【カナダ】アルバータ牛・はちみつ・クラフトビール…アルバータ州のグルメ紹介

プライムリブが絶品、アルバータ牛！

画像提供：Paul Zizka, Banff & Lake Louise Tourism

アルバータ州の名物グルメといえば、何と言っても「アルバータ牛」。アルバータ州は北米有数の牛肉の産地で、カナダ産の牛肉では全体の約3分の2がアルバータ州産だそうです。
雄大な自然の中、良質な餌を食べてストレスフリーに育ったアルバータ牛は、肉質の良さと深みのある味わいが特徴。赤身が多くヘルシーながら、加熱しても食感が柔らかなのでとても食べやすいんですよ。
アルバータ牛の肉の柔らかさを堪能するなら、ミディアムレアのステーキはもちろん、ハイグレードなリブ肉を低温でじっくりと調理したプライムリブもおすすめ。凝縮された肉の旨みとジューシーな肉汁は食通も唸らせるおいしさです。

カナダならではのグルメなら、バイソンはいかが？

日本ではなかなか味わえない「バイソン」もアルバータ州でぜひ試してみたいグルメの1つです。バイソンははるか昔からこの地に生息してきたウシ科の動物で、北米ではバッファローとも称されています。ファーストネーションと呼ばれる先住民にとっても重要な栄養源でした。
バイソンのお肉と聞くとかなりワイルドな味を想像しますが、実際に食べてみるとそれほど臭みはありません。脂肪分が少なく牛肉よりも赤身が濃厚。鉄分が豊富でとてもヘルシーです。バイソン料理はレストランでも提供され、ステーキのほか、タルタルやハンバーガー、ミートソースなど様々な調理法で食べられています。アルバータ州では旅行の記念に珍しいバイソン料理を味わってみませんか？

野性味とヘルシーさが醍醐味のジビエ

「ジビエ」とは一般的に狩猟で獲れた鳥獣肉のこと。前述したバイソンもそうですが、自然豊かなカナダでは先住民時代からの狩猟文化が根付いており、伝統的にジビエ料理が受け継がれています。
ジビエとしてポピュラーなのは、バイソン（バッファロー）のほか、ムース、エルク（ヘラジカ）、カリブー（トナカイ）といったシカ類やイノシシ、ダチョウなど。種類によっては独特の風味やクセがあるものもありますが、低カロリー高たんぱくなものが多くヘルシーなのが特徴です。
エルクのハンバーガーやカリブーのシチューなどは日本では食べられないご当地グルメですから、レストランで見つけたらぜひ挑戦してみましょう。

キャノーラ畑は目でも口でも楽しめる！

画像提供：Travel Alberta / Mike Seehagel

アルバータ州の絶景ポイントと言えば一面に広がるキャノーラ畑。キャノーラとはカナダで栽培される菜種のことで、毎年夏になると菜種が一面に咲き渡ります。その様子は黄色のじゅうたんのようで息をのむ美しさです。
このキャノーラ畑、ただ見るだけではありません。多くの恵みを私たちにもたらしてくれます。菜種から取れる菜種油は「キャノーラ油」の名前で日本でも有名。新鮮で香り豊かなアルバータ産キャノーラ油は様々な料理にぴったりです。特にアルバータ名産のアルバータ牛のステーキを焼くのに使うとお肉本来の美味しさを引き立ててくれます。

自然の恵み、はちみつはお土産にもぴったり

カナダを代表する甘味料といえばメープルシロップが有名ですが、ここアルバータ州特産の甘味料といえば、ずばり「はちみつ」です。アルバータ州の広大な農地では大規模に菜種（キャノーラ）の栽培が行われ、夏には黄色い菜の花が咲き乱れます。加えて、草原地帯に自生する草花もミツバチの蜜源となるためアルバータ州では養蜂が盛んなのです。
アルバータ州産のはちみつはクセがなくまろやかなのが特徴で、ホットケーキやヨーグルトにかけてそのまま味わうも良し、料理や製菓に使うのもおすすめ。旅行のおみやげにしても喜ばれることまちがいなしです。

アルバータ州の名物ワインはずばりハニーワイン！

画像提供：Travel Alberta / Roth and Ramberg

アルバータ州はワインの原料となるブドウの産地ではありませんが、ここでは一風変わったワインが作られているんです。それは、アルバータ州の特産品であるはちみつを原料にした「ハニーワイン（ミード）」です。
カルガリーの南方に位置するオコトクス（Okotoks）の養蜂農園「シヌック・ハニー・カンパニー（Chinook Honey Company）」にはアルバータ州初のハニーワインの醸造所があり、様々な風味のハニーワインが作られています。ハニーワインの歴史や製法などについて学べる試飲付のガイドツアーも開催されているので、滞在中に時間があればツアーに参加してみては？