このページではメキシコにある文化遺産を紹介しています。文化遺産とは世界遺産の種類の1つで、人類の文化的活動によって生みだされた建造物群や遺跡、記念物のことです。歴史や民俗学、芸術的な価値が高く、後世へ残すべきものが登録され、各国政府や国際機関によって保護・保存の対象となっています。人類の創造的才能が表現された傑作や、歴史上重要な時代の証拠となる建築様式や建築物群、技術の集積が認められた事例が多く、世界有数の観光名所が登録されています。有名な文化遺産はインド・イスラーム文化の代表的建築であるタージ・マハルや、古代ローマ文明が存在した希少な証拠とされるスペインのヘラクレスの塔などで、日本では法隆寺地域の仏教建造物や原爆ドーム、富士山などが登録されています。
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チチェン・イッツァ - 文化遺産,滝・河川・湖,洞穴・鍾乳洞
まるで“ジブリ”のような秘境 メキシコ、カリブ海にある神秘的な泉。まるでジブリの「もののけ姫」にでてくるような美しすぎるその自然に息をのみます。自然の地下水と石灰石大地が作り出した青い泉で透明度が高く、その泉を取り囲む木々から泉にそそぐ木漏れ日は現実とは思えないほど幻想的。一生に一度は訪れたい秘境です。
チチェン・イッツァ - 史跡・遺跡,文化遺産
ツォンパントリは、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。エルカスティージョと球戯場の間にあり、生け贄が殺され祀られた場所です。ツォンパントリは「頭蓋骨の城」という意味で、アステカ族の言葉で「髑髏(どくろ)の壁」を意味します。 遺跡の壁全体に頭蓋骨や生首を手にした戦士が彫られ、土台には頭蓋骨が無数に彫られています。縦に線が入り頭蓋骨が串刺しになっている様子が描かれており、頭蓋骨の向きが全て同じ方向を向いています。頭蓋骨の表情はそれぞれ異なり、昔は赤く着色されていたとされています。
チチェン・イッツァ - 文化遺産,史跡・遺跡
エル・カラコル(天文台)は、メキシコのチチェン・イッツァに位置する天文台です。チチェン遺跡内の端の方にあり、ピラミッドのある広場から徒歩約10分で旧チチェンの赤い家の奥にカラコルが見えてきます。上部に22メートルのドームがある丸い屋根が特徴で、太陽や月を観測していたと推測されています。 カラコルとはかたつむりという意味で、ドームの中が渦巻いている言われていますが中には入ることはできません。カラコルで天体を観測したことで、農作物の収穫期などを正確に知ることができたと言われています。昔の人たちの知恵と技術力に感心させられる遺跡です。
チチェン・イッツァ - 文化遺産,史跡・遺跡
エル・カスティーヨ(ククルカンの神殿)は、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。マヤの最高神ククルカンを祀るピラミッドで、4面に各91段の階段があり最上段には神殿があります。基底55.3メートル四方で高さ24メートルあり「暦のピラミッド」とも呼ばれています。 ククルカンの神殿で起こる、春分と秋分の日の神秘の現象を「ククルカンの降臨」と呼びます。春分と秋分の日に太陽が西に傾くと、階段の最下段にあるククルカンの頭部の彫刻が照らされ階段の西側にククルカンの胴体が現れます。ピラミッドには農耕暦や祭事暦が関係しており、昔の人々の技術の高さに驚かされます。
ケレタロ - 文化遺産,旧市街・古い町並み
旧市街歴史地区はユネスコの世界遺産に登録されているスポットで、セネア公園を中心に教会などの歴史的な街並みが広がっています。コロニアル時代の面影が残っており、散策するだけでも楽しめます。 そんな歴史地区にはホテルやレストランも多いので観光の拠点にぴったりです。タコスやメキシコ版サンドイッチのトルタなど、メキシコグルメも堪能できます。 また、歴史地区は日中はもちろん、夜も楽しめます。教会などがライトアップされ、昼間とは違う幻想的で賑やかな雰囲気になります。
オアハカ - 文化遺産
ミトラ遺跡はメキシコのオアハカで見応えのある遺跡です。遺跡の規模はコンパクトですが、雷文デザインのモザイク装飾を施した美しい建築群を見られます。 ミトラ遺跡はモンテ・アルバンの最盛期にあたる紀元300年から400年ころにサポテカ族により建設が始まったといわれており、モンテ・アルバンは紀元800年ころに衰退しましたが、ミトラはその後、サポテカ族の中心地として繁栄し、やがて勢力を強めたミシュテカ族が支配しました。 遺跡の壁面にはびっしりと雷文のモザイクが描かれており、遺跡内には高い位の人が利用していた部屋や地下には墓所もあり、気軽に見学できます。
チチェン・イッツァ - 史跡・遺跡,文化遺産
戦士の神殿は、メキシコのチチェン・イッツァに位置ます。チチェン・イッツァの戦士の神殿で、マヤ文明の象徴的な建物です。ククルカンのピラミッドのそばにあり、エル・カスティージョの隣に位置し無数の柱が建っています。チチェン・イッツァのなかでも有名な遺跡として知られ、千本柱の神殿と呼ばれる石柱が並んでいます。 階段の上には生贄の心臓を置いた、チャック・モールと呼ばれる台座があります。現在は神殿内まで入ることはできませんが、見上げると階段の上にチェックモールを見ることができます。当時は柱の上にも屋根があったとされ、マヤ文明の偉大さを感じられる遺跡です。
チチェン・イッツァ - 史跡・遺跡,文化遺産
尼僧院は、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。旧チチェン・イッツァの奥の方にあり、エル・カステージョから進んで一番突き当りにある建物です。7世紀頃の旧チチェン遺跡のものと言われており、尼僧院と名づけられていますが、かつてどのように使われていたのか用途は不明になっています。 建物自体はとても大きく、プウク様式と呼ばれる独特のデザインが施された壁の精細なレリーフが見事です。象の鼻の様なものを持つチャーク神や、ジャガーの様な顔をした人間のレリーフなどが彫刻されています。壁の見事なレリーフを見るだけでも価値があります。
オアハカ - 洞穴・鍾乳洞,文化遺産
ヤグール遺跡はメキシコにある遺跡の1つで、ミトラ遺跡と共に2010年に世界遺産に登録されたスポットです。 8世紀から12世紀にミステコ人の中心地として栄えた場所で、アメリカ大陸最古とされる植物の栽培跡や、メソアメリカ文明の生活様式の変化を伝える遺跡です。オアハカ最大の球技場があり、裏山に登るとしっかりと整備された遺跡全体を見渡せます。ミトラ遺跡とはまた違う構造で、オアハカで遺跡巡りをするならぴったりです。 ヤグール遺跡の後方には先史時代の人々が生活していたと言われている洞窟群もあり、洞窟の上部の壁にはどうやって描いたかわからない壁画も描かれています。
オアハカ - 史跡・遺跡,文化遺産
モンテ・アルバン遺跡は、オアハカの街の中心部から西へ車で30分ほどでアクセスできるスポットです。 1987年には世界遺産として登録されており、42k㎡もの巨大な遺跡跡を見学できます。遺跡は紀元前500年ごろからのものと考えられており、敷地内では神殿や天体観測上、遊技場など、多彩な遺跡が残されています。特に、いたるところに残されている基壇は徒歩で上部へ登ることができ、頂上からは開放的な景色を眺めることができます。階段は急こう配の作りになっているので、歩きやすい靴での訪問がベター。 全てを見て回るには体力を使うスポットですが、遺跡の前には売店もあり、飲み物の購入が可能です。
チチェン・イッツァ - 文化遺産,史跡・遺跡
ジャガーの神殿は、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。チチェン遺跡内のメインの広場にあり、球戯場の東壁に造られたのがジャガーの神殿です。マヤ人にとってジャガーは強さの象徴で、畏怖の対象であり神格化された動物で崇拝の対象でした。 ジャガーの神殿にある像は風化されて小さくなってしまったためか、強いイメージというより小さくて可愛らしい印象でちょこんと鎮座しています。石の彫刻や鷲とジャガーが心臓を食べている様子が彫られている壁の細かいレリーフなど、見ごたえがありマヤ文明の歴史を感じることができます。
チチェン・イッツァ - 文化遺産,史跡・遺跡
球戯場(ペロータの球戯場)は、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。メソアメリカ最大の球戯場で、全長150メートルあります。豊穣の神に祈りを捧げる宗教儀式として競技が行われ、地上6メートルの塀に小さな石造りのリングが埋め込まれています。 この競技は天然ゴムでできた球を肘・腰・足だけを使い、リングに入れて競い合うぺロタと呼ばれる球戯です。勝敗いずれのチームかははっきりしませんが、キャプテンが生贄として捧げられたと言われ、その様子が球戯場の壁画として残されています。試合が白熱するほど、雨が降って豊作になると信じられていました。球戯場で声を出したり手を叩くと、山びこのように反響します。
チチェン・イッツァ - 文化遺産,史跡・遺跡
高僧の墳墓は、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。エル・カスティージョから土産物屋が並ぶ道を進んだ場所にあり、6世紀頃のマヤ文明時代のお墓です。エル・カスティージョを小さくしたような墳墓ですが、9層になっており4面の全部に蛇の頭があり基壇には浮き彫りも残っています。 崩壊していたものを修復したもので、かつてはここで神事が行われていました。ピラミッドの中から、神事に使う道具類も発見されています。エルカスティージョの周りはひらけていますが、高僧の墳墓周辺は森に囲まれており、違った雰囲気を味わえます。
オアハカ - 文化遺産,広場・公園,旧市街・古い町並み
ソカロ広場は、メキシコシティの中心部、メトロポリタン大聖堂の前にあるスポットです。 地下鉄2号線のソカロ駅から下車してすぐの場所にあります。見通しの良い広場ですが、季節のイベントや催事などに合わせて屋台やステージが設営され、多くの人で賑わっています。軽食を食べながら散策したり、ベンチに座ってのんびり過ごしたりと多様な楽しみ方ができるのが魅力のひとつ。大きなメキシコ国旗が建てられているので、写真撮影スポットとしてもおすすめです。 周囲には国立宮殿やテンプロマジョールなど観光スポットも多く、待ち合わせなどの拠点としても便利な場所です。
グアダラハラ - 文化遺産,史跡・遺跡
オスピシオ・カバーニャスはメキシコ第二の都市グアダラハラにある世界遺産です。ラテンアメリカの中で最古にして最大の複合病院で、かつては孤児院や救貧院、病院でした。 そんなスポットの見どころとして有名なのが、メキシコ美術の巨匠と言われるホセ・クレメンテ・オロスコによって造られた天井画や壁画です。先住民とスペイン人の文化の衝突やメキシコ革命をテーマにした絵で、メキシコの歴史を物語る作品です。 敷地内には美しい庭園もあるので、リラックスしに訪れる地元民もいます。
クエルナバカ - 文化遺産,寺院・教会
クエルナバカ大聖堂(カテドラル)は、メキシコのモレロス州クエルナバカに位置します。クエルナバカの街中にあるためアクセスしやすく、 世界遺産「ポポカテペトル山腹の修道院」の1つとして登録されています。1529年に征服者コルテスの命令で、先住民に対する宣教活動のために建築されたと言われています。 日本人にとって必見なのが、秀吉に弾圧された「日本二十六聖人」が描かれた壁画です。16世紀の豊臣秀吉によって迫害されたフェリペ・デ・ヘススを含むキリシタン迫害について描かれた壁画で、大きさは400平方メートルあります。大聖堂はクリスマスには、ナシミエントというメキシコの飾りで装飾されます。
オアハカ - 文化遺産,市場・夜市,広場・公園,旧市街・古い町並み
オアハカ歴史地区はサント・ドミンゴ教会の周辺を中心とした市の中心部で、1987年に世界遺産に登録されたスポットです。 パステルカラーで彩られた街並みは類を見ないほど美しいと評判で、周辺には高い建物やチェーン店などがなく、どこを切り取っても絵になるのが魅力。フォトジェニックな写真が収められるスポットとして、人気を集めています。 通り沿いには多彩な店舗が軒を連ねており、民芸品を扱うショップやレストラン、カフェのほか、博物館や美術館といった施設も充実しています。ショッピングだけでなく、知的文化に触れることのできる貴重な場所です。
カンペチェ - 文化遺産,史跡・遺跡
ラソレダー砦/マヤ建築博物館は、メキシコ東部ユカタン半島の西岸にあるカンペチェに位置します。1690年~92年の間に建てられた3番目の砦で、船員の守護聖人である聖母ビルヘン・デ・ラ・ソレダーが砦の名前の由来になっています。砦内にはマヤ建築博物館があり、プウク・チェネス・リオ・ベックなどのマヤ遺跡の建築様式についての展示がされています。
カンペチェ - 文化遺産,史跡・遺跡
サン・ミゲル要塞/マヤ考古学博物館は、メキシコ東部ユカタン半島の西岸にあるカンペチェに位置します。砦内は博物館になっており展示室が1~10まであり、それぞれテーマごとに展示されています。マヤ時代の器・皿・壺などの土器類・土偶・頭部彫刻・翡翠の仮面などが展示され、ユクノーム・イチャーク・カック王のミイラや副葬品などここでしか見られない貴重な展示物を見ることができます。 一部英語の説明もされており、こじんまりとしていますが充実した内容でマヤの文化と歴史を学ぶことができます。要塞の頂上からは、メキシコ湾の素晴らしい景色も一望できます。
チチェン・イッツァ - 文化遺産,史跡・遺跡
赤い家は、メキシコのチチェン・イッツァに位置します。チチェン・イッツァの遺跡内にあり、昔は基礎部分と屋根飾りに赤い色が残っていたので「赤い家」と呼ばれるようになりました。現在は赤色部分はほどんど見られません。遺跡にはプーク様式のモザイク装飾や、格子状の穴がある屋根飾りを見ることができます。
クエルナバカ - 文化遺産,史跡・遺跡
ソチカルコ遺跡は、メキシコのモレロス州クエルナバカに位置します。メキシコシティーから南西80キロほどの場所にあり、山腹に広がる遺跡は雄大で見ごたえがあります。ソチカルコは西暦650年~900年にかけて栄えた古代都市で、テオティワカン・サポテカ・マヤ文明が融合した遺跡です。 テオティワカンに比べ規模は小さいですが、羽根毛の蛇ケツァルコアトルが掘られたピラミッドなど見ごたえがあります。遺跡には博物館があるので先に博物館を見学してから、遺跡を見学するのがおすすめです。ソチカルコ遺跡は1999年に世界遺産に登録されています。
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