イングランド北西部ウェストモーランド・カンバーランド郡・ランカシャー地方にまたがる地域の名称です。氷河時代の痕跡が色濃く残っていて、渓谷沿いに大小無数の湖(英:lake)が点在する風光明美な地域でイングランド有数のリゾート地・保養地としても知られています。一般にはThe lakes、やlakelandなどとも呼ばれています。 湖水地方のほとんどの地域に相当する約2300k㎡については、1951年にレイクディストリクト・ナショナルパーク(Lake District National Park)と呼ばれるナショナルパーク(日本の国立公園に相当)に指定されました。イングランドとウェールズにある13のナショナルパークにおいては最も広い面積を持ち、イギリス全体で見ても2番目の広さを誇っています。
湖水地方 - 観光名所
イギリスの北西部にある湖水地方は、まるで絵本の中から出てきたような素敵な田舎町。自然の美しさとのどかな町並に心癒される事でしょう。そんな先進的なロンドンと異なった観光が楽しめる湖水地方の美しい景色をご紹介します。 一度訪れれば誰もが恋をしてしまいそうな絵本の世界のような景色を堪能しに行きましょう!ピーター・ラビットの作者が晩年すごした家や、詩人が過ごした小高い丘にある可愛い家など、絶景の観光スポットを5つ選りすぐってみました!
湖水地方 - 高級ホテル
湖水地方(こすいちほう)は、イギリス・イングランドの北西部、ウェストモーランド・カンバーランド郡・ランカシャー地方にまたがる地域です。氷河時代末期に溶けた氷河が土砂を削り、谷間ができ、そこに水を貯まって多くの湖ができました。平均気温が低かったため移住者が少なく、手つかずに近い自然が残っている風光明媚な景観で、現在イングランド有数のリゾート地・保養地となっています。また、作家のビクトリクス・ポター(1866〜1943)が住み、「ピーターラビット」の舞台としたことで、作品ゆかりの地を巡る観光客も多く訪れます。そんな湖水地方には、広大な敷地を持つリゾートホテルや、自然を間近に感じられる宿が多くあります。その中から、特におすすめの高級ホテルを紹介します。
湖水地方 - 観光
英国式庭園は、自然の景観を大切にした庭作りです。そこには川が流れていたり池があったり、小さな橋が作られているような地方へ行かなくても身近で自然を楽しめるアイディアあふれた庭園です。また、ナショナル・トラストの指定を受けている庭園も多くあるので、季節のいい時にナショナル・トラスト巡りを旅に取り入れてもいいでしょう。 管理の行き届いた美しい庭園や邸宅を無料または、有料で見られます。そこの亭主が花の彩り、遠近法を用いた花や木の植え方などアイディアがいっぱい詰まった庭園に包まれると心も穏やかになりますね。それでは、英国式庭園の5選をご覧ください。
湖水地方 - 史跡・遺跡
キャッスルリッグ ストーンサークルは、ケズウィックという町の西にある古代遺跡。38個の石が直径30.5m×28.7mの楕円を描いています。ストーンサークルの中でも最も初期、新石器時代後期につくられたものですが、保存状態が良く、観光だけでなく考古学的にも貴重な存在です。 ほかのストーンサークルと同じく、いまだ造られた目的が明らかではありません。今までにサークルの内側で見つかったのは、石の斧が一つ。歴史ミステリー好きにはたまらない遺跡です。 また、この場所からの眺めが抜群なのもおすすめポイントの一つです。チェスナットヒルという丘の中腹の開けた場所に立っているので、周囲を囲む湖水地方特有の起伏に富んだ山々の迫力ある眺めが楽しめます。古代のロマンを感じながら、湖水地方の美しい自然を眺められる絶景スポットです。
湖水地方 - 山・渓谷,史跡・遺跡
ホニスター スレート採石場は、スレート(粘板岩)の鉱山で1728年に開業しました。 スレートは、湖水地方の多くの建物の外壁、屋根、石垣に使用されています。この採石場は、19世紀後半に100人以上が働き、生産量は年間3000tまでに達し、湖水地方を代表する産業として繁栄していましたが、1989年に鉱山全てが閉鎖されています。 現在はいくつかの採石場が残され、工房「Honister Slate Mine」で石の加工を見学することができます。また土産店やカフェが併設され、人気の観光スポットになっています。
湖水地方 - アクティビティ・体験
レークサイド ハーヴァーワイト鉄道は、レトロな蒸気機関車にのって湖水地方の自然豊かな絶景が楽しめるスポットです。トーマスのようなかわいらしい機関車が、ウィンダミア湖のほとりレイクサイドからハバースウェイトを約20分ほどかけて走っていきます。 元々、鉱石を輸送するために作られたもの。しかし、一度は鉱山の縮小や自動車の普及などで業績不振に陥り、廃止されてしまいました。その後、保存を求める声に応える形で支線のほんの一部を残して観光用の保存鉄道として運行が再開。現在も機関車の車内は、当時を忍ばせるレトロなボックスタイプで、雰囲気が抜群です。レトロな車内だけではなく、車窓から見える景色が絶景なんです。
旅行シーズン | 6~7月 |
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