その他の都市 - 世界遺産
チロエ島(Isla de Chiloé)は、南米チリの簡単、南緯41度から44度の間にある島です。石川県くらいの広さの島ですが、この島にはイエズス会修道士たちの遺した教会が159棟もあります。修道士たちは、困難な旅を経て、この地に辿り着きました。イタリアのバチカンから地中海に船出し、大西洋をはるか南に下って、南アメリカ南端に近いマゼラン海峡の荒波と暴風を通り抜けると、ようやく太平洋岸のチリ領です。しかし、アルゼンチンにあるグアラニーのイエズス会伝道師施設群とは異なり、修道士たちはチロエ島には定住しませんでした。カストロ(Castro)市を中心に巡回しながら布教し、各地に教会を建てたのです。そのうち16棟が、2000年に世界文化遺産に登録されました。
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