
産後の抜け毛対策は?対処方法について紹介
更新日: 2025年3月21日
女性にとって出産はライフイベントのなかでも特別なもの。子供を授かるということは大きな喜びに感じることでしょう。しかし、出産は母体にとっては大きな負担で、出産後も体に変化が表れてきます。そのひとつが産後の抜け毛。体調や生活環境の変化が引き起こすといわれていますが、女性にとって髪の毛が抜けていくのは、ショックを受けずにはいられません。しかし抜け毛は出産後は誰でも経験すること。また時間がたてば、自然とおさまってきます。そこで今回は、産後の抜け毛にフォーカスして、その原因や対処法についてまとめてみました。
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産後の抜け毛の対策
産後の抜け毛の原因はすでに紹介したようなものが考えられますが、原因がわかれば対策を立てることも可能。出産を経験した女性も、さまざまな対策をとって、抜け毛の期間を乗り越えてきました。ここでは4つの対策を紹介しますが、どの方法が有効かはその人により異なるので、自分に合ったものを取り入れていくのがいいでしょう。
対策その1:心身のバランスを整える
出産は母体に大きな影響を与え、それが体に変調をもたらし抜け毛を引き起こすことは、抜け毛の原因の項目でも触れた通り。逆にいえば、体調を整えれば抜け毛対策にもなります。そして体とともに大事なのが心。心身という言葉があるように、両方のバランスが整えることができれば、抜け毛を減らしたり、期間を短くすることが期待できます。
栄養バランスを考えた食事をとる
体調を整えるのに不可欠なのは正しい食生活。しかし出産した後は、どうしても子供優先となり、自分の食事は後回しになるケースも少なくありません。そこを工夫して、バランスよく栄養を摂取できるな食事をとるようにしましょう。特に毛髪に必要な栄養といわれる、肉、大豆などのたんぱく質、レバー、ほうれん草などの鉄分、豚肉、鰹などのビタミンB群がおすすめ。
十分な睡眠時間をとる
食事とともに大切なのが睡眠。しかし子供が夜中に泣き出すこともあり、十分な睡眠がとれない場合があります。髪の毛の生育には成長ホルモンが必要ですが、実はその1日量の70%が寝ている時に分泌されることが知られており、可能なら1日6時間以上の睡眠はとりたいところ。もちろん疲れを取る意味もあるので、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
適度に運動する
運動は血流を改善する作用があり、血行が良くなれば血液により栄養を体に十分行き渡らせることもできます。もちろん頭皮に必要な栄養が届けば、髪の毛の生育にも良い影響を与えることが可能。そのため抜け毛対策にも有効だと考えられています。ただし、出産後でまだ体力が回復していない場合は、無理のない範囲で体を動かすことがポイント。
ストレスを発散させる
出産後は育児という責任ある大きな仕事が待っています。誰でも初めての育児には、戸惑ったり悩んだりすることも多いことでしょう。思うようにいかなければストレスもたまってきます。しかしストレスは自律神経、ホルモンバランスを乱すことにつながり、抜け毛を加速させる恐れも。時には自分の時間を作り、適度にストレスを発散させるのも大切です。
対策その2:頭皮環境を変えてみる
普段から髪の毛のケアに気を使っている女性は、シャンプー、リンス、コンディショナーなど、さまざまなヘアケアアイテムを使用しています。アイテムの選び方の基準は、配合成分や使い心地であったり、あるいは香りであったりと、いろいろだと思いますが、産後の抜け毛対策という観点から、今一度見直してみるのもおすすめ。
シャンプーを肌にやさしいタイプにしてみる
出産をした女性からよく聞かれるのが、今まで使っていたシャンプーが合わなくなったという声。その要因は、産後は体が敏感な状態になることから、頭髪も同様に敏感になっているからだと考えられます。洗浄力の強いシャンプーでは刺激も強くなりがちなので、低刺激のアミノ酸系のシャンプーや自分の肌に合うシャンプーを試してみてはいかがでしょうか。
育毛剤を使ってみる
抜け毛を防ぐためには、髪の毛を育てていくことも大切なこと。そのためには育毛剤を使用するのも選択肢のひとつ。乱れた頭皮のモイスチャーバランスを整えて、毛髪に必要な栄養をプラスしてくれるので、抜け毛対策として試したい方法のひとつですただ母乳への影響がないとは言い切れない面もあるので、医師などに相談してから使うのが無難。
対策その3:ファッションで目立たなくする
おしゃれは女性にとって最大の楽しみといっても過言ではありません。それは出産した後でも変わりありません。お気に入りの服を着用したり、ヘアスタイルをアレンジしたりすると、前向きな気持ちになれることもあるでしょう。そして実用面でも、ファッションで抜け毛をカバーすることも可能です。ここではいくつかの例を挙げて紹介していきます。
ヘアスタイルでカバーする
女性のヘアスタイルは、さまざまなアレンジができるので、それを利用して抜け毛を目立たくすることもできます。たとえば、おでこの広さが気になっている場合は、厚めの前髪にすると有効。薄くなったところをうまく隠してくれます。また分け目の地肌を見せたくない時は、思い切ってショートヘアにしてみるのもおすすめ。髪の毛が早く乾く利点もあります。
帽子を使う
ヘアスタイルでカバーしたいけど、育児に家事に忙しく時間がとれない…なかにはそんな人もいることでしょう。そんな時は無理せずに、もっと簡単にできる方法があります。それは帽子をかぶること。そして帽子のなかでも、キャスケットやニット帽がおすすめ。すっぽりとかぶることができるので、見せたくないところを隠してくれます。
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対策その4:医療機関を受診する
栄養をしっかりとる、シャンプーを変えてみる、帽子をかぶるなど、ここまで紹介したのは自分でできる対策が中心。それでも、抜け毛が気になって他のことが手に付かない、症状がなかなかおさまらないなど、不安に感じることがあれば1人で抱え込まず、医療機関を受診することをおすすめします。ここでは診療科目ごとに紹介していきます。
産婦人科
やはり出産に関わることなので、最初は産婦人科を受診してみるのがいいでしょう。産婦人科の医師であれば、産後の抜け毛のことだけでなく、出産後についてのさまざまな悩みについても、適切なアドバイスをしてくれます。また妊娠中から診てもらっている医者であれば、それまでの経過も知っているので相談しやすいのもメリット。
皮膚科
抜け毛は頭皮と密接に関係しているので、その頭皮にかゆみや腫れ、赤みなどがある時は皮膚科で診てもらいましょう。出産した後は体にさまざまな変調をもたらしますが、皮脂の過剰分泌、乾燥などで頭皮が炎症を起こすこともあるからです。頭皮が健康でなければ毛髪も育ちにくくなるので、まずは皮膚科で頭皮を治療してみるのも抜け毛には有効といえます。
内科
抜け毛だけでなく、体のほかのところも思わしくないと感じたら内科を受診しましょう。抜け毛の原因がすでに紹介したような原因ではなく、内臓疾患が原因となっている場合もあるからです。そして内臓に疾患がなくても、内蔵が弱っていることもあるので、まずは体の中から健康になるのが先決。それから抜け毛対策に目を向けましょう。
メンタルクリニック
産後に生活環境が大きく変化すると、ストレスを感じる女性は少なくありません。ストレスを感じると交感神経の働きが乱れ、血管の収縮などが起こってしまいます。そうなると血行不良を招き、頭皮に必要な栄養が届かなくなり、結果として抜け毛を早めてしまうこともあり得ます。そうならないために、メンタルクリニックでまずストレスを緩和してもらいましょう。
出産後の抜け毛の原因
子供が生まれたことは大きな喜びに違いありませんが、同時にさまざまな変化をもらします。体調や生活環境の変化がその最たるもので、その影響は出産後の女性の体にも出てきます。抜け毛はそのうちのひとつで、「出産後脱毛症」「分娩後脱毛症」と呼ばれています。ここではその原因を3つに分類して、それぞれ解説していきます。
原因その1:体調の変化
産後の抜け毛は特別なことではなく、出産をした女性の多くが経験しています。そしてその原因も解明されてきていますが、特定のひとつのことが原因ではなく、複数の事柄が関係しているといわれています。そのうち影響が大きいとされているのが体の変化。妊娠前はどんなに健康であったとしても、出産の及ぼす影響は重大なのです。
女性ホルモンのバランスが変化する
女性ホルモンは2種類あり、ひとつがエストロゲン(卵胞ホルモン)、もうひとつがプロゲステロン(黄体ホルモン)です。妊娠するとこの2つの女性ホルモンが増加していき、妊娠後期では胎盤からも分泌されます。そして出産すると、女性ホルモンの分泌量が今度は急減。その大きな変化を体が受け止めきれず、その影響で抜け毛が起こると考えられています。
妊娠中の栄養が不足する
妊娠中に妊婦がつらい思いをするのがつわり。妊娠初期に出る現象で、吐き気・嘔吐・胃のむかつきなどを引き起こします。そしてつわりが重いと、食欲不振に陥ったり、特定の食材しか受けつけない偏食になる場合も。そして必要な栄養を摂ることができないと、髪の毛の生育に必要な栄養も不足して、抜け毛を助長することになりかねません。
毛髪のサイクルの乱れ
毛髪には生え変わりのサイクルというものがあり、毛周期と呼ばれています。女性ホルモンのひとつエストロゲンがその毛周期に関わっていることが知られています。しかし妊娠してエストロゲンが増加すると、本来抜けるタイミングだった毛髪が抜けずに残り、出産してエストロゲンが減ると、その抜けずに残っていた毛髪が一気に抜けることが起きてしまうのです。
原因その2:生活環境の変化
いよいよ出産の時となると入院することになり、通常の生活を送るというわけにはいかなくなります。しかし病院には専門の医師や看護師がいるので、その都度不安点を解消することができるでしょう。また身の回りのことも、親族やパートナーがサポートしてくれる場合も多いことでしょう。しかし出産して退院したあとは、これまでと大きく異なる生活が待ち受けており、その変化の影響は小さくありません。
ライフスタイルの変化
退院して自宅で過ごすようになっても、しばらくは周囲の人たちが何かと気にかけてくれますが、いつまでもそれに頼ることはできません。いつかは1人で初体験となる育児に取り組む時がやってきます。また同時に家事もしないわけにはいきません。まだ体調が回復しきらないうちにそうしたことに追われると、ストレスがたまってしまい、抜け毛が増えることもあり得ます。
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行き過ぎたダイエット
妊娠中は子供を体内に宿しているため、赤ちゃんの分はもちろん、胎盤、水分、皮下脂肪などでも体重は増えます。そして出産後は自然に体重は落ちてくるものですが、早く元のスタイルに戻そうと、ダイエットに取り組む人もいることでしょう。しかし過度に食事制限をしてしまうと、ただでさえ産後の回復途上なのに、必要な栄養が摂取できないと、育毛にも良い影響は与えません。
原因その3:その他
産後の抜け毛の原因をいくつか紹介しましたが、それだけが原因とは限りません。その他にも抜け毛に関係していると思われることが存在しています。ここではそのなかから2つを取り上げて紹介。ひとつは高齢出産、もうひとつは喫煙です。もちろんこの2つが直接の原因とまではいい切れませんが、情報として知っておけば今後役に立つこともあるでしょう。
高齢出産
最近の結婚事情の傾向として晩婚化が挙げれられますが、それにともない高齢で出産するケースも増えてくると考えられます。若い年代でも出産の負担は軽くなく、元の体力に戻るには相応の時間がかかりますが、年齢を重ねてからの出産となればさらに回復には時間がかかります。また加齢による抜け毛も加わり、抜け毛の量が増加したり、期間が長引く恐れもあります。
喫煙
喫煙の弊害はいろいろな場面で語られことが多いので知っている人もいるかもしれませんが、血行不良も弊害のそのひとつ。タバコに含まれているニコチンには血管を細らせる作用があり、その結果として血行にも悪影響を及ぼします。血液のめぐりが悪くなれば血液とともに運ばれる栄養も不十分なものになり、必要な栄養が頭皮にも届かず、抜け毛を誘発することも考えられます。
産後の抜け毛Q&A
産後の抜け毛の原因と対策を解説してきましたが、それでも「ここが知りたい」「こういう場合はどうしらいい?」と、まだ不安や心配を感じている人もいるかもしれません。そこでここまでので解説で触れていないものの、知っておくと役立つ抜け毛に関するトピックを4つに絞ってピックアップ。ぜひ参考にしてみてください。
抜け毛が続くのはいつまで?
産後の抜け毛が始まるのは、出産してから2ヶ月~3ヶ月たってからといわれています。その後6ヶ月を経過したころが一番多くなるタイミング。以降は徐々に減っていき、1年を過ぎたころにはほぼ収まり、元の状態になります。ただこれは一般的な経過であって、発症時期や収束時期はその人により異なる場合があることも覚えておきましょう。
出産後のシャワーはいつからOK?
出産後の抜け毛対策として、肌にやさしいシャンプーなどで洗髪したい場合は、まず一度医師に相談してからにしたほうがいいいでしょう。一般的には、出産してから2日~3日程度でOKとなるケースが多いようです。それでもまだ体力が回復途上にあるので、熱いお湯は避けて、ぬるま湯でシャワーを浴びるのがおすすめ。時間も短めに済ませましょう。
パーマ・カラーができるいつから?
抜け毛対策として、ヘアスタイルをアレンジして目立たくする方法を紹介しましたが、さらにその一環としてパーマやカラーもしたい場合は、いつから可能になるのでしょうか。結論からいえば、明確な基準はありません。ただ産後の1ヶ月健診産を済ませてから、医師に確認してみるのがおすすめ。また産後は頭皮も敏感な状態になっているので注意しましょう。
産後の抜け毛がない場合もある?
出産後の抜け毛はほとんどの人が経験しますが、なかには抜け毛がわずかしかない、あるいは抜け毛そのものがないとう人も。抜け毛があって当然といわれている中、それがないとかえって不安に思うかもしれませんが、基本的には心配する必要はありません。抜け毛はホルモンバランスなどの変化が主な原因ですが、その変化が少ない時は発症しない場合もあります。
抜け毛は一時的なものなので心配しすぎないで
出産は女性にとっては、人生のなかでも忘れられないトピックといえます。子供ができる喜びはとても大きなものでしょう。それでも産後の抜け毛は、避けることはできません。髪の毛を大事にしてきた女性には悲しいことかもしれませんが、それも一時的なもの。今回の記事で紹介した原因や対策を参考にして、その時のために備えておきましょう。
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