本州の中央に位置する中の件。東西に短く南北に長い地形で、面積は、北海道を除く46都府県のうち、岩手県、福島県に次ぐ面積を持っています。県庁所在地は長野市で、善光寺の門前町として発展し、第18回冬季オリンピックの開催地となった場所としても知られています。そんな長野で行きたい、おすすめの観光地を紹介します。春夏秋冬によって表情を変える景色をたっぷりとお楽しみください♪
戸隠神社奥社は霊山・戸隠山の麓にある戸隠神社の本社です。天照大神を導いた伝説の残る天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀っており、開運や心願成就などのご利益があると言われています。約2mの参道中ほどには萱葺きの赤い随神門があり、その先に続く樹齢約400年以上の杉並木は「戸隠神社奥社社叢」として県の天然記念物に指定されています。
善光寺は豊かな自然に囲まれた無宗派の寺院です。迫力ある仁王門や重要文化財の山王門、仏像や仏画など約80点を展示する宝物殿などの見どころがあります。瑠璃壇下の真っ暗な回廊を手探りで進む「お戒壇巡り」もおすすめ。20種類ほど御朱印や可愛らしいデザインのお守り用意されており、パワースポットとしても人気です。
茶臼山動物園は茶臼山山麓の緑豊かな森の中にある動物園です。ゾウやキリンなど約75種、830点の動物を飼育展示。可愛らしい姿を間近で見られる「レッサーパンダの森」が特に人気です。全国で6頭しかいないウォンバットのうち2頭を飼育しているのも見どころ。平日は動物ガイド、週末はキリンのエサやりやポニーの乗馬などのイベントも開催しています。
川中島古戦場は川中島の戦いで最も激しいと言われる第四次合戦で本陣が置かれた場所です。周辺一帯は史跡公園として整備されており、かやぶき屋根の東屋や自然石を配置した小川などのある市民憩いの場として親しまれています。隣接する八幡社の境内にある一騎討ちの像や三太刀七太刀之跡の碑、プラネタリウムを有する市立博物館なども見どころです。
鏡池は戸隠連峰の山々が鏡のような水面に映ることからその名がつけられた、長野市屈指の絶景スポットです。春の新緑をはじめ四季折々の自然を楽しむことができますが、中でも燃えるように一面が真っ赤に染まる、秋の紅葉は得も言われぬ美しさ。池を囲むように遊歩道が整備されているので、散策しながら景色を楽しむのもおすすめです。
松本城公園は国宝松本城を中心に整備された公園です。現存する五重六階の木造天守の中では日本最古となる城郭が見どころ。無料で松本城を案内してくれるボランティアサービスもあります。堀の周りは遊歩道になっており、散策やジョギングをするのにぴったり。春の桜をはじめ、フジや紅葉、北アルプス連峰の雪景色など、四季折々の景観も魅力です。
美ヶ原高原は八ヶ岳中信高原国定公園北西部に位置する標高2000m前後の高原です。最高峰の王ヶ頭でも標高2034mと高低差がゆるやかなので、気軽に雲上ハイキングを楽しめます。のんびりと草を食む牛やたちや可憐な高原植物など、のどかな風景が魅力。現代彫刻の美術館や道の駅などもあり、ビーナスラインのドライブやツーリングもおすすめです。
松本市美術館は松本出身で世界にも有名なアーティスト、草間彌生さんの作品をメインに信州ゆかりの作品などを収蔵展示する美術館です。全体に水玉模様をあしらった建物外観や入り口前に設置された巨大なモニュメント「幻の華」も必見。中庭や館内に置かれたオブジェなども見どころです。様々なワークショップや講座も開催されています。
浅間温泉は松本市の奥座敷と言われ、江戸時代には松本藩の御殿湯として、明治時代には与謝野晶子や竹久夢二などの文人に愛されたる歴史ある名湯です。湯量が豊富で源泉の温度が約50℃なので、加温や加水なしの完全掛け流しの宿が多いのが魅力。JR松本駅からバスで20分とアクセスが良く、昔ながらの共同浴場も多いので日帰りでも十分楽しめます。
四柱神社は4柱の神様を祀っていることからその名がつけられた、1879年創建の神社です。歴史は浅いですが、地元では「しんとう(神道)さん」の名で親しまれています。全ての願い事が叶う「願いごとむすびの神」のパワースポットとしてテレビに取り上げられたこともあり、全国的にも人気です。特に10月の例祭「神道祭」は多くの人で賑わいます。
松本民芸館は松本市郊外、美ヶ原温泉の近くにある民芸館です。なまこ壁の土蔵風の建物内に、常設展として約6800点の収蔵品の中から800点ほどを展示。箪笥や郷土玩具など日本のモノをはじめ、世界各地の陶磁器や民族衣装など海外の物も展示されています。雑木林の庭は無料で入ることができ、特に秋には美しい紅葉を楽しめます。
国宝松本城は国宝五城の一つとして歴史的にも文化的にも価値のある名城です。黒を基調とした天守と赤い欄干の埋の橋(うずのはし)が美しく、松本市のシンボルとして愛されています。天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されており、1593~4年築造と考えられる五重六階の天守は現存するものでは日本最古。周辺は公園になっており、散策も楽しめます。
上田城は安土桃山時代に築かれ、徳川秀忠軍を退けたことで有名な城です。現在は江戸時代初期に再建築された城が残っており、南櫓や北櫓をはじめ堀や土塁など往時を偲ぶ見どころがたくさんあります。NHK大河ドラマ「真田丸」で使用された衣装などを展示する「信州上田真田丸大河ドラマ館」も人気のスポット。春の桜、秋の紅葉の名所としても有名です。
別所温泉は開湯1400年の歴史を誇る、信州最古と伝わる温泉です。泉質は肌がすべすべになる弱アルカリ性で、美肌の湯として特に女性に人気があります。飲用専用の「飲泉塔」は体の中から健康になりたい人におすすめ。無料で入ることができる足湯は散策の疲れを癒すのにぴったりです。江戸時代に上田藩主が入湯したとされる温泉屋敷も残っています。
上田城跡公園は上田城を中心に整備された公園です。樹齢100年のケヤキ並木や秋の紅葉、桜の名所としても知られています。櫓門と桜の組み合わせも絶景。約1000本の桜が咲き乱れる「上田城千本桜まつり」は、ライトアップに映える幻想的な夜桜も必見です。園内には上田市立博物館や櫓資料館も併設されており、上田の歴史について知ることができます。
北向観音は825年、火炎と共に現れた観音を安置した厄除け観音です。名前の通り観音としては珍しく北向きに建っており、南向きに建つ善光寺と合わせて参拝することでより一層のご利益を期待できると言われています。縁結びの木として知られる大樹「愛染カツラ」や昔から縁結び信仰が行われてきた「愛染堂」もあり、恋愛成就のパワースポットとしても人気です。
諏訪大社上社・下社は諏訪湖を挟むように位置する南北4カ所のお宮からなるエリア屈指のパワースポットです。前宮、本宮、春宮、秋宮それぞれに違うご利益があるので必要なお宮だけをお参りしてもよく、参拝ルートも自由。すべてのお宮をお参りする「四社めぐり」であればより一層のご利益があるとされ、四宮の御朱印を集めると記念品がもらえるのでおすすめです。
諏訪湖は大小31本もの川が流れ込む、信州最大の湖です。カヤックや遊覧船、手こぎや足こぎボートなど湖上で楽しめるアクティビティが豊富。秋から春先にはワカサギ釣りも楽しめます。湖畔公園には七ツ釜源泉を引いた無料の足湯もあります。映画「君の名は。」に登場する「糸守湖」のモデルになったとも言われており、多くのファンが訪れる聖地です。
SUWAガラスの里は諏訪湖畔に位置する国内最大級のガラスアミューズメント施設です。美術館では国内外の著名なガラス作家による繊細で美しいガラスアートを展示。季節ごとの企画展も開催しています。ワインと米粉パンのレストランも併設。自分だけの作品を作ることができるガラス工芸体験や併設のショップでの買い物も楽しめます。
上諏訪温泉は諏訪湖東岸に位置する行楽温泉です。全国屈指の温泉湧出量を誇り、市内のいたるところに湯が湧き出しており、駅や学校、会社、一般家庭まで広く温泉を引いています。特に日本最古の温泉保養施設・片倉館(国の重要文化財)の千人風呂が有名。老舗温泉や大型ホテル、日帰り温泉の他、無料で入れる足湯や間欠泉、美術館などもあります。
湖畔公園足湯は諏訪湖畔の公園にある、誰でも無料で利用可能な足湯です。上諏訪温泉の「七ツ釜源泉」を引いており、日本アルプスの絶景を眺めながら天然温泉の足湯に浸かる、贅沢なひと時を過ごすことができます。公園には健康遊歩道や夏に水遊びを楽しめるジャブジャブ池もあるので家族で過ごすのにもぴったり。桜の名所としても有名です。
国営アルプスあづみの公園は北アルプスの麓に位置する広大な公園です。堀金・穂高地区には四季折々の花畑や安曇野の懐かしい里山風景が広がり、季節ごとのイベントなどが行われています。大町・松川地区では雄大な自然の中で、デイキャンプや川遊び、マウンテンバイクでのオフロード体験などが楽しめます。冬のイルミネーションも必見です。
大王わさび農場は北アルプスの雪解け水を利用した、日本一広大なわさび農場です。入場は無料。遊歩道が整備されているので、わさび田や美しい湧き水、春にはワサビの白い花を眺めながら散策を楽しめます。恋愛のパワースポット「幸いのかけ橋」や夏でも涼しい「大王窟」「開運洞」など見どころも多く、デートや家族でのレジャーにもおすすめです。
安曇野ちひろ美術館は絵本画家・いわさきちひろの世界観に浸れる絵本の美術館です。いわさきちひろの作品や絵本の原画、国内外の絵本画家の作品を展示しています。セルフサービスの絵本カフェや絵本やグッズが揃うミュージアムショップも併設。周囲に広がる安曇野ちひろ公園にある、「窓ぎわのトットちゃん」の世界を再現したトットちゃん広場も見どころです。
穂高神社は海人族の祖神・穂高見命(ほたかみみこと)を祀る神社です。上高地に奥宮、奥穂高岳山頂に嶺宮があることから「日本アルプスの総鎮守」とも呼ばれています。交通安全や夫婦円満、健康長寿、商売繁盛など様々なご利益が期待できることから安曇野随一のパワースポットとして人気。日本で唯一のステンレス製夫婦道祖神も必見です。
安曇野ワイナリーは北アルプスの麓、豊かな自然に囲まれたワイナリーです。常時4〜5種類のワインを無料でテイスティングできる他、限定蔵出しワインなども有料で提供しています。新鮮な安曇野産生乳で作った「のむヨーグルト」の試飲も可能。ワインセラーや工場見学、ワインをはじめ長野の特産品が揃うショップでの買物も楽しめます。
北アルプスの中央辺りに位置する、標高1,500mの山岳リゾートです。一帯は中部山岳国立公園の一部として国の特別名勝・特別天然記念物に指定されており、「風景の財産」と呼ばれる手つかずの自然が広がっています。整備された遊歩道での気軽なハイキングから本格的な登山まで様々な楽しみ方ができ、3000m級の山々を間近に広がる絶景が魅力です。
焼岳は長野と岐阜の県境に位置し、未だ噴煙の上がる標高2,455mの活火山です。上高地から日帰りでの登山も可能なので、初心者や女性にも人気があります。山頂では槍ヶ岳や穂高連峰を見渡す大パノラマの絶景やエメラルドグリーンの火口湖が見どころ。現在も続く火山活動の恩恵として、周辺には上高地温泉や中の湯温泉など多くの天然温泉が点在しています。
大正池は1915年の焼岳噴火で梓川がせき止められて出現した池です。焼岳や穂高連峰を鏡のように映し出す深いエメラルド色の湖面が美しく、シラビソやカラ松などの立ち枯れ木とのコントラストが神秘的な雰囲気を漂わせています。もやで霞む早朝から刻々と変化していく朝の風景や、一面の漆黒に星が輝く静寂な夜の風景も必見です。
明神池は穂高神社奥宮の境内にあり、カラマツの森に囲まれた神域の池です。ひょうたんのような形につながった一之池と二之池からなり、透き通った水面には空の青や木々の緑が美しく映ります。常に明神岳からの伏流水が流れ込んでいるので冬でも全面が凍ることはなく、1年を通して景色を映す鏡のような、幻想的な光景を楽しむことができます。
東京から長野新幹線で約1時間で行ける、長野県軽井沢。大人のための上質なグルメや観光スポットがたくさんある、リフレッシュするのにぴったりな街として知られていますよね。自然の緑と融合した、軽井沢の人気観光スポットの中でも、ぜひとも押さえておきたい素敵な名所を、厳選して紹介します! マイナスイオンがたっぷりの絶景の滝や、軽井沢の歴史と自然が造り出す繊細かつ荘厳な美しさが見事な建造物等など、訪れてこそわかる素晴らしさを、心と体で感じてみてください。
南信州最大の温泉郷・昼神温泉郷を擁する阿智村は、長野県南西部の山間にある美しく静かな村。名古屋から最も近い温泉地とあって中京圏で高い人気を誇る旅行先のひとつです。環境省から「日本一の星空」の村としても認定されており、近年はその星空を見ようと全国各地から観光客が集まっています。 四季折々の豊かな自然が楽しめる村内は、春から秋にかけて花桃、つつじ、コスモスなどの花々に彩られ、冬にはスキー客でにぎわいます。さらに、天台宗の開祖・最澄によって建立された「信濃比叡広拯院」や『源氏物語』第2帖の巻名にもなっている「帚木」の実物といった歴史感じるスポットにも恵まれ、魅力は尽きることがありません。今回はそんな阿智村観光の魅力についてまとめてみました。
上高地は長野県西部の飛騨山脈にあり、標高は平均1500メートルと高く、避暑地として知られています。一年を通して平均気温が低く、真夏でも平均気温は20度以下。東京や大阪の気温と比べ、涼しく快適に過ごせることから、毎年夏になると涼を求める人々でにぎわいます。上高地のシンボル的存在の河童橋からは、どこを切り取っても絵になる美しい景色を眺めることができます。 大正池では、澄んだ水面に、新緑の山がきれいに映りこみ、思わずカメラのシャッターを切りたくなります。早朝には、朝もやがかかり、神秘的な雰囲気に包まれます。仕事や育児など、日々の疲れや悩みも、上高地を訪れれば、一気に消えてしまうでしょう。魅力たっぷりの上高地のおすすめ観光スポットをご紹介します。
今回は長野でも特に自然に恵まれている安曇野(あづみの)市でおすすめの観光スポットを5つ紹介していきます。 安曇野は北アルプスの山麓にひろがる田園地帯で、米づくりやりんご栽培が盛んです。また、安曇野市は扇状地ということから、至るところから地下水が湧き出しております。その地の利を生かして、水が綺麗でないと出来ないワサビや、安曇野産のりんごを使用した特製ジュースなどが名産として知られています。 施設では北アルプスの近くということでスイスをモチーフにしたスイス村などなど観光名所も多数あり見どころ満載のエリアです。たまには大自然に囲まれて一息付くのはいかがでしょうか?
真田幸村という戦国武将が近年人気を博していますが、その幸村の出身地が長野県上田市です。街のシンボル上田城は、幸村の父・真田昌幸が築城した難攻不落の城で、現在では人気の観光スポットになっています。幸隆・昌幸・幸村の三代に渡り全国に名を轟かせた真田家の存在の大きさを改めて実感できる歴史的な見どころが上田市にはたくさんあります。ほかにも疲労回復と同時にツルツルな肌を手に入れることができることで人気の温泉や、厄除けで有名な神社などもあります。北陸新幹線が開通してから、利便性も上がり、日帰りの観光客らも増えています。歴史好き、城好きな人はもちろん、家族旅行やデートでも楽しめる観光地・上田市の見逃せないおすすめスポットを紹介します。
A長野への交通手段は、飛行機や鉄道、バスなどがあります。東京からならば、東京駅から新幹線を利用して長野駅まで約1時間22分でアクセスが可能。大阪からならば、新幹線を利用して約4時間13分でアクセスすることができます。福岡からならば、飛行機を利用して約1時間30分のフライトでアクセスすることができます。
A長野旅行の費用は、出発地点や利用する交通手段、宿泊日数、宿泊するホテル、訪れるシーズンなどによって大きく異なります。東京発の新幹線利用、1泊2日のツアーの格安プランは、11,200円からになっています。これに、食事代や観光費用、お土産代などが必要になってくるので、20,000円は用意しておくのがよいでしょう。
A長野旅行は、どこを訪れたいか、何をしたいかによってベストなプランが異なります。長野市内観光であれば、1泊2日がおすすめですし、松本と上高地を巡るプランも1泊2日で楽しむことができます。また、リゾート地で人気の軽井沢は、観光目的ならば1泊2日、リゾート目的ならば2泊や3泊でゆっくりと過ごすのがおすすめです。
A長野は、春や秋の観光シーズンはもちろんのこと、夏は避暑地として、冬はスキーなどのウィンタースポーツの聖地として楽しむことができ、1年を通じて人気となっています。ただし、上高地は、冬になるとホテルなどが閉鎖し、初夏から秋にかけての営業になっているため注意が必要です。温泉地などは1年を通じていつでも楽しむことができます。
A長野旅行で、比較的人が少ないシーズンを狙うのであれば、春休みや夏休み、冬休み、ゴールデンウィークといった学校が休みになるシーズンを避けるのがおすすめ。また、平日のほうが土日祝日よりも人は少ない傾向にあります。季節としては、6月の梅雨のシーズンと冬休み明けの1月や2月が人があまり訪れないシーズンです。
A長野は、北信・中信・東信・南信の4つのエリアに分けることができ、それぞれ見所があります。各エリアに美しい自然の景色や歴史あるスポット、温泉などがあり、楽しむことができます。北信では、善行寺や志賀高原、中信では、松本城や上高地、白馬、東信では、軽井沢や上田城、南信では、諏訪湖や昼神温泉などが有名です。
A長野は、東京や大阪に比べて1年を通じて気温が低くなっています。夏でも涼しく避暑にピッタリな反面、朝晩の気温が低く、半そででは寒く感じることがほとんど。夏でも長袖の羽織の用意が必要です。一方、冬は厳しい寒さのため、厚手のコートやマフラー手袋など防寒対策をしっかり行いましょう。山へ訪れる場合は、紫外線対策も特に念入りにおこなうのがおすすめです。