このページではチュニジアにある文化遺産を紹介しています。文化遺産とは世界遺産の種類の1つで、人類の文化的活動によって生みだされた建造物群や遺跡、記念物のことです。歴史や民俗学、芸術的な価値が高く、後世へ残すべきものが登録され、各国政府や国際機関によって保護・保存の対象となっています。人類の創造的才能が表現された傑作や、歴史上重要な時代の証拠となる建築様式や建築物群、技術の集積が認められた事例が多く、世界有数の観光名所が登録されています。有名な文化遺産はインド・イスラーム文化の代表的建築であるタージ・マハルや、古代ローマ文明が存在した希少な証拠とされるスペインのヘラクレスの塔などで、日本では法隆寺地域の仏教建造物や原爆ドーム、富士山などが登録されています。
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アフリカの国
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チュニス - 文化遺産
チュニジアに残る古代の遺跡としては、チュニス県カルタゴにあるカルタゴ遺跡が有名です。世界遺産にも指定されている遺跡群で、古代ローマによって滅ぼされ遺跡も多くが壊されてしまったものの、かつての様相を拝むことができます。広々とした、アントニヌスの共同浴場がその代表的な遺跡。 また、そのほかにも古代カルタゴの遺跡を見たいのであれば、よりきれいな形で残されている、北東のポン岬にあるケルクアン(Kerkouane)まで足を伸ばすのがおすすめ。
チュニス - 文化遺産
チュニジアの首都、チュニスは、アフリカ、イスラム、ヨーロッパ、地中海地方の文化がモザイクのように散りばめられた、色彩豊かな美しい街です。さまざまな人種、国籍の人々が行き交い、ほかのアフリカの街々とも異なる文化をもち続けました。その旧市街は、1979年に文化遺産に登録されています。 迷路のようなスーク(市場)、エキゾチックなモスクや建築物の数々、そして綿々と続く人々の暮らしなど、14世紀の姿を残すというチュニスの旧市街にいると、時空の狭間に漂うような気持ちになります。ちなみに、言葉は、会話も、メニューも、アラブ語かフランス語が一般的です。ただし、観光客相手の店ならば、英語を話す人も多いようです。
その他の都市 - 文化遺産
1979年に文化遺産に登録されたエル・ジェムの円形闘技場(Amphitheatre of El Jem)は、チュニジアの東部にあります。紀元前、古代ローマは、イタリア半島から地中海沿岸一帯に巨大な勢力を誇りました。チュニジアには、フェニキア人によるカルタゴがありましたが、そのカルタゴもローマに滅ぼされました。エル・ジェムの円形闘技場も、この地が3世紀頃に、ローマ帝国の属州として栄えた時に造られたものです。もともとエル・ジェム周辺は、オリーブオイルの生産が盛んだった場所で、豊かであったことから、巨大な闘技場が建てられたといわれています。アフリカ大陸に残るローマの巨大な遺跡は必見です。
その他の都市 - 文化遺産
ドゥッガ(トゥッガ)は、チュニジアの首都・チュニスから南西へ約100km、標高約600mの見晴らしのいい小高い丘の上にある、北アフリカ最大の古代ローマの遺跡です。広さは65haほどもあります。 古代より農産物の集積地として発展した豊かな土地柄で、今でも古代ローマ時代に築かれた多くの遺跡を見ることができます。 それらは1997年に文化遺産に登録されました。周囲はオリーブ畑が広がり心地よさ満点です。チュニスを訪れた際には、ちょっと足を延ばしてみたいところです。
チュニジア - ビーチ・砂浜,海岸・海,砂漠・荒野,自然遺産,文化遺産,寺院・教会,史跡・遺跡,市場・夜市,広場・公園,旧市街・古い町並み
アフリカ大陸の北部に位置するチュニジア共和国は、北は地中海、南はサハラ砂漠に面し、アフリカとアラブ、そしてヨーロッパの文化が混在するエキゾチックな国です。 首都チュニスは、近代的で、洗礼されたヨーロッパの街並みが広がります。一方、旧市街メディナは、今なおアラブの伝統的で独特な雰囲気が溢れる空間が広がります。チュニジアンブルーの代表的な街「シディ・ブ・サイド」はテレビなどでも取り上げられることが多く、リゾート地としても人気があります。 日本人にとってチュニジアはまだまだあまり馴染みがありませんが、人とはちょっと違う旅先を探している方は、この記事を参考に、ぜひチュニジアへの旅行を計画してみてはいかがでしょうか!?
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カルタゴ - 史跡・遺跡,文化遺産
カルタゴ遺跡は、チュニジアの首都チュニス郊外にあるチュニス湖の東岸に、紀元前から長い歴史の中で重要な拠点として栄え、戦争に敗れて衰退した国の遺跡。世界遺産にも登録されています。 カルタゴは、紀元前9世紀頃、海洋民族・フェニキア人が建設したのが始まり。強力な海軍力を誇り、地中海交易を独占、その権益を巡り大国ローマとの3度のポエニ戦争が勃発、ハンニバル将軍の活躍もありましたが最終的に敗退、破壊されました。100年後、カエサルやアウグストゥスの時代になり再建されて繁栄、アントニウスの共同浴場などに当時を偲ぶことができます。 フェニキア人最高神が祀られたトフェの墓地など僅かに古代遺跡が見られますが、ほとんどは、ローマ時代に再建されたものです。
スース - 旧市街・古い町並み,文化遺産
スース旧市街は、1988年に世界遺産に指定されました。チュニジアの首都チュニスから南へ140km、第3の都市になります。 チュニスから電車で2時間半のスース駅からはすぐの場所、地中海のビーチリゾートとも言われる場所です。街は大変美しく「サヘルの真珠」と呼ばれるほど。 スースは紀元前9世紀に、フェニキア人が造った港町です。ポエニ戦争が起きた時にスースは敗れたのですが、ローマと同盟を結んでいた為に破壊を免れました。スースは街全体が城壁に囲まれた要塞都市、その高さは8mにもなります。スースのリパトやグランド・モスクにその重要な姿が今も残されるのです。
ケロアン - 文化遺産,寺院・教会
グランド モスクは、チュニジアのケロアンにあるモスクです。北アフリカ最古と言われるイスラム建築が見られルことでも知られています。 672年にアラブの司令官であるウクバイブンナフィにより建てられました。モスクは長さは135m、幅80mのエリアを囲みイスラム教徒以外は礼拝堂に入ることは出来ません。 建物の回廊はローマやビザンチン遺跡からパーツを取り入れた複合的な建築が見られる貴重なものです。ミナレットの壁にも遺跡の一部が逆さまに利用されるなど、見所満載のモスクになっています。ぜひ一度足を運んでみてください。
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