なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。
■ナイル川の上流域を知る
ナイル川流域はエジプト文明の発祥の地であり、首都のカイロや、王家の谷があるルクソールなどがあります。そして、さらに南へ行くと古代都市アスワンを中心にアブ・シンベルからフィラエ島までの間に点在するヌビア遺跡群に出会います。
ファラオが統治した古代エジプト王朝時代の紀元前16世紀から前1世紀にかけて、ヌビアには王国の墓地群や、アブ・シンベル神殿、アマダ神殿などの建築物が建てられました。エジプトならではの建築物の巨大さ、レリーフなどの美しさには思わず目を見張るものあります。
■4体の座像を見る
数々の遺跡のうち、紀元前13世紀に建造された巨大なアブ・シンベル大神殿が有名です。国王ラムセス2世の命により、高い岩山を掘削して造られました。正面にはラムセス2世の巨大な座像が4体あります。神殿の内部には太陽神、守護神などの神々の石像を見られます。
もうひとつ忘れてはいけないのがフィラエ島(旧アギルキア島)にあるイシス女神を祀るフィラエ神殿です。プトレマイオス朝(紀元前305年~紀元前30年)時代に建設され、ローマ時代にも増築されました。
広告
■ダムに沈むはずだった
このヌビア遺跡群は世界遺産の設立に大きな関わりがありました。それは1960年代のことです。ナイル川にアスワン・ハイダムの建設計画がもち上がり、ヌビア遺跡群が水没する可能性が出てきました。この危機に対し、エジプトとスーダンの政府はユネスコに要請し、ヌビア遺跡救済キャンペーンを展開します。世界中の人々の協力により、遺跡は高台へと移設され、水没をまぬがれたのです。
現在ある遺跡は、もともとあった位置とは異なる場所にあります。そしてこの取り組みをきっかけとして世界的に価値のある遺跡や自然を人類全体の遺産として保護しようとして、1972年にユネスコ総会で採択されたのが世界遺産条約だったのです。
■空港からアブ・シンベル神殿へのアクセス
難易度:★★★☆☆(町まで行けば何とかなります)
車
所要時間:約10分
運賃:エジプト航空の無料送迎バスあり
宿泊などはアブ・シンベル(Abu Simbel)から南へ約45kmのアスワン(Aswan)が便利です。アスワンからルート75M経由で約50分かかります。フィラエ神殿へはアスワンのボート乗り場からボートで約10分です。
■神殿の美しさを満喫するツアー
【プライベートツアー】世界遺産イシス神殿を訪れる アスワン終日観光ツアー<終日/専用車+英語ガイド/昼食付/チップ込/アスワン発>
世界遺産ヌビア遺跡群のひとつで、ナイル川を渡った島に建設された神殿『イシス神殿』を訪れる日帰りツアーです。アスワン博物館見学やエジプトを代表する巨大ダム、アスワンハイダムが望めるスポットへも行きます。
【プライベートツアー】世界遺産イシス神殿を訪れる アスワン終日観光ツアー<終日/専用車+英語ガイド/昼食付/チップ込/アスワン発>
- 催行日:毎日/料金:USD133~/問い合わせ:VELTRA/日本語:NG(英語)
アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群/Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae
- Aswan Egypt
- ※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
広告
観光のおすすめ記事
【エジプト】アスワンでおすすめの観光スポット8選!エジプトを満喫!
アスワン - 観光名所
アスワンは、ナイル川の東岸に位置している南エジプトの玄関口として知られている都市です。アブ・シンベル神殿の観光の拠点として知られており、世界中からたくさんの観光客が訪れる人気の街になっています。ナイル川のほとりには豪華客船が多数停泊しており、クルージングを楽しむことができます。川からの絶景を眺めながら食事を味わう優雅なひと時を過ごすことができ、おすすめ。また、グルメも充実しており、高級レストランから気軽なカフェまで豊富にそろっています。中でもナイル川で獲れた魚などを味わうことができるレストランや水上レストランは、観光客に大変人気となっています。 今回は、そんなアスワンでおすすめの観光スポットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【エジプト】人々を魅了してやまないピラミッド!そこに描かれている壁画の特徴や神話の神々とは?
エジプト - 観光名所
世界の四大文明のひとつに数えられるエジプト文明。研究が進んだ現代でも、その文明の背景には多くの謎が残されており、考古学ファンにとってはたまらない内容のひとつとなっています。そんなエジプトではピラミッドをはじめ、多くの遺跡において壁画を見ることができ、その壁画には当時のエジプト人の生活習慣や宗教概念などが記されています。この記事ではそんなエジプト壁画の特徴や歴史といった概要から、壁画に登場する神々などについても詳しくご紹介。これを読めばあなたもエジプト壁画に詳しくなれること間違いありません。ぜひこれを読んで、エジプト旅行の計画の参考にもしてみてくださいね。
【エジプト】世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡」観光ガイド:三大ピラミッドとその歴史に迫る
カイロ - 文化遺産,史跡・遺跡
エジプトの「メンフィスとその墓地遺跡」は、ナイル川西岸にある墓地遺跡群から成る世界遺産です。 エジプトを象徴するギザの3大ピラミッドを含め、古代エジプトの王たちが築き上げた神殿やピラミッド、そして石像などが登録されています。それぞれのスポットは離れた場所にあり、しっかりと観光するためには数日かかるほど広大で、そのスケールに圧倒されるでしょう。 今回は、エジプトの代表的な世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡」について詳しく紹介します。
【世界遺産】エジプトの古代都市テーベで、ツタンカーメンの謎に迫る
ルクソール - 文化遺産
古代のロマンが漂うナイル川添い、ルクソールの近郊に太陽神アメン=ラーの古代都市テーベと、その墓地遺跡があります。1979年に世界遺産の文化遺産に登録されました。 1000年あまりの長い間、エジプトの首都として栄華を誇ったいにしえの都です。かの有名なルクソール神殿や、ツタンカーメン王の墓もここにあります。今もなお研究が続けられ、考古学的には高い注目を浴びている場所です。考古学者になった気分で、地図を広げながら、ファラオ(王)にまつわる数々の謎に迫ってみたいものです。
【エジプト】シナイ山の見どころや行き方を紹介!合わせて行きたいおすすめスポットも
シナイ半島 - 観光名所
エジプト領内のシナイ半島の南部にあるシナイ山は、標高2285mの山でキリスト教徒を中心に多くの人が巡礼に訪れる聖地です。イスラエル人の指導者モーゼが、神から「十戒」(じっかい)という10の戒めを授かったと言い伝えられている場所です。 また、キリスト教だけでなくユダヤ教、イスラム教の聖地として多くの人が訪れます。
【世界遺産】大都市・カイロで、エジプトの歴史地区散策
カイロ - 文化遺産
エジプトの首都・カイロは、アフリカで最も人口の多い大都市であり、アラブ文化圏の中心です。ビルが林立し近代的な姿を見せる国際都市である一方、イスラム地区の旧市街と、カイロ発祥の地であるオールド・カイロは、昔ながらのエジプトの素顔を見せてくれます。 1979年にこれらの歴史地区は「イスラム都市カイロ」として世界遺産の文化遺産に登録され、2007年に「カイロ歴史地区」と名称を改めました。1000塔以上のミナレット(塔)があることから、千の塔の都として親しまれています。また、郊外にあるギザのピラミッドへも、カイロを拠点に巡るのが一般的です。
【エジプト】ハルガダでおすすめの観光スポット14選!世界遺産を巡ろう!
ハルガダ - 観光名所
なかなか気軽に訪れることはできないものの、一度は訪れてみたい海外旅行先として名前が挙がるのがエジプト。テレビなどでもおなじみの世界最大の石造建築物・ピラミッドにスフィンクスをはじめとする素晴らしい古代遺跡に出合うことができるだけでなく、たくさんの見どころがあり、世界中の人たちを魅了し続けています。 ここでは、そんなエジプトの観光スポットをはじめ、気になる治安や物価、言葉など、エジプト旅行に役立つ様々な情報をご紹介。この記事を読めば、エジプト旅行がより身近になること間違いなしです。
【エジプト】シナイ半島の観光スポットおすすめ10選!充実した旅行を!
シナイ半島 - 観光名所
シナイ半島は、エジプト東部に位置しており、イスラエルとスエズ運河に挟まれています。中東戦争では激しい戦いが繰り広げられ、長くイスラエル領になっていましたが、1982年にエジプトに返還されてからはリゾート地として知られるようになり、世界中からたくさんの観光客が訪れています。また、南部には、モーセが十戒を授かったことで有名なシナイ山があり、登山スポットとして人気。宗教的なスポットをはじめとする観光スポットに美しい海、砂漠がそろう魅力ある街になっています。リゾートホテルにレストラン、バーなども豊富で、優雅な時間を過ごすことができます。 今回は、そんなシナイ半島でおすすめの観光スポットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。