
育毛剤と発毛剤の違い|効果や費用にはどのような差があるの?
更新日: 2025年3月17日
「育毛剤」と「発毛剤」は含まれる成分が異なり、使用目的も違います。「育毛剤」は今ある髪を育てることが目的で、頭皮環境を良くして細い髪を健康的に、短い髪を長くしたい方に向いています。「発毛剤」は髪が抜けた部分に使い、髪を作る毛乳頭に働きかけます。頭皮の血行を促して毛根に栄養を届けやすくする「ミノキシジル」や、男性ホルモンの働きを抑える「フィナステリド」などが含まれています。
育毛剤と発毛剤はそれぞれの違いに合わせ、適した使い方をしましょう。どちらを使えばよいかわからない、効果が実感できないとお悩みの方は、専門医に相談してはいかがでしょうか。
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育毛剤と発毛剤では違いがある?
育毛と発毛の違いはどんなことでしょうか?「育毛」とは今生えている髪の毛を健康的に長く育て、抜けにくくすることをいいます。一方「発毛」とは、すでに抜け落ちてしまった部分から髪の毛が生えてくるようにすることです。育毛剤と発毛剤とでは、目的に合わせて違う成分が配合されています。
育毛剤は頭皮環境を整える
「育毛剤」は生えている髪が短く細い方や、柔らかくて弱くなったと感じる方、毛を抜けにくくしたいと思っている方に向いています。フケや炎症、かゆみを抑える成分や、抜け毛を防ぐための成分が配合されていることが多く、頭皮環境を整えて薄毛を予防します。
「育毛剤」は、毛根にある毛母細胞にアプローチし、頭皮の血行を促進させ、毛根に栄養が行き渡るようにします。男性ホルモンが優位になると、髪が生えるのに対して抜ける早さの方が上回ってしまうため、男性ホルモンの働きを抑制する成分を含む育毛剤もあります。
発毛剤は生え際や頭頂部から髪を生やす
発毛剤は育毛剤とは違い、すでに髪が抜けてしまった部分から髪を生やすことを目的にしています。毛乳頭の働きを活性化させる成分を含み、「AGA(男性型または壮年型脱毛症)」の治療にも用いられます。多くの発毛剤に含まれている「ミノキシジル」は頭皮内の毛乳頭細胞に作用し、新しい髪が生えるサイクルを助けます。また、育毛剤同様に頭皮環境を整えるための成分も配合されています。
育毛剤と発毛剤の違い(1)医薬部外品と医薬品
医薬品分類状は育毛剤が「医薬部外品」なのに対し、発毛剤は「医薬品」にあたります。発毛剤は血管拡張作用のある「ミノキシジル」などの薬用成分を配合しており、薄毛の治療を目的に作られているからです。医薬部外品の育毛剤は、通販やドラッグストアで購入して気軽に使えます。医薬品である発毛剤を初めて使うときは、発毛外来や皮膚科を受診したり、薬局の薬剤師に相談したりするとよいでしょう。
育毛剤と発毛剤の違い(2)有効成分と副作用
発毛剤に含まれる「ミノキシジル」は、元々は血圧降下剤として開発された薬用成分です。そのため手足のむくみやめまい、動悸、頭痛などの全身性の副作用が起きることがあります。高血圧または低血圧症、腎臓や心臓疾患の既往歴をお持ちの方は、使用前に医師に相談しましょう。育毛剤には薬用成分は含まれていないため、発毛剤と違って副作用は起きにくいとされています。ですが頭皮の赤みや発疹、かぶれやかゆみなどが出ることがあるため、異常を感じたら皮膚科を受診しましょう。
おすすめの市販品は?育毛剤と発毛剤の違いを知って使おう
育毛剤と発毛剤は、自分の髪と頭皮の状態によって使い分けましょう。製品によって使用感は異なるので、自分に合ったものを見つけて使い続けるのが大切です。男性用と女性用とで、成分が大きく異なることはありません。どちらを使うべきかお悩みの方、製品の効用や値段などの違いを詳しく知りたいという方は、購入前に医師や薬剤師に相談してみてはいかがでしょうか。
育毛剤の選び方
育毛剤は長く使い続けられるよう、自分の肌に合うものを選びましょう。肌に異常が出ないかはもちろん、匂いが好みかどうか、使用感が気にならないかも重要です。商品価格も、判断基準のひとつになるでしょう。頭皮の乾燥が気になる方は「ヒアルロン酸ナトリウム」や「グリセリン」などの保湿成分が入ったものを、男性ホルモンの働きを抑えて薄毛を予防したい方は「チョウジエキス」などが含まれている製品を選ぶのがおすすめです。
育毛剤の使い方
育毛剤は毎日1〜2回、夜の風呂上がりと朝の身だしなみを整えるときに使うと効果的です。頭皮に直接塗り、指の腹で押してなじませるようにしましょう。髪が長い方は、5センチ間隔くらいで髪を分けながら塗ると、育毛剤が全体に行き渡りやすくなります。育毛剤を付けたら、マッサージも併用しましょう。頭の中心に向かうように、耳の上から両手の指を使って頭皮を揉みほぐします。指の位置を変えながら、円を描くように動かしましょう。最後に頭頂部のツボを刺激できるよう、グッと押さえてから離します。
発毛剤の使い方
発毛剤は1日2回のペースで、4か月ほどは続けてみましょう。使い始めは脱毛が気になることがありますが、これは休止期の毛髪が発毛剤により活性化され、成長期に入るときに起こる症状です。2か月ほどで収まることが多いので、心配しすぎずに使い続けましょう。発毛剤により毛が生えてきた場合、ここで止めてしまうと使用前の状態に逆行してしまいます。
育毛剤と発毛剤は両方併用してもいい?
早く髪の悩みを解決したいがために、育毛剤と発毛剤を併用しても大丈夫なのでしょうか?これらの多くの商品はほかの育毛剤や発毛剤、ローションや軟膏などの外用剤と一緒に使うのは避けるように指示しています。ほかの製品と同時に使うと配合された成分がスムーズに吸収されず、狙い通りに働かないかもしれません。また、それぞれの製品に含まれる成分が混ざり合い、思わぬ副作用が起こるおそれも。髪や頭皮を健康にする成分であっても、重複して量が増えると逆効果になる可能性があります。
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育毛剤と発毛剤にプラスしてハゲ頭・抜け毛対策を
育毛剤と発毛剤を使うのに加え、習慣を見直して髪に良い生活をしましょう。適度な運動とバランスの良い食事、十分な睡眠は白髪対策にもなります。いきなり生活を大きく変えると、かえってストレスになってしまうことも。無理のない範囲で少しずつ取り入れて、継続することが大切です。
適度な運動をする
ジョギングやウォーキングなどの「有酸素運動」と、筋トレなどの「無酸素運動」とを定期的に行いましょう。「有酸素運動」は全身の新陳代謝を促し、ストレスの解消も見込めます。「無酸素運動」を週3日程度プラスすると循環器の機能が促され、血の巡りが良くなります。運動の習慣がなかった人はいきなり激しい運動をするのではなく、歩く距離を伸ばしてみる、軽いストレッチを取り入れてみるなどの軽い運動から始めましょう。
栄養バランスが取れた食生活とサプリメント
健康な髪のためには、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。揚げ物など脂分を摂りすぎると頭皮の皮脂が過剰になり、毛根が詰まって頭皮環境の悪化につながります。不規則な食事やドカ食い、アルコールの過度な摂取で胃腸に負担をかけると、消化吸収がされにくくなり髪に栄養が届きにくくなるでしょう。規則正しく1日3食、特にタンパク質とビタミン、ミネラルを積極的に摂取しましょう。どうしても難しい事情がある方は、サプリメントを併用するのもおすすめです。
十分な睡眠
髪を育てる成長ホルモンは、午後10時から午前2時に分泌量がピークになると言われています。この時間には熟睡できているよう、睡眠環境を整えましょう。ストレッチで肩と首をほぐす、寝る1時間前にぬるめのお湯に浸かるなど、リラックスした状態で床につきます。朝になったら明るい光を浴びて、体内時計を正常に保つように心がけましょう。
育毛剤と発毛剤の違いに迷ったらヘアドクターへ
育毛剤と発毛剤では、配合されている成分と使用目的が違います。育毛剤は今ある髪を育てるもので、発毛剤は髪がなくなった部分から再び髪が生えるようにするものです。同時に使うと頭部に悪影響が出るおそれがあるので、自分に合った製品を1つだけ使います。どの製品を使うべきかお悩みの方は、発毛外来の医師や薬剤師に相談しましょう。
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