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【シリア】世界遺産にして危機遺産! 隊商貿易で栄えた古都アレッポ

古都アレッポは、古代オリエントの隊商貿易の中心地として繁栄した町です。中央アジア、メソポタミア、ヨーロッパ、エジプトをつなぐ交通の要衝です。町の中心にあるアレッポ城は、十字軍やモンゴル軍の攻撃に耐え抜いた難攻不落の城で、その周囲にはかつて世界最大規模のスーク(市場)が広がっていました。そして、1986年に世界文化遺産に登録されました。しかし、2012年の内戦の影響で、スークの大半は焼失してしまっています。スークの北にあるグレート・モスクのミナレット(塔)も崩壊し、2013年にユネスコの危機遺産に登録されました。内戦状態はいまだ続いているため、観光に行くには難しい世界遺産です。内戦が終わってアクセスできるようになる日を、多くの人が祈っています。

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更新日: 2023年11月25日

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■5000年の歴史を誇る古都

アレッポは、紀元前1800年ごろから人々が居住し始めたと場所とされています。紀元前20世紀にはヤムハド王国の首都として栄えましたが、その後はヒッタイト王国、アッシリア、アケメネス朝ペルシア、セレウコス朝シリア、ローマ帝国、東ローマ(ビザンチン)帝国など、さまざまな民族の支配を経て、イスラムの支配下に入りました。

©UNESCO/Silvan Rehfeld

現在のアレッポ城は、紀元前10世紀にヒッタイト人らによって建てられた神殿でしたが、モスクやハマム(アラブ風呂)などを増築し、アラブ風となりました。このように、さまざまな文化が融合した建築物が残っているのが、アレッポの魅力です。

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■ロバも行き交う!? 巨大スーク

シリア第2の都市アレッポは、ユーフラテス川と地中海方面をつなぐ交通の要衝となっています。商業都市として発展し、世界中の商人が、それぞれに持ち寄った名産品を売り買いしていたスークには、かつて1500軒を超える商店がひしめき合っていました。内戦の影響を受ける前までは、石畳の路地に食材、生活雑貨、衣料品、土産物屋などの商店が並び、人、荷車、ロバなどが行き交う活気あふれる市場でした。

■古都アレッポの今を見る

シリアは、内線勃発から5年以上が経過しています。現在、アレッポ城には政府軍が駐留し、激しい戦闘の場となっています。また、価値のある遺跡の多くが、破壊や盗掘の被害に遭い続けています。残念ながら、外務省の海外安全情報では退去勧告が出ており、現在観光で訪れるのは難しいのが現状です。

■ダマスカスから古都アレッポへのアクセス 

難易度:★★★★☆(町まで行けば何とかなります)
(※現在、外務省の海外安全情報では退去勧告が出ています)

ダマスカス(Damascus)から高速道路M5経由で約350km、約4時間です。

古都アレッポ/Ancient City of Aleppo

Aleppo Governorate Syria
※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています

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