その他の都市 - 世界遺産
コロンビア本国の西、はるか500kmも離れた太平洋にある孤島が、マルペロ島(Isla de Malpelo)です。2006年に世界遺産(自然遺産)に登録されました。面積は3.5㎢と小さいですが、周辺の海域8571.5㎢が保護区に指定されていて、東太平洋の熱帯地域では最大の禁漁区になっています。マルペロ島は海底火山の活動でできた島で、海底は岩壁から一気に4000mまで深くなっています。地形も複雑で、ウミガメなど絶滅の危険がある動物や、多種多様なサメ、珍しい魚がたくさん集まってきます。ダイビングスポットとしても有名で、上級ダイバー向けの海中洞窟もあります。ダイバーが利用できるツアーもあり、シャークダイブも楽しめます。
その他の都市 - 世界遺産
13世紀初めから16世紀半ばまで栄えたインカ帝国は、ペルーのクスコを中心に、北はエクアドル、コロンビアから、南はアルゼンチン、チリまでのアンデス山脈に沿って、領土を広げました。けれども、インカ帝国以前にも、マヤ文明やナスカの地上絵で知られるナスカ文明など、進んだ文明がありました。コロンビア南西部のカウカ県にあるティエラデントロの国立遺跡公園(National Archaeological Park of Tierradentro)は、そうしたプレ・インカ文明の遺跡です。コロンビアの首都ボゴタ(Bogotá)の南西約440km、標高1750mの高地にあります。6世紀から10世紀にかけて住んでいたパエス族の埋葬施設が見られ、インカ帝国以前の文化を知ることができます。これらの遺跡は、1995年に世界文化遺産に登録されました。
その他の都市 - 自然遺産
100万年前の間氷期に、地球上の氷河が溶けて海水面が上昇しました。水面が5mから100mも上がり、熱帯雨林の多くが水に浸かり、太古の動植物の多くは絶滅したのです。ただ、コロンビアのロス・カティオス国立公園と、隣国パナマのダリエン国立公園にまたがる熱帯雨林のジャングルは、水没からまぬがれることができました。一帯には、北アメリカから逃げてきたアライグマや南アメリカからきたカピバラなど、両大陸の動物が共生しています。その多様な動植物の生息地としての意義が認められ、ロス・カティオス国立公園は1994年に自然遺産に登録されました。公園の面積は720㎢ですが、隣国のダリエン国立公園と合わせると7000㎢にもなります。
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