アスワンはエジプトの首都であるカイロから約200km南にあり、ナイル川の東岸に位置する人口約29万人の都市です。 かつてはこの辺りからスーダン領にかけて1000キロほどにわたりヌビアと呼ばれる民族が支配をしていました。ほかの地域のエジプト人とは異なる文化を持っていたために、その文化に触れるというのもアスワンの楽しみ方の一つでした。ナイル川に浮かぶエレファンティネ島の遺跡や、島全体が植物園となっているキッチナー島、さらにはアスワンダムなどが観光においてはとても人気があります。 フィラエ島にある世界遺産のイシス神殿、カラブシャ神殿といったものもとても見ごたえがあります。独特なゆったりとした空気が流れており、帆掛け舟でのクルーズも人気があります。
アスワン - 世界遺産
古代エジプト、紀元前3000年頃には早くも国家を形成していたという非常に古い歴史を持つ国。ピラミッドを始めとして、様々な世界的遺産が多く見られる事でも有名です。ナイル川中流、ナセル湖の西岸に位置する「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」は1979年に世界遺産として登録されました。巨大な石像を誇るアブ・シンベル大神殿や、今もなお当時の姿で佇むフィラエ神殿の存在感は圧巻です!そんな迫力あるアブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群をご紹介します。
アスワン - 文化遺産
ナイル川が流れるヌビアにもまた、古代エジプト文明の貴重な遺跡があります。点在する遺跡群のうち、なかでも有名なのが新王国時代第19王朝の王であったラムセス2世が建てたアブ・シンベル神殿です。神殿にあるラムセス2世の座像は、エジプトを訪れたことのない人もきっと目にしたことがあるはずです。ヌビアではそれらの遺跡群が、見るものを圧倒します。 しかし貴重な遺跡群でも、時代の波のなかで一度は喪失の危機がありました。国際規模で救済キャンペーンが行われ、世界遺産の設立に大きく関わることとなったのです。国際的な努力が実り、無事に喪失をまぬがれ、ヌビアの遺跡群は1970年に文化遺産に登録されました。 (写真:ヌビア遺跡群 ©UNESCO/Emmanuel Pivard )
アスワン - ホテル
アスワンはエジプト南部に位置する都市です。アガサ・クリスティ著「ナイルに死す」の舞台である、ホテル「オールド・カタラクト」があることでも知られています。 市外には貴重な遺跡が多くあり、切りかけのオベリスクやアスワン・ハイ・ダムがあります。アスワン・ハイ・ダムはエジプトの国家の一大事業の際に建造されたダムで、滋賀県がすっぽり入る程の大きさだと言われています。アスワンで最も人気のある観光スポットはイシス神殿です。一度はブロック状に切り分け、移築された神殿なのですがバラバラになったことを忘れるほど美しく再建されています。至聖所や遺跡内のレリーフはエジプトの歴史を学ぶのには外すことができない見所です。 この記事では、そんなアスワンでおすすめのホテルをご紹介します。
アスワン - 寺院・教会
フィラエ神殿は、エジプト南西部アスワン近郊にある神殿です。 エジプト神話の女神イシスを祀るためイシス神殿とも呼ばれる観光スポットで、南部にあるアブシンベル神殿までの遺跡群は1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。神殿の場所はナイル川に浮かぶフィラエ島の中心部にありましたが、ダム建築に伴う水没を避けるため隣のアギルキア島に移築し、保存することに。そのため、アギルキア島をフィラエ島と呼ぶようになったとされています。 巨大な列柱廊には細かなレリーフが施され、正面には巨大な塔門があり、美しい壁画が見られます。
旅行シーズン | 11~2月 |
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