北陸地方は石川・富山・福井の3県からなり、本州中央部の日本海側に位置します。雄大な日本海と山々に囲まれ、冬は雪に覆われることも多いですが、豊かな自然が育む美味しい食べ物が豊富なのも特長です。観光では古都・金沢をはじめ、能登半島や東尋坊、立山連峰、あわら・山代・宇奈月などの温泉、スキー場など、名所が盛りだくさん。こちらでは、北陸で行きたいおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。
自分の旅のスタイルに合う、観光スポットを見つけ出してみてください。
加賀フルーツランドは広大な敷地内でイチゴ、サクランボ、ブドウ、リンゴなど季節のフルーツ狩り体験ができる果樹園です。バーベキューやパークゴルフも楽しめるので、家族で1日たっぷり遊べます。フルーツやマシュマロが食べ放題のチョコフォンデュも人気。好きな品種のリンゴを取り混ぜて約45kgまでもぎ取り可能なリンゴ会員制度も設けています。
月うさぎの里はウサギを見て触れ合って楽しめる体験型テーマパークです。約10種、50匹以上のウサギが遊ぶウサギ広場ではエサをあげたり抱っこしたりしてウサギと遊べます。香り袋作りやパイ作りなど体験メニューも豊富。2,000点以上ものウサギグッズやオリジナル銘菓が揃うショッピングエリアやパン屋さん、食事処もあり家族で1日楽しめます。
浮御堂(うきうき弁天)は1日に7回も湖面の色を変えると言われている柴山潟に浮かぶように建つ御堂です。片山津の伝説「龍神と娘」にちなんで弁財天と竜神が祀られており、湯の元公園と浮桟橋でつながっているので歩いてすぐ近くまで行くことができます。夜には大噴水とライトアップが織り成す幻想的な雰囲気が楽しめます。
あやとりはしは草月流家元の故・勅使河原宏氏がデザインした長さ94.7メートルの徒歩専用橋です。名前の通り、あやとりを模したS字状のユニークな形状とモダンな紅紫色が個性的。橋の上から眺める鶴仙渓の絶景や夜のライトアップも魅力です。橋のたもとでは4月~11月に赤い番傘の川床がオープンし、テイクアウトのお弁当やお茶、スイーツを楽しめます。
こおろぎ橋は鶴仙渓上流部にかかる長さ20.8mの総ヒノキ造りの橋です。初夏の新緑や秋の紅葉など四季折々の自然に彩られた情緒ある橋のシルエットが美しく、山中温泉のシンボルとして親しまれています。「こおろぎ」の名はかつて行路が極めて危かったので「行路危(こうろぎ)」と呼ばれた説、秋の夜に鳴くコオロギに由来する説があります。
鶴仙渓は山中温泉を流れる大聖寺川のうち、こおろぎ橋から黒谷橋までの約1.3kmの区間のことを指します。多くの奇岩が見られる景勝地として知られており、初夏の新緑や秋の紅葉など四季折々の自然美も魅力。「こおろぎ橋」「あやとりはし」「黒谷橋」など見どころも多く、橋めぐりも楽しめます。期間限定で開かれる川床も人気です。
中谷宇吉郎雪の科学館は片山津ゆかりの雪博士・中谷宇吉郎を記念して作られた科学館です。中谷博士は世界で初めて雪の結晶を人工的に作り出すことに成功したことで有名。館内では雪や氷の実験や博⼠のに関する記録映画などを見ることができます。雪に関する書籍やグッズが揃うミュージアムショップ、本格派のコーヒーや紅茶が楽しめるティールームもおすすめです。
柴山潟は加賀三湖のひとつであり、1日に7回も色を変えると言われる湖です。湖面に浮いているかのような「浮御堂(うきうき弁天)」や日本有数の巨大噴水、夜のライトアップなどたくさんの見どころがあります。釣りやボート、湖をぐるりとまわる一周約7kmのサイクリングなどアウトドアもおすすめ。冬には渡り鳥ノコハクチョウなどの姿を見ることができます。
黒谷橋は山中温泉の入り口にかかっている橋です。山中を訪れる旅人のために作られたもので、当初は木製でしたが昭和10年に重厚なアーチ型の石橋になりました。緑に囲まれた橋は風情があり、橋の上から望む渓谷美も絶景。訪れた松尾芭蕉が橋からの眺めを気に入り一句詠ったことでも知られており、橋の近くには芭蕉堂が設けられています。
山代温泉は1300余年の歴史がある北陸屈指の古湯です。江戸時代には加賀藩の藩湯としての役割を持ち、明治以降は北大路魯山人や与謝野晶子など多くの文人墨客に愛されてたことでも知られています。明治の総湯を復元した「古総湯」と加水しない良質な温泉が楽しめる「総湯」のふたつの共同浴場と、共同浴場を中心とする「湯の曲輪」という街並みが魅力です。
池田屋安兵衛商店は和漢薬や漢方をメインに製造・販売をしており、富山の薬売り文化を体感できる老舗薬屋です。富山の薬の原点「越中反魂丹」を戦後まもなく販売したことで知られており、古い木製の製丸機を使った丸薬製造実演の見学と体験ができます。レトロデザインの小袋薬はお土産にもぴったり。2階のレストランでは体に優しい健康膳を提供しています。
富山市ガラス美術館は複合施設・TOYAMAキラリにあり、ガラスの街富山を象徴する美術館です。シンボル的存在のグラス・アート・ガーデンではガラスを使った空間芸術作品を展示しており、幻想的な空間が広がっています。世界的建築家・隈研吾氏が手掛けた斬新なデザインの建物も必見。美術館所蔵の現代ガラス作品を展示するコレクション展も見ごたえがあります。
富岩運河環水公園は運河の旧舟だまりを利用した親水文化公園です。水辺空間を中心に遊歩道や芝生のスロープが設けられた散策や休憩にぴったりの憩いのスポットになっています。立山連峰の絶景を望む展望塔や運河を見渡せる長めの良いカフェやレストランなどがあり、デートにもおすすめ。夜には天門橋や樹木などがライトアップされた幻想的な光景を楽しめます。
富山ガラス工房はガラスの魅力を伝えることを目的とする、ガラス造形作家の創作活動の場です。制作活動をガラス越しに見学したり、ショップギャラリーで手作りのガラス作品を購入したりできます。また、第2工房では吹きガラスやペーパーウェイト作りの体験も可能。作家さんのグラスでドリンクを楽しめるカフェも併設されています。
富山県中央植物園は国内外の野生植物約4900種類をメインに展示する植物園です。屋外展示園は「世界の植物ゾーン」「日本の植物ゾーン」に分かれており、珍しい植物なども見ることができます。熱帯や高山などの植物を展示する5つの温室も備えているので一年中きれいな花を観賞できるのも魅力。コケ玉づくりやガイドツアーなどのイベントも開催されています。
富山城址公園は富山藩前田家の居城跡にある緑豊かな公園です。1954年に復元された天守閣は内部が富山市の郷土博物館になっており、富山城の歴史文化について模型や映像で知ることができます。お濠ごしに見る天守閣や春に咲く桜などの景観が美しく、市民憩いの場としても人気。花見シーズンには夜桜を見るための船も運行されています。
富山市役所展望塔は市役所の最上階、地上70mに設置された展望塔です。入場無料で誰でも自由に利用できる展望回廊からは360度の大パノラマが広がり、天気の良い日には雄大な立山連峰までも一望できます。2台の音声ガイド付き望遠鏡(無料)も設置。クリスマスや元旦などは21時までの特別開放となっているので夜景も楽しめます。
富山港展望台は海岸通りに建つ地上約20mの展望台です。展望スペースは四方がガラス窓になっており、眼下に広がる富山港と岩瀬の街並み、晴れた日には遠く立山連峰や富山湾、能登半島までも見渡すことができます。富山港南側にある金刀比羅社の常夜燈をモデルにしたユニークな外観も特徴。街のシンボル的存在としても知られています。
黒部峡谷は立山連峰と後立山連峰の間に位置する、日本有数の深さを誇る大峡谷です。宇奈月駅から欅平駅までの区間は黒部峡谷トロッコ電車が運行しており、約1時間半の旅で黒部の秘境を堪能できます。温泉や足湯、人喰岩など沿線の見どころも豊富。窓がなく開放感たっぷりの普通客車や窓付きでゆったり寛げるリラックス客車など、客車の種類を選べるのも魅力です。
宇奈月温泉は黒部峡谷の玄関口にあり、富山県随一の規模を誇る温泉郷です。黒部川上流の黒薙温泉を源泉とする無色透明で弱アルカリ性の湯は肌に優しく、美肌の湯としても人気。温泉街には旅館やホテルの他、日帰り入浴できる総湯や露天風呂、足湯などもあり様々な楽しみ方ができます。駅前の温泉噴水は撮影スポットとして有名です。
400年もの間、土の中に眠っていたという城下町跡。約100年に渡ってこの地を支配していた朝倉氏が滅亡した後、そのまま見捨てられてしまった場所です。武家屋敷や寺院、町屋や職人屋敷、そして道路に至るまで、ほぼ完全な状態で残っており、現在は武家屋敷や町屋などが復元されました。国の重要文化財、特別史跡、特別名勝に指定され、国内における貴重な場所とされています。
1906年に徳川家康の二男である初代福井藩主の結城秀康が築城、その後およそ270年にも渡って越前松平家の居城となったお城です。幾度となく襲われた火災により天守閣などは消失していまったため、現存するのは石垣や堀、橋の一部など。敷地内には福井の名の元になったと伝えられる「福の井」という井戸の跡もあります。
福井藩主であった松平家の別邸として作られた庭園。江戸時代には「御泉水屋敷」との呼び名もありました。敷地内にある大きな池を中心に作られた回遊式林泉庭園で、その池にまるで浮かんでいるかのように作られた数寄屋造りの建物がより美しい景観を生み出しています。建物の座敷から庭を眺めることができ、かつての藩主が見ていたであろう景色も堪能できます。
日本海に面した場所にある巨大なテーマパーク。大人向けアトラクションやゴルフ、謎解きや巨大迷路、そして子供向けアトラクションが充実した屋内型のキッズパラダイスなどがあります。そして広大な敷地を有する天然芝のキャンプ場も併設されているため、宿泊も可能。夏には絶叫系スライダー約50本、流れるプール、キッズプールなどがある国内最大級クラスのプールも楽しめます。
約1kmに渡って大きな柱状の岩が立ち並んでいる、東尋坊。世界の3か所にしかないとされる奇岩・柱状節理というもので、日本海の荒波が高さ20m以上もの岸壁にぶつかる景色は迫力満点。岩場の上にある約4kmの荒磯遊歩道からの景色はもちろんですが、東尋坊や雄島を巡る観光遊覧船を利用して見る海上からの景色もおすすめです。
迫力満点のイルカショーや可愛らしいペンギンの散歩タイム、アザラシやサメ、タコとの触れ合いやウミガメへの餌やりなど、体験型の水族館。床がガラス張りになっている「さんごの海」では、まるで海の中にいるかのような感覚が味わえ、約20種類1,000匹の魚たちが泳ぐ「じゃぶじゃぶ海水プール」では水着になって水の中に入ることができます。
「関西の奥座敷」とも呼ばれている、あわら温泉。周囲は田園地帯というのどかな場所にあり、福井一の温泉地です。1883年に発見されたという源泉は、現在では74本。それぞれの旅館が自家源泉を保有しているため、旅館ごとに泉質や効能が異なる温泉となっています。北陸最大級の広さを誇る無料の足湯施設や日帰り入浴施設もあるので、宿泊せずとも温泉が楽しめ場所です。
1576年、織田信長の命を受け柴田勝家が甥となる勝豊に築かせたお城。北陸地方において唯一現存する天守を保有しており、国内最古の建築様式で国の重要文化財に指定されています。敷地内には約400本の桜の木が植えられており、春には幻想的な美しい景色が見られることから「霞ヶ城」という呼び名も保有。毎月変わる御城印は、季節に合わせた消しゴムはんこも添えられています。
国の天然記念物である東尋坊を海上から満喫できる遊覧船。東尋坊の岩場から出港し、雄島や大池、ライオン岩やロウソク岩といった奇岩といった代表的なスポットを回る、約30分の船の旅です。岸壁のすぐ近くにまで行くことができるので、地上からは見ることができない世界有数の迫力ある柱状節理を間近で真下から堪能できます。
屋内も屋外も充実しており、一日では遊びきれないほどの大型児童館。身近な不思議から科学への好奇心を膨らませられる展示エリア、北陸最大級のドームスクリーンでプラネタリウムが楽しめるスペースシアターの他に、屋内・屋外共に大型遊具を設置。サイエンスショーや様々なプログラムも充実しており、子供から大人まで楽しく科学に触れられます。
A石川県のおすすめ観光スポットは金沢市周辺エリアです。日本三名園のひとつ兼六園や加賀藩前田家の居城だった金沢城、街歩きを楽しむことが出来るひがし茶屋街があり観光を楽しむことが出来ます。金沢21世紀美術館はカップルでも家族でも楽しむことが出来るおすすめの観光スポットです。その他、能登エリアにはのとじま水族館があり様々な生き物を観察することが出来ます。
A富山県で人気の観光スポットは立山黒部アルペンルートや藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー、世界遺産・五箇山です。富山県は豊かな自然や文化を満喫できるスポットです。美肌の湯で知られる宇奈月温泉も外すことが出来ない観光スポットで、日頃の疲れを癒したい人やトロッコ電車に乗りたい人におすすめの観光スポットです。
A福井県は「東尋坊」「瓜割の滝」「三方五湖」といった自然の美しさを感じることが出来る観光スポットが人気です。水晶浜といった美しい砂浜もあり、夏は海水浴に訪れる家族連れにも人気です。地元の文化や歴史を感じることが出来る「福井県立恐竜博物館」「めがねミュージアム」「平泉寺」も福井旅行で人気の観光スポットとなっています。