このページでは黄山にある自然・景勝地を紹介しています。雄大な自然が広がる景勝地は、旅行や週末のお出かけにぜひ訪れたい場所です。青く透き通った海や、広大な大草原、神秘的な洞窟・鍾乳洞など、大自然は私たちの想像を超える絶景を見せてくれます。貴重な景観や、野生の動植物が生息する場所は、ユネスコ世界遺産や、国の自然保護区などに指定され、観光名所にもなっています。アメリカのグランド・キャニオン国立公園や、オーストラリアのウルル=カタ・ジュタ国立公園のように、壮麗な滝や湖、森など、見どころがいくつも詰まった自然公園も人気です。観光スポットやリゾート地として知られる自然豊かな場所では、マリンスポーツや森林浴、トレッキングなど、さまざまなアクティビティを体験できます。
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黄山 - 自然遺産
中国の水墨画のような美しい山水風景が見られる「黄山(こうざん)」は、“黄山を見ずして、山を見たというなかれ”と称えられるほど、古代より多くの文化人をも惹きつけてきた場所です。三主峰と呼ばれる3つの峰があり、そこから見る断絶壁の景観と一瞬一瞬姿を変える霧のコラボレーションは、不思議な魅力に溢れています。黄山と言う名称は道教の祖である「黄帝」にちなんでつけられましたが、今でも当時の道教や仏教の寺院などが残されていて、中国文化に大きな存在感を示しています。これらの価値が認められ、1990年には世界遺産に登録されました。 黄山には400以上の名勝があるので全てを回ることは難しいですが、みどころはある程度絞られているので、事前にチェックをしておけば無駄なく回ることができるでしょう。今回は、今も昔も変わらぬ美しさで人々を魅了する「黄山」のみどころをご紹介します。
黄山 - 世界遺産 ,自然・景勝地
古くから「黄山(こうざん)を見ずして、山を見たというなかれ」といわれてきた黄山は、道教の聖地です。仙人が住む世界“仙境”と呼ばれるにふさわしい清浄な空気があり、谷間に霧や雲の漂う、神秘的な風景が広がっています。1990年に世界複合遺産に登録された中国有数の景勝地で、天気に恵まれる7~9月は国内外からの観光客でにぎわいます。山頂までの登山が楽しめるほか、ロープウェーを利用すれば、高度を上げるに従って目の前に広がる山水画のような風景に感動するはずです。また、黄山は高級緑茶「黄山毛峰」の産地としても有名で、現地で飲んでチェックしてみるのもおすすめです。
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黄山 - 山・渓谷
“雲海”が広がる絶景 安徽省にある黄山は1990年世界遺産に登録された。氷河や風雨による岩石の浸食が長い歳月繰り返され現在の景観を造り上げた。尖った岩山や山を這うように霧が立ち込めた景観はまるで仙人の住む世界のようである。多くの文人が訪れ水墨画や詩などの題材になった場所である。
黄山 - 山・渓谷
黄山の四大景観の一つである奇松の数々は、黄山のシンボルとも言える、必ず見るべきポイントです。「黄山奇松」とはその名の通り、形態が奇妙な松のことですが、硬い岩山に根を張り力強くそびえる様子は見るだけで勇気づけられる人が多いようです。そこから巨大なパワーを感じるのでしょう。黄山には100本以上の奇松が存在しますが、中でも有名なのは「迎客松」、「送客松」、「蒲団松」、「竪琴松」、「麒麟松」、「探海松」、「接引松」、「連理松」、「黒虎松」、「龍爪松」の黄山十大名松と呼ばれる10本の松になります。これらはみどころとなる展望台の近くに存在するなど観光のついでに見られるので、忘れずにチェックしてください。
黄山 - 山・渓谷
黄山十大名松の中でもトップの奇松と言われているのが、玉屏峰(ぎょくへいろう)の東側にある「迎客松」です。「迎客松」は樹齢800年の力強い松で、近年のこの黄山の歴史を見守ってきました。高さは約10mにのぼり、黄山の神聖な光景をより一層引き立てています。枝が手を伸ばしているような雰囲気に似ていて、お客を招いているように見えることから「迎客松」と名付けられました。「迎客松」の背景には突出した峰と細長い雲が浮かび、いかにも仙人が出てきそうな雰囲気を醸し出しています。
黄山 - 山・渓谷
海抜1840mの「光明頂」は、黄山の第2の高峰です。高さはかなり高いものの、全貌は平らで、特に頂上付近は日照時間が長いという特徴があります。ここからは日の出も眺望でき、雲海に反射する眩い朝の光はまさに黄山を象徴する姿と言ってもいいでしょう。東西南北のすべての雲海も一同に拝め、雲を突き抜けて現れる峰の壮大な光景が映し出されます。 11月から5月までは特に雲海が美しく見られる季節でなので、この時期に合わせて登る人も多いようです。日の出と夕景の2つの姿が見られればもう言うことなしです。
黄山 - 山・渓谷
天都峰と光明頂の間に位置する「蓮花峰」が、黄山の第3の高峰となります。頂上まで登るにはかなり険しく、曲がりくねった道と長い階段、そしてはしごをよじ登るかのようにして進む足場がありますが、それはまさに「蓮花峰」が垂直に立ちはだかっていることを意味します。頂上に着くと、まるで空に手が届きそうな感覚を覚え、眼下に広がる雲海が緩やかに流れている様子が見られます。頂上の周りの手すりやチェーンには恋人たちがかけた南京錠がかかり、それもまたロマンティックな雰囲気を演出しています。 雨の次の日は特に雲海が美しく見え、それを狙って訪れる人もいるほどです。
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