はるか昔に起きた火山活動によってできた地形や豊かな自然に恵まれている火の国・熊本には、老若男女問わず楽しむことができる観光地が多く存在しています。今回は、その中でも特におすすめの定番観光地をご紹介します。その場にいるだけで歴史がひしひしと伝わってくる観光スポットや壮大な自然の中で楽しく動物たちと触れ合うことができるテーマパーク、日本全国でも滅多にお目にかかる事のできない珍しい観光スポットなど魅力ある観光地ばかりです。熊本観光に行く予定のある方、行こうか迷われている方は是非熊本観光の参考にしてみてください。
熊本城は加藤清正が7年の歳月をかけて1607年に築城した天下の名城です。「武者返し」と呼ばれる石垣が特徴で、難攻不落の城とも言われてています。桜の名所としても知られており、春には花見スポットとしても人気。秋には「銀杏城」の名前の由来となった大イチョウが黄金に色づきます。なお熊本地震後、本丸エリアへの立ち入りは制限されています。
熊本市動植物園は江津湖のほとりに位置する動植物園です。動物ゾーンでは約120種・700頭を飼育展示しており、ヤギやヒツジとのふれあいも楽しめます。植物ゾーンは四季折々の花や日本庭園の美しい景観が魅力。10円~というリーズナブルな料金で遊べる遊園地ゾーンも併設されているので、小さな子ども連れのファミリーにもおすすめです。
水前寺成趣園は阿蘇の伏流水が湧き出た池を中心に、初代熊本藩主から3代にわたり造園された桃山式回遊庭園です。国の名勝・史跡に指定されています。春には散策路沿いに咲く桜が美しく、花見スポットとしても人気。花菖蒲や芍薬など四季折々の花や京都御所から移築された古今伝授の間、肥後細川家歴代藩主などを祀る出水神社などたくさんの見どころがあります。
熊本市現代美術館は市街地の複合ビル内にある都市型美術館です。国内外の現代アートからマンガ、地元ゆかりの作品まで多彩な展覧会を開催しており、様々なアートに触れることができます。美術書から漫画まで自由に閲覧できるホームギャラリーや館内に点在するアートワーク、親子で遊べる子育てひろばなど無料のスペースも充実しています。
加藤神社は熊本の基礎を築いた戦国時代の武将・加藤清正公を祀る神社です。熊本城内の二の丸広場から徒歩数分の場所に鎮座しており、境内は熊本城近望の名所としても知られています。7月第4日曜日に開催される「せいしょこまつり」は熊本の夏を代表する祭りとして知られ、子どもによる千人清正などのみこしの競演が見どころです。
植木温泉は豊かな自然に囲まれた、知る人ぞ知るこぢんまりとした温泉地です。とろりとした化粧水のような感触が特徴的なアルカリ性の温泉で、美肌の湯として特に若い女性に人気があります。湯めぐりをしたいのであれば、7軒の立ち寄り湯で利用可能な6枚つづりの回数券がおすすめ。少しずつ違う泉質や宿ごとの雰囲気なども楽しめます。
黒川温泉は阿蘇外輪山の裾野、田の原川の渓谷沿いに位置する豊かな自然に囲まれた田舎の温泉地です。歓楽的要素を廃し「黒川温泉一旅館」をコンセプトにすることで、約30軒の宿と風景全てがまるで一つの旅館であるような趣を醸し出しています。ほとんどの旅館に露天風呂があり、入湯手形を購入すれば3カ所を選んで入浴できます。
杖立温泉は大分と熊本の県境に位置し、約1800年前に神功皇后が出産した際の産湯に使われたという伝説のある温泉です。昭和初期~中期には九州の奥座敷として栄えましたが、現在では昔懐かしい昭和の雰囲気を残す落ち着いた温泉街になっています。高温の湯煙りを利用した「むし湯」が有名で、ほとんどの旅館で楽しむことができます。
阿蘇ファームランドは健康の専門家が監修する世界唯一の健康テーマパークです。健康体感エリア「元気の森」では、子どもから大人まで大自然の中で楽しく体を動かすことができます。バラエティ豊富なお風呂が揃う温泉ゾーンは疲れた体を癒すのにぴったり。まんまるのドームホテルが並ぶ宿泊エリアは、まるで絵本のようなロマンチックな景観が魅力です。
大観峰は阿蘇北外輪山の最高峰、標高936mに位置する展望スポットです。目の前には360度の大パノラマが広がり、涅槃像のように見える阿蘇五岳やくじゅう連峰までも見渡すことができる阿蘇随一の景勝地として知られています。秋から冬にかけての早朝、運が良ければ神秘的な雲海を見られることも。天体観測スポットとしてもおすすめです。
白川水源は熊本市内を流れる清流白川の総水源です。白川吉見神社の近くにあり、水温14度の水が毎分60トンの勢いで絶え間なく湧き出ています。源泉の水は自由に汲んで持ち帰ることが可能。硬度が高く飲みごたえのある水は日本名水百選にも選定され、加熱処理をした安心安全なミネラルウォーターとしても販売されています。
高森湧水トンネル公園は全長2055m、毎分32tの水が湧くトンネルです。水玉が不思議な動きをする仕掛け噴水や滝のように流れ落ちる水源など、様々な見どころがあります。トンネル内部は夏でもひんやりと涼しく、避暑スポットとしても人気。夏の七夕まつりやクリスマスのイルミネーションでは、より幻想的でロマンチックな雰囲気を楽しめます。
草千里ヶ浜は阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳北麓に位置する火口跡の大草原です。点在する大きな池や放牧された馬の悠々と歩く姿が織り成す牧歌的な光景が魅力で、阿蘇を代表する観光スポットとして人気。小高い丘に登って景色を眺めたり、乗馬や散策で楽しんだりできる他、夏の新緑や冬の銀世界など四季折々の自然が見せる美しい光景も魅力です。
崎津教会は天草下島の小さな漁村にある教会で、「海の天主堂」とも呼ばれる天草のシンボル的存在です。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産のひとつとして世界遺産に登録されています。重厚なゴシック様式の建物外観と、内部が畳敷きになっていることが特徴的。協会は見学できない日もあるので、訪れる際は事前連絡をお忘れなく。
天草五橋は九州本土と天草諸島の天草上島までを結ぶ5つの橋の総称です。「天草パールライン」の愛称で親しまれ、風光明媚な景観を楽しめるドライブコースとしても人気があります。橋はそれぞれに見た目や特徴が違うので、写真に納めて見比べてみるなどの楽しみ方もおすすめ。2号橋から5号橋の海域をめぐるクルージングもあります。
天草市立天草キリシタン館は島原の乱を中心にキリシタンの歴史を紹介する資料館です。キリシタン弾圧期の踏み絵やマリア観音、島原・天草の乱で使用された武器など約150点を展示。隠れキリシタンの生活や戦の生々しさを垣間見ることができます。一番の見どころである天草四郎陣中旗は国の重要文化財に指定されており、年に4回だけ現物が公開されます。
イルカウォッチングは野生のイルカを見ることができるクルージングツアーです。天草周辺の海域には約300頭のミナミバンドウイルカが暮らしていると言われ、年間通して90%以上の高確率でイルカに出会えます。春はお母さんに寄り添う赤ちゃんイルカ、冬はダイナミックに泳ぐ姿など四季それぞれに違うイルカを見ることができるのも魅力です。
千巌山は奇岩怪岩が重なり合うことからその名が付けられた標高162mの山です。国指定の文化財名勝。山頂からは天草五橋や八代海、有明海を一望できる絶景が広がり、晴れた日には遠く阿蘇まで望むことができます。駐車場からの眺めもおすすめ。春には植えられた桜と自生するヤマザクラが一斉に咲き誇る、桜の名所としても有名です。
天草西海岸サンセットラインは天草下島の西海岸沿いを走る国道389号の愛称です。天草夕陽八景や周辺地域の観光スポットを含むドライブルートになっており、撮影スポットとしても人気。天草灘に沈む夕陽や赤く染まる津崎教会のマリア像、大小の奇岩が織り成す海岸線の景勝など、美しい光景を眺めながらドライブを楽しめます。
湯島灯台は島原湾に浮かぶ湯島にある灯台です。大正時代に建てられたレトロな見た目が特徴で、「恋する灯台」にも選ばれています。湯島は近年、猫の島としても人気があるので猫好きにもおすすめのスポット。灯台や通路周りに描かれた猫モチーフのイラストがキュートです。西端の高台に位置しているので、絶景の夕陽も見ることができます。
グリーンランドは「遊びのすべてがここにある」をテーマに掲げる九州最大級のリゾート施設です。中核となる遊園地にはスリル満点のジェットコースターから親子で楽しめるほのぼの系の乗り物まで、多彩な81機種のアトラクションが集結。広大な敷地内にはホテルや天然温泉、ショッピングエリアなどもあり、子どもから大人まで1日たっぷり楽しめます。
菊池渓谷は阿蘇くじゅう国立公園内にある憩いの渓谷です。巨木や絶壁、奇岩の間を流れる阿蘇外輪山の伏流水と原生林が織り成す自然美が魅力。夏でもひんやりと涼しく、夏の平均水温も13度と低いので避暑地としても人気があります。鮮やかな春の新緑や渓流に映える秋の紅葉、幻想的な冬の樹氷など、四季折々の景観も楽しめます。
平山温泉は岩村川のほとりにあり、くまもと山鹿の奥座敷と呼ばれる静かな温泉郷です。歴史は古く1200年ほど前、村人の間で流行した皮膚病をたちどころに治したという伝説が残っています。とろとろした感触の湯が特徴で、しっとりすべすべの肌になれる「美肌の湯」としても有名。宿はもちろんのこと、日帰り入浴を楽しめる施設も充実しています。
周囲を東シナ海・有明海・八代海に囲まれている、熊本県の天草諸島。美しい青い海に数々の島が浮かび、それらを結ぶ橋とともに素晴らしい自然の景観を描いています。イルカウォッチングが季節を問わずに楽しめるほか、日本最大級といわれる肉食恐竜の化石が発見された島、キリシタンの殉教の歴史や南蛮の文化を今に伝える施設など、自然や文化にめぐまれた天草諸島は熊本の代表的で人気のある観光地となっています。 今回はそんな天草諸島で、眺めがよく夕陽が美しい展望所、歴史を知ることができる施設、波が穏やかで透明度の高い海水浴場など、おすすめ観光スポットを紹介します。
阿蘇は阿蘇山を中心として発展したエリアで、雄大な風景や火山の恵みによる豊かな自然とその自然を活かした名産品やアクティビティを楽しめます。また、阿蘇山と共に長い歴史を歩んできた場所でもあるため、それぞれの観光地でその深い歴史を感じられます。もちろん火山の恵みとも言える温泉も多く、たくさんの種類の温泉を手軽に楽しめます。 火山は温泉だけでなく豊かな地下水も与えてくれ、湧水の多い場所としても有名です。そんな阿蘇を満喫できる観光地を集めていますので、ぜひ阿蘇で心と体のエネルギーを充填してみてくださいね。
熊本県にそびえる熊本の顔と行っても過言ではない、熊本の観光名所「阿蘇山」。その魅力とその周辺のおすすめ観光スポットを今回は10個に絞ってご紹介致します。観光ガイドブックには載ってないようなコアな観光スポットをわかりやすくご紹介してますので、是非とも熊本県に遊びに行かれた際には、訪れてみてくださいね。また、阿蘇地方には美味しいグルメもございますので、オススメのレストランなんかも記事内でご紹介いたしております。食べて・遊んで・学んで熊本を是非とも満喫して帰って欲しいです。
九州のほぼ中央に位置する小国郷。夏は涼しく冬は厳しい寒さの環境で、多雨多湿で緑が豊かな自然に恵まれた地域です。温泉も湧き、観光地としても人気があります。南小国にある「そば街道」では、森の中に点在するそば処が魅力。自然あふれる小国の中で実った食材を、素材の味を生かしてもてなしてくれるレストランやカフェもたくさん。おいしい食材を緑豊かな森の中でいただくことは、本当に贅沢なことだと気づかされます。 今回はゆったりとすごせる小国町で、おすすめのスポットを5か所ピックアップ。定番の温泉、レストラン、そば処に加え、マイナスイオンたっぷりの滝もご紹介します。縁結びの神様としてもしられる滝なので、温泉や観光のついでに立ち寄て見てはいかがでしょう。
熊本県阿蘇郡小国町の涌蓋山(わいたざん)の麓の高原に広がるわいた温泉郷。四季折々の大自然と山間から立ち上る白い湯気が独特の光景を見せる阿蘇の秘湯とも呼ばれる静かな温泉郷です。温泉郷には6つの温泉が点在。絶景の露天風呂やプライベート感が嬉しい貸切風呂などでゆったりできる宿や湯屋が並んでいます。今回は、目にも鮮やかなホワイトブルーの温泉や蒸気で蒸し揚げた地獄蒸し料理など、わいた温泉郷ならではの魅力を堪能できるおすすめ温泉旅館をご紹介します。宿泊でも日帰りでも、非日常に包まれた温泉に出かけてまったり癒されてみませんか。
空気がヒンヤリとしてくると恋しくなる温泉。北から南まで日本には各地に温泉がありますが、その中でも熊本にある「黒川温泉」はメディアにも頻繁に取り上げられている人気温泉の常連です。泉質の良い温泉はもちろんのこと、風情溢れる温泉街やさまざまなポイントが女性客を中心とする観光客に大人気。特に、女性ならば絶対に一度は訪れてみたいと言われる話題の温泉地となっています。それでは、乙女心を掴んで離さないという「黒川温泉」の魅力とは一体どんなところなのでしょうか。
A熊本への交通手段は、飛行機、新幹線、高速バスなどが一般的です。東京から羽田空港を利用し、熊本空港までアクセスした場合は、1時間40分程度に所要時間。新幹線を利用した場合は、東京駅から新大阪駅を経由して熊本駅まで約5時間30分でアクセスすることができます。博多駅から熊本駅までは、新幹線を利用して約32分です。
A熊本旅行の費用は、出発地や宿泊日数、選ぶホテル、交通手段などによって大きく異なります。東京発で飛行機利用、1泊2日の旅行の費用は、格安ツアーで13,500円からになっており、個人で手配するよりも、お得です。これに食事代や観光代、お土産代などが必要になるため、30,000円ほど予算を考えておくとよいでしょう。
A熊本は、市内観光のほか、黒川や九重、阿蘇山、天草など見どころが多く、どのエリアを巡りたいのかによって宿泊日数も異なります。市内観光だけであれば、1泊2日で楽しむことができますが、せっかくなので阿蘇や黒川などとセットで観光を楽しむ人が多いようです。セットで楽しむのであれば、2泊3日の旅行がおすすめです。
A熊本旅行のベストシーズンは、気候がよい春と秋。熊本の夏は、湿度が高くムシムシして暑く、観光にはときしていません。冬は寒暖差が激しいうえ、山間部などでは雪が降ることもあります。ただし、阿蘇山付近は、夏場は30℃を超えず涼しくて過ごしやすいため、九州の避暑地のひとつとして知られ、リゾートを楽しむのにおすすめです。
A熊本旅行で比較的すいている穴場の時期は、6月~7月上旬や1月中旬~2月です。6月~7月上旬は梅雨で降水量が多く、ムシムシとして暑い季節なので、自然を満喫する観光には向きませんが、江戸時代から続く高瀬裏川花しょうぶまつりや、熊本城城内にある加藤神社の夏越大祓などのイベントがあるので、楽しむことができます。
A熊本のおすすめ観光スポットは、初めてならば大定番の熊本城や阿蘇山、黒川温泉などの定番人気スポットがおすすめです。阿蘇では、大自然の景色を楽しむほかにも、ファームランドなどもあるので子どもから大人までみんなで楽しむことが可能。黒川では大人の落ち着いた雰囲気の中で街歩きや温泉グルメなども楽しむことができます。
A熊本旅行は、訪れるエリアによっても適切な服装が異なります。熊本市内であれば、大阪や東京などとあまり変わらない服装で訪れることができます。一方、阿蘇周辺は、比較的気温が低めなので、普段よりも1枚多く着込めるように服装を考えるとよいでしょう。天草周辺は温暖なので、いつもよりも少し薄着で過ごすことができます。
A熊本旅行の持ち物として、阿蘇山周辺をはじめ、山間部を訪れるのであれば、天候が変わりやすいので雨傘などの雨具を用意して行くのがおすすめです。また、阿蘇山付近は朝晩の寒暖差が激しいので、温度調節ができる服装の用意が必要。自然のスポットを訪れるときは、スニーカーなどの歩きやすい靴と両手が自由に使える斜めかけのバッグがあると便利です。
A熊本を訪れたら、ぜひ味わっておきたいのが、馬肉料理。新鮮な馬肉料理を味わうことができるお店が豊富にそろっています。そのほかにも、熊本の中華料理店には欠かせない、野菜と春雨たっぷりのヘルシーな太平燕や、マー油の香ばしさがたまらない熊本ラーメン、季節の野菜とお肉、小麦粉を団子状に練ったものが入った優しい味わいのだご汁もおすすめです。
A熊本では、コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底しています。蜜をさけるため、観光スポットの入場制限やイベント開催の中止、飲食店の営業時間短縮などがおこなわれているため、訪れる前には、ホームページなどで確認するのがおすすめです。マスク着用やアルコール消毒を徹底し、会話を控えめに、安全に熊本旅行を楽しむようにしましょう。