訪れた人々を中世・ロマン主義の時代へと誘う、ロマンチック街道。
フランクフルトの南東ヴュルツブルクを起点に南へ約400km、フュッセンまで続く観光街道です。
美しい城やメルヘンな街並みで知られますが、それだけではありません。
街道全体が長く人々を惹き付けてきた理由は、各都市それぞれの持つ魅力にあります。
もし半日のバスツアーで通り過ぎてしまったら、素敵な体験の数々を逃してしまうかもしれません。
街に広がるぶどう畑が生むワインの味。可愛らしい木組みの家の内側。日が暮れて温かなランプの灯る石畳の道……。
魅力ある街に泊まって一日を過ごすことで、歴史と文化の「中」を旅してみませんか?
ロマンチック街道の本当の魅力に触れ、想い出に残る体験をご提案します。
日本から直行便で12時間。街道の起点ヴュルツブルクへ列車で1時間10分、バスで1時間半ほど。
木組みの家や城壁などメルヘンな街並みが残る。ロマンチック街道といえばここ。
詳しく見る隕石落下でできた盆地にある、城壁に囲まれた都市。『進撃の巨人』の街のモデルとも。
白亜の古城ノイシュヴァンシュタインの麓。珍しい色合いが美しい市立博物館の図書館も必見。
詳しく見るワインが有名な美しい古都。世界遺産の宮殿レジデンツや、聖キリアン大聖堂が見どころ。
詳しく見る戦災を逃れ、中世の街並みが無傷で残る街。可愛らしい木組みの家々が並ぶ。
ロマンチック街道で最大最古の都市。市庁舎の黄金の間や、モーツァルトの父の生家が有名。
街道を南から北上する場合の出発地。日本から直行便で11時間。フュッセンへ電車で2時間ほど。
正式名称、ローテンブルク・オプ・タウバー。ロマンチック街道と古城街道が交差する人気の観光地で、旅のハイライトです。一周4.2kmほどの城壁に囲まれ、14〜15世紀建造の門や教会が姿を残しています。
鮮やかな色の木組みの家並みは、何世紀も前の世界にタイムスリップしたかのよう。街全体が美しいため、マルクト広場から見上げ、市庁舎の展望台から見下ろし、城壁を歩きながら見渡すといった色々な味わい方ができます。クリスマスマーケットも名物のひとつですが「ドイツ・クリスマスミュージアム」なら、一年中クリスマスの様子に触れることができます。
ローテンブルクといえば、プレーンラインに代表される木組みの家々が愛らしい街並み。この建物の「中」はどうなっているのでしょうか?
何百年もの歴史ある建物の中には、ホテルとして経営されている場所もあります。宿泊することでおとぎの世界の内側に入り込むことができますよ。写真で馴染みがあるのは昼間の様子ですが、観光客がぐっと減り、カラフルな街が夕日に染まったら、暗くなって街灯が点いたら、どんな景色になるのでしょうか。
夜になったら、ぜひ名物の夜警ツアーへ。中世の街を守った夜警を模したガイドが、ローテンブルクの歴史を紹介してくれます。
見物に半日以上かかると言われるローテンブルク。宿泊すれば、何倍もの想い出が残るでしょう。
ロマンチック街道の終着地。バイエルン州でもっとも標高が高く、保養地として700年以上も知られる街です。アルプスの山並みとミルキーブルーのレヒ川、そして緑の森林。その大自然を背景に、オレンジ色の屋根とカラフルな壁が街を彩っています。
見どころは、もともとは修道院だったフュッセン市立博物館。バイエルン州で最も古いアンナ礼拝堂の壁画「死の舞踏」は見逃せません。館内の図書館は、円い作りと珍しい色合いが特徴的な2階構造で、本そのものに興味がない人でも思わず見惚れてしまうでしょう。レストランやショップが多く、ロマンチック街道で最後のお土産探しもじっくり楽しめます。
オーストリアとの国境に位置し、大都市ミュンヘンに近く、白亜の名城ノイシュヴァンシュタイン城もここからすぐ。そのため旅路を急いでしまう方も多いのですが、だからこそ宿泊地として最高なのです。
街道の旅は移動が多く「疲れた」という記憶が残りがち。お城見学や次の大きな街へ進む前に、ここで疲れを癒やしましょう。
見どころの多くを歩いて回れるコンパクトな街で、お店やホテルも充実しているため、のんびり観光や買い物を楽しめます。レストランも多いため、バイエルン料理やレヒ川の魚料理などのグルメも心ゆくまで堪能できますよ。
ロマンチック街道の北の起点。かつては司教が領主だったため、教会が多く美しい街です。そこに名産のワインを生み出すぶどう畑が広がっています。
最大の見どころは、バロックの代表的な宮殿で世界遺産として名高いレジデンツ。世界で一番大きな天井一枚画「オリュンポス山と四大陸」は外せない見どころです。市民の憩いの場として親しまれる、宮殿裏のホーフ庭園も散策してみましょう。
聖キリアン大聖堂は、2つの塔をもつロマネスク様式の教会。その外観は角度によって違って見えます。人物のリアルさが見事な、領主司教のレリーフは必見です。
ヴュルツブルクでぜひ味わいたいのが、ドイツの東を代表する「フランケンワイン」。ゲーテも愛したといわれる辛口の白ワインです。ワイナリーが経営するレストランもあるため、ワインとドイツ料理でディナーはいかがでしょう。この街に泊まれば、ちょっぴり酔っても大丈夫。先を急がずゆっくり本場のワインが味わえます。
また、お城に泊まってみたい方にもヴュルツブルクがおすすめ。ドイツの泊まれるお城は交通の便がよくない場所にあることが多いのですが、この街の古城ホテル「シュロス シュタインブルク」は好立地です。お城から市街やぶどう畑を見下ろせ、優雅なステイを満喫できます。
ドイツ観光局は、フランクフルト・アム・マインに本部を置く国営のドイツ観光振興機関です。ドイツ観光局は、観光の国ドイツをさらにイメージアップするため、そしてドイツのツーリズムを促進するために戦略と商品を開発し、その情報を広めています。
ドイツ(ミュンヘン)と日本(東京)との時差は、8時間
です。
日本の方が、8時間進んでいます。
1ユーロは
約 - 円
ハイシーズンの平均気温 (5〜9月)
12.5℃ 〜 18.5℃
オフシーズンの平均気温 (1〜3月)
0℃ 〜 4.5℃