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■残酷な歴史も内包する
ローマの属州として栄えていた3世紀頃に、エル・ジェムの円形闘技場は造られました。その規模は、ローマのコロッセオに匹敵するといわれ、北アフリカ最大規模となっています。周囲は400m、高さは36m。観客は3万5000人ほど収容できました。戦時には、要塞としても使われていました。その大きさに、当時、オリーブオイル産業で栄えた豊かさを感じられます。
ローマの円形闘技場では、見世物として剣闘士同士、または剣闘士と猛獣、囚人、奴隷が闘いましたが、エル・ジェムの円形闘技場も同様のようです。地下通路に剣闘士や動物たちの控えの間があります。地下から猛獣が飛び出すと、観客たちは大いに沸いたと推測されます。
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■建物の3分の2が残る
現在遺っているエル・ジェムの円形闘技場は、3分の1ほどが失われたものの、非常に保存状態がよく、遺された箇所では3階部分までしっかりと見られます。アフリカ大陸までに及んだローマの力と、残虐性も含めた往時の歴史を知ることができる貴重な場所として、多くの人々が訪れています。周囲にはレストランもあり、じっくり見学できます。
■エル・ジェムの円形闘技場へのアクセス
難易度:★★☆☆☆(公共交通機関で行けます)
鉄道
所要時間:2時間
チュニス駅からエル・ジェム駅までチュニス鉄道で2時間45分です。円形闘技場へはエル・ジェム駅から徒歩8分で着きます。
エル・ジェムの円形闘技場/Amphitheatre of El Jem
- El-Jem Tunisia
- 7:30~17:30/7月18日~9月15日は7:30~18:30/6月17日は8:00~17:00
- 料金:10チュニジア・ディナール/※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
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