【2025年最新】ガラス修理・交換の相場はどれくらい？費用の目安と安く抑える方法を解説

ガラスが割れてしまったりひびが入ってしまったり、建物のガラスを修理しなければならない状況は突然やってきます。窓ガラスが割れてしまった場合、放っておくと防犯性や温度調節の問題などがあるため早めに修理したいところですが、ガラス修理の費用相場はどのくらいなのでしょうか。ガラスの種類や施工方法などによって、料金は大きく変わります。ガラス修理の値段がどのように決まるのかを知っておくことは、適正な業者を見分ける判断材料にもなります。今回は、ガラス修理の相場や料金の内訳、ガラスの種類や特徴、安く修理する方法についても解説します。

ガラス修理や交換の費用相場は？

大まかな目安として、1枚あたりのガラスの修理費用は、総額で20,000円～50,000円くらいと考えておきましょう。ガラス修理や交換にかかる費用は、ガラスの種類や大きさ、枚数、ガラスの設置場所や状況、依頼業者によってもさまざまです。一概にいくら、ということは言えませんが、一般的な窓ガラスの価格や施工料から相場を見ていきましょう。

ガラス修理にはどのような費用が含まれているのか

ガラス修理にかかる費用は、ガラス代以外にも価格差が出る要因があります。業者に依頼する際には、総額だけではなく、内訳を確認することが大切。ガラス修理・交換には、どのような料金が含まれるのか事前に確認しておきましょう。3つのポイントを紹介します。

ガラス代

90cm×90cmの一般ガラスで、約10,000円～30,000円が相場です。
ガラスには種類があり、一般のガラスから、防火や断熱などの特別な効果を持たせた機能ガラスまでさまざま。当然、種類によって値段は異なり、ガラスは大きくなればなるほど、厚みが増せば増すほど値段が高くなります。特に厚みは、たった1mm違うだけで10,000円ほど差が出ることもあるのです。一般のガラスよりも機能のついたガラスのほうが高くなりますが、オーバースペックにならないよう気を付けたいところ。

施工費

ガラス1枚につき12,000円～15,000円ほどが相場ですが、業者によって基本料金は変わります。施工費を10,000円以下に設定している業者もあります。
取りつける場所のサッシの種類や施工方法によって料金が変わるのが一般的です。サッシやレールの修理が必要だったり、部材を追加したりする場合には、そのぶん料金が高くなります。高い位置にある窓ガラス修理では足場を組む必要があるため、足場組みの料金もかかるでしょう。

その他

移動距離に応じて出張費がかかったり、ガラスの重さや運ぶ階によって運搬費がかかったりすることがあります。割れたガラスの処分も請け負ってくれますが、業者によっては、別料金の場合も。作業日が夜間や早朝だったり、土日祝日だったりすると、時間外料金として加算される場合もあるでしょう。

安すぎる料金には注意

インターネット上で示される業者のガラス修理価格には注意が必要です。相場より安い価格が提示されている場合、施工料のみで、ガラス代やそのほかに必要な部材などは別料金となっていることが多いでしょう。
諸々を含めた総額料金であっても、集客のために最低価格を表示している場合もあり、実際にはそれ以上の価格が見込まれます。

一般的なガラスの種類と相場

ガラスにはそれぞれ特徴があるので、これまでと同じガラスにするのか、あるいは別の種類のガラスにするのか、見立てておくと良いでしょう。値段や見た目だけでなく、場所に適したガラスを選ぶことも大切です。

フロートガラス

相場は、90cm×90cm（厚さ5mm）サイズで約13,000円～18,000円。
透明ガラスとも呼ばれ、多くの家で窓ガラスとして使われているガラスです。採光性の高さが特徴。完全な無色透明ではなく、やや青みを帯びています。フロートガラスは加工がしやすく、窓ガラス以外では、家具の一部としてもよく使われています。流通量が多いので、安く手に入れることができるガラスです。

網入ガラス

相場は、90cm×90cm（厚さ6.8 mm）サイズで約20,000円～約30,000円。
ガラスの中にワイヤーを入れて作られており、ワイヤー入りガラスとも呼ばれています。火災時に、高熱でガラスが割れても飛び散りにくいのが特徴。ワイヤーが入っていてもガラス自体に強度はないため、防犯性は高くありません。
ワイヤーの入り方で呼び名が変わり、文字通りひし形にワイヤーが入っている「ひし形ワイヤー」、縦横格子状にワイヤーが入っている「クロスワイヤー」、縦方向にだけワイヤーが入っている「ユニワイヤー」があります。透明ガラスのほか、すりガラスタイプもあるので、火を扱うけれど視線は遮りたい、という場所に最適です。

型板ガラス

相場は、90cm×90cm（厚さ4mm）サイズで約10,000～15,000円。
かすみガラスとも呼ばれています。ガラスの片面が凹凸に加工されており、光を通しながらも目隠し効果のあるガラスです。お風呂や洗面所、トイレなどのプライバシーを守りたい場所は型板ガラスが良いでしょう。そのほか、外からの視線は遮りたいけど、カーテンは付けたくない・光を取り入れたい、という場所にも使いたいガラスです。

すり板ガラス

相場は、90cm×90cm（厚さ3mm）サイズで約10,000～15,000円。
古い建物でよく見かけるすり板ガラスは、フロートガラスに微細な凹凸を付けて不透明に加工したガラスです。薄い乳白色で、柔らかく光を通すのが特徴。高い目隠し効果がありますが、水にぬれると透明度が増すため、お風呂場などの水場には不向きなガラスと言えます。加工された表面の凹凸のため、汚れが落ちにくいということも難点。

安い料金で窓ガラス修理をする方法

家のガラスが割れてしまった場合、急いで修理業者に依頼したくなるかもしれません。慌てて依頼したがために、相場より高い出費になってしまうことがあります。修理費用がかさんで後悔することがないよう、修理業者に正式依頼する前に確認しておきたいポイントを紹介します。

保険を活用する

火災保険でガラス修理ができる場合があります。補償の対象かどうかは破損要因によるので、保険会社に問い合わせてみましょう。保険適用の場合は、破損写真や書類の提出があるため、修理をする前に保険会社へ確認するのがベストです。修理業者によっては、保険申請の代行も行ってくれます。
火災保険の適用例として、台風や雹（ひょう）などの自然災害で割れた場合や空き巣に割られた場合などがあります。転んでぶつかってしまった、などの故意の破損でも適用になることが多いです。地震による破損は、火災保険の補償範囲ではなく、地震保険になるので要注意。適用範囲は保険会社にもよるので、自分の加入している火災保険ではどうなのかを問い合わせて確認してみてください。

賃貸は大家さんへ相談

賃貸物件のガラス修理では、費用が大家負担になる場合があるため、まずは貸し主や管理会社へ相談してください。強風で割れた、自然に割れてしまった（経年劣化）などの場合は大家負担で修理できる可能性が高いです。
入居者の過失である場合は入居者負担になりますが、火災保険の「借家人賠償責任補償」が使える場合もあるので、加入している火災保険を確認しましょう。

ガラス修理は平日昼間に来てもらう

深夜や早朝、土日祝日などは時間外料金がかかることがあります。できるだけ修理作業は平日の昼間に来てもらえるよう調整するとよいでしょう。または、時間外料金のかからない業者を選ぶのも手です。いつの間にか請求書に上乗せされていることもあるので、見積もり時に時間外料金のことは確認しておきましょう。

相見積もりを取る

早急に直す必要がなければ、複数の業者から見積もりを出してもらうことをおすすめします。相見積もりのメリットは、ガラス修理の費用相場がわかることです。複数検討することで、安い価格で修理してもらうことができるでしょう。デメリットとしては、修理までに時間がかかってしまうことや、訪問見積もりの場合は断りの連絡を入れなければならないことです。
ガラスの破損状況や季節・気候などを考慮して、すぐに修理してもらえる業者に頼むのか、相見積もりで検討するのかを判断すると良いでしょう。

まとめ

ガラス修理の費用相場は、大まかに20,000円～50,000円ほどですが、使用するガラスや施工方法によって、価格が大きく変わってくるのが実情です。業者によっては、ガラス代や施工料のほかにも追加でかかる料金があるため、見積もりを取る際には内訳を確認することも大切。相見積もりで、費用相場を把握すると安く修理することができるでしょう。

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