鳥取は、中国地方の日本海側、山陰地方にあり、鳥取砂丘や「因幡の白兎」の伝説で知られる白兎海岸などの景勝地がある県です。地名の由来は、第11代垂仁天皇の時代、鳥を獲物とした狩猟民族「鳥取部(ととりべ)」が大和政権に仕えていたことによります。砂丘だけではなく、国立公園や湖・半島や山地など、豊かな自然に恵まれていて、梨や松葉ガニ、らっきょうなどの生産・収穫も盛んです。また、漫画家・水木しげる(1922-2015)や青山剛昌(1963-)の出身地でもあり、作品に登場するキャラクターに出会える観光スポットには、全国からファンが訪れます。そんな鳥取の観光でおすすめの観光スポットを紹介します。砂丘だけではない鳥取の魅力をチェックしてみてくださいね。
鳥取県の東部、日本海側に広がっている鳥取砂丘。観光可能エリアは東西に16km、南北に2.4km広がっており、山陰海岸国立公園の特別保護地区や国の天然記念物にも指定されています。JR鳥取駅や鳥取空港から車で15分ほどなのでアクセスも抜群。風紋や砂廉、砂柱など風と砂が織りなすアートと、季節や時間帯に応じて異なる絶景が楽しめます。
鳥取砂丘のすぐ近くにある、屋内外共に様々な遊びが楽しめるスポット。屋外には雨天時や冬季でも利用可能な屋根つきの大型遊具など複数の大型遊具があり、サイクルモノレールやバッテリーカーなどのアトラクション、そしてキャンプ場ももあります。屋内には木材や砂を使って創作活動が楽しめる工房、幼児用おもちゃや図書コーナーなどがあり、乳幼児から楽しめるスポットです。
鳥取砂丘の西端にある白兎海岸。神話「因幡の白うさぎ」の舞台となった場所で、ウサギが渡ろうとした島もあります。エメラルドブルーの水と白い砂浜が美しい美しい海岸としても知られており、日本の渚百選にも選出。近くには神話に出てくる白うさぎを祀り、縁結びの御利益があるという白兎神社や、白うさぎをモチーフにしたお土産などがある道の駅神話の里白うさぎもあります。
日本で最も大きい天然池。総面積は約6.99㎡、周囲は約17.5kmあり、湖山砂丘が発達する過程で内湾がせき止められて誕生しました。池の中にある5つの島のうち最も大きい青島へは橋がかかっており、その橋からは湖山池の圧倒的な自然美を体感できる景色が広がります。自然が楽しめる癒しのスポットとして、観光客からはもちろん地元の人々からも愛されている池です。
鳥取城跡は鳥取駅からバスで10分、鳥取市街地を一望できる久松山にあります。戦国時代、豊臣秀吉が兵糧攻めを行ったことでも有名なお城です。現在は石垣だけが残りますが、亀の甲羅のように球型に積み上げられた珍しい天球丸の石垣など、たくさんの石垣が残っています。城跡には1907年にこの地に建てられた国の重要文化財である洋風建築物・仁風閣もあります。
850年以上の歴史を持つ三朝温泉。高濃度のラドン含有量を誇る温泉で、免疫力や自己治癒力を高める効果があります。温泉を吸って身体を温めるラドン熱気浴や、温泉で80度に温めた鉱泥で疾患部を温める鉱泥湿布という珍しい入浴も可能。三朝という名前は三晩泊まり三回朝を迎えるとどんな難病も治るという言い伝えから来ており、古くから人々の病を治してきたと言われる温泉です。
鳥取を代表する特産品、梨がテーマとなった日本唯一の博物館。直径20mにも及ぶ国内最大級の梨の木や、まるで自分の身体が小さくなったかのような感覚で楽しみながら梨について学べる不思議ガーデンもあり、子供も楽しめる仕組みが満載。一年中三種類の梨の食べ比べができるキッチンギャラリーや梨のソフトクリームが食べられるパーラーなどもあります。
鳥取県の真ん中、湯梨浜町の東郷温泉にある中国庭園燕趙園。中国河北省の技術者が設計し、資材の調達や加工などはすべて中国で行われた本格的な中国庭園です。歴代の中国皇帝が好んだという壮大な理想郷28景が表現されており、中国人画師が描いた2,000を超える彩画もあります。毎日開催される中国雑技ショーや「春節祭」など中国で親しまれる年間行事なども楽しめます。
国の重要伝統的建造物群保存地区。室町時代には城下町として、江戸時代には陣屋町として整備されたエリアです。白い漆喰壁と黒の焼杉板、そして赤井石州瓦という趣ある建物が玉川に沿って立ち並んでおり、現在は喫茶店や雑貨、郷土品を取り扱うお店などが入っています。倉吉絣のコースターづくり体験や木のスプーンづくりができる工房などもあり、様々な体験も可能です。
鳥取県のほぼ中央に位置する東郷湖。周囲約10kmの大きさで、海水と淡水とが入り混じる汽水湖です。湖中から温泉が湧いており、冬になると湖面から湯気が立つ幻想的な景色が楽しめます。また、湖岸にも温泉が湧き出している場所があり、湖畔にある温泉地の露天風呂から眺める東郷湖はまさに絶景。季節や時間帯によって様々な表情を見せてくれる、美しい景色は必見です。
東郷湖の湖畔にある、はわい温泉。明治35年に開湯した温泉街で、鯉が湖中に湧き出た温泉を教えてくれたという伝説が残ることから「こいの湯(恋の湯)」としても親しまれています。13の温泉旅館が立ち並んでおり、日帰り温泉が楽しめる施設やまるで湖の上で温泉に入っているかのような湖上温泉が楽しめる旅館もあります。
美しい山の姿が印象的な大山。日本名峰ランキング第3位に選ばれ、国内3番目の国立公園でもあります。米子市方面から見ると“伯耆富士”との呼び名にふさわしい姿を見ることができ、大山町からは屏風型の岩肌が見えるなど、季節の移ろいだけでなく見る角度によっても様々な表情が楽しめる山。登山やキャンプ、スキーなど様々なアクティビティも体験できます。
大山牧場内にある、大山まきばみるくの里。鳥取県民に愛される白バラ牛乳などを取り扱う大山乳業農業協同組合が運営しています。新鮮な牛乳や乳製品を使ったメニューが食べられるレストランや、美味しいと評判の特製ソフトクリームなど、飲食も充実。広い草原に放牧されている牛、そして眼下に広がる弓ヶ浜の絶景と、牧場ならではの大自然を感じられるスポットです。
金持神社がある場所は、かつて黄金にも勝ると言われた玉鋼の産地で、昔は鉄を金と呼んでいたことから金持という名前が生まれました。全国でも数少ない天之常立尊(あめのとこたちのみこと)を御祭神とする神社で、全国各地から参拝者が訪れます。境内には県の銘木100選に選ばれた樹齢600年と言われるサワラとチャンチンの2本の木々もあり、最高の森林浴も体験できます。
国立公園大山の中腹にある大山桝水高原。標高900mの山頂へは、片道約8分の空中散歩が楽しめる天空リフトで向かいます。移動途中はもちろん、山頂からも日本海や弓ヶ浜半島など、四季折々の自然が織りなす大パノラマ絶景が楽しめます。高原内にはレストハウスもあり、高原散策やスキーで疲れた身体を休ませられる無料休憩所やレストラン、売店などがあります。
江府町側から眺められる大山南壁・鍵掛峠は、標高910mの所にあります。手前にはまるで絨毯のように広がっている大山のシンボルでもあるブナ林と、激しい崩落で生まれた険しい断崖絶壁の山肌とのコントラストが美しいと、多くの観光客が訪れるスポット。特に新緑と紅葉の季節は、山の岩肌と木々が作り出す景色が美しいと人気を集めています。
動物たちと直接触れ合える大山トム・ソーヤ牧場。ウサギやモルモットと触れ合える小動物ふれあい広場やいろいろな種類の犬と触れ合えるわんわんランド、ヒツジやヤギ、ブタと触れ合えるめーめーランドと、体験が充実している動物園です。軽食コーナーにはここでしか食べられないヤギのミルクを使ったソフトクリームやチーズケーキが楽しめます。
米子城跡は、米子市の中心にある標高90mの湊山にあります。かつては四層五重の天守閣を有するなど、山陰を代表するお城の一つでしたが、現在は石垣や礎石のみが残るだけ。しかし城跡からは米子市街を大パノラマビジョンで見渡せると、今では米子を代表する絶景スポットとなっています。春は桜が咲くので、花見も楽しめます。
水木しげる氏の出身地、境港にある水木しげるロード。JR境港駅前からおよそ800mに渡って妖怪の銅像が177体並んでおり、鬼太郎や目玉おやじをはじめ、様々な妖怪に出会うことができます。夜になるとブロンズ像がライトアップされたり、路面に妖怪の姿が映るスポットライトが当てられたりと、夜ならではの世界観も。お土産物屋さんや飲食店も充実しており、買い物も楽しめます。
車のテレビCMに登場したことから一躍有名になった、江島大橋。通称「ベタ踏み坂」と呼ばれる橋で、鳥取県境港市と島根県松江市を結んでいます。最上部は高さ45mにも及ぶ急角度の作りとなっていて、コンクリート製の桁橋の中では日本最大でもあります。橋の中央部からは鳥取と島根、そして美しい山と海が作り出す美しい景色が楽しめます。
境港で水揚げされたばかりの魚介類や乾物・水産加工品など、豊富な品揃えを誇る境港さかなセンター。茹でガニや岩ガキなどその場ですぐ食べられるものや、購入した魚をすぐに調理してくれる隣接するレストランもあるため、新鮮な美味しい魚介類を購入してすぐ味わうことも可能。特に秋から解禁となるカニ漁の時期は、紅いカニが並ぶ圧巻の景色も楽しめます。
境港さかなセンターのすぐ近くにある、夢みなとタワー。全面ガラス張りで、最上階には360°見渡せる舟型の展望室があります。タワー内にはモンゴルや中国の生活や衣装の展示や民族衣装試着コーナーも。テンセグリティという独特の構造を用いた構造物の中では世界一の高さを誇りますが、全日本タワー協議会加盟施設の中では国内で最も低いタワーに認定されています。
水木しげるロード沿いにある、妖怪神社。入口には水の中で目玉おやじがクルクルと回る「目玉おやじ清め水」があります。御神体は水木しげる氏が入魂した高さ3mほどの黒御影石と樹齢300年のケヤキで構成。妖怪からくり人形がおみくじを運んできてくれるからくり妖怪みくじなど、境内の至る所で妖怪をモチーフにしたデザインが楽しめます。
大山隠岐国立公園内にある、木谷沢渓流。ブナやミズナラなど水を多く蓄えられる木々が群生しており、自然が生みだす良質の天然水と美味しい空気が味わえます。駐車場からもほど近い場所にある渓流のため、徒歩で移動することが苦手な方でも訪れやすいスポット。大山の神秘的な雰囲気と、雄大な自然を身体全体で感じられる癒しの場所です。
「鳥取」と聞いて何を思い浮かべますか?二十世紀梨に鳥取砂丘は有名ですが、いったい鳥取ってどんなところなのでしょう。東西約120km、南北約20~50kmと東西にやや細長い県で、中国山地の山々が連なり、四季折々の自然が楽しめます。農産物のほか、日本海で獲れる豊富な海産物もあり、夜に漁火を炊いて捕獲する白イカや、生マグロ水揚げ量日本一の境港で味わうマグロは格別の美味しさです。そんな鳥取を訪れるならぜひおすすめしたい、鳥取の定番の人気観光地10選をご紹介します。
鳥取は、中国地方の日本海側、山陰地方にあり、鳥取砂丘や「因幡の白兎」の伝説で知られる白兎海岸などの景勝地がある県です。地名の由来は、第11代垂仁天皇の時代、鳥を獲物とした狩猟民族「鳥取部(ととりべ)」が大和政権に仕えていたことによります。砂丘だけではなく、国立公園や湖・半島や山地など、豊かな自然に恵まれていて、梨や松葉ガニ、らっきょうなどの生産・収穫も盛んです。また、漫画家・水木しげる(1922-2015)や青山剛昌(1963-)の出身地でもあり、作品に登場するキャラクターに出会える観光スポットには、全国からファンが訪れます。そんな鳥取の観光でおすすめの観光スポット40か所を紹介します。砂丘だけではない鳥取の魅力をチェックしてみてくださいね。
中国地方の北東部に位置する鳥取県。北には日本海、南には大山をはじめとする中国山地があり、ダイナミックな自然を満喫できます。今回は、鳥取で行きたいおすすめ定番の観光地をご紹介したいと思います。海の側に東西16kmに渡って広がる鳥取砂丘やレトロな白壁土蔵群で知られる風情ある街並みなど、様々な楽しみ方ができる観光スポットが点在しています。 こちらでは、定番と呼ばれるスポットから、鳥取の歴史や大自然を感じられる人気の観光スポットまで15ヶ所に厳選してみました。鳥取自動車道の全線開通やスカイマークが米子鬼太郎空港に就航し山陰地方へのアクセスも便利になった鳥取にぜひ訪れてみてください。
A鳥取への交通手段は、飛行機や鉄道、高速バスなどがあります。東京から鳥取へは、飛行機を利用して羽田空港から鳥取空港まで約1時間20分のフライトでアクセスすることができます。大阪から鳥取までは、JRの特急を利用して大阪駅から鳥取駅まで約2時間28分でアクセスが可能。福岡からは新幹線で岡山へ行き、特急に乗りけて合計約4時間でアクセスが可能です。
A鳥取旅行の費用は、出発地や宿泊日数、宿泊するホテル、訪れる場所、シーズンなどによって大きく異なります。東京から飛行機利用で1泊2日の鳥取市内宿泊プランの格安ツアーが、21,000円からになっています。これに食事代や観光費用、お土産代なども必要になってくるので、30,000円は用意していくのがおすすめです。山口旅行の費用は、出発地や宿泊日数、泊まるホテル、訪れる場所、シーズンなどによって大きく異なります。東京発で飛行機利用、1泊2日のプランの格安ツアーが、20,800円からになっています。これに、食事代や観光費用、お土産代などをプラスして考える必要があるので、少なくとも30,000円は用意しておくのがおすすめです。
A鳥取旅行は、どのエリアへ行くのかや何をしたいのかによって最適な宿泊日数が異なります。砂丘や鳥取市内のみを観光するのであれば、1泊2日でも楽しむことができます。一方、大山などでアウトドアやリゾートを楽しむのであれば、2泊3日は必要。鳥取市内と米子などを合わせて回る場合も、2泊3日以上は確保しておきたいところです。
A鳥取には、シーズンごとに楽しむことができる観光スポットがあり、どの季節でも旅行を楽しむことができます。春や秋の気候の良い季節は、街歩きなどにも最適ですし、春のいちご狩りや秋のなし狩りなどもおすすめです。夏は海水浴や大山での避暑を楽しむことができ、冬はウィンタースポーツやイルミネーションなどのイベントが人気です。
A鳥取旅行を比較的人が少ない時期に楽しみたいのであれば、春休みや夏休み、冬休み、ゴールデンウィークなどの学校が休みになる時期を避けるのがおすすめ。また、土日祝日よりも平日の方が、人が少ない傾向にあります。梅雨の6月から7月上旬や、冬休み開けの1月中旬から2月頃は、比較的人が少ないシーズンになっています。
A鳥取のおすすめ観光スポットは、鳥取砂丘や大山、三朝温泉、水木しげるロードなどがあります。鳥取砂丘では、ラクダに乗ることができたり、砂の美術館があったりと1日中楽しむことができますし、大山は、大自然のほかに、大山寺などの見どころや、ブルーベリー園、牧場などもあります。「スタバないがスナバはある」で有名なすなば珈琲も、人気です。
A鳥取は、日本海に面しており、冬は雪が積もることが多い一方で、夏は非常に暑い日も多くなっています。季節に合わせて天気予報で気温を確認し、服装を考えましょう。また、大山を訪れるのであれば、朝晩の寒暖差が大きくなっているので、調節が効く服装を用意しましょう。山の天気は変わりやすいので、雨具の用意も忘れずに。
A鳥取を訪れるのであれば、動きやすい服装を用意しておくのがおすすめ。砂丘をはじめ、人気の観光スポットは、舗装されていない場所が多いので、スニーカーがおすすめです。また、女性はスカートではなくズボンがおすすめ。両手が自由に使える方が便利なので、斜めかけやリュックなどを用意しておくと思いっきり楽しめますよ。
A鳥取は、海と山に囲まれた色の宝庫です。松葉ガニ、白イカ、ドロエビなどの海の幸に、鳥取和牛、大山地鶏、二十世紀梨などさまざまな美味しい食材がそろっています。また、牛骨ラーメンやホルモン焼きそば、鳥取カレーなどのB級グルメも豊富!そのほかにも、らっきょうや豆腐ちくわなどは、お土産にも最適なグルメになっています。
A鳥取では、コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底しています。密をさけるために、観光スポットの入場制限や飲食店の営業時間短縮、イベント開催の中止などがおこなわれており、訪れる前にホームページなどで確認するのがおすすめです。マスク着用やアルコール消毒、会話を控えめにするなどして安全に旅行を楽しむようにしましょう。