インドの西部マハラーシュートラ州北部にある世界遺産の仏教石窟寺院群アジャンター。ワゴーラー川湾曲部を囲む断崖を550メートルに渡りくり抜いて築かれた大小30の石窟でできた古代の仏教石窟寺院群は、1819年にイギリス人士官ジョン・スミスが虎狩りをしていた時に発見されました。その時にはすでに廃棄されコウモリの住処となっていました。長い間ジャングルに守られていたアジャンターには、膨大な壁画が残されています。造営時期は、前期((紀元前2世紀~紀元後2世紀)と後期(5世紀中頃~7世紀)に分かれていて、現存する絵画の大半は、仏教美術が隆盛した6~7世紀頃のものです。後期ヴィハーラ窟(修行の空間)を代表する第1窟は、天井や壁に壁画が描かれており、中でも「蓮華手菩薩像」は最高傑作。精緻なレリーフ装飾が施された後期チャイティア窟(仏の聖なる空間)の第26窟には、インド最大級の釈迦涅槃像が残っています。
アジャンター - 世界遺産
インドの西部に位置する「アジャンターの石窟寺院群」1983年に世界遺産に登録されました。遺跡群は断崖を利用して作られ、全長550mの巨大な作りを誇っています。そのアジャンターの石窟寺院群の内部は、いくつにも別れており、等間隔に置かれた柱には細部にまで細やかな彫刻が施され、壁にも彫刻が余すところなく掘られています。またブッタを象徴する仏塔もあり、厳かで迫力ある空間。こちらへはマハラーシュートラ州のムンバイからのツアーもあり、見る価値あるアジャンターの石窟寺院群です。
周辺スポット
アジャンター - 文化遺産
1983年に世界文化遺産に登録されたアジャンター石窟群は、岩山を掘って造られた古代の仏教石窟寺院群です。デカン高原の北西部、ワーグラー(ワゴーラ)渓谷の断崖に約600mにわたって大小30の石窟が開かれ、現在も保存状態のよい壁画や彫像が豊富に残っています。 ムンバイの東約350kmの場所にある町、アウランガーバードまで出れば、アジャンター石窟群への行き方は簡単です。バスターミナルから朝8時30分発の観光バスが出ています。 また、マハーシュトラ州観光開発公団(MTDC)が運営する旅行代理店「クラシック・トラベル」の現地ツアーを利用するのも手です。 (写真:アジャンター石窟群 ©UNESCO/Bruno Poppe)
アジャンター - 旅行グッズ
普段何気なく使用しているインターネット。旅行や出張で海外に滞在する際も、目的地までの行き方を調べたり、同行者と連絡を取り合ったり、旅の思い出をSNSに投稿したりと欠かせません。海外用のモバイルWi-Fiルーターは、海外で快適にインターネットを利用するために便利なアイテム。現地通信会社の回線を利用できるWi-Fiルーターを事前にレンタルしておけば、お得な定額料金でスムーズにインターネットを利用することができます。 今回は、アジャンターで使えるモバイルWi-Fiルーターをピックアップ。海外でインターネットを利用するためのその他の手段や注意点も合わせてご紹介します。
アジャンター - 観光
車必須のアクセス、現地についてからも階段などハードではありますが、全く後悔はしない圧巻の石窟です。石窟は全部で30窟、時代も様々でありますが、薄暗い石窟の中に仏陀の生涯を描いた見事な壁画があり、必見です。壁画は風雨にさらされなかったためか、現在も美しい色を残し現存しています。最後石窟の涅槃像までたどり着き、仏陀の表情をみたときには、本当に感激してしまいます。
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