その他の都市 - 文化遺産
1979年に文化遺産に登録されたエル・ジェムの円形闘技場(Amphitheatre of El Jem)は、チュニジアの東部にあります。紀元前、古代ローマは、イタリア半島から地中海沿岸一帯に巨大な勢力を誇りました。チュニジアには、フェニキア人によるカルタゴがありましたが、そのカルタゴもローマに滅ぼされました。エル・ジェムの円形闘技場も、この地が3世紀頃に、ローマ帝国の属州として栄えた時に造られたものです。もともとエル・ジェム周辺は、オリーブオイルの生産が盛んだった場所で、豊かであったことから、巨大な闘技場が建てられたといわれています。アフリカ大陸に残るローマの巨大な遺跡は必見です。
その他の都市 - 文化遺産
ドゥッガ(トゥッガ)は、チュニジアの首都・チュニスから南西へ約100km、標高約600mの見晴らしのいい小高い丘の上にある、北アフリカ最大の古代ローマの遺跡です。広さは65haほどもあります。 古代より農産物の集積地として発展した豊かな土地柄で、今でも古代ローマ時代に築かれた多くの遺跡を見ることができます。 それらは1997年に文化遺産に登録されました。周囲はオリーブ畑が広がり心地よさ満点です。チュニスを訪れた際には、ちょっと足を延ばしてみたいところです。
その他の都市 - 自然遺産
イシュケル国立公園は、1980年にチュニジアで初の自然遺産に登録されました。アフリカ大陸というと乾いた大地をイメージしますが、緑豊かな大湿原が、イシュケル湖を中心に広がります。 実は北アフリカには、かつて、もっと多くの湿地帯がありましたが、ほとんどが干拓などでその姿を消してしまったのです。しかしイシュケル湖を中心とした大湿原には、太古から続く緑豊かな美しい自然が残されているのです。 古代遺跡巡りや砂漠の旅もおすすめですが、豊かな水をたたえた大湿原の自然に癒されるのもいいものです。
その他の都市 - 史跡・遺跡
エル・ジェムの円形闘技場は、チュニジア南東部の町エル・ジェムにある、周囲400m、直径65m、収容人数は3万5千人に及ぶ大型の闘技場で、1979年に世界遺産にも登録されています。 3世紀頃、ローマのコロッセウムに匹敵する大きな闘技場を造ることで、当時のローマ帝国の属州でありながら、権力を誇示するために造られました。地下通路には、出番を待つ剣闘士や猛獣たちの部屋が残っています。地下から猛獣たちが飛び出す姿は大迫力で、観客たちを沸かせる設計など、建造物として非常に貴重なもの。 アフリカにありながら今なおローマ時代の面影を残すスポット。鉄道のエル・ジェム駅から北へ徒歩で約5分、町のシンボルとなっています。
その他の都市 - 砂漠・荒野
サハラ砂漠はマラケシュから車で約12時間、アフリカ大陸北部に位置する砂漠地帯です。 広さはアフリカ大陸の3分の1を占め、アメリカの総面積とほぼ同じです。年間を通して雨がほとんど降らない乾燥気候が特徴的。 滞在中は、ラクダに乗って砂漠を歩いたり、キャンプをしながら満天の星空を眺めるツアーに参加するのもいいでしょう。賑わいを見せるスークでは、ローカルフードを満喫したり、装飾品やファッション雑貨などお土産探しにも最適です。月明かりの幻想的な雰囲気や異国情緒溢れるフォトジェニックな風景は旅の思い出になること間違いなしです。
その他の都市 - 史跡・遺跡
ブラ・レジア遺跡は、チュニジアの北東部の街・タバルカの南方にあるローマ時代の遺跡です。数あるローマ遺跡の中でも、ブラ・レジア遺跡は、ベルベル系民族の地下住居スタイルが残る貴重な遺跡。 ブラ・レジアの町の起源は紀元前4世紀頃、ヌミディア王国というベルベル系民族の国の首都でした。見所である地下住居の遺跡には、立体的で素晴らしいモザイクが残っていることで有名。狩猟の家、くじゃくの家、魚の家など、発見されたモザイクにちなんで名づけられていますが、アンフィトリエの家が最も有名で、地下の床には、“ビーナスの勝利”のモザイクが残っています。 他にも、ビザンチン時代の金貨が見つかった宝物の家や、劇場、浴場、神殿などもあります。
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