実しているこちらのスキー場では、各スキー場を結ぶ無料のリフト、各スキー場をつなぐシャトルバスも運行されています。スキー場によってはナイター営業も行われているので、一日中雪の中でスキーやスノーボードといった、アクティビティを楽しめます。
そんな広さと充実の設備を兼ね備えた大型スキー場「志賀高原スキー場」の魅力を各エリアごとに紹介していきます。
目次
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志賀高原スキー場ってこんな所！
「志賀高原スキー場」は、1927年に長野電鉄による湯田中駅開業をはじめとする、志賀高原エリア一帯の開発を契機に始まったスキー場です。1937年には、外貨獲得を目指す政府から「国際スキー場」にも任命された由緒正しいスキー場です。その他にも日本初めてのリフト設置など、日本を代表するスキーリゾートして多くの人から親しまれています。
2017年現在で合わせて18のスキー場がエリア内にあり、それぞれのスキー場ごとの特徴あるゲレンデで、スキーやスノーボードを楽しめます。電車、バスなど公共交通機関を使ってのアクセスも良く、冬の長野の観光地として人気のエリアの一つです。
志賀高原スキー場周辺は温泉がいっぱい！
志賀高原スキー場の大きな魅力が、周辺に温泉宿、ホテルが豊富にあり、宿泊しながら存分にウインタースポーツを楽しめる点です。スキー場のすぐそばに温泉宿、ホテルがあるので、スキー場直通のバスなども各宿から出ています。
そんな志賀高原エリアには複数の源泉が湧いています。ヒスイ色をした湯が特徴の「熊の湯」は、傷ついた熊が傷を癒したという逸話も残っています。その他にも無色透明で滑らかな肌触りが特徴の「木戸池温泉」、スキー場すぐそばの「志賀山温泉」など、個性豊かな温泉があります。スキーや旅で疲れた体を温泉でリフレッシュさせられるのも、「志賀高原スキー場」の魅力です。
志賀高原全スキー場共通のリフト券が便利！
志賀高原エリア内の19の施設及び52基のリフト・ゴンドラを自由に利用できる、「志賀高原全19のスキー場共通リフト券」があります。発行当日から連続使用の物、回数券タイプまで種類も様々です。
限定販売のシーズンパスも販売されています。2016-17シーズンは、2016年11月19日～2017年5月7日（予定）の期間中使いたい放題で、大人67500円で購入可能です（10/4～12/20まで販売予定）。シニア、こども、中高生用もあり、数に限りがあるので早めの購入をおすすめします。
ゲレンデの様子をライブカメラでチェック！
志賀高原には光ファイバーが設置されているので各地にライブカメラがあります。道路情報、気温、路面状況、風速、積雪等などを確認することが可能で、何かと便利に使えます。画像はリアルではないので注意してください。スキー好きで今からウキウキしている方、ぜひライブカメラを見てより素敵なスキーシーズンを迎えてくださいね。
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「奥志賀・焼額山エリア」のスキー場
志賀高原最深部にあるスキー場「奥志賀高原スキー場」
「奥志賀高原スキー場」は、広い志賀高原エリアの最深部にあるスキー場です。初心者、中級者、上級者まで幅広い人が楽しめるコースがあるのが、このゲレンデの特徴です。「KIDSパーク」、「KIDS林間コース」、「KIDSレンタル」など、子ども専用のサービスも充実しているので、小さな子ども連れの親子でも、雪の中で目一杯遊べます。
志賀高原の奥地にありますが、周辺にはリゾートホテル2つ、9つのペンションがあるので、宿泊した宿やホテルからスキー場まで、比較的楽にアクセスできるので安心です。
豊富なイベントに本格コース！「焼額山（やけびたいやま）スキー場」
志賀高原の奥地にある「焼額山スキー場」は、豊富なイベントと、上級者も満足できる本格派コースがあるスキー場です。幻想的な鎌倉にキャンドルを合わせたイベント「キャンドルナイトかまくら祭り」は、冬の思いで作りにピッタリです。カップルや夫婦には、標高2,000mの夜景をゴンドラから一望できる「ナイトゴンドラでロマンチックな夜を」のようなイベントもおすすめです。
ゲレンデには、初心者コースはもちろん、長野オリンピックが開催された傾斜30度の高難易度「オリンピックコース」をはじめ、上級者も楽しめる急傾斜、カーブが続くコースが充実しています。
「一の瀬・高天ヶ原・東館山・西館山・発哺ブナ平・タンネの森・寺小屋エリア」のスキー場
キッズパークに爽快感抜群の「スノードライブ」も！「一ノ瀬ダイヤモンドスキー場」
一の瀬エリアと焼額山･奥志賀エリアを結び、人々が集う賑やかなスキー場です。ホテルの前にあり、夜はナイタースキーも楽しめます。中・初級各1コースが設置され、スキーだけでなくスノーボードも利用できます。フリーライドパークも無料で利用できるのがうれしいポイント。
「一ノ瀬ダイヤモンドスキー場」には二つの大きな特徴があります。一つは、小さな子供が安心して楽しめるゲレンデ「キッズパーク」です。なだらかな傾斜のコースで、周辺には柵があり、上級者のスキーヤー、スノーボーダーは近づかないので、安心して雪遊びを楽しめます。
ファミリーにうれしい施設が充実し、キッズパークにはレンタルできる”そり”も多数用意されているほか、休憩場、レストランもすぐそばにあり、疲れた時にはすぐに親子で休めるのも魅力です。
2つめの特徴が「スノードライブ」レンタルです。長靴や雪用ブーツのまま使用できるソリ状の乗り物です。小さな子供から、スキー、スノーボードが苦手な大人でも比較的簡単に乗りこなせるのが利点です。風を切りながらゲレンデを滑る素快感を味わえます。
一の瀬ファミリースキー場
上級1コース、中級1コース、初級2コースと、名前の通りファミリーで楽しめるスキー場。一の瀬ファミリー正面ゲレンデはストレートにのび、上部は平均斜度24度のフラットな1枚バーンで、コブ無しのベストコンディションでスキーを楽しめます。パーフェクターコースはコブもたくさんあり、手強いレースコースとして人気です。
一の瀬山の神スキー場
初心者2コース、中級1コースの比較的優しいコースのスキー場です。ほぼ北向きに作られ、雪質の良さに定評があります。ダイヤモンドスキー場の北斜面にあり、焼額山スキー場のコースと繋がり、初心者向けの長いコースも楽しいですよ。団体レッスン・ポールレッスンなどにも利用されています。コース中心にはペアリフトが設置されているのでカップルで乗って昇ることも可能です。
林の中をゆったり滑れる「タンネの森オコジョスキー場」
「タンネの森オコジョスキー場」では、森林に囲まれた穏やかな環境の中でウインタースポーツを楽しめます。傾斜がなだらかでコース幅が広い場所が多く、スキー、スノーボード初心者でも安心して滑れます。
その一方、白樺、コツメガなどの樹木の間をくぐりぬけるコースは、上級者のテクニックを生かしたスリリングな滑走も楽しめます。
森の自然を生かしたスキー場で、風がないのでいつでもパウダースノーが楽しめます。自然の中でリラックスしたひと時を過ごしたい方に、おすすめのゲレンデです。運がよければ生息するオコジョと出会えるかも。麓はホテル街になっているのでレストランでゆっくり休憩もできますよ。
パノラマ絶景に志賀高原屈指の粉雪「寺子屋スキー場」
「寺子屋スキー場」は、標高2100mに位置し志賀高原エリアの中でも2番目に標高が高いスキー場です。リフトで頂上を目指している最中には、晴れていればまるで天国に向かっているかのような、透き通るような白い雪と青空を一望できます。頂上から麓に向けて滑り降りる際も、高台から見下ろすパノラマ絶景に目を思わず奪われそうになります。
こちらは、志賀高原エリア屈指のパウダースノーのスキー場としても知られています。さらさらとしてベタつきがない雪は、スキー、スノーボードの初心者から上級者まで、滑りやすく、怪我をしにくいといわれています。コースは中級が3つ、初級が2つあります。ロングターン向きの中斜面で急斜面にはコブもあり、林間コースでは原生林を駆け抜け、長いダウンヒルも楽しめますよ。絶景に包まれ粉雪を舞い上げながら爽快な滑りを満喫してくださいね。東館山のゴンドラの利用がおすすめです。
一休みには、レストラン、お土産ショップが併設されている「レストハウス寺子屋」を利用しましょう。
真っすぐなフラットコースが魅力の「高天ヶ原マンモススキー場」
「高天ヶ原マンモススキー場」は、滑走距離1000mのフラットに整備された1枚バーンの中級コース1本のスキー場。幅が広く、どこまでも続く真っすぐなコースを、自分ならではのコース取りで滑る楽しみを感じられます。ゲレンデ左側には、上級者向きのコブ付きコースもあります。スノーボードも全面滑走可能で、期間限定でナイターも楽しめます。
こちらのスキー場には、保母の資格をもった方が常駐する「託児室T-キッズ」があるので、小さな子供を連れてきた人でも、安心してスキーを楽しめます。その他にも、レンタル用具、レストラン、休憩場など設備面が充実しているので、用具や準備不足でも安心して来場できます。
東館山スキー場
1998年の長野オリンピックでスキー大回転競技に使用されたコースがあるスキー場。中級コースと初級コースがあり、オリンピックコースは距離や緩急のバランスが良く、全長4mの林間コースは最大12度の緩斜面なので、ファミリーやカップルなど初級者も安心です。
ゲレンデの頂上にあり、一の瀬、高天ヶ原、寺子屋へ滑り込むこともでき、初級者から上級者まで皆で楽しめます。ゴンドラ山頂駅の展望レストランからの眺望も素敵です。
西館山スキー場
中級・初級が各2コースのバラエティに富んだ滑走が楽しめるスキー場です。FIS公認の大回転の名門コースがあり、整備が行き届いているのでスピードにのって軽快に滑ることができます。また、緩急の滑り分けができるコースレイアウトも魅力的。全長1730mの西館山初級コースは距離が長く、景色も楽しめるのでおすすめです。メジャー大会でも使われるゲレンデを走り抜けてみませんか？
ブナ平スキー場
別名「乙女のスロープ」と呼ばれる、開放感抜群のロケーションが人気のスキー場。幅160mと広大で、平均斜度10度の緩やかな大斜面は初心者が練習するに最適です。東館山スキー場と連続して滑るとかなりの滑り応えがあり、初心者だけでなく他のレベルの方も楽しめいつも賑わっています。また、リフトに乗ると、カモシカに会う事ができることも多いようですよ。
「ジャイアント・丸池・サンバレー・木戸池エリア」
コブ付き上級コースに挑める「丸池スキー場」
志賀高原の入口に位置する、丸池・蓮池・サンバレーエリアの中心的存在のスキー場。「丸池スキー場」は、比較的コンパクトな面積ながら、32度の傾斜にコブがせり出した高難易度「Aコース」をはじめ、レベル別のさまざまなコースがあるスキー場です。上・中級が1コース、初級が2コースあります。上級者コースは、志賀高原を代表する難度の高いモーグルバーンがあり、32度の傾斜に丈の高いコブが並びます。
ゲレンデデビューの小さなお子様が楽しめるキッズパークには、子供のレッスンが充実しておりファミリーにも大人気。自分に合ったコースで思いっきりスキーを楽しんでくださいね。
こちらのスキー場は、12月～1月の初旬にかけて、午後7:00～9:00時にナイター営業もしています。普段とは一味違ったライトアップに照らされた、幻想的なゲレンデの雰囲気を感じましょう。隣接する「蓮池スキー場」、「サンバレースキー場」まで、すんなりアクセスできるのも利点です。
志賀高原の玄関口「サンバレースキー場」
志賀高原の玄関口に位置する、適度な中斜面のスキー場。丸池スキー場・蓮池スキー場と繋がっているので楽しみ方も豊富です。
上・中・初級のコースが各1つずつあり、コンパクトですが多彩な斜面で構成され、バラエティーに富んだスキーを楽しめます。何度かスキーを経験している人が、伸び伸び滑れるコース設定なので、難しいと感じた方は、初心者コースやキッズパークがある「丸池スキー場」に、歩く歩道で移動しましょう。ナイタースキーもあり、夜の幻想的な白銀の世界を楽しめます。スノーボードも全面滑走可能です。
「ホテル志賀サンバレー」をはじめとするホテル街が側にあります。志賀高原エリアの観光拠点にもなっているので、連日多くの人でスキー場内もにぎわいます。
ジャイアントスキー場
1枚バーンで幅も広く、FIS公認の最大斜度34度を誇るスキー場。志賀高原屈指の名物難コースとして知られ、滑走距離1000mのゲレンデは中級者から上級者までがトライするのに最適です。上級者だけでなく、初級者コースもできているので安心して滑れますよ。スノーボードも全面開放されています。傾斜の高いダイナミックなコースを心地よい刺激を受けながら滑走してくださいね。
蓮池スキー場
白樺林の中に広がる緩斜面のスキー場。中級1コースに初級2コースとビギナーや初心者に最適です。2本のリフトを乗り継げば1000mのロングコースも楽しめます。ジュニアコースの途中からは志賀高原唯一でロープトーのジャイアントスキー場へ行けます。帰りは地下トンネルを通って滑って戻ってくるという面白い滑走も可能です。寒い日には体を温められるキッズルームもありますよ。
「熊の湯・横手山・渋峠エリア」
日本一標高が高いスキー場「横手山・渋峠スキー場」
「横手山・渋峠スキー場」は、「志賀高原スキー場」内だけでなく、日本で一番標高が高い場所にあるスキー場です。そのため天然雪100％のパウダースノーの中をシーズン中は滑れます。
こちらのスキー場最大の魅力は日本一の標高を生かした自然が見せる景色です。一面雪に囲まれた銀世界が広がり続ける山頂付近では、自然の厳しさと美しさを一度に体感できます。リフトで移動中も、真っ白に染まった森、雲が目の前に感じられる空が広がります。
全12のコースを楽しめる「熊の湯スキー場」
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「熊の湯スキー場」では、標高1,700m～1960mという高地ならではのパウダースノーと、初心者向きから上級者向きまでバランスよく配分された12のコースを楽しめます。コース配分は初心者向き30％、中級者向き40％、上級者向き30％となっています。
数あるコースの中でも、フラットで程よい勾配の斜面が続く「Aコース」は、自由なライディングを楽しみたい上級者から、スキー、スノーボードの技術が身に付き始めた中級者まで楽しめます。
志賀高原スキー場のおすすめグルメ！
「志賀高原スキー場」の中には、数多くの飲食店やグルメがあります。その中でもおすすめの一つが「シャレークリスチャニア」です。おすすめの理由は、注文後に作られるアツアツの地元食材をふんだんに使った料理です。
「そば粉のガレット」は、信州名物のそばを生かした一品です。そば粉が香るガレッド生地で、チーズ、トマト、生ハム、たっぷりの具材を包み込んでいただきましょう。
志賀高原スキー場観光の基本情報&アクセス
「志賀高原スキー場」の基本情報を紹介します。志賀高原スキー場は、共通リフト券を購入すればエリア内すべてのゴンドラ、リフトを使えます。値段は通常シーズンで、一般5,000円、中・高校生・シニア4,200円、子ども2,100円となっています。スキー場によって定休日、営業時間は異なるので、各HPを確認しましょう。
「志賀高原スキー場」エリアへは、長野電鉄、湯田中駅からのアクセスが便利です。湯田中駅までは、JR長野駅から長野電鉄に乗り40分程です。駅からスキー場までは、長電バスに乗り、各スキー場に30分前後で到着します。所要時間は下車するスキー場により異なります。
車でスキー場まで向かう場合は、上信越道、信州中野ICから信州中野有料道路を使うルートが便利です。自家用車を使う場合、スタッドレスタイヤなど、雪道に備えた準備をしておきましょう。
志賀高原スキー場観光のまとめ
「志賀高原スキー場」は、2017年時点で18のスキー場が集まった、日本一広い面積のスキー場です。共通リフト券を使って、さまざまな特徴を持つ個性豊かなスキー場を巡り、スキーやスノーボードといったウインタースポーツを楽しみましょう。
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