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金閣寺観光の見所やアクセス、周辺の観光スポットを一挙紹介!

日本人だけでなく多くの外国人観光客で賑わう京都は、日本でも有数の観光地です。見所はたくさんありますが、そのなかでも特に人気なのが、金箔で彩られた金閣寺。遠くからでもすぐにわかる存在感と、ほかにはない豪華なたたずまいで、連日多くの人が観光に訪れます。 室町時代の足利義満のころから続いている歴史あるお寺で、1950年に焼失する前は、北山文化を代表する建築として知られていました。1955年に再建され、1994年にはユネスコ世界遺産に登録されている、文化的に大きな価値のあるお寺です。 せっかく金閣寺に行くならば、金閣寺の歴史や見所を予習してから行ってみましょう。そうすればさらに金閣寺観光がはかどりますよ。周辺の観光地も有名どころが揃っているので、要チェックです。

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更新日: 2023年11月21日

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■金閣寺について予習しておこう

金箔をまとった美しい鹿苑寺金閣

金閣寺という名前で知られていますが、正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」と言います。山号は北山(ほくざん)。京都府京都市の北区にあり、臨済宗相国派です。相国寺という禅寺を大本山にした宗派で、創立者は足利義満となっています。

相国派というのは、禅宗を起源としていて「お釈迦様の正しい教えを受け継ぐこと」を前提にしています。本来人間に備わっている純粋な人間性を、座禅によって自覚して悟ることを宗旨としています。

ちなみに、金閣寺と並んで知られている慈照寺銀閣も同じ宗派に属しています。また、室町時代に活躍した水墨画家である雪舟は、相国寺の出身です。

金閣寺の「金閣」とは本来、舎利殿を指しています。金閣は木造の三階建ての楼閣建築です。一階は寝殿造りで、二階は武家造り、三階は禅宗仏殿造りで、階によって建築様式がちがうという極めて珍しい構造になっています。その違いを感じてみるのも面白いでしょう。金閣寺に訪れる前に建築様式を少し勉強しておくと、さらに金閣寺観光を楽しめます。

1階には宝冠釈迦如来像と足利義満像が安置されていて、2階には岩屋観音像と四天王像が安置されています。

■金閣寺の歴史を振り返る

鹿苑寺と縁が深い足利義満

https://ja.wikipedia.org

金閣寺のはじまりは、1223年、藤原公経が西園寺というお寺を建立し、山荘を営んだことにまでさかのぼります。1937年には室町幕府の3代目将軍である足利義満が、西園寺と山荘を譲り受けることになり、改築と新築によって北山第と称するようになりました。当時は御所に負けずとも劣らない規模にまで拡張したようです。その勢いはすさまじく足利義満は北山で政治を執り行ったので、政治の中枢がすべて北山に集まっていたほどです。

義満が亡くなり、1419年には義満の妻の北山院も死亡したことにより、北山第は舎利殿、つまり金閣を残して解体されました。解体された寝殿などは、南禅寺や建仁寺に寄贈されています。そして義満の遺言どおり禅寺となり、義満を開祖、夢窓疎石を開山として「鹿苑寺」と称すようになりました。

明治時代になり廃仏毀釈が進む中、拝観料を徴収して一般公開することで収入を確保し、金閣寺は存続することになりました。金閣は1897年には特別保護建造物、そして1929年には国宝に指定され、庭園は文化財保護法のもと特別史跡・特別名勝に指定されています。世界遺産には1994年、金閣寺を含んだ「古都京都の文化財」として登録されました。「古都京都の文化財」は17箇所の寺社と城郭によって成り立っていて、そのなかには清水寺や仁和寺、平等院、二条城などが含まれています。

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■三島由紀夫『金閣寺』は史実を題材にしていた!

金閣は放火によって全焼 ※写真はイメージ

みなさん、三島由紀夫が書いた小説『金閣寺』をご存知ですか? もしかしたら読書感想文を書いた方もいるかもしれませんね。小説『金閣寺』は、1950年に起こった金閣寺放火事件が題材になっています。

第2次世界大戦が終結して間もない1950年7月2日、とある青年の放火により、金閣寺は炎に包まれました。人的被害はなかったものの、国宝に指定されていた金閣が全焼し、文化財なども焼失してしまいました。現在わたしたちが見ているのは、その5年後に再建された金閣の姿です。

この金閣寺放火事件を題材とした小説『金閣寺』は、優れた日本文学として文学史にその名を刻んでいます。『金閣寺』はこの放火事件をあくまで「題材」としているだけでドキュメンタリーではないのですが、主人公が重度の吃音症であるなど、事実と同じ部分も含んでいます。

『金閣寺』では金閣の美しさに憑りつかれた学僧がその思い余って放火してしまうのですが、小説を読んでから実際に金閣を見てみると、なぜそこまで金閣に魅了されたか理解できるような気がしてきます。

■金閣寺の見所を総まとめ

金閣寺の境内には見所がたくさんあるので、しっかりチェックしておきましょう。

まず、参道から総門をくぐって中へ入ります。そしてまず見ておきたいのが、当時の台所である庫裏(くり)。江戸時代の建物で、大きな土間と板の間があります。現在は事務所と写経場として利用されています。

庫裏の廊下は、方丈という客殿につながっています。期間限定で公開されることもあるので、観光前に調べておくといいでしょう。

方丈の北側には、樹齢約600年の見事な「陸舟の松」があります。京都市指定天然記念物で、宝泉院、善峯寺の松と合わせて「京都三松」とされています。ちなみに約600年前は室町時代で、足利義満が生きていたころです。

鏡湖池に映る逆さ金閣

方丈のすぐ先には、鏡湖池があります。光り輝く金閣を水面に映している幻想的な池で、約2000坪もの大きさがあります。この池には、夜泊石や亀島、鶴島など変わった石がたくさんあります。

金閣寺の庭園は回遊式・舟遊式庭園という様式で、28000坪ほどが特別史跡、特別名勝に指定されている見事な庭園です。四季折々の花木を楽しむことができ、のんびりと散歩するにはもってこいです。

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階層によって造りが違う金閣

お待ちかねの舎利殿、金閣を見てみましょう。金閣自体も見事ですが、金閣の上にたたずむ約1メートルの鳳凰もお忘れなく。鳳凰は、いわずと知れた中国の伝説上の鳥です。屋上に堂々とそびえる鳳凰像は、金閣にふさわしい力強いシンボルです。現在置かれている鳳凰は2代目で、室町時代の初代鳳凰は、尾が折れてしまっているものの火災で焼失することなく現存しています。金閣の1階~3階だけでなく、屋根上にも注目してみましょう。

その先には、龍門の滝があります。さらにそのそばには、足利義満がお茶を立てる際に使ったといわれている銀河泉と、義満が手洗いの際に使われたといわれている巌下水があります。

龍門の滝を越えて坂道を上がると、安民沢という池があります。雨乞いに使われていた池で、西園寺公経が別荘として使っていた頃からあるようです。そのなかには、白蛇塚という多層石塔があり、弁天様の使いである白蛇を祭っています。

さらに進むと、夕佳亭という茶室が目に入ります。後水尾天皇を迎えるために造られたと言われていて、床柱には、茶室としては珍しく南天が使われています。

そしてその奥に、不動堂があります。金閣寺山内で最も古い建物と言われていて、1500年代後半に宇喜多秀家が再建したとされています。不動堂には、空海が作ったと言われている石不動明王が安置されていて、法要の際に開帳されます。

■金閣寺のおすすめの観光時期はいつ?

白と金のコントラストが美しい雪の日の金閣

春夏秋冬さまざまな顔を見せてくれる金閣ですが、特におすすめなのは、雪が降った日です。金色で輝く華麗な金閣ですが、雪をまとうと儚げで幻想的な雰囲気をかもし出します。雪化粧をした庭園も合わせると、とても見ごたえがあります。写真を撮るのがお好きな方は、雪の日の金閣は一度は撮影したいポイントです。

金閣寺は紅葉の美しさでも人気のお寺です。悠然と聳え立つ金閣と、真っ赤に染まった紅葉がそれぞれを引き立て、圧巻の景観を誇ります。紅葉の時期の金閣はふだんより一層多くの人で賑わいますので、朝早い時間や参拝終了時間直前を狙うことをおすすめします。

■金閣寺へのアクセス

金閣寺へは市バスが便利

京都駅からは、バスターミナルB2から出ている101系統のバスで「金閣寺道」で下車、もしくはB3の乗り場から205系統で「金閣寺道」で下車するといいでしょう。だいたい30分~45分程度の乗車時間です。バスを下車してから徒歩5分程度なので、すぐわかります。京都の繁華街である四条河原町からも、バスで直接行くことができます。

電車で行く場合、京福電鉄の北野白梅町駅が一番近いです。駅で降りてから、歩いて20分程度かかります。北野白梅町駅付近からも市バスに乗ることができ、バスで5分ほどで「金閣寺道」に着きます。

地下鉄を使う場合、京都駅から地下鉄の烏丸線で北大路駅へ向かいましょう。乗車時間は約14分。北大路駅で下りてから徒歩45分ほどかかるため、北大路駅から北大路バスターミナルへ向かい、市バスに乗ることをおすすめします。

あまり電車でのアクセスはいいと言えないので、市バスを利用するといいでしょう。1日乗車券を買っておくと便利です。また、ハイシーズンは観光客が多く渋滞する可能性もあるので、時間に余裕を見ておいた方が無難です。

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■周辺の観光地も忘れずにチェック

石庭で有名な龍安寺は徒歩圏内

せっかく金閣寺まで行くのですから、周辺の観光スポットも押さえておきたいところです。金閣寺から東に下る道は「きぬかけの路」と呼ばれていて、約2.5キロの観光道路になっています。金閣寺からその道を20分ほど歩くと、世界遺産のひとつである龍安寺に着きます。龍安寺からさらに15分ほど歩くと、これまた世界遺産のひとつである仁和寺に行くことができます。

きぬかけの路を通って3つの世界遺産、金閣寺→龍安寺→仁和寺をめぐり、そこから電車に乗ってさらに移動する、というのが鉄板コースになっています。

さらに金閣寺周辺には、等持院や妙心寺などの見所もあるので、丸一日かけてゆっくりと散策するのにもぴったりのエリアです。

しっかり予習して金閣寺観光を満喫しましょう

世界中から多くの観光客が集まる金閣寺

いかがでしたか? 金閣寺は、修学旅行やツアーなどにひんぱんに組み込まれる人気の観光スポット。金箔をまとったお寺なんて、なかなか見ることはできません。その華美で堂々とした姿を味わい、丁寧にしつらえられた庭園を眺めてのんびりお散歩……なんていうのもいいですね。

きぬかけの路付近にはほかにも見所が散らばっているので、観光するのにぴったりです。京都へ訪れたときは、ぜひ金閣寺に立ち寄ってみてください。

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