ネパール連邦民主共和国は、東・西・南の三方をインドに、北をチベット自治区に接する細長い形をしています。国の面積は147,181k㎡、人口は2,649万人。首都はカトマンズです。中国との国境付近にはエベレストを有する8,000m級の山が連なるヒマラヤ山脈があり、多くの登山家が訪れるヒマラヤ登山の玄関口となっています。多民族・多言語国家であり、民族とカーストとの関係が根強いという特徴があります。国民の8割以上がヒンドゥー教徒です。ネパール料理はインド料理に似ているものが多く、タルカリ(カレー)、パパド(豆の煎餅)、ビリヤニ(焼き飯)などは日本でもインド料理店のメニューに並ぶことがありますので、ご存知の人も多いでしょう。「仏陀の生誕地ルンビニ」などの文化遺産と「サガルマータ国立公園」などの自然遺産が世界遺産に登録されています。
カトマンズはネパールの首都で、人口は100万人を超えるネパール最大の都市です。カトマンズにアクセスするときにはトリブバン国際空港を利用するのが便利。カトマンズ盆地には17世紀の歴史的な建造物が残り、カトマンズの渓谷としてユネスコの世界遺産にもなっています。ヒマラヤ登山の玄関口にもなっていて多くの登山家も訪れます。カトマンズで外せないスポットと言えばスワヤンブナート寺院。チベット仏教徒の聖地とも言われているボダナートやパシュパティナートも人気です。地元の人の憩いの場ともなっているダルバール広場や美しい庭園ガーデン・オブ・ドリームスもおすすめのスポットで、お土産を購入するならタメル地区が良いでしょう。カトマンズにはネパールの歴史や文化を感じることができる場所がたくさんあり宗教的なスポットも満載です。
ポカラはネパールの中部にあるガンダキ・プラデーシュ州の州都で、人口は約42万人とカトマンズに次いでネパールで2番目に人口が多い街です。美しい湖がたくさんあり、町の周囲には8000m級の山々がそびえ立ち、絶景が楽しめるスポットとしても人気があります。ポカラ最大の魅力は雄大な自然が作り出す美しい景色で、ヒマラヤの山々を存分に眺めることができるサランコットや、アンナプルナエリアで最も有名なトレッキングスポットであるプーンヒルは大人気。また、丘の頂上にある日本山妙法寺も絶景スポットとして人気が高く、フェワ湖をはじめポカラの湖も自然を満喫できるスポットとなっています。タシリン・チベット村ではチベット人の生活習慣を間近でみることができます。ポカラはネパールの中でも自然を満喫したいときにおすすめの美しい観光地です。
ナガルコットは、ネパールの首都カトマンズから東に約35kmのところにある海抜2100mの山地の村です。サランコートとともにヒマラヤの展望台として知られています。東には、ヒマラヤ山脈があり、エベレストを望むことができるほか、正面には、ランタン・ジュガール山群があり、さらにアンナプルナ山群まで見渡すことができ、徒歩約1時間でアクセスすることができるマハデブポカリ山頂の展望台からは、南方にインド平原とヒマラヤの絶景を楽しむことが切るとあって、世界中から多くの観光客が訪れています。村には、30を超すホテルやゲストハウス、ロッジが点在しており、どの宿泊施設からも美しい眺望を楽しめます。カトマンズからのツアーなども多数開催されています。
バクタプルはネパール東部、カトマンズ盆地の東端にある人口約8万人の街で、古代ネワール人の都市です。この町に住む男性はバドガウンレ・トーピーという黒い伝統の帽子をかぶっています。 中世の町並みがそのまま残る歴史を感じるような町並みが広がり、現在でも住民の8割がネワール族というネパールでも特別な街です。バクタプルは映画「リトルブッダ」のロケ地にもなった場所で、カトマンズ中心部から車で45分、ミニバスで1時間ほどでアクセスすることができます。トウマディー広場には18世紀に建てられたニャタポラ寺院があり、寺院に登ると街を一望することも。ネワール建築の美しい旧宮殿や、お土産屋さんが並ぶティブチェントール通りも魅力的なスポットです。 バクタプルはネパールの雰囲気とは違った古都の趣ある町並みを楽しむことができる街となっています。
ルンビニは、ネパール南部のタライ平原に位置している小さな村です。仏教の開祖である釈迦が誕生したとされている村で、仏教の四大聖地の1つとして有名です。「マーヤー・デーヴィー寺院」やアショーカ王が巡礼した際に建立したと言われる石柱や、釈迦が産湯を使ったと言われている池などがあり、ユネスコの世界遺産に登録されており、巡礼者をはじめ、世界中から多くの観光客が訪れています。聖域はかなりの広さになっており、一巡するためには、リクシャーのチャーターが一般的ですが、レンタサイクルなどもあり、さまざまな方法で楽しめます。村には、宿泊施設がたくさん立ち並んでおり、日本食のサービスのあるホテルなども多くなっています。
カトマンズ - 高級ホテル
ネパールの首都カトマンズは、別名「カンティプール(栄光の都)」といい、1990年の民主化から急速に発展してきました。街のほとんどの建物はレンガ造りで、中世のような雰囲気を醸し出していて、あちこちに寺院がある宗教的都市でもあります。ダルバール広場やハヌマン・ドカといった、かつての王政の時代をしのぶスポットが点在しています。また、カレーの名地でもあり、ネパール国内で有名な「ガングリ」という店もあります(東京の目黒にも出店しています)。そんなカトマンズは人口170万人ほどと首都としては小規模ですが、外資系を含め高級ホテルも多く、日本人も多く訪れ、日本語対応の宿も増えています。その中から特におすすめの高級ホテルを紹介します。
ポカラ - 高級ホテル
ネパールのガンダキ県およびカスキ郡の首都ポカラは、カトマンズから西に約200kmの位置にあります。ネパール語で湖を意味するポカリという言葉に由来し、その名の通り周辺にはいくつかの湖があります。街自体は標高1000mにも満たないですが、周りにヒマラヤ山脈など8000mを超える山々がそびえていて絶景を望めるほか、トレッキングの拠点として愛好家の間では有名です。そのため、リゾートやトレッキングで訪れる人のためのホテルが昔からありましたが、ポカラ空港の開港に伴い、一気に数十軒も増えました。そんな注目度急上昇のポカラでおすすめの高級ホテルを紹介します。
カトマンズ - 世界遺産
ネパールのほぼ中央に位置する首都カトマンズ。ヒマラヤ山脈のおひざ元に位置する賑やかな街ですが、かつては伝説で囁かれていた、手の届く事が出来ないシャングリラ (Shangri-La)と、呼ばれていた事をご存知でしたか?こちらでは異国文化のにおいを感じる事ができるカトマンズをご紹介しています。街には多くの遺跡が点在、旧王宮のハヌマン・ドカを始めてとして、生き神様が住んでいると言われている家や、ヒンドゥ教の聖地といわれるエリアなど、飽きることなく世界遺産を見学する事ができます。カトマンズでの街歩き、きっと印象深く胸に焼きつくでしょう。
カトマンズ - 観光名所 ,建築
カトマンズのダルバール広場の東側にあるハヌマーン・ドカ (旧王宮)。ネワール建築の集大成とも称される17世紀に建造された旧王宮である。1886年に国王は現在の王宮のあるダルバール・マルグに移ってしまった為、今では博物館になっており、外国から要人が訪れた際などの国家行事にも使用されている。
ルンビニ - 寺院・教会
日本山妙法寺(世界平和塔)は、ネパールのポカラにあるサランコットの丘の反対側に位置しているお寺です。標高1,113mの丘に建つこのお寺は日本人によって建てれらたものとして知られています。 サランコットの丘と合わせて人気のハイキングスポットで、寺からはフェワ湖やポカラの街が見渡せるほか、天気が良ければヒマラヤの山々を見ることが可能です。寺は開館時間が決まっているため行く際は確認が必要です。 ポカラの街から徒歩でも行くことができますが、バスやタクシーで行くこともできます。また道中お土産屋さんもあるので観光客に人気のスポットとなっています。
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