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ヨーロッパの国
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ローマはイタリアの首都で、政治と経済の中心地です。市内にはキリスト教の聖地であるバチカン市国の他、国際機関や大企業の本社が立ち並び、約290万人が暮らしています。街の名物は日本でもお馴染みのカルボナーラです。 古代ローマ帝国の時代から約3千年に渡って文化、芸術の面で世界中に影響を与え続け、「永遠の都」とも呼ばれています。どこをとっても絵になる美しい街並みは数々の映画や小説の舞台となり、毎年700万から1000万人もの観光客が訪れます。 数ある観光名所の中で最も人気のあるスポットは、ローマ帝国時代の建造物コロッセオと、バチカン市国にあるサンピエトロ大聖堂です。これらの建築物を含む7つの遺構は、1980年に世界遺産に登録されています。
イタリア北東部に位置する都市で、中世にはヴェネチア共和国の首都として栄えました。水の都ヴェネチアといわれ、街の象徴、大運河「カナル・グランデ」が流れています。運河沿いには美しい街並みが広がっており、街の中に入り組んだ水路、多くのゴンドラが行き交い、ゴンドラからは壮麗な建築物を眺められます。美しい夜景と水面に反射する光は幻想的でロマンチック。 ヴェネチアの中心であり玄関口の「サン・マルコ広場」にはサン・マルコ寺院をはじめ宮殿や博物館、時計塔など見どころが多く、「世界一美しい広場」として多くの観光客が訪れます。
イタリア中部の都市。街全体が美術館のような美しいフィレンツェは「花の都」といわれており、中世からルネッサンス期にかけてヨーロッパの商業や金融の中心地の一つでもあり、文化の中心として発展し、多くの芸術家が作品を残しています。 街のシンボル「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」をはじめ建築物や彫刻など芸術作品が多く残る街並みは世界遺産に登録されています。街には美術館が多くあり、ルネッサンス期の名だたる芸術家の作品を時代ごとに展示する「ウフィツィ美術館」、ミケランジェロ作「ダビデ像」のある「アカデミア博物館」などがあります。
ランペドゥーサ島はイタリア最南端の小さな島です。シチリア島より南方、マルタとチュニジアの間のシチリア海峡に位置し、約5,500の人が暮らしています。イタリア本土からは飛行機で、シチリア島からはフェリーでアクセスできます。 ランペドゥーサ島を囲むターコイズブルーの海はとても透明度が高く、ボートが浮いて見えるほどで、「Flyingboat」というボートクルーズが観光の目玉です。ほかにも、イルカやマンタのウオッチングツアーや、夕日を見ながらのディナークルーズ、ダイビングなどのマリンアクティビティを楽しめます。 街の周辺には遠浅のラビットビーチや、シュノーケリングが楽しめるカーラ・グイッジャなど、素敵なビーチがたくさんあり、ビーチバカンスが満喫できます。
サルデーニャ島は世界中のセレブに愛されるリゾートアイランドです。イタリア半島の西方に位置し、先史時代からの歴史と独自の伝統、食文化を持っています。 この島の魅力は地中海に囲まれた自然と文化遺産です。最も有名なコスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)は、透明度の高いエメラルドグリーンの海と白砂のビーチが広がる美しい海岸で、世界中のセレブが集まるホットスポット。また、先史時代の巨石遺跡「ヌラーゲ・ヌゥ・ヌラクシ」という世界遺産があり、神秘的な光景に出会えます。 サルデーニャ島は美食でも有名で、スペインやアラブなど異文化の影響を受けたユニークで美味しい料理が味わえます。高級食材カラスミがお手頃な価格で手に入ったり、名産のロゼワインや羊の乳からできたペコリーノチーズは絶品です。
イタリア北部に位置し、イタリア第二の都市。イタリア経済の中心である国際都市ミラノは、歴史的遺産を残しつつも大都市に発展してきた現代のイタリアを楽しめる街。世界のファッションの中心地であり、おしゃれなショップが建ち並びます。 5世紀もの歳月をかけて建築されたイタリア最大級のゴシック建築「ドゥオモーロ」は、エレベーターや階段で屋上へ登ることができミラノを一望できる。「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」にはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が展示されており、博物館や数多くの美術館などでイタリアの芸術を堪能できます。
南イタリア・カンパニア州に位置する街。周囲を断崖絶壁の海岸で囲まれ、狭い土地のため断崖に建物がへばりつくように密集した街。入り組んだ海岸は世界で最も美しい海岸といわれ世界遺産に登録されています。 断崖に建物が建ち並ぶ景観と、曲がりくねった断崖絶壁を走る道路、碧いティレニア海のビーチと新鮮な海の幸、見どころ豊富なアマルフィ。街の中心ドゥオーモ広場から続く階段を上ると「アマルフィ大聖堂」があります。アラブ風のアーチの回廊、手入れの行き届いた中庭、ところどころに見られるモザイク装飾、絢爛豪華な大聖堂は圧巻です。
タオルミナはシチリア島東部のタウロ山中腹に位置する街で、眺望が素晴らしいリゾート地です。街の眼下に青く美しいイオニア海が広がり、南にはエトナ山(世界自然遺産)の堂々たる姿が眺められます。街の歴史は古く、紀元前4世紀まで遡ります。 街のメインストリートであるウンベルト通りは全長800mと歩きやすい長さで、通りにはおしゃれなカフェやレストラン、ギフトショップが並んで観光客で賑わいます。通りの中心にある4月9日広場は、息をのむほど素晴らしい眺望が望める絶景ポイントです。 ウンベルト通りを抜けると、ロープウェイを使ってビーチに降りていけます。青く澄んだ海辺の先には、ベッラ島という美しい小島や青の洞窟があり、ビーチバカンスが楽しめます。
ボローニャはイタリアのほぼ中央に位置し、古代から交通の要所として栄えた内陸都市です。現在も高速道路や鉄道の中継地点であり、数々の国際展示会が開かれるビジネスの要所となっています。 美食の都として知られており、ボロネーゼソーズ(ミートソース)、ラザニアは日本でもお馴染みですね。2017年にはイタリア全土の食が楽しめるテーマパーク「フィーコ・イータリー・ワールド」(FICOEATALYWORLD)が完成し、ますます食文化に力を入れています。 また、ランボルギーニやマセラティ創業の地でもあります。マセラティのエンブレムは、街のマッジョーレ広場にある海神ポセイドンのトライデントが由来です。近郊には博物館があり、ひと味違うイタリア観光が楽しめます。
イタリア南部に位置する南イタリア最大の都市。ナポリ湾に面した湾岸都市で、美しく青い海と温暖な気候、陽気なナポリの人々、美食の街ナポリは多くの人が訪れる観光都市です。 世界遺産に登録されているナポリ歴史地区、旧市街は歴史ある古い街並みと歴史的建造物、人気のカフェやピザ店など現在のナポリの人々の生活も見られる下町のような雰囲気です。「ナポリを見てから死ね」といわれるほど美しい景観のナポリは、絶景スポットも多く、街の北ヴォロメの丘に建つ「サンテルモ城」の城壁からは、ナポリ市街やナポリ湾などが一望できて綺麗な景色を楽しむことができる。
ジェノバは、地中海に面したイタリア最大の湾港都市です。中世には強大な海洋国家として繁栄した歴史を持ち、現在も約60万人が生活しています。かの有名なコロンブスもジェノバ出身で、空港の名称にもなっています。 ジェノバ近郊はイタリア一のバジル生産地で、新鮮なバジルを使ったジェノベーゼパスタが名物料理です。また、パンの一種「フォカッチャ」もジェノバ発祥と言われ、街にはフォカッチャ専門店もあります。 2006年に世界遺産に登録された「ガリバルディ通り」には、赤の宮殿や白の宮殿など、ジェノバ最盛期にあたる16~17世紀頃の建物が並んでおり、華麗な建築物が鑑賞できます。その他にもジェノバにはコロンブスの家やヨーロッパ最大級の水族館があり、様々なジャンルの観光が楽しめます。
地中海のほぼ中央に位置し、地中海最大の島。イタリア最南端のシチリア島は、全体がシチリア州とされておりイタリアの州の一つ。透き通った碧い海と温暖な気候、美しい大自然と豊かな大地、新鮮な海の幸や食の恵み、大自然に癒され食も満たされるシチリア島はたくさんの魅力で溢れています。 世界遺産やアラブ・ノルマン王朝時代の建造物があり歴史を感じられる街でもあります。シチリア島の東、タオルミーナはイタリアの代表的なリゾート地として知られており、標高200mの高台にあるため、景色は絶景。古い歴史ある街でもあり多くの観光客が訪れます。
カプリ島はナポリ湾に浮かぶ、自然が美しい小さな島です。ナポリから高速フェリーで約50分、古代ローマ時代から王侯貴族のリゾート地として愛され、現在もセレブの別荘や高級ホテルが並んでいます。 街の中心にあるウンベルト1世広場には、一流ブランド店やギフトショップが並び賑わっています。また、有名レストランも多く、レモンのお酒リモンチェッロや、トマトとモッツァレラチーズの名物サラダ、カプレーゼは外せない一品です。 観光のハイライトは「青の洞窟」です。暗い洞窟に差し込む光によって海面が鮮やかなマリンブルーに輝き、洞窟全体が青く包み込まれます。この神秘的な自然美は19世紀に発見され、以来別の地でも幾つか発見されましたが、カプリ島のものが最も有名です。
パレルモはシチリア島北西部にあるシチリア最大の都市です。人口は約67万人とイタリアで5番目に大きく、古代から港町として栄えてきました。イワシのパスタや、ナスのカポナータが郷土料理です。 9~11世紀のアラブ・ノルマン王朝時代に最盛期を迎え、この時代に豪華な教会や宮殿がいくつも建てられています。これらの建造物は2015年に世界遺産に登録され、特にノルマン宮殿のパラティーナ礼拝堂は、目がくらむほどの黄金でできたモザイクが有名です。日本語の音声ガイドが付いた市内観光バスに乗れば、街の観光名所が簡単に巡れます。 他にも、映画「ゴッドファーザー」の舞台としても有名なマッシモ歌劇場は、パリやウィーンに次ぐ3番目の広さを誇り、本場のオペラ鑑賞が楽しめます。
アルベロベッロはイタリア南部にある小さな村で、トゥルッリと呼ばれる家屋群で知られています。丘陵地帯に位置し、ローマから鉄道で6時間、州都バーリからは1時間半ほどです。 トゥルッリとは白い壁にとんがり屋根がついたユニークな家屋で、15世紀頃が起源とされています。部屋一つにつき屋根一つという構成で、とんがり屋根が連なる村の景色は、まるでおとぎの国のように可愛らしいと評判です。1996年に世界遺産に登録され、年間100万人の観光客が訪れています。 いまも約1500軒が現存し、地元住民が伝統を守りながら大事に暮らしています。また、一部はギフトショップやホテルに改装されており、素朴でかわいいトゥルッリに泊まるプランが人気です。
ピサはイタリアの都市で、ティレニア海に面する湾岸都市。トスカーナ州に位置するピサは街並みも非常に美しく、「ピサの斜塔」で有名な街です。 奇跡の広場といわれる「ドゥオモ広場」は世界遺産に登録されており、ピサが繁栄していたころを象徴する建造物がある。上部がゴシック様式、下部がロマネスク様式で造られた洗礼堂、広場の中心にある白大理石の大聖堂、「ピサの斜塔」として有名な鐘楼、北側には中世貴族の墓所があり、白大理石の回廊が中庭を囲むように建っています。緑の芝生に映える4つの白亜の建物は美しく、多くの観光客が訪れます。
トリノはイタリア北西部に位置し、フィアットの企業城下町として発展してきた工業都市です。サッカーチーム「ユベントス」の本拠地でもあります。 2006年の冬季オリンピックを期に観光産業に力を入れており、世界遺産「サヴォイア王家の王宮群」を始め、数々の美術館や博物館、巨大自動車工場を改築したリンゴットというレジャー施設など、歴史あるものから新しいスポットまで見どころ満載です。 チョコレートの街としても有名で、市内中心部には老舗のカフェやチョコレート店がたくさんあり、優雅なカフェタイムが楽しめます。ビチェリンというホットチョコレートドリンクと、ジャンドゥイオットというヘーゼルナッツのチョコはぜひ味わいたいトリノ名物です。
アッシジは緑豊かなイタリア中部に位置し、標高約400mの高台の中にある街です。清貧を説いた聖フランチェスコの生地であり、キリスト教徒の巡礼地として広く知られています。 中世の雰囲気が残る街並みは地元で採れた石を使って作られており、薄いピンク色をしています。緑の中に浮かぶバラ色の美しい街並みは、他のイタリアの都市とはどこか違う、静かで穏やかな空気が町を包み、落ち着いて散策が楽しめる街です。 聖フランチェスコゆかりの教会群は世界遺産に登録されています。サン・フランチェスコ大聖堂内部を飾るフレスコ画は、ジョット、チマブーエ、ロレンツェッティなどの巨匠による作品で美術史においても非常に価値があり、圧倒される美しさです。
ソレントは、イタリア共和国南部のカンパニア州ナポリ県に位置する、人口約1万7千人(2017年現在)の基礎自治体です。ナポリ湾に面し、市街地は海沿いに切り立った崖上に広がります。対岸には、ヴェスヴィオ山があり、風光明媚なリゾートとして有名。ナポリ民謡の「帰れソレント」でもその名が知られています。アマルフィ海岸の起点ともなっていて、カプリ島行きのフェリーが多く出ています。町は、とても綺麗で高級感が漂う、南イタリアのリゾート地といった雰囲気。ソレントを訪れたら外せないのが、ナポリ湾の海の景色です。海に面したホテルなどからも「帰れソレントへ」にも歌われた海を眺めることができますが、市民公園からの眺めもおすすめです。ソレントは安全で、中心街は夜でも観光客がたくさん歩いています。リゾート地ならではの、お土産屋さんがたくさんあります。特に、モンチェッロ(レモンのリキュール)やヨーロッパ風リゾートウェア、革の手作りサンダルのお店などが多く、ショッピングを楽しめます。
イタリア共和国のシチリア島南東部にある都市。人口は約12万人(2012年現在・周辺地域も含む)、シラクサ県の県都。古代ギリシャ植民都市のシュラクサイに起源を持ち、採石場跡やローマ円形劇場など歴史的遺跡の観光名所があり、2005年に、市内と周辺の歴史的建造物や遺跡が「シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡」として世界遺産に登録されています。映画「マレーナ」の舞台となった町でもあります。街の中心になるオルティージャ島にあるドゥオーモは、紀元前5世紀に建てられたドーリア式アテナ神殿の上に、7世紀に建立されたもの。A.パルマがてがけた18世紀のファサードが特徴的、入口付近の19世紀の聖水盤や、カジーニ作「雪の聖母像」など、見どころが多い観光スポットです。ネアポリ考古学公園では、岩の天盤が美しい高さ20m以上、奥行き50m以上の洞穴「天国の石切り場」や「ディオニュシオスの耳」、「ギリシャ劇場」、「ローマ円形闘技場」などを見られます。シラクサのレストランでは、新鮮な魚介類を使った料理を食べられます。
ラ・スペツィアは、イタリア共和国北部、ジェノバから少し下ったところにあるリグリア海に面した港町。周囲には世界遺産登録されたチンクエ・テッレやポルトヴェーネレがあり、そちら方面に行く観光の拠点にもなっているため見過ごされやすいのですが、ここラ・スペツィアにも多くの観光名所があります。まず目に入るのは海に浮かぶ島々と複雑に入り組んだ入り江が作り出すパノラマ。イタリア海軍の重要な軍港でもあります。また市内にあるアメデオ・リア美術館は、17世紀に建てられた聖フランシスコ修道院を改装したもの。ここではさまざまな絵画を始め、中世・ルネッサンス時代の芸術・美術品が数多く展示されています。ラ・スペツィアでは、現在多くの場所が歩行者天国。特にキオード通りとプリオネ通りにほど近い中央市場ピアッツァ・カブールではさまざまな売店が軒を連ね、観光客でにぎわっています。
シエナはイタリア中部のトスカーナ地方にある、中世の面影を色濃く残す都市です。かつては銀行業で栄え、フィレンツェと覇権を競い合うほどでした。現在は約5万人の人々が、この優美な街に暮らしています。 シエナの旧市街には、世界一美しいと称されるカンポ広場や、12世紀から200年かけて建築された壮麗なシエナ大聖堂など、素晴らしい建造物が並んでおり、見応え十分です。1995年に街全体が「シエナ歴史地区」として世界遺産に登録されています。 シエナ特有の郷土料理、ピチ(pichi)はうどんの様に太くもちもちした食感のパスタで、日本人の口によく合うと言われています。また、シエナにしかない珍しいスイーツや、名産のワインも見逃せません。
ポンペイはナポリ近郊にあり、世界遺産のポンペイ遺跡がとても有名です。現在のポンペイは19世紀になってベスビオ火山のすそ野に新しく作られた街で、約2万5千人の人々が暮らしています。 ポンペイ遺跡とは古代ローマ時代の港町ポンペイが、西暦79年のベスビオ火山噴火の際の火山灰に埋没してできた都市遺跡です。噴火当時のまま街が残っており、リアルな古代ローマの姿を見ることができるため、年間300万人が訪れるイタリア屈指の人気観光スポットとなっています。 ナポリから鉄道で約40分と近いため、多くの日帰りツアーが開催されています。アマルフィ、ローマからの日帰りツアーもありますが、大都市とは違うのんびりとした雰囲気のポンペイに泊まるのもおすすめです。
チンクエ・テッレは、イタリア北西部のリグーリア海岸に位置します。「チンクエ・テッレ」とは、イタリア語で「5つの土地」という意味。その名の通り、海岸沿いにある5つの村の総称です。人口は大きな村でも1400人、小さな村なら200人ほどで、どの村もこぢんまりとしています。ここはリグーリア海岸に面した険しい海岸にカラフルな家が立ち並ぶ独特の景観によって知られており、1997年に世界文化遺産に登録されました。断崖にひしめくように立つ色とりどりの家とコバルトブルーの地中海とのコントラストはまさに絶景。誰しもが絵や写真で見たことのある風景が広がっています。また村と村との間はトレッキングコースも充実。一番長い10時間30分のコースから、手軽に歩ける30分のコースまであります。眼下に広がる紺碧の海を眺めながら歩くのはとても心地の良いもの。体力に余裕があれば一度試してみては。
イタリア共和国の中部トスカーナ州の地方自治体の一つ。美しい塔が立ち並んでいることで有名な町、人口は7,780人(2017年現在)。街並み自体が、1990年にユネスコの世界遺産に「サン・ジミニャーノ歴史地区」として登録されています。現在では塔が14本残っていますが、中世の時代、貴族や地元富豪たちが競って、権力の象徴であった高い塔を建てました。黄金期には72本の塔があったと言われています。サンジミニャーノは、中世の街並みが色濃く残り、当時の石そのままの建物は時が止まったかのような雰囲気。聖フランチェスコの生涯を描いた映画「ブラザーサン・シスタームーン」は、サンジミニャーノで撮影されました。1237年に造られた井戸のあるチステルナ広場、そのすぐ横のドゥオモ広場にある町一番の高さを誇るグロッサの塔などが見どころ。街中にはお土産屋さんやレストランもたくさんあり、名物の白ワインやチーズ、ハムなどを楽しめます。
バーリはイタリア南部、アドリア海の海岸沿いにある港町で、プーリア州の州都です。古代から東方への主要な港として海運業が発展してきました。新市街と旧市街に分かれており、人口は約32万人です。 オレキエッテという生パスタが名物で、旧市街には通りで地元のマンマたちによる昔ながらのパスタ作りが見学でき、「オレキエッテの道」と呼ばれる観光名所となっています。パスタはおみやげとしても人気です。 また、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラの地として、多くの巡礼者が訪れる町でもあります。毎年5月には聖ニコラ祭りが盛大に開かれます。40以上の教会があり、その中でも聖サビーノ教会はロマネスク様式の貴重な建築物として有名です。
カターニアは、イタリア共和国のシチリア島東部に位置する都市。カターニア県の県都で、人口は約32万人(2015年現在・周辺地域を含む)。シチリアでは、パレルモに次ぐ第二の都市で、ギリシャ時代から港町として栄えました。カターニアをはじめ、シチリア島の東南部にある8つの町の街並みは2002年に「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」として世界遺産に登録されました。カターニアには、美しいシチリアの海とエトナ山という火山があり、歴史、文化、自然にまつわる観光スポットが数多くあります。見どころは、カターニアのシンボルともなっているエトナ山、クラッシックやオペラ好きの観光客に人気のバロック様式のマッシモベッリーニ劇場、ローマ時代の浴場跡が残るカターニア大聖堂、サン・ニコロ・ラレーナ・ベネディクト修道院など。あまり知られていませんが、古代遺跡のローマ劇場とオデオンを訪れれば、2000年前の歴史を感じられます。
マテーラはイタリア共和国南部にある、人口約6万人の町。イタリアがよくたとえられるブーツの形で言うと、土踏まずのあたりにこの町はあります。ここでは「サッシ」と呼ばれる石灰質の岩肌に作られた岩窟住居が有名で、「マテーラの岩窟住居」として、1993年世界遺産に登録されました。これはこの地に逃れてきたギリシャ正教の修道士たちが開いた町と言われています。最初はもともとあった洞窟を使っていましたが少しずつ自分たちでも洞窟を広げ、今では迷路のように複雑に絡み合った場所も存在します。そのためこのエリアを観光したければ、案内人は必須。また観光地として整備されていない場所もあるので注意が必要です。一時期ここはゴーストタウン化したこともありましたが、世界遺産登録されたことで息を吹き返しました。制圧を逃れてきた修道士たちの哀しみがそうさせるのか、どこか寂しげで神秘的な雰囲気が観光客をとりこにしています。
マナローラは、イタリア北西部リグーリア海岸にあるチンクエ・テッレの集落の1つ。他の村同様切り立った断崖に囲まれており、色とりどりの家が立ち並んでいます。この村はチンクエ・テッレの中では2番目に小さい村ですが、最も人気の観光名所である「愛の小道」と呼ばれる散歩道があるところ。この有名な散歩道はマナローラから東隣のリオ・マッジョーレを結んでおり、世界中から多くのカップルが訪れます。マナローラのメインストリート沿いにあるのは、チンクエ・テッレの高級ワイン「シャケトラ博物館」。シャケトラは高級デザートワインで、蜂蜜のような香りが特徴のチンクエ・テッレ定番のお土産です。またクリスマスの時期になると、キリストの誕生ストーリーを世界最大のジオラマで再現。それらは町の丘に飾られ、すべてがイルミネーションで光り輝きます。クリスマスの時期にここに訪れたら忘れられない光景に出会えるでしょう。
ポジターノは、イタリア共和国南部、アマルフィ海岸の西端にある町。時にブーツの形にたとえられるイタリアの地形で言うと、ちょうど足首あたりになります。このあたりは世界で最も美しい海岸線の1つとも言われており、世界中から多くの観光客が集まる場所。複雑に入り組んだ海岸線を走る道沿いにはレモン畑が続き、その間に小さな町々が見える風景はそれだけで心を癒やしてくれます。ポジターノの特徴は、ビーチのすぐそばにある切り立つような斜面に建物がひしめくように立っていること。それが独特の景観を作り出し、ポジターノを単なるリゾート地以上の存在にしています。また町の小道ではゆったりした地中海ファッションの服やカラフルなサンダルなどを売っていて、見るだけでリゾート感たっぷり。サンダルは自分でデザインを選んだオリジナルのものを手作りしてくれます。1時間程度で仕上げてくれるので、お土産にもぴったりですね。
トリエステは、イタリア共和国の北東部にある人口約20万人の都市。ここは長い間オーストリア(ハプスブルグ帝国)の統治下にありました。そのため優美で気品あふれるオーストリア風の建物が多く、時に「小ウィーン」と呼ばれるほど。街の中にはいたるところにハプスブルグゆかりのスポットが点在しています。ここに来たらまず訪れたいのはミラマーレ城。町の中心からバスで約20分ほどで到着するこの城は、女性なら誰しも夢見たことのある美しさ。眼下にはターコイズブルーの海が広がり、お姫様気分を味わえます。トリエステの町はこのミラマーレ城以外は観光スポットが市内中心にまとまっているのが特徴。1日あれば十分徒歩で見て回れます。途中道に迷っても海が見える方向が目印。町歩きのしやすい場所と言えるでしょう。またここは多くの国の影響を受けたため、とても豊かな食文化を持つ国。その独特の料理もこの町の名物です。
ベローナは「ロミオとジュリエット」の舞台として有名な街で、古代ローマ時代、中世、ルネサンス期の建造物が織りなす美しい街並みが残っています。ミラノとヴェネツィアの中間に位置し、鉄道で1時間半ほどです。 人気の観光スポットは何といってもジュリエットの家。ジュリエットのモデルとされるカプレーティ家の館で、名シーンのバルコニーやジュリエットの像が置いてあり、年間50万人の観光客が訪れます。他に、保存状態の良いローマ時代の円形闘技場アレーナでは、夏季に野外オペラが開かれます。これらを含めた旧市街全体が世界文化遺産です。 名物料理のニョッキは、小麦粉とじゃが芋を混ぜ合わせたパスタの一種です。毎年2月から3月頃に開催されるニョッキ祭りは大変盛り上がります。
ルッカは、イタリア北西部のトスカーナ州にある都市で、ルッカ県の県都でもあります。フィレンツェから電車で約1時間半、ピザから約30分で行くことができます。ルッカの平均気温は日本の東京とほぼ変わらず、秋から冬にかけて降水量が多いのが特徴です。ルッカの街中は城壁でぐるりと囲まれているのが特徴で、、紀元前古代ローマ帝国時代に城壁が築かれたのち、数回壁が作り直され、17世紀に作られた高さ12mあるレンガの城壁が現存しています。旧市街はレンガ造りの建物が並んでおり、細い路地が入り組んでいるので、中世にタイムスリップしたような錯覚が味わえます。高さ約44mあるグイジーニの塔は、ルッカの街並みを見渡せる人気の観光スポットです。海に近いということもあり、新鮮な魚介類を使ったピザやパスタなどのイタリア料理を提供するレストランが旧市街にたくさんあります。
パルマは、イタリア共和国北部にある人口約19万人の都市。ミラノ、ジェノヴァ、ボローニャ、ベネツィアと4つの都市のほぼ中央に位置し、観光に便利な都市でもあります。ここは古くから続く歴史ある町。市内はパルマ大聖堂を中心に中世都市の面影を色濃く残します。パルマ大聖堂の「聖母被昇天」という天井画は必見。これはパルマ出身の画家コレッジョが1526~30年頃に書いたという歴史ある作品です。天井までは20m以上あるのでオペラグラスか双眼鏡を持っていくのがおすすめ。その他、世界最古の大学の1つのパルマ大学、ルネサンス様式とバロック様式を併せ持つサンジョバンニ教会など、パルマらしい中世の雰囲気を醸し出す建物が数多くあります。またここは美食の町としても有名。特にパルミジャーノ・レッジャーノやプロシュット・ディ・パルマは世界的にも知られており、多くの名店が立ち並んでいます。
ベルガモは、イタリア共和国北部、アルプスの麓に位置する人口約12万人の都市です。ミラノからは電車で約1時間ほど。ここは丘の上の旧市街であるチッタ・アルタと丘の下の新市街チッタ・バッサからなります。旧市街であるチッタ・アルタは城壁に囲まれ、中世の面影を色濃く残す景観が特徴。反面、美しく整えられたチッタ・バッサは19世紀頃から商工業の中心として栄えました。ベルガモの町はこぢんまりとしていて、1日あれば見て回れます。特にチッタ・アルタの城壁の周りはアルプスが一望できるという絶好の散歩コース。坂の多いこの町の絵画のような風景を堪能できます。風光明媚なベルガモの風景は数々の芸術家にインスピレーションを与えました。ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」はこの町が舞台。また「赤と黒」で知られるフランス人作家スタンダールが「ベルガモの丘はどこよりも美しい」と日記に記したことでも知られています。
ラヴェンナは、イタリア共和国北部にある、アドレア海に面した人口約15万人の港町です。ここは古代ローマ時代から中世にかけて栄えた歴史ある町。中でも「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」は世界遺産登録されています。これらは8つの礼拝堂や聖堂の総称で、すべてに見事なモザイク画が描かれていることが特徴。ラベンナのモザイク画は単なる絵ではなく建物の一部として取り入れられており、それは世界でも例を見ません。そういう意味でも、モザイク画に関してラベンナの右に出る町はないと言われるほど。この8つの世界遺産はほとんど徒歩で見て回れますが、サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂だけが郊外にあるので、バスに乗る必要があります。ラベンナは一泊すれば見て回れるほどのこぢんまりして静かな町。そんな町に8つの世界遺産を有するとあって、街中はとても清潔で人々も穏やかです。
コモは、イタリア共和国の北西部ロンバルディア州にある都市で、人口約8万4千人(2017年現在・周辺地域を含む)の基礎自治体。コモ湖南端のほとりで、スイスとの国境に位置し、絹の産地として知られています。コモ湖は、ローマ帝国の皇帝が保養目的で訪れたと伝えられるくらい、大昔からヨーロッパ一の避暑地でした。コモ湖西岸は、ヴィラと呼ばれる豪華な避暑用のお屋敷が建ち並び、眺めているだけでも楽しいエリア、ハリウッドスターなどの著名人が別荘を持つ地としても有名です。湖畔沿いには、多くのレストランやカフェが建ち並び、高級ヴィラでは優雅なひと時を過ごすことができます。コモ湖では、遊覧船やゴンドラに乗り美しい景色を楽しむこともできます。コモ市の街中には、ロココ様式のキューポラが美しい大聖堂をはじめ、お土産屋やブティックなどが集まっていて、ショッピングも楽しめます。
ボルツァーノはイタリア共和国北部にある、人口約10万人の都市。歴史的にはドイツ、オーストリアの影響を強く受けた上に元々の文化であるラディン文化も融合し、味わい深い独特の雰囲気を醸し出しています。ここで有名なのはアルト・アディジェ考古学博物館。ここに展示されているのは、紀元前3000年頃の凍結ミイラ「アイスマン」です。このミイラは世界最古とも言われ、世界的にも注目されています。ここでは当時彼が身に付けていた衣服や携帯品なども多数展示。彼が生きた時代を垣間見られます。自然に恵まれたボルツァーノではトレッキングも楽しみの1つ。やりのような木々が林立し湖面を彩っているカレンツァ湖や、高山植物の可憐な花々が楽しめるカティナッチョ山群など、多くの絶景ポイントがあります。また郊外にはコイラ城やルビーノ城、ベセーノ城などの多くの古城が点在。古き良き時代を現在に伝えています。
イタリア共和国中部のウンブリア州テルニ県に位置する人口約21,000人(2012年現在)の基礎自治体。ローマから約100kmのところにある昔ながらの雰囲気が残る町で、中世の小さな町をゆっくりと観光できると人気上昇中のエリアです。オルヴィエートの起源は、エトルリア時代まで遡ります。もとは丘の上に建てられた要塞都市で、街は断崖絶壁の丘の上に広がっているので、オルヴィエート駅からは、ケーブルカーに乗り旧市街に向かうことになります。一番の見どころは、ミラノ、シエナの大聖堂と並び、イタリア3大ゴシック建築に含まれるオルヴィエートのドゥウモです。小さな町に不釣り合いとも言える荘厳なドゥウモ、金色に輝くモザイクと細かな装飾が空高くそびえる様は見る人を圧倒します。迷路のように入り組んだ小道は絵葉書で見るようにかわいらしい情景です。緑に囲まれたオルヴィエートは食の宝庫でもあり、多くのレストランが建ち並び、食事と名産の白ワインを楽しめます。
アグリジェントは、イタリア共和国のシチリア島南部の都市で、人口約58,288人(2012年現在・周辺地域も含む)の基礎自治体、アグリジェント県の県庁所在地でもあります。古代ギリシアの植民地としての重要都市であり、紀元前6世紀頃の遺跡が現在も残っていて、1997年に世界遺産に登録されています。20近い神殿遺跡群は、果樹やアーモンドの木が広がる海を見渡す標高320mの丘の上に、現在も「神殿の谷」と呼ばれ残っています。当時は威厳あるドーリア式神殿が、街にいくつも建てられていて、アグリジェントの権威を表していました。保存状態の良いコンコルディア神殿やヘラクレス神殿などの古代ギリシャ神殿群の他、ヘレニズム、ローマ時代の都市遺跡や、前キリスト教時代の埋葬跡なども出土されています。州立考古学博物館に、出土品などが展示されています。
リオマッジョーレは、イタリア北西部、リグーリア州ラスペツィア県にある人口約1,500人の街です。世界遺産に認定されているチンクエテッレに含まれる5つの集落の1つで、チンクエテッレの最南端に位置します。リオマッジョーレがあるリグリア海沿岸は、一年を通して温暖で冬に降水量が多い地中海性気候です。港から丘に向かって赤や黄色などカラフルな壁の建物が作り出す、リグリア海に面した港町の風景は、まさにポストカードから飛び出てきたような美しさです。崖に沿って段々状にブドウ畑が並んでおり、そのブドウを使った高品質なワインが名産品として街を支えてきました。リオマッジョーレとマナローラを結ぶ崖沿いにある「愛の小道」という遊歩道は、海が一望できる絶景スポットです。
イタリア北東部、アドリア海に面する人口約15万人の街で、リミニ県の県都です。世界に5番目に小さな国である「サンマリノ」の玄関口でもあります。夏温かく、冬の寒さが厳しい気候で、長く続く遠浅のビーチは海水浴の季節になるとヨーロッパ諸国からのリゾート客でにぎわっていて、「イタリアのマイアミ」とも称されています。かつては古代ローマ帝国の植民地であったこともあり、街には約2000年前に建てられたという、北イタリアで現存する最古の凱旋門「アウグスト凱旋門」やティベリオ橋など、古代ローマの歴史を今に伝える建造物があります。リミニの郷土料理である無酵母のパン「ピアディーナ」は、リミニのレストランなどで食べることができ、様々な具を挟んで食べるのが定番です。
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