小さな子供たちがわくわくするような、かわいらしいキャラクターやアトラクションが用意されているのが、東京ディズニーランドです。ディズニー映画や童話の世界の雰囲気を体感できる"夢の国"として知られています。子供向けのアトラクションがそろうなか、一際異様な雰囲気を漂わせているのが、ホーンテッドマンションです。来場者は、999人の幽霊が住み着く洋館の中に足を踏み入れ、探検していきます。暗闇のなか、幽霊が次々と顔を出し、来場者を1千人目の幽霊として迎え入れようとしてきます。怖いアトラクションに分類されますが、幽霊たちはどこかかわいらしく、コミカルにも映ります。絶叫マシンのようなスピード感がある訳でもないので、子供から大人まで楽しみやすいでしょう。ホーンテッドマンションの見どころや、背景のストーリーについて解説します。
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■東京ディズニーランドでは珍しい怖いアトラクション
東京ディズニーランドと聞くと、シンデレラ城やプーさんのハニーハント、ビッグサンダー・マウンテンなど、にぎやかで陽気な雰囲気なアトラクションを思い浮かべる人は多いと思います。しかしホーンテッドマンションは正反対。ファンタジーランドの明るい景色の中に、ポツンと立っている不気味な洋館が舞台です。
来場者は、丸い卵型のライドに乗り、洋館の中を巡ります。洋館に住む999人の幽霊たちは、今か今かと1千人目の幽霊を待っており、来場者を熱心に幽霊になるよう誘ってきます。幽霊はどこかかわいらしく、恐怖一色のアトラクションとも少し違います。親が一緒なら小さな子供も楽しめるでしょう。
■ファストパスを使おう
高い人気を誇るため、ファストパスに対応しています。アトラクション全体で15分あり、客の回転は遅め。空いている時は数十分の待ち時間しかありませんが、週末や、ハロウィンの季節などは90分待ちくらいまで混み合います。朝一で行くか、ファストパスを使った方がいいでしょう。
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■どれくらい怖い?
アトラクションでは、さまざまな幽霊たちが登場します。水晶の中に現れる、青白い顔の女性預言者は、映画「ホーンテッドマンション」に登場する「マダム・リオッタ」ではないかと言われています。楽器を持った音楽隊のような幽霊や、年老いた小柄な幽霊など、コミカルなキャラクターが多く、そこまで怖いとは感じないでしょう。
一方で、ずっと暗闇であったり、突然、自分の座席の横に幽霊が座ってきたりするので、適度にドキッとできます。
■知っておくともっと楽しい
ホーンテッドマンションは、アトラクションに乗っている時間以外も、お化け屋敷の雰囲気を堪能できる仕掛けが沢山あります。ぜひあらかじめ覚えておきましょう。
ロビー
注目ポイントのひとつ目が、ロビーです。最初に来場者が通される広間で、壁には絵画が掛かっています。しかし、絵画をよく見ると、いつの間にか少し縦に伸び、絵の内容も変わっていることに気がつくはずです。
墓標
アトラクションを乗り終えても、見所はまだあります。出口を出ると、左手の壁に多くの墓標があることに気がつくと思います。死んでしまった人の名を刻んであるのですが、英語の特定のフレーズに発音が似ている名前ばかりなのです。
例えば、「Asher T Ashes(エイシャー・T・アッシズ)」という人の名前が刻印されていますが、これは「Ashes to Ashes(灰は灰に)」という、キリスト教で遺体を埋葬するときに唱える言葉と似ています。
ほかにも「I.M.Mortal(I・M・モータル)」さんの場合は、「不死・不滅」を意味する英単語「Immortal」に似ており、「Rustin Peese(ラスティン・ピース)」さんの名前は、「Rest in Peace(安らかに眠れ)」のフレーズにそっくり。墓標はすべて何かしら「死」に関連するキーワードを連想させるものばかりです。
待ち時間が...
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待ち時間表示にも、ちょっとした仕掛けがあります。通常、東京ディズニーリゾートでは、5分刻みで待ち時間が表示されるのですが、ホーンテッドマンションだけ「ただいま13分待ち」となっていることがあります。「13」という中途半端な数字は、英語圏やフランスなどで不吉と考えられている「13日の金曜日」にちなんだものです。恐怖感を煽るための細かな工夫が見て取れます。
■隠れミッキーも
アトラクション乗車中に、隠れミッキーを見つけることができます。ただでさえ暗闇を進むアトラクションなので、非常に難易度は高いですが、挑戦してみてください。ひとつ目のヒントは、序盤に通りかかる 書斎の本棚 です。特に棚の右の方に並んだ本の背表紙に注目してください。
もうひとつが、 幽霊たちが晩餐会を開いている大広間 です。机の上に並んだ皿をよく見てみましょう。
見どころたくさんのホーンテッドマンション。一人でも、カップルでも、家族でも行きやすいアトラクションなので、ぜひ一度行ってみてください。