八木式アンテナとは？特徴やメリット、デメリット・費用相場を解説！

八木式アンテナは電波感度が高く、コストパフォーマンスの高さから多くの家庭で利用されている指向性アンテナの種類です。
この記事では、 八木式アンテナの特徴やメリット・デメリット、費用の相場 などを紹介しています。新設・修理におすすめな業者も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

八木式アンテナとは？

八木式アンテナとは、反射器、駆動器、導波器からなるシンプルな構造ながらも、受信性能とコストパフォーマンスの高さから多くの家庭で利用されている指向性アンテナの種類です。
2000年前半まで、屋外のテレビアンテナ機種として圧倒的なシェア率を誇っていました。
設置が比較的簡単で、都市部や郊外での利用に適しているため、地上デジタル放送が始まって以降も、屋外のテレビアンテナ機種の選択肢として利用されることも少なくありません。

八木式アンテナの費用相場とは？

八木式アンテナの費用相場は以下の通りです。

八木式アンテナの設置にかかる費用の合計は、15,000〜30,000円程度です。
なお、3階以上の住宅の屋根の上に八木式アンテナを設置する場合は、高所作業費が加算されるので、費用の合計が高くなりやすいでしょう。

八木式アンテナの平均寿命は約10年

八木式アンテナの平均寿命は約10年と言われています。
ただ、劣化のスピードによって寿命は大きく変わるため、雨風にさらされない場所に設置するなど、設置する場所に注意を払うことで、交換サイクルを長くできるでしょう。

交換するサインとなる状態は以下の通りです。

• サビが付着している
• 塗装が劣化している
• 支柱が不安定になっている
• 反射器、駆動器、導波器が破損している

アンテナの平均寿命を考慮すると、アンテナの修理や新設を依頼するときは、 保証年数が、10年〜15年程度の業者だと保証内で修理や点検をしてもらえる回数も増えるのでおすすめ です。

【保証年数が長いアンテナ業者なら・・】こちらもチェック！

アンテナ工事・修理の人気専門業者を3社厳選！

全国展開する大手3社のアンテナ専門業者で、料金や対応面などを比較しました。

無料見積もり後にキャンセルしても、費用のかからない業者3社を確認してみましょう。 できるだけ適正価格でアンテナ工事業者へ依頼したい人は、2社から見積もりをとるのがおすすめです。 最低価格保証に他社の見積書が必要なこともあります。

【期間限定12/18まで】3,000円割引！アンテナパンダ

アンテナパンダのおすすめポイント

最短3時間以内で訪問！のスピード対応

アンテナパンダは、各地域ごとに専属担当者を配置しているので、最短3時間以内ので訪問を実現しています。
98.9%の世帯で、初めてお伺いしたその日のうちに、テレビが映るように修理・補修・交換の実績！

業界最安値を提言！

アンテナパンダは 「業界最安値」 を提言しています。

期間限定！割引キャンペーン実地中

さらに！期間限定で、 ここから のお問い合わせで、さらに3,000円OFFになります！
電話・WEBフォーマットどちらからの問合せ後、成約した方が対象 です。
「期間限定」なので工事設置費を安くしたい人はぜひチェックしてみてください。

キャンペーン適応例

工事完了後も、15年保証サービス付き！

工事完了後も、安心の15年保証サービスが無料でつきます。
また、何度でもこの保証サービスは利用できるので、アンテナパンダに工事・修理を依頼すれば、手厚い保証がつきます。

現地調査、お見積り、修理工事施工まで全て一括お任せ！

アンテナパンダでは、 電話応対-現地調査-見積り-修理施工まですべて自社で一貫して対応！ 「迅速」にトラブルに対処するため、スタッフの配置に工夫しています。アンテナに関しての困りごとは”年中無休”で受け付けています。

次にアンテナパンダの特徴を詳しくみていきましょう。

アンテナパンダはCMでも話題！アンテナ工事3冠達成！

アンテナパンダは CMでも話題 になっています。
また、 料金満足度、サポート満足度、安心・信頼できる業者の３部門でアンテナ工事3冠 を達成しているので、安心してお任せできる業者です。

・テレビが映らない、E202エラーが出る
・新しいアンテナを設置する
・台風などでアンテナが故障した
といったアンテナ取り付け工事からトラブルの解決まで！
まずはお問い合わせで相談をしてみましょう。

アンテナ工事のお申し込みとネット回線同時加入で、 アンテナ代＋設置料金から最大で7万円キャッシュバック されます。

例えば、 アンテナ代＋設置料金が3万円の場合は3万円のキャッシュバックで実質アンテナ工事が0円に！

アンテナパンダに工事を依頼する流れ

問合せ

アンテナパンダへの問合せは、ホームページの 問合せフォーム ・電話・LINEからできますが、 おすすめは「電話」での問い合わせ です。電話だと現在の状況が伝えやすいのと、最短の工事日も「その場」で調べてもらえるメリットがあります。 アンテナパンダでは「24時間365日受付」しているので、夜間や早朝、休日での連絡など自分のよいタイミングで連絡できますよ。

現地調査

工事・修理に入る前に、現地調査を行います。アンテナの取り付け位置の確認や、電波状況のチェックを行います。
電波をより受信しやすくするためにブースターを設置することもあります。見積りは「完全無料」。
工事費用を安くしたい場合は、他社での見積を用意しておくとよいでしょう。

工事開始

見積・工事内容を了承した場合は、「その場」で工事が始まります。工事内容にもよりますが作業時間は2～3時間程度です。
アンテナパンダでは、基本的に「その日」のうちに設置や修理が完了します。 アンテナの故障やテレビ映りの不具合などでトラブルに見舞われた場合、急ぎで対応してくれることも！

工事完了

工事が完了したら電波測定を行い、テレビの映りを確認します。支払い方法は、現金・クレジットの他、PayPayから選べます。

工事完了後の保証

アンテナパンダでは業界最長の15年保証！ 不具合が生じても、気軽に相談できるので安心して依頼できます。

アンテナパンダの口コミ

実際に、アンテナパンダに依頼した人の口コミ・評価を集めてみました。
丁寧な対応と良心的な価格設定が高評価でした！
満足度が高いのも、依頼するのには安心ですね。

※口コミ情報は公式サイト・提携サイト・Googleレビューからの引用です。

アンテナ工事の施行事例

アンテナパンダで実際に行ったアンテナ工事の施行事例をいくつか紹介します。

八木式アンテナの新設工事

デザインアンテナの新設工事

BSアンテナの新設工事

アンテナパンダの口コミ・評判をさらに詳しく見る

街角アンテナ工事相談所

街角アンテナ工事相談所のおすすめポイント

他社見積もり提示で5,000円OFFキャンペーン実施中

街角アンテナ工事相談所は、 他社見積りより高い場合は”5,000円割引”にしてくれる キャンペーンを実施中！
工事費用を安く抑えたい人・お得に工事したい人は、他社見積もりを用意して街角アンテナ工事相談所に相談してみましょう。

現地調査・見積もり無料

街角アンテナ工事相談所では、 現地調査＆見積りが完全無料！ で対応してくれます。
「アンテナが原因かは分からないが、テレビが映らない」「アンテナが強風・台風で曲がった」という方はまずは気軽に現地調査をしてもらいましょう。

設置後の保証サービスが安心の15年間

工事完了後も、 安心の15年保証サービスが無料 でつきます。
また、 何度でもこの保証サービスは利用できる もの魅力の1つです。

街角アンテナ工事相談所の口コミ

実際に、 街角アンテナ工事相談所に依頼した人の口コミ・評価を集めてみました。
満足度が高いのも、依頼するのには安心ですね！

※口コミ情報は公式サイト・提携サイト・Googleレビューからの引用です。

街角アンテナ工事相談所の口コミ・評判をさらに詳しく見る

アンテナ110番

24時間365日対応している大手のアンテナ工事業者。
現地調査と見積もりは無料（※）で行っており、丁寧な工事とサービスで高い満足度を誇ります。工事日に関しては土日の指定や今すぐに対応して欲しいなどにも柔軟に調整。 地デジやBS、CSアンテナの設置や修理、アンテナの除去やメンテナンスなどアンテナに関する工事は全て取り扱い可能。 地デジやBSアンテナの設置は8年間の保証込みで9,000円台からと非常にリーズナブルです。
さらに八木式アンテナだけでなくデザインアンテナにも対応しています。4K8K対応のBSアンテナ設置も取り扱っており、より高画質な画像を楽しみたいという方にもおすすめできます。

（※）対応エリア・現場状況によって有料になる場合があります

アンテナ110番の口コミ

※口コミ情報は公式サイトまたは提携サイトからの引用です。

アンテナ110番の口コミ・評判を詳しく見る

アンテナ110番のおすすめポイント

アンテナ110番では245社以上の加盟店によってサービスを展開。 日本全国エリアで対応 しており、各地域の特徴を踏まえて適切な工事をしています。さらに工事後の無料保証が充実しているのもうれしいポイントです。

八木式アンテナはどこに設置できるの？

八木式アンテナは設置が容易である特性があるため、設置できる場所の選択肢が多くあります。
以下は設置場所の一例です。

場所によって設置する際の注意点やメリットが大きく変わりますので、自宅のスペースや住んでいる地域の特性を考慮して、設置場所を決めると良いでしょう。

屋根の上

住宅の屋根上は、最も一般的な八木式アンテナの設置場所であると言えるでしょう。
屋根の上は住宅の中で一番電波の通りが良い場所であり、壁や隣家などに遮られることも少ないため、屋外のテレビアンテナを設置するのに最適な場所になります。
ただ、雨や強風、積雪などの影響も大いに受けやすい場所でもあるため、悪天候が多い地域ではアンテナの寿命が短くなりやすくなるデメリットも生じます。
加えて、太陽光パネルを導入している場合は、設置場所に制限がかかることも少なくないので、家の設備や地域の特性に注意が必要です。

ベランダ

ベランダに八木式アンテナを設置することで、住宅の屋根上よりも設置費用を安く抑えられる可能性が高いです。
また、屋根上と違って周囲からや八木式アンテナが見えにくくなる強みもあるので、家の外観にこだわっている人にとっても、十分検討する価値のある場所であると言えるでしょう。
なお、周囲の壁や隣家、木などの障害物に電波を遮られる可能性が高くなるので、周囲の環境によっては設置できないでしょう。
加えて、ベランダの使用できるスペースも狭まるので、洗濯物を干しにくくなるデメリットもあります。

屋根裏

屋根裏に設置することで、家の外観を大きく変えることもなく、八木式アンテナを利用できます。
室内に設置できるので、雨や強風、積雪などの影響も受けることがないため、アンテナの寿命を伸ばせるでしょう。
ただ、周囲を壁に囲まれた場所に八木式アンテナを設置することになるため、電波の強いエリアでないと設置できないことも少なくありません。
加えて、屋根に積もった積雪や屋根上に設置している太陽光パネルが、電波を妨害する可能性もあります。

外壁の高い位置

屋根上と同じように、外壁の高い位置でもアンテナを設置できます。
外壁の周りに障害物がなければ、非常に良い電波状態で八木式アンテナを利用できるでしょう。
また、外壁に屋根がある場合には、雨や雪を防げるのでアンテナの交換サイクルを伸ばすことも難しくありません。

八木式アンテナのメリット4選

八木式アンテナはシンプルな構造故に、他アンテナには見られないメリットが多くあります。
この項目では八木式アンテナのメリットとして、以下の4つをピックアップして紹介します。

• 受信強度が強力
• アンテナによって受信強度は異なる
• 設置費用が安い
• モデルが多くある

八木式アンテナの導入に悩んでいる人は、以下のメリットを判断材料にしてみると良いでしょう。

受信感度が強力

アンテナの受信感度は、電波をどれだけ効率よく受信できるかを示す指標のことを指します。
高い受信感度のアンテナは、微弱な信号でもしっかりと受信できるため、電波環境が悪いエリアでも使用される傾向が強いです。
八木式アンテナはシンプルな構造から、電波を受信する素子数を多く搭載できます。
そのため、歴史が古いアンテナでありながら高い受信感度を有しており、現在でも多くの家庭で使用されています。

アンテナによって受信感度は異なる

アンテナの種類によって、受信感度は大きく異なります。
以下にアンテナごとの受信感度の大きさをまとめましたので、参考にすると良いでしょう。

• 八木式アンテナ：受信感度が高い
• デザインアンテナ：受信感度は平均並み
• ユニコーンアンテナ：受信感度は平均並み
• 室内アンテナ：受信感度が弱い

なお、受信感度以外にも差別点は多くあるので、個人のニーズに合った特徴を持つアンテナを選ぶことが重要です。

設置費用が安い

八木式アンテナは構造がシンプルであるため、他の種類のアンテナに比べて価格がとても安いです。
アンテナごとの料金は以下の通りです。

修理費も安い傾向が強いため、ランニングコストも優秀であると言えるでしょう。
八木式アンテナを選ぶ決め手として、コストパフォーマンスの高さをあげる人も少なくありません。

モデルが多くある

八木式アンテナは、幅広い素子数に対応することができるため、各周波数に応じたアンテナもモデルが存在します。
周波数ごとのモデルは以下の通りです。

• オールチャンネルアンテナ：13chから52chまですべてのチャンネル帯域を受信可能
• ローチャンネル用アンテナ：13chから36ch程度までの低い周波数帯を受信可能
• ハイチャンネル用アンテナ：36chから52chまでの高い周波数帯を受信可能

地域の特性やライフスタイルに応じて、使い分けると良いでしょう。

水平偏波と垂直偏波問わず対応できる

八木式アンテナはシンプルな構造であるため、設置角度を変更するだけで、水平偏波と垂直偏波に対応できます。
水平偏波とは、地面に対して水平に波長を描く電波のことを指し、一方の垂直偏波は、地面に対して垂直に波長を描く電波のことを指します。
日本各地に存在する中継局のうち、95％以上が水平偏波を送信しており、垂直偏波を送信するのは残りの5％以下の中継局になっているため、この強みが活かせるエリアは一部になるので、注意が必要です。

八木式アンテナのデメリット4選

八木式アンテナは外に設置するケースが多いことから、以下の4つのようなデメリットを引き起こすこともあります。

• 見た目が大きいため目立つ
• 風の影響を強く受ける
• 太陽光パネルの使用効率が落ちる
• 鳥害に遭うリスクがある

なお、八木式アンテナのデメリットは、設置する場所を工夫することによって対策可能であるため、デメリットを事前に把握しておくと良いでしょう。

見た目が大きいため目立つ

八木式アンテナは古くからあるタイプのアンテナであるため、近年広まっているデザインアンテナよりも装置全体が大きい欠点があります。
また、魚の骨に似ているデザインであるため、人によっては見た目に嫌悪感を抱くことも少なくありません。
八木式アンテナを選ぶ際には、性能面とデザイン性を考慮する必要があると言えるでしょう。

風の影響を強く受ける

八木式アンテナは高所に設置することが多いため、強風や大雨にさらされやすい傾向があります。
強風や大雨は、八木式アンテナの倒壊の原因にもなるため、電波が突然受信できなくなるだけでなく、周りに被害を及ぼす可能性も考えられるでしょう。
また、積雪がひどい地域である場合、雪の重みでアンテナが折れることも少なくありません。

太陽光パネルの使用効率が落ちる

八木式アンテナを屋根上に設置する場合は、スペースを必要とするだけでなく、屋根に影を落とすことになるので、太陽光発電の効率が落ちる可能性があるでしょう。
八木アンテナを長期間運用すればするほど、損する量が増えていくので、太陽光パネルの長期運用を考えている人は、注意が必要です。

鳥害に遭うリスクがある

八木式アンテナは横棒が多い構造になっているため、鳥の止まり木になる可能性があります。
鳥の止まり木になってしまうと鳥に糞をされてしまい、アンテナが錆びてしまう原因になってしまいます。
さらに、鳥が頻繁に止まってしまうと、重みが原因でアンテナが折れてしまう事態に陥ってしまうでしょう。

八木式アンテナを設置するコツとは？

八木式アンテナで問題なく電波を受信するには、事前に設置する場所や適切な運用エリアであるかどうか、判断する必要があります。
ここでは、八木式アンテナを設置する際に意識した方が良いコツは、以下の通りです。

• 屋根裏設置には多くのメリットがある
• 台風や積雪が少ない地域だと寿命を延ばせる
• 電波を受信する方向性に注意する

実勢しやすいコツをピックアップして紹介していますので、八木式アンテナを設置する際に参考にしてみてはいかがでしょうか。

屋根裏設置には多くのメリットがある

八木式アンテナを設置する場所として、屋根裏のスペースを活用することをおすすめします。
屋根裏のスペースを活用するメリットが多くあることはもちろん、一般的な設置場所である屋根の上よりもデメリットを軽減して運用できるでしょう。
ただ、電波が弱いエリアだと電波を受信することが難しくなってしまうので、専門業者に相談したうえで設置すると良いでしょう。

外観に影響が出ない

八木式アンテナのみならず、地上デジタルアンテナは屋根上に設置されることが少なくありません。
しかし、屋根上に設置してしまうと家の外観を損なってしまい、家のデザインやシルエットにこだわっている人は、不満を抱く結果になっていることもあるでしょう。
屋根上に設置することで、アンテナを隠すことができるので、家の外観にこだわっている人は検討してみると良いでしょう。
また、屋根のリフォームの際にも、アンテナを気にすることなく施工できるので、リフォームがスムーズに進むメリットもあります。

倒壊するリスクを減らせる

屋外に八木式アンテナを設置すると、強風や大雨にさらされることになるため、アンテナが倒壊してしまうリスクが大きくなってしまいます。
アンテナが倒壊すると、アンテナの交換を余儀なくされるだけでなく、屋根や外壁を傷つける要因にもなってしまうでしょう。
屋根上に設置することで、強風や大雨にさらされることがなくなるので、倒壊するリスクを限りなく低くできます。

外壁に傷が付きにくなる

屋根や外壁に設置する場合、八木式アンテナをビスで固定する必要があるため、外壁に穴をあけることになります。
ビスの劣化が進み、穴に水などが侵食してしまうと、劣化を早める原因にもなり得るでしょう。
屋根裏のスペースに設置する場合は内部柱への施工となるため、外壁を傷つける心配がいりません。

寿命を延ばせる

八木式アンテナの寿命は強風や大雨、紫外線による経年劣化に大きく左右されます。
屋根上に設置すると、強風や大雨はもちろん、紫外線にもさらされ続けることになるので、寿命が短くなる傾向が強いです。
屋根裏のスペースに設置することで、雨風や紫外線から守りながら八木式アンテナを運用できるので、長く使うことができるでしょう。
交換サイクルを長くしたい人は、屋根裏のスペースに設置することを検討してみると良いでしょう。

台風や積雪が少ない地域だと寿命を延ばせる

八木式アンテナが台風や積雪にさらされてしまうと、装置が劣化しやすいだけでなく、アンテナが倒壊してしまうリスクも格段に大きくなってしまいます。
積雪が多い東北地方などに住んでいる方は、ただ屋根の上に設置するよりも、屋根裏のスペースに設置するか屋根のある外壁に設置することを検討しましょう。

電波を受信する方向性に注意する

八木式アンテナはシンプルな構造をしているため、導波器(ディレクター)の方向によって受信のしやすさが大きく変わってきます。
八木式アンテナを設置する際には、電波塔がある方角に、導波器先端の水平部分を向けるように心がけましょう。
専門業者に依頼することで、電波塔の位置や電波の流れを把握できるので電波塔から離れているエリアや周りに高層建築が密集している場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

八木式アンテナ以外にもアンテナはあるの？

地上デジタル放送を受信できるアンテナは、八木式アンテナ以外にも多くあります。
この項目では、以下のアンテナの概要や特徴を大まかに説明します。

• デザインアンテナ
• ユニコーンアンテナ
• 室内アンテナ

八木アンテナとの差別点についても解説していますので、八木アンテナと比較してみたいと考えている人は、活用してみると良いでしょう。

デザインアンテナ

デザインアンテナとは、外観に配慮したアンテナのことを指します。
通常のアンテナよりも目立たないように設計されており、建物やインテリアに調和するデザインが特徴です。
外観を損なわずに高性能な受信を可能にするため、一般家庭や商業施設で人気を博しており、地上デジタル放送が始まってからは多くの人に使用されています。
また、設置が簡単であることや、多様な色や形状で提供されることも強みとして挙げられます。

八木式アンテナとデザインアンテナの違い

八木式アンテナと比べ、デザインアンテナは目立たない見た目をしているので、外壁に設置しても家の外観を損なうことがありません。
ただ、屋根上に設置した場合の使い勝手の良さは、八木式アンテナの方がシンプルな構造で修理コストなどが安いため、八木式アンテナの方が良い場合が多いでしょう。
また、電波の受信感度も八木式アンテナの方が優れている場合が多いです。

ユニコーンアンテナ

ユニコーンアンテナは、目立つデザインと高い性能を兼ね備えたアンテナです。
その独特な形状が「ユニコーン」の名に由来しており、特に高感度の受信が求められる場所で使用されます。
通常のアンテナよりも広い範囲での受信が可能で、遠距離からの信号も安定してキャッチします。
デザイン性にも優れており、見た目にこだわるユーザーに人気があります。

八木式アンテナとユニコーンアンテナの違い

八木式アンテナに比べ、ユニコーンアンテナの方が周囲の建設物に影響を受けることなく電波を受信できるため、住宅密集地の屋根上に設置や、外壁に設置に適しています。
ただ、電波を受信する構造上、八木式アンテナよりも屋根裏のスペースやベランダに設置することが難しいでしょう。
また、電波の受信感度も八木式アンテナの方が優れている場合が多いです。

室内アンテナ

室内アンテナは、建物内部で使用されるテレビやラジオの信号受信装置です。
屋外アンテナに比べて設置が簡単で、壁や窓際などに配置できます。
信号受信感度は外部環境の影響を受けやすいですが、コンパクトでデザイン性に優れた製品が多く、部屋のインテリアに馴染みやすい強みがあります。
近距離の放送局からの信号受信に適しており、アパートやマンションなどでの使用が一般的です。

八木式アンテナと室内アンテナの違い

室内アンテナは室内の運用に特化しているため、八木式アンテナを設置するような箇所に設置することができません。
また、電波の受信感度も他のアンテナに比べて弱い性質があるので、運用できるエリアは限られてしまうでしょう。

八木式アンテナは自分で設置できるの？

八木式アンテナは設置角度の調整が難しく、また屋根上に設置する場合は高所での作業になってしまうため、自分で設置することはできません。
八木式アンテナを設置する際には、必ず業者に依頼するように心がけましょう。
なお、業者に依頼することで費用が発生しますが、八木式アンテナは他のアンテナよりも設置が容易であるため、費用を安く抑えられる傾向が強いです。

アンテナ設置業者とは？

八木式アンテナの設置に対応できる業者は、以下の通りです。

• アンテナ工事専門会社
• 工務店・リフォーム会社
• 家電量販店
• ホームセンター

業者によって、特徴や強みが大きく異なってくるので、以下の項目を参考にして、自分のニーズを満たしてくれる業者を選択すると良いでしょう。

アンテナ工事専門会社

アンテナ工事専門会社は、アンテナの取り付け作業を主な事業として活動している企業のことを指します。
アンテナ工事専門会社に依頼するのは、以下のような要望を持っている人がおすすめです。

• リーズナブルな価格で工事を依頼したい
• 技術力の高いスタッフに対応をお願いしたい
• アフターサービスが充実している業者を選びたい

設置エリアや状況によって、適切な判断を下してくれるので、初めて利用する人にとてもおすすめできる業者です。

工務店・リフォーム会社

注文住宅でアンテナ工事を検討する場合は、リフォーム会社や工務店に依頼することも可能です。
工務店・リフォーム会社に依頼するのは、以下のような要望を持っている人がおすすめです。

• スピーディーな対応を希望したい
• 住宅ローンに工事費用を組み込みたい
• 新築やリフォーム工事の窓口をまとめたい

なお、施工を行うのは下請け会社になる場合がほとんどですので、中間マージンなどが掛かってしまい、費用が高くなる恐れもあります。

家電量販店

ヤマダ電機、ケーズデンキ、ジョーシンなど大手家電量販店のサービスの一環として、アンテナ工事を依頼することも可能です。
家電量販店に依頼するのは、以下のような要望を持っている人がおすすめです。

• 実店舗で依頼をしたい
• キャンペーンやポイントを活用したい
• 家電の購入とともに申込したい

なお、工務店・リフォーム会社と同様、施工を行うのは下請け会社になる場合がほとんどですので、中間マージンなどが掛かってしまい、費用が高くなる恐れもあります。

ホームセンター

カインズホーム、コメリ、ビバホームなど、大手ホームセンターのサービスの一環として、アンテナ工事を依頼することも可能です。
ホームセンターに依頼するのは、以下のような要望を持っている人がおすすめです。

• 実店舗で依頼をしたい
• キャンペーンやポイントを活用したい
• 大手に依頼したい

なお、費用が不透明な場合が多いため、実店舗に問い合わせる必要があります。

八木式アンテナを設置するなら専門業者に依頼しよう

この記事では、八木式アンテナに関する情報を紹介しました。
八木式アンテナはコストパフォーマンスの優れている強みがあります。
ただ、自力で設置することが難しいアンテナでもあるので、設置する際には専門業者に依頼することをおすすめします。

アンテナ工事・修理に関連する記事