植毛にかかる値段について|料金相場がどのくらいなのか?
更新日: 2024年10月11日
植毛には人工毛を植え込む人工植毛と、後頭部などの毛を移植する自毛植毛の2種類があります。また、施術方法も2種類あり、メスを使うFUTとパンチ式のFUEに別れ、それぞれ料金の相場が違ってきます。さらに植毛する施術部位や毛量によっても値段に違いがあり、植毛手術以外にかかるコストも忘れてはいけません。総じて植毛はそれなりのお金がかかりますので、薬での治療やセルフケア、増毛法といった他の治療方法の価格相場や総額費用も知っておきましょう。自分の状況に合わせて、適切な治療を選択してください。
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植毛にはどのくらいの費用がかかるのか?
2000年代になってAGA専門のクリニックが増え、植毛も以前に比べてポピュラーになりつつあります。しかし、世間一般において「植毛」は値段が高いというイメージがあるようです。はたして植毛にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?多様な薄毛治療の料金相場をふまえながら、さまざまな観点から植毛法の値段を検証します。
女性も植毛について知っておこう
薄毛の部分に毛を植え付ける「植毛」。薄毛治療の方法として名前は知られていますが、詳細について知る人はまだまだ少ないようです。特に女性には縁遠い印象がありますが、薄毛に悩む女性も増えてきている昨今において、植毛も有効な薄毛治療の手段となりうるかもしれません。この機会に植毛の内容について学んでおきましょう。
自毛と人工毛がある
植毛には大きく分類して「人工植毛」と「自毛植毛」の2種類があります。人工植毛はナイロンなどの化学繊維で作られた人工毛を植える植毛法です。本数に制限がなくいくらでも植えることができますが、時間の経過と共に多くの人工毛は抜けてしまうので、定期的な再植毛が必要となります。また、異物に対する身体の拒絶反応のリスクもあり、アメリカでは人工植毛は禁止されています。対する自毛植毛は、後頭部などの自毛が残る部分から毛根を採取し、毛が抜けてしまった部位に移植する方法です。自毛なので定着率が高く、一度植えてしまえばメンテナンスの必要もほとんどありません。毛根採取部に傷が残る、毛が生えそろうまでに時間がかかるというデメリットはありますが、現在では最もポピュラーな植毛法です。
二種類の施術方法
自分の髪の毛を薄毛の部分に移植する自毛植毛には、「FUT」と「FUE」という2種類の施術方式があります。FUTはメスを使って毛が生えている部位の毛根ごと、切除・移植をする方式です。手術時は麻酔をしますが、メスで切開するので傷が治るまではどうしても痛みがあります。また、毛根を採取した場所には傷が残ってしまうというデメリットもあります。対するFUEは専用の器具を使用して、パンチ式で毛根の採取と植え込みを行います。ピンポイントで施術していくので、痛みが少なく、傷も残りにくいのが特徴です。しかしFUEはまだまだ普及率が低く、行っているクリニックが少ないのが現状です。
植毛は保険が適用されない
植毛手術には医療保険が適用されるのでしょうか?
植毛は見た目の改善を目的としているため、美容整形などと同じ扱いとなっています。そのため医療保険が適用されず、手術費用は10割負担となっています。薄毛の進行度合いや施術方法によって差はありますが、植毛手術の値段は平均して100万前後はかかることが多いようです。
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植毛の料金相場はいくら?
植毛が有効な薄毛治療方法であることはわかりました。しかし肝心な費用面はいくらぐらいかかるのでしょうか?植毛の方法や部位などで値段は変わってきますが、おおよその相場はわかります。ここでは植毛にかかるコストを理解しておきましょう。
人工植毛と自毛植毛の値段は?
人工植毛と自毛植毛では値段に違いがあるのでしょうか?細かい料金設定はクリニックごとに違ってきますが、およその平均価格を比較してみると、自毛植毛は人工植毛の2倍近いの費用がかかります。植毛本数1,000本単位で値段を比較すると、人工植毛が25万円前後であるのに対し、自毛植毛ではおよそ50万円の料金が掛かります。現在は自毛植毛を行うクリニックが圧倒的に多いので、自毛植毛の値段を基準にしておけば間違いないでしょう。
FUTよりFUEの方が値段が高い
植毛手術にはメスを使った切開式のFUTとパンチ方式のFUEという2つの施術方法があることは、前述したとおりです。これら2種類の施術方式には値段の差があるのでしょうか?細かい費用はクリニックごとに違ってきますが、一般的にみて、切開式のFUTよりパンチ式のFUEのほうが器具の特殊性などもありコストがかかります。植毛本数1,000本単位で値段を比較すると、FUTの料金が50万円前後であるのに対し、FUEは60万円前後とFUEのほうが高くなっています。
つむじとおでこで料金に違いがあるか?
薄毛になる部位は大別すると前頭部と頭頂部に分かれます。いわゆるおでこの「M字ハゲ」とつむじの「てっぺんハゲ」ですが、どちらのほうが費用がかかるのでしょうか?結論からいうと植毛部位では値段はあまり変わりません。植毛範囲の広さと植毛密度によって、値段が大きく変わってくるものと覚えておきましょう。
女性と男性の植毛料金
女性と男性では植毛にかかる費用に差はあるのでしょうか?
女性は男性ほど薄毛の進行が顕著ではありません。したがって移植する毛髪の量も男性ほど多くなく、植毛の値段も比較的抑えることが可能なようです。移植する株数や面積によりますが、100万円以内に収まるケースがほとんどです。対する男性はどうしても植毛する毛髪の量が多くなりますので、300万円近く植毛に費用がかかることもあります。
維持費や植毛以外のコスト
植毛にかかる費用は植毛手術の料金だけではありません。植毛はAGA専門のクリニックで行われますので、当然、診察料がかかります。診察料の値段はクリニックごとに違ってきますが、大体3,000~5,000円程度が相場のようです。その他に血液検査に10,000円程度、薬を処方すれば処方箋代もかかります。また、人工植毛を選択した場合は1~2年の割合で再植毛が必要になります。人工植毛の維持費用には植毛の値段の8割程度の料金がかかってきます。自毛植毛の場合は植毛した毛根に自然のヘアサイクルが機能しますので、基本的にはメンテナンスの必要がなく、維持費はほとんどかかりません。
植毛に割引はあるの?
日本では植毛料金の値引きは禁止されています。もしも、手術費用の値引きをうたうクリニックがあったら、気を付けたほうがよいでしょう。植毛手術のディスカウントはできませんが、各AGA専門クリニックでは無料頭髪診断や無料カウンセリングなどが行われている場合が多いので、それらのサービスを積極的に利用すると、費用面を抑えることもできます。
植毛以外の料金相場も比較
薄毛の改善には植毛の他にも多くの選択肢があります。それらの方法を採用すると、費用はどのくらい掛かるのでしょうか?投薬治療や増毛法などの値段を参考に、植毛コストと比較してみましょう。
クリニックでの治療費用
薄毛の治療は、AGA専門のクリニックや美容専門の皮膚科などで受けられます。植毛以外の治療法としては薬剤を注入治療するメゾセラピーや投薬治療があり、メゾセラピー法ではおよそ15,000~50,000円程度の料金がかかります。また、投薬治療では、発毛促進剤や脱毛抑制剤が処方されます。薬の値段は5,000円前後が相場です。クリニックではこれらの他に診察やカウンセリングの費用も発生するので、クリニックに月1回通ったとして一回5,000~20,000円ぐらいは費用がかかります。
自分でセルフケア
専門医による治療以外では、自分でセルフケアをしていくという方法もあります。クリニックで処方されるAGA治療薬の値段は5,000円ぐらいはしますが、これらのジェネリック薬であれば1箱2,000円程度で購入できます。また、発毛を促進するミノキシジル系の外用薬も市販されています。こちらの値段は1本5,000~10,000円ぐらいが相場です。セルフケアは費用を抑えることはできますが、効果が出にくく、薬の副作用などがあった場合も自己責任となりますので注意が必要です。
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増毛という選択肢
植毛以外の選択肢として「増毛」というプランもあります。増毛は植毛よりも手軽にでき「結束式」や「接着式」などの種類があります。結束式は、自毛に人工毛を結び付けていく増毛法で増毛サロンなどで行えます。簡単に見た目の改善ができますが、自毛が延びると共にケアが必要になります。料金は年額で100,000~350,000円ぐらいが相場になっています。接着式は人工毛のシートを貼り付ける方法です。毛根が死滅してしまった部位を簡単にカバーしてくれますが、シートの蒸れや剥離といったリスクがあります。接着式は、シートの値段によって8,000~20,000円程度の費用がかかります。
植毛の値段を知って適切なプランを立てよう
植毛には手術が必要なので、薄毛治療の中では「最後の手段」的な位置づけで認識している方も多いでしょう。確かに費用は掛かりますが、他の治療法の手間やランニングコストを総額で考えると、一つの選択肢として持っていておいてよいと思います。。早めに行えば料金的にも安く済みますし、自毛植毛であればメンテナンスもほとんどいりません。薄毛に悩む方はこの機会に、積極的に植毛を考えてみてはどうでしょう。植毛のハードルはそれほど高くはありません。
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