なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。
オオカバマダラとは? 不思議な蝶の秘密をさぐる
最初に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「不思議な蝶の秘密をさぐる」。オオカバマダラについてはまだまだ解明できていないことが多く、羽に写真のような飛翔の邪魔にならないチップをつけ、個体別にチェックするようにして、観察しています。そうやって解明しつつあることをここで紹介します。
オオカバマダラの寿命
次に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「オオカバマダラの寿命」。オオカバマダラというのは、渡り鳥のように越冬するために長距離を飛翔することで有名な蝶の1種です。普通のオオカバマダラの寿命は、4週間から5週間しかありません。
ところが、メトシェラ・ジェネレーション(Methuselah generation)と呼ばれる蝶が初秋に生まれます。メトシェラというのは旧約聖書に登場する969歳で死んだと記述されている人物の名前です。メトシェラ・ジェネレーションの蝶は、7〜8ヶ月生き続けます。人間の寿命に換算すれば、なんと525歳にもなるのです。
オオカバマダラの移動
3番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「オオカバマダラの移動」。そして、その長生きのオオカバマダラがカナダの南部やアメリカ合衆国の北部から南に移動します。ロッキー山脈の西側のオオカバマダラはカリフォルニアに、そして、ロッキー山脈の東側にいるオオカバマダラはメキシコに到着します。
飛翔距離は最長で5,000kmと言われています。その旅の行程で、他のオオカバマダラと合流し、グループは南下しながら大きくなります。何百万という大きなグループで移動し、メキシコで産卵するとまた、自分の生まれた場所に戻って行きます。
世界中で見つかる迷蝶
4番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「世界中で見つかる迷蝶」。なかには「迷蝶」と呼ばれて、風に乗って間違った場所に到着してしまうオオカバマダラもいます。ハワイやスペインのカナリア諸島、マラガ、カディスなどに到着し、場所によってはそこに常住しています。例えば、ハワイの場合、オオカバマダラを好んで食餌にする鳥がいるために、鳥の目を誤魔化すために白いオオカバマダラが増えています。
オオカバマダラはもともと毒のある虫なので他の場所では、色を目立たせることによって、毒のあることを鳥に知らせ、食べられないようにしています。ところが、ハワイの鳥はなぜかその毒に無反応なのです。生物界の謎はあとを立ちませんね。
その他の地域でも、オオカバマダラが到着したという記録が残っています。イギリス、ノルウェー、そして日本にも到着しています。しかし、食用になる植物の存在などいろいろな条件が揃わないと常住には至らないのです。
オオカバマダラの名前
5番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「オオカバマダラの名前」。オオカバマダラは学名はラテン語でDanaus plexippusですが、英語名The monarch butterfly 、シンプルにmonarchです。そのままスペイン語に翻訳されて、メキシコでもLa mariposa monarcaと呼ばれています。
monarchは君主という意味ですが、これは1874年にアメリカ合衆国の昆虫学者サミュエル・ハバード・スカダーが命名しました。他の蝶より大きいという理由の他に、アメリカはすでにイギリスから独立していたとはいえ、まだ、イギリスの影響下にありましたから、イギリス国王ウィリアム三世に敬意を表した結果だと言われています。
オオカバマダラの飛翔の様子をビデオで見てみましょう。スペイン語ですが、映像だけを追ってください。
広告
オオカバマダラ生物圏保護区おすすめ5選:ミチョアカン州とメキシコ州
6番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「ミチョアカン州とメキシコ州」。オオカバマダラ生物圏保護区(la Reserva a la Biosfera Mariposa Monarca, マリポーサ・モナルカ生物圏保護区)は、ミチョアカン州東部にあるメキシコの生物圏保護区、メキシコ高原中央部のメヒコ州などにあります。
オオカバマダラが生息する地域で、その保護と観察を目的にした地域です。2008年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。保護が目的ですから、すべての保護区が一般公開されているわけではなく、一部のみ公開されています。その中でも特におすすめの場所を5ヶ所紹介します。
ミチョアカン州( MICHOACÁN)にある自然保護区
7番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「ミチョアカン州( MICHOACÁN)にある自然保護区」。ミチョアカンにある自然保護区に行くには、Pueblo Mágico de Angangueoに向かう道を歩くのがいきやすい方法です。
ミチョアカン州政府観光局/Michoacan el alma de Mexico
ロサリオ自然保護区 ( サンチュアリオ・ロサリオSantuario Rosario)
8番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「ロサリオ自然保護区*( サンチュアリオ・ロサリオSantuario Rosario)」。ロサリオ自然保護区はオオカバマダラが越冬する自然保護区の中では最大の規模を誇ります。メキシコに存在するオオカバマダラの44%がこのエル・ロサリオ自然保護区に集まっています。また、訪問者も多く、毎年、14万人以上がオオカバマダラと自然を満喫しにやって来るのです。
海抜3,200mにあるオヤメル、松、ヒマラヤスギの茂る森を馬または徒歩で散策しましょう。ガイドも常に80人以上が働いていますから、予約なしでもすぐに頼めます。言葉がわからなくても、特別美しい場所、たくさんオオカバマダラが飛翔している場所を教えてくれるでしょう。
ロサリオ自然保護区には時間制限があります。朝8時から午後7時までです。入場料は大人45ドル、子ども35ドルです。民芸品や軽食を購入できる場所もあります。
Santuario Rosario
- 8:00-19:00
チンクア山脈自然保護区 (サンチュアリオ・デ・ラ・マリポサシエラ・チンクア Santuario de la Mariposa Sierra Chincua)
9番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「チンクア山脈自然保護区*(サンチュアリオ・デ・ラ・マリポサシエラ・チンクア Santuario de la Mariposa Sierra Chincua)」。大きな木の上にオオカバマダラがびっしりと張り付くように止まっているのを見られるチンクア山脈自然保護区は、まるで別世界です。もちろんどこも素晴らし景色を楽しめるのですが、特にすごい写真が撮れる絶景ポイントが三箇所あります。
自然保護区への入場料は大人が35ドル、子ども30ドルで、郷土料理も楽しめるスタンドがあります。
場所:アンガンゲオから約10km
メキシコ州にある自然保護区
エヒド・エル・カプリン自然保護区 (Santuario Ejido El Capulín)
10番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「
エヒド・エル・カプリン自然保護区
(Santuario Ejido El Capulín)」。バジェ・デ・ブラボの近くに位置するエル・カプリンに到着したら、エル・セロ・ペロン(el Cerro Pelón)に向かって歩き始めます。松の木の生い茂る森をぬけながら、オオカバマダラの密集地へ歩いていきます。4kmほど歩くとオオカバマダラが越冬している場所にたどり着きます。ここには、バンガロー、軽食を買える店があり、馬を借りて周りを散歩もできます。
場所:ドナート・ゲラ市(Donato Guerra)、トルーカから80kmにある街
ピエドラ・エラーダ近郊自然保護区
(Santuario cerca de Piedra Herrada:サンチュアリオ・セルカ・デ・ピエドラ・エラーダ)
11番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「
ピエドラ・エラーダ近郊自然保護区
(Santuario cerca de Piedra Herrada:サンチュアリオ・セルカ・デ・ピエドラ・エラーダ)」。ネバド・デ・トルカの東側に裾野に位置します。オオカバマダラが好むオヤメレの木がたくさんあるためにオオカバマダラが群生しています。海抜3,000m以上の山に囲まれた地域で、壮大な風景を満喫できます。静寂に包まれていますから、耳をすますと蝶の羽ばたきが聞けるのです。蝶を見るために、40分以上歩かなくてはいけません。
場所:テマスカルテペック(Temascaltepec)市はバジェ・デ・ブラボから約20km離れている街です。自然保護区へいくためにガイドと馬をチャーターできます。
ラ・メサ自然保護区 (Santuario La Mesa)
12番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「
ラ・メサ自然保護区
(Santuario La Mesa)」。ミチョアカンとメキシコ(メヒコ)州の間にある山の麓にオオカバマダラ保護区があり、冬の間、何千というオオカバマダラを見られます。ラ・メサ自然保護区にはパラドール・ツリスティコ(parador turístico)と呼ばれる施設が併設し、居心地の良いバンガローが用意され、レストラン、見晴台、自転車専用道路が完備しています。また、馬を120ドルで借りられますから、馬に乗って保護区を散歩するのもおすすめです。自然保護区への入場は60ドルが必要になります。
場所:サン・ホセ・デル・リンコン(San José del Rincón)
オオカバマダラ自然保護区の近くの街に行ってみよう!
バジェ・デ・ブラボー(Valle de Bravo)
13番目に紹介するオオカバマダラ生物圏保護区の情報は「バジェ・デ・ブラボー(Valle de Bravo)」。魅惑的に美しい村で、人工湖が神秘的な湖面を光らせています。古い煉瓦造りの屋敷、ホテル、ゴルフ場、満足いく各国本格料理のレストランが立ち並びます。特に各種スポーツが楽しめるのが魅力です。ハングライダー、パラグライダーが楽しめます。飛翔する蝶になった気分で風に乗るのも良い思い出になります。古い町並みの上を飛ぶと『魔女の宅急便』のキキのワンシーンを思い出してしまうかもしれません。
そのほか遺跡なども見られますが、市内にある70年代に作られた カルメル・マラナタ (Carmel Maranatha)も興味深いスポットです。カルメリータ派の修道士によって作られた瞑想スペースで、マラナタはインディヘナの言葉で「 主よ、どうぞいらしてください 」という意味です。誰でも自由に入れます。
カルメン・マラナタ
- Carr San Luís Mextepec-Valle de Bravo s/n Los Saucos Valle de Bravo Edo Mex 51200
- 726 262 4603
- 10:00-18:00 土日曜11:00-19:00
- 無休
広告