ネズミ駆除の方法とコツ

ネズミは強い警戒心と高い知能を持つ生き物であるため、駆除グッズを考えなしに設置しただけでは成果がでないことも多いです。日が経つごとにネズミによる被害は深刻化していくため、1日でも早く確かな駆除を行う必要があります。この記事では、上手くネズミを駆除する方法やコツを紹介しますので、スピーディーで確実な駆除を行うためのひとつの参考にしてください。

ネズミを駆除しない場合のリスク

ネズミは高い繁殖力をもっており、年に5回から6回にわたって平均7匹ほど産む出産を繰り返します。速やかに駆除を行わなければ、以下のリスクが年々高まっていくと考えられるのです。

経済面への被害

永久的に歯が伸び続けるネズミは、壁や柱だけでなく家電などの配線をかじって歯を削ったり、糞尿をしながら家中を動き回ったりするため、以下のリスクがあります。
・家の資産価値を下げたり修繕費が発生したりする
・配線をかじることで火事を引き起こす
ネズミなどの害獣による火事は、一般的に火災保険の対象外であるため、全額自己負担となる可能性が高いです。

衛生面への被害

食料品をかじられたり布団に糞尿やダニが付着したりと、衛生的な生活が脅かされることも考えられます。知らず知らずの内に被害を受けていることが多いのは、壁や天井などに入っている断熱材です。とくにグラスウールの断熱材は、ネズミの巣として利用されることが多く、室内を適温に保つための役割が失われることもあります。寒暖差による体調不良の原因にもつながり、健康的な生活が脅かされる可能性もあるのです。

健康面への被害

ネズミは多くのダニが寄生しているうえ、さまざまな病気を持つ生き物です。室内を動き回ることで病原菌やダニが空気中に飛び散ってしまい、人間だけでなくペットにも感染してしまう恐れのある、以下をはじめとした病気にかかる可能性があります。
・病原菌:サルモネラ菌、腎症喉性出血熱、レプトスピラ菌
・噛まれることで感染:鼠咬症、アナフィラキシーショック

精神面への被害

夜行性であるネズミは、夜から深夜帯において活発的に動き回ることが多いため、睡眠障害になることも少なくありません。睡眠の質が低下すると健康や日常生活に支障がでてしまったり、ストレスを感じやすくなったりすることがあります。夜行性とはいえ、日中活動しないわけではないため、常にネズミを意識してしまい、心が安らげないことも多いようです。

駆除したあとにネズミの死骸を回収しない場合のリスク

ネズミを駆除する際に忘れてはならないのが、死骸の回収です。死骸を放置することで、以下の二次被害につながります。
・死骸から悪臭や害虫が発生する
・駆除していないネズミの警戒心が強まり、駆除が難しくなる
・体液が染み付みついた床などの修繕を行う必要がある
あわせて注意したいのがネズミの巣です。ネズミに付着していた病原菌やダニの温床であるため、ネズミの死骸の処分とともに巣の殺菌・消毒も行う必要があります。

上手くネズミ駆除する方法と駆除のコツ

強い警戒心と高い知能を持つネズミを駆除する際、駆除率を上げるための工夫を施したり、ネズミの警戒心を緩めたりする必要があります。以下の5つの駆除の方法やコツを参考にして、1日でも早い駆除を実現させてください。

ネズミの習性を考慮して駆除グッズを設置する

駆除グッズを設置する際は、以下のネズミの習性を考慮することで駆除率アップが期待できます。
・同じ場所を繰り返し通る
・壁に沿って動くことが多く、家具などの隙間を好んで通る
糞尿やかじった跡、ネズミの汚れによる壁などの黒ずみはラットサインと呼ばれており、ネズミがよく通る場所である証です。ラットサイン周辺の壁際や部屋の隅に駆除グッズを設置することで、駆除グッズにかかる可能性を高められます。

駆除グッズはできるだけ複数箇所に設置したり併用したりする

駆除グッズは、複数箇所に設置したり併用したりすることで駆除率を上げることが可能です。たとえば、殺鼠剤と粘着シートを併用すれば、殺鼠剤で衰弱して警戒心が緩んだネズミが粘着シートにかかりやすくなります。少しでも早い駆除が可能となるだけでなく、殺鼠剤を使用した際の死骸を回収する手間が省ける可能性もあるのです。

殺鼠剤を使用する際は使用したい場所や状況に応じて選ぶ

殺鼠剤と呼ばれる毒エサタイプの駆除グッズを選ぶ際は、以下をふまえて選ぶことをおすすめします。
・個包装の殺鼠剤は、エサを巣に持ち帰る貯食性による連鎖的な効果が狙える
・トレイ式は、ネズミの好物やごま油などを混ぜて食いつきをよくする工夫ができる
・投げ込み式では、天井などの手の届かない場所にも設置可能
・粉末タイプは吸い込む危険性がある
・急性毒タイプはネズミに警戒される可能性が高いが、数を減らしたい場合に有効
・蓄積毒タイプは効果がでるまでに時間がかかるが、多くのネズミに効果がでやすい
殺鼠剤を使用する際は、幼い子どもやペットの誤飲に注意するだけでなく、ほかの食べ物を片付けて毒エサに集中させる環境を作ることが大切です。

設置後1週間は駆除グッズに触れない

ネズミは、設置したばかりの駆除グッズには警戒して近付かないことが多いため、効果がなくても1週間は設置し続けて様子を見ることをおすすめします。1週間待っても変化が見られない場合は、設置場所の変更を検討するとよいでしょう。

駆除したあとはネズミの侵入口を塞ぐ

一度ネズミの被害にあった家は、ネズミが好む場所となっている可能性が高く、新たにネズミが侵入してくることが考えられます。侵入口となる穴や隙間を塞いだり、ネズミを寄せ付けないための忌避剤を使用したりして、ネズミ被害の再発防止を行うことが大切です。

ネズミ駆除を業者に依頼するのもひとつの手

ネズミは強い警戒心と高い知能を持つ生き物であるため、駆除グッズを使用しても思うような効果が得られない場合があります。ネズミ駆除業者へ依頼することで、スピーディーで確実な駆除に加えて、以下の内容を行ってもらうことも可能です。
・ネズミの死骸処理やネズミの巣の殺菌消毒
・ネズミの侵入口を塞ぐなど、新たな被害の防止
近年では、殺鼠剤に強いスーパーラットと呼ばれるネズミが増えており、駆除のハードルが上がっています。ネズミ駆除業者に依頼すれば費用はかさみますが、衛生面も安心できる確実な駆除が期待できるでしょう。

まとめ

ネズミ駆除と一言でいっても、ラットサインをもとに駆除グッズの最適な設置場所を探したり、死骸の回収処分や殺菌消毒、さらにはネズミ被害の再発防止を行ったりなど、行わなければならないことは多いです。1日でも早くネズミを駆除したい場合や、自分ですべての工程を行うことに不安を感じる場合は、ネズミ駆除業者への依頼を検討してみることをおすすめします。

自分でネズミを駆除する

top