【シンガポール】世界遺産「シンガポール植物園」の見どころ完全ガイド

■楽しみ倍増！　行く前に知っておきたいポイント

入場料はなんと無料！　毎月第1土曜は日本語ガイドも

アクセスもよく、広大な土地を持つ「シンガポール植物園」ですが、なんと入場料は無料という懐の深さも持ち合わせています。さらに日本人にとって嬉しいのは毎月第1土曜の10時から、日本語ガイドのボランティアによるレインフォレストツアーが開催されていることです。こちらも料金は無料なんですよ。予約は当日、現地で受け付けていて先着30名までなので、気になる人は早めに行って予約をしましょう。所要時間は2時間程度です。

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またこれだけに留まらず、シンフォニー湖の中央に浮かぶ演奏ステージで週末に行われる野外コンサートまでも無料というから驚きです。予約は不要で、ステージを囲って空いている場所に座ればOKです。日が暮れるとステージ上の光がイルミネーションのように楽しめます。

■レインフォレストツアーの詳細はこちらから

シンガポール植物園日本語ガイド(日本語)

■野外コンサートの詳細はこちらから
コンサートは不定期なので公式サイトのイベントページよりご確認ください。

シンガポール植物園公式サイト(日本語)

園内で見つけたい「ヘリテージ・ツリー(Heritage Tree)」

「シンガポール植物園」には11本の「ヘリテージ・ツリー」が植えられています。「ヘリテージ・ツリー」とは、日本でいう天然記念樹のことで、ここでは歴史的出来事に想いを馳せて植えられているんですね。「ヘリテージ・ツリー」の多くはインドや中国に起源を持つどっしりとしたタイプの木々で、むっくりと存在感を現す太い根っこに力強さを感じます。「ヘリテージ・ツリー」の横には案内板が立っていて分かりやすいので、ぜひ園内で見つけてみてくださいね。

また園内では植物だけではなく、個性的な彫刻の数々も置かれているのでそれを見つけるのも楽しいですよ。ピアノを弾くショパンや自転車を漕ぐ少女の像などテーマは多岐に渡っていて、自然とのムードも絶妙です。

■「ナショナル・オーキッド・ガーデン(National Orchid Garden)」の見どころ

6万本以上の蘭が植えられた最大の蘭園！

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「シンガポール植物園」の最大の見どころがこの「ナショナル・オーキッド・ガーデン」です。ここは世界最大規模を誇る蘭園で、約1000の原種、約2000の交配種によって育てられた6万本以上の蘭が栽培されています。とても天然のものとは思えない鮮やかな色合いの蘭や、これまで見たこともないような種類の蘭まで、一つひとつじっくりと見て頂きたいです。

「VIPオーキッド・ガーデン」にはセレブの名前が付けられた蘭が

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「ナショナル・オーキッド・ガーデン」の中には「VIPオーキッド・ガーデン」というエリアがあり、マーガレット・サッチャー元英首相、ネルソン・マンデラ元南ア大統領、香港スターのジャッキー・チェンや、韓国の俳優ぺ・ヨンジュンなど、セレブリティの名前が付けられた蘭が展示されているんですよ。どれも本人のイメージにぴったりの花が咲いていておもしろいので、こちらも忘れずにチェックしてくださいね。「ナショナル・オーキッド・ガーデン」のみ料金がかかりますが(大人S$5、学生S$1、12歳以下無料)、それでも訪れる価値はあります。

■「ジンジャー・ガーデン(Ginger Garden)」の見どころ

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「ナショナル・オーキッド・ガーデン」の近くに位置する「ジンジャー・ガーデン」には、中南米から東南アジアに分布する1000種以上のショウガ目の植物が植えられています。ショウガ目の花々は個性的な形状をしており、赤やピンクなど強烈な色のものが多いので目にほどよい刺激を与えてくれますよ。ジャングルのようにショウガ目が生い茂って咲いているので、探検をしているかのような気分にもなれます。実はショウガ目の花は1日しか咲かないので、最も美しく見られる午前中に訪れるのがおすすめです。ほんのりとショウガの香りが感じられ、嗅覚をも満足させてくれるでしょう。

このエリア内には数々の受賞歴があるレストラン「ハリア・レストラン(Halia Restaurant)」があります。ショウガ料理を堪能できる珍しいレストランで、食事にイチ押しです。

■「ラーニング・フォレスト(Learning Forest)」の見どころ

「ケッペル・ディスカバリー・ウェットランド(Keppel Discovery Wetlands)」

2017年3月に「シンガポール植物園」に新たにオープンしたのが6hの大きさを誇る「ラーニング・フォレスト」です。中でも「ケッペル・ディスカバリー・ウェットランド」は、東南アジアで初めてとなる淡水沼地を再現したエリアで、50mの橋を渡りながら沼に生息する植物や生態を見られますよ。高木や流木などもかなりリアルに表現されていて、まさに異国情緒にあふれています。絶滅の危機に瀕している動植物を保存する目的もあるので、ここでしか見られない生態を目にすることができるでしょう。

「ウォーク・オブ・ジャイアンツ(SPH Walk of Giants)」

また同じく新エリアに登場した「ウォーク・オブ・ジャイアンツ」も話題のスポットです。ここには巨大ハンモックや小さな展望台があり、すでにお子さんを中心に人気を集めています。ここから「ケッペル・ディスカバリー・ウェットランド」までは橋を渡って行くことができますが、この橋がまたスリリングでたまりません。高さは約8m、全長は260mで、この橋からは20階建て以上にもなる高木を間近で見られますよ。子どもたちは大はしゃぎで渡っています。

■「ヘリコニア・ウォーク(Heliconia Walk)」の見どころ

熱帯地方に生息し、個性的な形をするヘリコニアが咲き乱れているのが「ヘリコニア・ウォーク」です。ヘリコニアは花の形がオウムのくちばしにも似ているので、別名「オウムバナ」とも呼ばれているんですよ。黄色や赤色といったヴィヴィッドな色合いのヘリコニアがいたるところに植えられていて、夢のような壮大な景色が広がります。
「ヘリコニア・ウォーク」の中央には「パーム・バレー」と呼ばれるヤシの木が茂る谷があり、220種以上のヤシ木々が並んでいます。そこに腰かけて、眼下の花々を見ると、まるで楽園の中に迷い込んだような感覚を味わえるでしょう。

■「レイン・フォレスト・トレイル(Rain Forest Trail)」の見どころ

原生の熱帯雨林を再現した「レイン・フォレスト・トレイル」では、神秘的な木々や3mを越える巨大なシダの葉っぱなど、ダイナミックな植物を見られます。中でも注目したいのは「絞め殺しの木」と呼ばれるイチジクの樹木で、無数の木根が他の木に絡まり付く様子は目の前にすると度肝を抜かれるでしょう。ジャングルに迷い込んだかのような雰囲気に翻弄されてしまうかもしれませんが、ぜひ探検家になったような気分で足を進めてください。このエリアには親切に1～10までの番号をふられた見どころ案内版があるので、それを辿ると便利ですね。

■「エボリューション・ガーデン(Evolution Garden)」の見どころ

地球が誕生してから現在にいたるまでの、46億年に渡る植物の進化をたどることができるのが「エボリューション・ガーデン」です。古代の植物群を見ながら歩ける散策コースが整備されていて、いわゆる体験型の展示スペースとなっています。まず入り口に待ち構えているのは植物の化石とアンモナイトの化石です。最初は植物は全くなく、コケやシダ類だけなのですが、コースを進んでいくうちに光合成をするシアノバクテリアが出てきて、最終的には裸子植物の仲間が誕生して森林が生まれます。文字にすると簡単ですが、その壮大な植物の誕生は目にしてみると鳥肌が立つほどのインパクトだと思います。ぜひあなた自身で確かめてみてください。

■「ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン(Jacobs Ballas Children’s Garden)」の見どころ

園内の北側に位置するのが子どもたちに大人気の「ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン」です。ここにはツリーハウスや植物でできた迷路、滑り台、水遊び場が備わり、連日多くの子どもたちでにぎわいます。地元の子どもたちのパラダイスともなっている場所なので、意外な国際交流ができてしまうかもしれませんね。料金はかかりませんが、入場できるのは12歳以下の子どもとその保護者のみなので注意してください。また月曜はお休みなので、ここも観光の候補の一つに数えている人は月曜は外しましょう。

■シンガポール市街からシンガポール植物園へのアクセス

難易度：★★☆☆☆（公共交通機関で行けます）

MRTオーチャード（Orchard）駅からシンガポール植物園（Singapore Botanic Gardens）まで徒歩25分（タクシーで5分）です。

MRT
所要時間：約5分～
運賃：MRT S$1.40～

シンガポール植物園の情報をGET!

シンガポール植物園の情報は下記でチェックしましょう。

■シンガポール植物園を大満喫できるツアー！

シンガポール半日観光ツアー"シンガポール・フライヤー"に優先乗車！マーライオンなど観光名所を巡る

©UNESCO/Ko Hon Chiu Vincent

シンガポールで人気の観光名所へガイドが案内してくれます。2015年7月に世界遺産登録された国立蘭園や富の噴水、シンガポールのシンボルであるマーライオンなど、外せないスポットを満喫できます。世界最大の観覧車「シンガポールフライヤー」にも乗車します！

©UNESCO/Ko Hon Chiu Vincent

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