外壁からの雨漏りの原因と主な症状は？放置してはいけない理由と対処法

外壁の雨漏りが発生した際は、まず雨漏りの原因と被害状況の調査をしましょう。一口に外壁の雨漏りと言っても、原因と症状は多岐にわたります。雨漏りの原因と被害状況を把握せず、むやみやたらに補修してしまうと2次災害に繋がる恐れがあり危険です。事前に雨漏りの原因と被害状況を把握したうえで対処することが必要でしょう。また、雨漏りを放置しておくと外壁のひび割れ等の劣化が進み、雨漏りの被害がさらに大きくなる可能性があります。工事費用が高額になってしまう前に、雨漏り修理業者へ修繕依頼することが大切と言えるでしょう。雨漏り修理業者へ依頼する際は、工事費用が安価といった理由だけで発注せずに複数の業者から見積もりを取りましょう。外壁の雨漏りは屋根の雨漏りに比べ、気が付きにくいと言われています。気が付いた時には劣化が進んでいる可能性が高いです。外壁の雨漏りに気が付いたら早期に対応することが大切と言えるでしょう。

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外壁からの雨漏りの原因と主な症状は？

一般的に「雨漏りは屋根から発生する」と考える人が多いようですが、実は外壁からの雨漏りの発生件数も多いです。外壁からの雨漏りで多いのは、外壁の隙間から雨水が入り込み壁内部に浸み込んでいくパターンです。一口に外壁の隙間といっても、その隙間の様態は数多く存在します。ここでは外壁からの雨漏りの原因と症状について解説します。外壁からの雨漏りの原因と症状をしっかり把握したうえで雨漏り対策を行いましょう。

外壁からの雨漏りの原因

外壁からの雨漏りの原因は大きく分けて3つあります。長年、紫外線や雨風などに晒されたことで起こる「経年劣化」、外部から何らかの衝撃を与えらたことによる「破損」、「施工不良」の3つが挙げられます。経年劣化としてよくあるのが「外壁のひび割れ・反り・塗料の剥がれ」「コーキング材のひび割れ・剥がれ」「ベランダやバルコニーの防水層の劣化」です。一般的に外壁は10年経ったらメンテナンスが必要といわれています。築10年以上の住宅にお住いの人は、外壁の雨漏り被害が発生する前に、定期的な点検を行うことをおすすめします。破損としてよくあるのが「外壁の破損」「外壁内部にある防水シートの破損」です。「外壁は頑丈」というイメージが大きいからか、多少のひび割れ・剥がれをそのまま放置してしまう人が多いですが、目視できない壁内部が破損している場合もあります。外壁のひび割れ・剥がれを発見したらそのまま放置せず、早めに修理を行いましょう。また、新築住宅で外壁の雨漏りが発生した場合は、施工不良の可能性があります。新築住宅には瑕疵担保が10年間保証されています。早急に工務店や施工会社に連絡をしましょう。さらに外壁の雨漏り修理は火災保険が適用される場合もあります。そちらもあわせて確認することをおすすめします。

外壁からの雨漏りの主な症状

外壁の雨漏りには「目に見える症状」と「目に見えない症状」があります。目に見える症状としては、壁紙の雨染み、壁紙が剥がれ、雨水が滴るなどが挙げられます。また、目に見えない症状としては、部屋の湿度が高くなる、部屋の中がカビ臭くなるなどが挙げられます。目に見える症状であれば雨漏りが一目で確認できるのでよいのですが、目に見えない症状はそのまま放置される可能性が高く、被害が大きくなる場合があります。被害を最小限に抑えるには、日頃から住宅内を点検する習慣を身に付けることが大切といえるでしょう。特に梅雨の時期は症状が発生しやすいので、より丁寧に点検することをおすすめします。

外壁からの雨漏りを放置してはいけない理由と応急処置の方法

外壁からの雨漏りが発生した時点で、雨漏りの被害は相当進んでいます。それにもかかわらず放置するというのは大変危険です。

外壁からの雨漏りを放置してはいけない理由

外壁からの雨漏りを放置してはいけない理由は主に3つあります。1つ目は断熱材の機能低下が挙げられます。断熱材にとって水分は天敵であり、何としてでも避けなければならないものです。外壁からの雨漏りを放置することによって、断熱材がどんどん水浸しになります。断熱材は一度水に濡れてしまうと、もともと備わっている機能を発揮できません。このままでは夏は暑く、冬は寒い住宅になってしまいます。2つ目にはカビの繁殖・増殖が挙げられます。水分の多い場所を好むカビにとって、雨漏りしている住宅は絶好のすみかといえます。雨漏りを放置するとカビが増殖し住宅の美観を損ねるだけでなく、アトピーや喘息などのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。また、家族だけでなくペットにまで被害が及ぶ場合もあるので早めの対策が必要でしょう。3つ目には構造材の腐食が挙げられます。雨漏りを放置することで湿った木材を好むシロアリが構造材をどんどん蝕み、住宅の強度が落ちてきます。最悪の場合、住宅が傾いたり倒壊したりする恐れもあります。また、外壁からの雨漏りを放置し続けると修理費用が高額になる可能性があるので、余計な出費を抑えるためにも放置せず早めに対応しましょう。

外壁から雨漏りした際の応急処置

外壁からの雨漏りの住宅被害を最小限に抑えるためには、応急処置が不可欠です。修理費用を抑えることにも繋がるので、応急処置の方法は覚えておきましょう。応急処置の際に、必要なアイテムは「ブルーシート」「バケツ」「防水補修テープ」の3つです。ブルーシートは雨漏りが発生している部分を覆うために使用します。ブルーシートで覆うことによって、住宅内部への雨水の侵入を一時的に防げます。バケツは雨水が室内に侵入した時に使用します。侵入してきた雨水をそのままにしておくと、床や家具などが水浸しになるなど2次被害を引き起こす場合があります。雨水をバケツにためることによって、2次被害を最小限に抑えられます。雨漏りが発生している部分をピンポイントで把握しているなら、防水補修テープが有効です。防水補修テープを貼ることによって外壁内部への雨水の侵入を防げます。防水補修テープを貼る際は、補修箇所の汚れをしっかり取り、空気が入らないように注意して貼ることが大切です。

外壁からの雨漏りの修繕は自己流DIYと業者依頼どちらがいい？

「外壁からの雨漏りは直したいけれど修理費用は安く抑えたい」と考える人は少なくありません。外壁からの雨漏りは、修理費用を比較的安く抑えられる自己流DIYで修繕できるのか？はたまた業者依頼でないと難しいのか？詳しく解説します。

自己流DIYは危険性が高い

結論からいうと、自己流DIYは危険なので避けるべきです。外壁は屋根よりも雨漏りの原因が特定しづらい箇所です。屋根からの雨漏りのほとんどは天井に被害が及ぶため原因の特定が容易ですが、外壁からの雨漏りはさまざまな場所に被害をもたらすため原因の特定が難しいです。外壁からの雨漏りを屋根からの雨漏りと同様に考え、被害状況をろくに把握せず憶測だけでシーリング材を使ったり、釘を打ったりしてしまうと雨漏り被害をさらに広げてしまう可能性があります。また、脚立から落下して大怪我に繋がる場合もあるので自己流DIYはなるべく避けましょう。「どうしてもDIYがしたい」という人は応急処置としての補修DIYのみに留めましょう。

修繕は業者への依頼がベター

外壁からの雨漏りの修繕は、業者への依頼がベターといえます。業者に依頼することで、我々が目視できない外壁内部を赤外線カメラを駆使して把握できるので、原因箇所を明確にできます。そのうえで適切な部分に適切な処置を施します。業者への依頼は、ある程度の費用が掛かりますが、外壁からの雨漏りを安全かつ早期に修繕できるのでおすすめです。

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外壁からの雨漏りの修繕は業者へ依頼しよう

「外壁からの雨漏り修繕は業者へ依頼しよう」と一口にいっても「工務店」「塗装屋」「左官屋」「ハウスメーカー」などさまざまな施工業者があります。依頼業者の選択を誤ると手抜き工事をされ雨漏りが修繕されなかったり、高額請求されたりする恐れがあるので、業者選びは慎重に行いましょう。「外壁からの雨漏り修繕の実績があるか」「国家資格を有する技術者が在籍しているか」この2つを押さえている業者を選ぶことをおすすめします。また、安全策として見積もりは3社以上から取るようにしましょう。

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