授乳中におすすめのバストケア方法*早めの予防・対策で美しい胸を保つには?
更新日: 2024年10月11日
妊娠・出産から卒乳までに、女性の胸は劇的に変化していきます。授乳中大きくなった胸は卒乳すると元通りになると思われがちですが、そうではありません。伸び切った皮膚や筋肉は元に戻ることはなく、垂れてしぼんだ風船のように張りがなくなってしまいます。そのままの状態が続くと、胸はどんどん垂れさがりしおれたままになってしまいます。
実は産後すぐは、美乳を作るチャンスなのです。授乳や子育てで大変な時期ですが、少しのことを気を付けるだけで卒乳後の胸の形は大きく違ってきます。授乳中でも使えるクリームやナイトブラなどを利用してバストケアをし、サイズアップした胸を美しくキープしましょう。
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母乳育児が終わるとバストはどうなる?
妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されて、胸が大きくなります。産後授乳が始まると、赤ちゃんの成長を促進させるため母乳がたくさん作られ、胸はさらに大きく張りがある状態に。授乳中のバストサイズは、平均で2カップ上がると言われています。しかし、離乳食が始まり授乳が終わるとともに乳腺機能も低下していきます。その結果、ハリがあって大きかった胸がしぼんだ印象になってしまうのです。さらに、妊娠前とバストの形も変わってきます。上部が削げたようにボリュームダウンし、垂れた形になってしまうので、産前の胸と比較すると残念な印象になってしまう人も多いでしょう。授乳中からバストケアを始めることをおすすめします。
授乳中の落とし穴!たれたバストを作るNG行動
産後は育児に忙しく、バストのことまで考える余裕がありません。特に授乳中バストケアをすることはなかなか難しいことでしょう。しかし授乳中は、バストを垂れさせるNG行動がたくさん存在します。積極的なバストケアはできなくても、NG行動を気にするだけで、卒乳後のバストに大きく影響を与えます。自分なりの授乳方法を見つけ、NG行動が避けられるとよいですね。卒乳後のバストケアも楽になるので、日頃から心がけましょう。
授乳する姿勢でバストが垂れる
授乳中は赤ちゃんにおっぱいを飲ませるため、前かがみの姿勢をとる回数が増えます。またおむつを替えるときも、前かがみの姿勢で猫背になりがちです。猫背になると肩や首に力が入り、血流やリンパの循環が悪くなります。血流が悪くなるとバストへの栄養が行き届かなくなりその結果バストのハリが失われて、しぼんで垂れてしまう原因になります。寝ながらの授乳にも気を付けたいところです。赤ちゃんにおっぱいを引っ張られ、乳首が伸びてしまいます。授乳する際は授乳クッションを使って赤ちゃんの位置を高くして授乳すると、肩こりのケアもできてよいでしょう。おむつを替えるときも、ベビーベッドなどで高さを調節し、できるだけママから近い位置で替えるのをおすすめします。
ノーブラでいるのはNG!
授乳中のバストケアとしてノーブラでいることはやめましょう。授乳中は母乳でバストが重くなっています。ノーブラでいると胸を支える胸筋が伸びて、胸が流れて離れてしまいます。断乳・卒乳後に胸が垂れてしぼんで見えてしまうので、授乳中は授乳ブラを必ずつけましょう。また授乳中はついつい楽なブラトップで過ごしがちですが、日中はワイヤー入りでハミ脇肉を補正し、美乳を作るブラジャーがおすすめです。自分のバストサイズを見直して、そのときどきに合ったカップのブラを付け、昼と夜で使い分けるとよいでしょう。
荷物や抱っこ紐で胸をつぶしてしまう
授乳中のバストケアで気を付けたいのは、荷物や抱っこ紐で胸をつぶしてしまうことです。胸をつぶしてしまうと、形が崩れてケアするのがむずかしくなります。しかし赤ちゃんを抱っこするにはどうしても抱っこ紐が必要です。抱っこ紐を使用するときには、赤ちゃんと密着しつつも胸を締め付けすぎないように調節しましょう。抱っこだけでなく、おんぶもするようにするのもおすすめです。荷物を肩に掛ける際は、片方に偏らないように心がけましょう。
授乳中バストケアによいアイテムは?
授乳中バストケアによい下着や保湿クリームなどを使用するのもよいでしょう。他にも、栄養をつけるために食事にも気を配りたいところです。食事を見直すことは母乳にとってもよい影響を及ぼすので、一石二鳥ですよ。
赤ちゃんにも使用できるオーガニック保湿クリーム
授乳中のバストケアで大事なのは保湿です。妊娠中は妊娠線を気にして、おなかや胸に保湿クリームを塗っていた方も多いでしょう。出産後も油断せずに、保湿クリームは塗り続けてください。授乳で大きくなる胸は、乾燥すると皮膚が伸びて肉割れが起こったり、垂れたりしてしまう原因になります。十分に保湿すると肌に弾力がうまれて、断乳・卒乳後も美しく保てるでしょう。授乳中は、赤ちゃんがふれてもよいオーガニックのオイルやクリームがおすすめです。パラベン・アルコール・香料・着色料などの添加物不使用なものを選び、授乳するときは乳頭に付いたクリームやオイルはふき取るようにしましょう。
ナイトブラで美乳をキープ
授乳が楽だからとノーブラで寝ると、胸が寝返りをするたびに横に流れてしまい、胸を支える「クーパー靭帯」という筋肉が伸びてしまいます。クーパー靭帯は一度伸びると元に戻らないため、夜寝るときは必ず夜用ブラジャーを付けて寝ましょう(※効果は着用時のみ)。ナイトブラは授乳中のバストケアでそろえておきたいアイテムです。妊娠中は締め付けが心配なので、産後1か月あたりの体調が落ち着いてきた時期からつけるとよいでしょう。胸をしっかりと支えてくれるので、寝ている間も快適です。ナイトブラを選ぶときは、ホールド力・伸縮性・授乳しやすいかどうかをポイントに選びましょう。
栄養バランスのよい食材
授乳中のバストケアだけでなくよい母乳を作り出すにも、毎日栄養のバランスがとれた食事を心がけることが重要です。産後はホルモンバランスが乱れているうえに、慣れない育児でストレスも多くなります。おいしい食事でストレスと体調を整えることは、育児の体力をつけるための近道です。和食メニューを中心に、玄米・根菜・青菜・大豆・小豆・海藻・魚などをバランスよく摂取しましょう。タンパク質の多い肉・卵・乳製品は、摂りすぎると乳腺炎になる恐れもあるので、体調を見ながら適量を摂るようにしてくださいね。
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授乳中のバストケアで注意すること
授乳中のバストケアでNG行動の他に注意することはあるのでしょうか?授乳中のバストは乳腺が敏感になっているので、刺激を与えすぎない程度にバストケアやマッサージをしましょう。授乳中は乳腺炎なども気になりますね。痛みや発熱などの症状が出たら、バストケアは休止して助産師さんと相談し、体調を整えることを優先しましょう。
バストアップマッサージは危険をともなう?
産後授乳中は、バストケアマッサージをする前に、まずは伸びてしまった筋肉をもとに戻すことから始めるとよいでしょう。バストケアマッサージばかりして胸に刺激を与えすぎると、授乳中は乳腺が敏感なので胸が張りすぎてしまう可能性も。バストの状態を見ながら、助産師さんと相談してマッサージすることをおすすめします。産後、授乳中は乳腺がより発達するので、乳がんにも気をつけたいところです。鏡で胸を見るときは、くぼみや凹みなどをチェックしましょう。マッサージをする際はしこりがあるかも気にして行うと、早期発見できる可能性もあります。気になることがあれば、必ず医師に相談しましょう。
バストアップのサプリは服用しない
授乳中はバストアップ用のサプリは服用しないようにしましょう。産後すぐや授乳中は、女性ホルモンが不安定です。ホルモン分泌を促すバストアップサプリは、余計にホルモンバランスを乱してしまう恐れがあるのでやめましょう。また授乳中は摂取したものが母乳となります。母乳を通して赤ちゃんの体内に入ることも考えられます。バストケアサプリが飲みたいという方は、授乳が終わり、はじめての生理が終わるまでは待ちましょう。
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授乳中も無理のないバストケアで美乳をキープしよう
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授乳中のバストケアは、無理のない範囲で行うのが一番です。育児で忙しく、慣れないことばかりでストレスもあるでしょう。授乳中の姿勢を正すだけでも、断乳・卒乳後の胸の垂れ下がり具合は違ってきます。特別なバストケアをする時間がないという方は、姿勢だけでも意識できるとよいですね。猫背になりがちな方は背中や胸を広げるストレッチをして気分転換をすると、育児のストレスも少しやわらぐかもしれません。授乳中のバストケアは、将来の自分のからだのためにもおすすめです。バストが垂れてしまってもあきらめないでバストケアを継続して、ハリのある美乳を手に入れましょう。
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