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【世界遺産】世界に散らばるモダニズム建築の傑作「ル・コルビュジエの建築作品」

近代建築の巨匠、ル・コルビュジエの手がけた建築作品が厳選され、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」として、2016年にユネスコの文化遺産に登録されました。 登録された物件は、代表作でもある「ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸」や「サヴォア邸」など、フランスを中心とする17件に加えて、全部で7か国にわたります。 その中には、東京の上野にある「国立西洋美術館本館」も含まれています。大陸までをもまたいでしまった、初めての世界遺産登録です。建築の巨匠、ル・コルビュジエが、夢見て形にしてきた各国の建造物は、どれも、近代建築への新しい息吹を感じさせます。 (写真:(物件名) ©UNESCO/AONDH)

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更新日: 2023年11月21日

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■ル・コルビュジエとは?

ル・コルビュジエは、鉄筋コンクリートを利用した、モダニズム建築の基礎を作ったといわれる人です。スイスに生まれ、主にフランスで活躍した建築家で、フランク・ロイド・ライトとミース・ファン・デル・ローエとともに、近代建築の世界三大巨匠ともいわれています。

彼は、ドミノシステムと、近代建築の5原則を提唱し、その信念のもとに、住宅や教会はもとより、都市計画におよぶまで、さまざまな建造物に携わりました。

http://takekonbu.fc2web.com

「住宅は住むための機械である」というル・コルビュジエが残した言葉の通り、彼が造った住宅は、住むためにその機能が備わる必要性があること、そして、それを実現させることで、建物と人との幸せな関係が生まれること、それを物語っています。ちなみに、ル・コルビュジエはペンネームで、本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリです。

©UNESCO/FLC/ADAGP/Bénédicte Gandini

■フランスにあるコルビュジエの傑作

http://allabout.co.jp

数あるル・コルビュジエの建築作品で、世界遺産に登録されたフランスの10件を紹介していきます。まずは、そのうちの3件、邸宅と小屋の建築物です。

「ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸」は、コルビュジェの実兄、アルベール・ジャンヌレの家と、バーゼルの銀行家のラウル・ラ・ロッシュ邸との2世帯住宅として建築されました。

「サヴォア邸」は、行政官のサヴォア夫妻が、週末を過ごす別邸として依頼されたもので、この邸宅は、ル・コルビュジエの近代建築の5原則が集約された傑作として、高く評価されています。

また、「カップ・マルタンの小屋」は、妻のイヴォンヌに贈ったという、とても愛のある休暇小屋なのです。ロクブリュヌ=カップ=マルタンにあり、地中海に臨んでいます。

©UNESCO/FLC/ADAGP/R. Grelaud

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■ル・コルビュジエの信念が詰まった集合住宅

©UNESCO/FLC/ADAGP/Bénédicte Gandini

「ペサックの集合住宅」は、製糖工場の経営者であり、ル・コルビュジエの著作『建築をめざして』に共感したアンリ・フリュジェの要請で建設されものです。

「ナンジェセール・エ・コリ通りのアパート」は、パリ近郊のブローニュ=ビヤンクールに建てられた集合住宅です。このアパートは、一番上の2階部分に、ル・コルビュジエのアトリエと住居があり、彼の生涯を通じた住居となりました。

マルセイユの「ユニテ・ダビタシオン」は、第二次世界大戦後の復興期に建てられた集合住宅です。

■工場や宗教施設にも携わりました

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UNESCO/FLC/ADAGP/Paul Koslowsky

ル・コルビュジエは、宗教施設にも携わりました。オート=ソーヌ県ロンシャンには、カニの甲羅をモチーフにしたとされるユニークな形態の「ロンシャンの礼拝堂」を建設しました。

ローヌ県のエヴー (Eveux) には、「ラ・トゥーレットの修道院」を造っています。この修道院は、唯一、何の修正や反対も受けずに、ル・コルビュジエの構想が実現したものといわれ、採光など、空間設計にたいへん工夫が凝らされた素晴らしいものとなっています。

また、アルザス=ロレーヌ地方の都市サン・ディエには、メリヤスなどの織物工場「サン・ディエ工場」を手がけました。

■建物の枠を超え、都市計画までも!

©UNESCO/FLC/ADAGP/Bénédicte Gandini

ル・コルビュジエの友人であったフィルミニ市長が、新都市計画を推進する中で依頼したのが、「フィルミニのレクリエーション・センター」です。労働者の生活環境が悪化していた都市の改善のために、市街から離れた広大な敷地に「フィルミニ=ヴェール」という新しい街区をつくることを構想したものです。
ル・コルビュジエが依頼されたのは、その街区に建設する「スタジアム」と「文化と青少年の家」、「ユニテ・ダビタシオン」、「サン・ピエール教会」などでした。

また、都市計画として有名なのは、インドの「チャンディーガルの都市」もあります。こちらも世界遺産となっています。

■パリからラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸(ル・コルビュジエ財団)へのアクセス

難易度:★★☆☆☆(公共交通機関で行けます)

メトロ+徒歩
所要時間:利用するメトロの駅によって異なります
運賃:€1.9

最寄駅のジャスマン(Jasmin)駅へは、メトロ9番を利用します。駅からラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸(Maisons La Roche et Jeanneret)へは、徒歩で約6分です。または、他の最寄駅のミケランジュ・オートゥイユ(Michel-Ange Auteuil)駅へは、メトロ9・10番を利用します。駅からは徒歩で約10分です。(ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸は、ル・コルビュジエ財団にもなっています)

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献の情報をGET!

ル・コルビュジエの建築の情報は下記でチェックしましょう。

パリ観光案内所(ピラミッド支店)/Office du Tourisme et des Congrès de Paris・Bureau des Pyramides

25 rue des Pyramides Paris France
9:00~19:00(5月2日~10月31日)・10:00~19:00(11月1日~4月30日)
5月1日
http://www.parisinfo.com/

http://www.linea.co.jp

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献/The Architectural Work of Le Corbusier an Outstanding Contribution to the Modern Movement

※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています/ル・コルビュジエ財団のある『ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸』の情報は下記にてご確認ください

ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸/Maisons La Roche et Jeanneret

10 square du Docteur Blanche Paris
01 42 88 75 72
13:30~18:00(月曜)・10:00~18:00(火~土曜)
日曜・祝日
料金:€8
http://www.fondationlecorbusier.fr/

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