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■聖書にまつわる名前がここに
11もある教会群のうち、最も有名なのが聖ギオルギス教会です。ほかの教会とは少し離れた場所にあり、別名「ノアの方舟」ともいわれ、十字架の形をした外観が特徴です。地面に掘られた高さ12mもある建物の屋根には、3重の十字が刻まれています。
ラリベラの岩窟教会群・聖ギオルギス教会 ©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
また、聖救世主教会（メドハネ・アレム教会）も代表的な教会です。世界最大級の岩窟教会であり、高さは約12m、広さは800㎡もあります。教会の中には新約聖書に出てくるアブラハム、イサグ、ヤコブの墓といわれている3つの墓があります。建物の周囲を、32本の角柱が取り囲んでいるのが特徴です。
ラリベラの岩窟教会群・聖救世主教会 ©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
そして、かつて王家の礼拝堂だったのが、マヌエル教会です。たいへん美しい教会で、イエス誕生の頃に勃興したエチオピア最古のアクスム王国の建築様式の特徴を見られます。
ラリベラの岩窟教会群・マヌエル教会 ©UNESCO/Vincent Ko Hon Chiu
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■大勢の人の手で造り上げたラリベラの岩窟教会群
ラリベラの岩窟教会群は、24年の歳月をかけて、約2万人の手により造られたといわれています。それだけに、この地を聖地にしたいという、当時の統治者の思いが強くあったわけです。ラリベラの岩窟教会の特徴は、一枚岩をくり抜いて造られているということです。十字の形をした窓も、壁画も、すべて岩を彫って造られています。
その技術力に感嘆するとともに、なぜそのような難しい技法を持って造ったのか、さまざまな感慨が浮かびます。統治者の思いはかない、クリスマスの時期ともなると多くの巡礼者がキリストを祝いに訪れています。古代から現代にずっと続いている聖地となっているのです。
©UNESCO/Editions Gelbart
■ラリベラ空港からラリベラの洞窟教会群へのアクセス
難易度：★★★☆☆（町まで行けば何とかなります）
車
所要時間：14分
ラリベラ空港からラリベラの洞窟教会群へは約11kmです。
ラリベラの岩窟教会群／Rock-Hewn Churches Lalibela
- Amhara Region Ethiopia
- 料金：US$50（11の教会をまわる共通券）／※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
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【エチオピア】世界遺産「アクスム」〜かつて海上交易に沸いた古代王国の名残〜
アクスム - 世界遺産
エチオピアに存在していたアクスム王国の遺跡。7世紀まで交易国として栄えていた「アクスム」は1980年に世界遺産として登録されました。アクスム王国は現在のエチオピア北部、ティグレー地方に存在する街で、歴史的価値のある遺跡が点在しています。ステッレは、その中でも一番特徴的な遺跡、高くそびえ立つオベリスクは凄い迫力！またシオンのマリア教会は1665年に建造された趣ある教会、またシバの女王の神殿跡などを見る事ができます。エチオピア旅行の際には立ち寄りたい遺跡の一つとなっています。
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