おすすめ旅行を探すならトラベルブック(TravelBook)

ホテル・航空券の料金比較・予約サイト

圧巻の千手観音1001体! 京都・三十三間堂の観光情報まとめ

世界各地から多くの人が訪れる観光名所、京都。日本の歴史を感じられる名所が多く、日本人はもちろん、外国人観光客にもとても人気な街です。ご存知の通り、京都には多くの寺院や歴史的スポットがあります。そのためどこへ立ち寄ろうか迷う方も多いでしょう。そんな方のために、今回は三十三間堂を紹介します。仏像に興味がある方は必見です。 三十三間堂は京都駅からほど近く、祇園の方からもアクセスしやすい場所にあります。魅力はなんと言っても、1001体の仏像がならんでいる本堂。ほかにも国宝、重要文化財に指定されている仏像が安置されていて、仏教美術が好きな方にとって絶対に外せない観光スポットです。仏像がずらっと並んだお堂は圧巻の一言。京都へ観光に行ったら、ぜひ立ち寄ってみましょう。

続きを読む

更新日: 2024年4月26日

広告

本ページではプロモーションが含まれます
当サイトでは施設やサービス(以下、サービス等)の掲載にあたり、ページタイトルに規定された条件に合致することを前提として、当社編集部の責任においてサービス等を選定しおすすめアイテムとして紹介しています。

なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。

京都の観光名所、三十三間堂とは?

京都の人気観光地・三十三間堂

三十三間堂は、正式名称を「蓮華王院本堂」といいます。天台宗を宗派とし、開基は後白河天皇となっています。本堂を間面記法で記すと「三十三間四面」になることから、「三十三間堂」という名前で呼ばれることになりました。洛陽三十三所観音霊場に指定されている由緒ある仏堂です。

三十三間堂のすぐそばに妙法院という寺院があるのですが、三十三間堂はこの妙法院の境外仏堂であり、管理は妙法院が行っています。すぐ近くにあるので、セットで観光するのもおすすめです。

三十三間堂の歴史

三十三間堂へ行く前に、その歴史をさらっと予習しておきましょう。

三十三間堂のはじまりは、平清盛が生きていた時代にまで遡ります。後白河上皇の命により造られ、1165年に完成しました。即位後3年で退位し、その後上皇として院政を行ったことで有名な後白河天皇は、一部の寺社には厳しい態度で臨んでいました。ですがその一方で、仏教での信仰心は厚く、東大寺の大仏再建にも取り組んだ上皇としても知られています。

また、上皇が平清盛に協力を求めたことから、三十三間堂は平清盛ゆかりの地にもなっています。

創建当時は五重塔もある立派な仏堂でしたが、残念ながら焼失してしまい、1266年に本堂のみ再建されました。現在見られるのは再建された本堂です。

その後、足利第六代将軍である軍義教により本格的な修復が行われました。徳川秀吉の世になると、秀吉は後白河上皇や平清盛にあやかろうと三十三間堂の北に大仏殿を創建し、さらに三十三間堂の修理も敢行しました。

三十三間堂の歴史と切っても切れない弓道

三十三間堂では桃山時代から、各藩の弓術家たちがその実力を見せ付ける「通し矢」が行われるようになりました。

本堂西の軒下には長さ約121メートルの廊下があり、北端にある的を南端から射抜くという競技です。藩の後ろ盾のもと、多くの射手が挑戦し、自らの力を披露しました。実力不足の者が放った矢は的まで届かないので、通し矢で見事な射を見せることは名誉でもあったのです。

当時、尾張と紀州という大きな藩の射手の実力が拮抗しており、両藩のプライドを賭けた戦いは白熱し、「通し矢」は一躍京都の名物行事となりました。

広告

三十三間堂の観光の見所

三十三間堂本堂と境内の文化財

三十三間堂本堂

三十三間堂へ行ったらまず、国宝である「三十三間堂本堂」へ行きましょう。堂内の柱間が33もある特徴的な造りになっています。洛中エリアにある建物の中では、2番目に古い歴史を持っています。

本堂の内陣には千手観音坐像が安置されており、その左右には1000体の千手観音像が並んでいます。にび色に光る美しい仏像が並んでいるその様子はとても迫力があり、神々しく、思わず見とれてしまいます。

「会いたい人の顔が見つかる」「自分そっくりの仏像がある」などと言われているので、それぞれ個性のある観音様のお顔をじっくりと拝見してみることをおすすめします。

桃山時代に豊臣秀吉によって寄進された築地塀、同じく桃山時代に豊臣頼朝によって新築されたとされる八脚門の南大門は、ともに重要文化財に指定されています。こちらもチェックしてみましょう。

三十三間堂の千手観音坐像

本堂のなかに鎮座している、1000体の千手観音像に囲まれた国宝「木造千住観音坐像」は、「中尊(ちゅうそん)」と呼ばれています。像の高さは3メートルほどあり、台座や光背を含めると、全体の高さは7メートル以上にもなります。鎌倉時代後期の代表的作品として、とても価値のある仏像です。

張りのある厚い尊顔やおだやかで上品な表情は、湛慶(たんけい)という大仏師の作品の特徴です。ちなみに、この仏像が完成した際、湛慶はすでに82歳という高齢であったとされています。82歳でこの仏像を完成させるなんて、とても想像できない世界ですね。

1001体の千手観音立像

上記で紹介した中尊のまわりを囲んでいる1001体の木造千手観音立像は、重要文化財として登録されています。真ん中の観音様は坐像ですが、ほかはすべて立像となっており、高さは約166センチ前後です。

この千手観音立像には1対ずつ番号が振られていて、本堂にむかって左端が「1号像」となり、右端の際下段の像が「1000号像」になっています。最後の1体である1001号像は、本堂の背後に立っています。こちらも忘れずにチェックしましょう。

この1001体のうち、創建当時の平安期に作られた像は124体のみで、ほかの像は本堂が再建された鎌倉時代に、16年かけて作られました。千手観音立像の半数ほどには作者名が彫られており、慶派や院派、円派などの多くの集団が携わっていることがわかっています。1001体の仏像を集めることは、国家的大規模なプロジェクトだったようです。

御朱印は本堂のなかで

申し訳ありませんが、該当のツイートが見つかりませんでした。

「京都へ行くのなら御朱印を集めたい」という方も多いのではないでしょうか。三十三間堂では、御朱印をいただくことができます。

事務所ではなく本堂のなかで書いていただくことになりますので、拝観料を払って中へ入りましょう。多くの仏像が並んでいる有名な本堂でいただくことができるので、ふだんとは違った雰囲気のなかで御朱印してもらうことになります。

三十三間堂は洛陽三十三札所観音巡礼の第17番札所となっており、御朱印では「大悲殿」と書かれます。「なぜ大悲殿?」と思うかもしれませんが、大悲は観音菩薩の別名で、大悲殿は「観音菩薩を本堂として祀っている寺院」という意味になります。

三十三間堂の2大イベント

「大的退会」として続く通し矢

この端に立ち逆端の的を狙っていた

各藩の射手がその力を競った「通し矢」ですが、実は現在もかたちを変えて、三十三間堂で行われています。「大的大会」と呼ばれており、京都の冬の風物詩になっています。

成人した弓道有段者が晴れ着を着て大的に向けて矢を射るイベントで、弓道に興味がある方や日本の武道に触れたい方はぜひ立ち寄ってみてください。全国から2000人もの人が参加する大きな大会で、観覧者を含めたいへんな賑わいを見せます。

三十三間堂では、通し矢と同じ日に楊枝のお加持という法要も行われます。平安時代から伝わる伝統的な修法で、病を除き、特に頭痛に効くとされています。健康祈願をしたい方は、この日を狙っていくといいでしょう。

桃色のお守りがもらえる春桃会

広告

3月3日は三十三間堂では特別な日 ※イメージ写真

三十三間堂では毎年3月3日に春桃会が行われており、その日は無料開放されます。三十三間堂という「3」に縁がある仏堂なので、「3」月「3」日は特別な日なのです。

この会では、華道が行われたり寄席が開催されたりします。特設された高壇から千手観音像を遥拝することができるのも魅力的です。

この春桃会では、この日だけ販売しているお守りが授与されます。桃色のかわいらしいお守りがもらえるということで、三十三間堂の春桃会は多くの人で賑わいます。

春桃会の内容は年によっても変わることがあるので、もし3月3日に訪れる予定の方がいらっしゃいましたら、 公式ホームページ で確認しておくといいでしょう。

三十三間堂へのアクセス

三十三間堂は、京都駅からとてもアクセスしやすい場所に位置しています。京都駅から、市バスの100、206、208系統に約10分乗って、「博物館三十三間堂前」で下りてすぐです。

電車でしたら、京都駅からまず奈良線で東福寺へ行き、そこで京阪本線に乗り換えます。京阪本線に乗って1駅目の「七条」で下車して徒歩7分です。バスの方がアクセスがいいので、バスをおすすめします。

京都駅から歩くことも可能です。道は基本的には直線なので迷うことはないかと思いますが、30分ほどかかります。また、駅前はあまり「京都っぽい町並み」ではないので、市バスを利用する方がいいかもしれません。

50台収容可能な駐車場がありますが、京都駅から近く道路が混雑する可能性があること、公共交通機関の利用でもかんたんに行くことができるため、できる限り公共交通機関を使うことをおすすめします。

周辺の観光地

有名観光地・清水寺も近い

三十三間堂の近くには、訪れたい観光スポットが点在しています。まずは、道路を渡ってすぐの場所にある京都国立博物館が目に入ります。1897年に開館した歴史ある博物館で、平安時代から江戸時代までの京都の歴史を中心として展示を行っています。京都の歴史を振り返りたい方には特におすすめです。

また、京都国立博物館のとなりには、三十三間堂を管理している妙法院があります。三十三間堂を訪れるなら、妙法院に立ち寄るのもいいでしょう。青蓮院、三千院と並んで「天台三門跡」と称される立派な仏堂です。

三十三間堂から少し北東へ行くと、京都の名所である清水寺があります。清水寺からさらに北へ上がると、京都らしい町並みが広がる祇園や、八坂神社、知恩院、高台寺などの観光スポットへ行くことができます。

京都駅→三十三間堂付近→清水寺→祇園エリアとまわるのもいいですね。その際は市バスで周遊することができるので、一日切符を買っておくと交通費を節約することができるでしょう。

仏像に興味がある方におすすめの三十三間堂

京都へ行くならぜひ訪れたい三十三間堂

1001体の観音様を見ることができる珍しい仏堂、三十三間堂。京都駅や市街地からのアクセスもよく、周辺には多くの観光地があるため、観光の際立ち寄りやすい場所にあるのも魅力のひとつです。

三十三間堂の本堂内部は、言葉では言い表すことが出来ないほど圧巻の眺めです。京都観光へ行く際には、ぜひ三十三間堂へ足を運んでみましょう。

京都市の寺院・教会でおすすめの記事

詳しく

【京都】デートで盛り上がること間違いなし!おすすめのスポット12選

京都市 - 寺院・教会,旧市街・古い町並み

観光都市の京都では、神社や仏閣以外にもデートでおすすめの観光地が多数存在します。古さの中にも新しさがあり、何度足を運んでも飽くことのない場所ばかりです。京都の歴史を感じる城や神社、定番のデートスポットから美術館、美味しいランチスポット、ロマンチックな雰囲気のディナースポットなどなど、今回はカップルで京都に訪れたとき立ち寄って欲しいデートスポットを紹介します。 春・秋の観光ベストシーズンだけでなく季節を問わず楽しめる京都のデートスポットばかりを紹介するので、大切な人と素敵な思い出を作りたい人は、ぜひデートプランの参考にしてみてください。

詳しく

その目で見れば運気上昇!? 京都のパワースポット11選

京都市 - 寺院・教会

パワースポットとは、地球に点在する特別なエネルギースポットのことを指します。そしてパワースポットに訪れることで、身体や精神に活力が生まれ、物事をよき方向へ導いてくれると言われています。 京都にはそんなパワースポットと呼ばれる場所が多数存在します。今まで訪れていた神社・仏閣の中に実はパワースポットがあったと驚くこともあるかもしれません。 今回はそんな京都のパワースポットを5つのカデコリーに分けて紹介します。健康に末永く暮らしたい、受験が近い、恋愛に悩みがある、金運をアップしたいなど、叶えたい願い事や悩みがある人は、ぜひ立ち寄ってみてください!

詳しく

【京都】観光するならここだ!2000ヶ所以上から選出した寺社・仏閣30選

京都市 - 寺院・教会

観光都市京都の一番の見所はやはり神社・仏閣です。春は桜、夏に新緑、秋の紅葉に冬の雪と季節によっても荘厳な神社・仏閣は異なった表情を見せてくれます。そんな京都の神社・仏閣の数は京都市だけでも2,000以上あると言われています。全てを訪れるのは困難なほどの膨大な数に加え、シーズン中は混雑でバスなどの公共交通機関が予定通りに進まず、思い通りの京都観光ができないことが多々あります。 そこで今回は数ある神社・仏閣の中でも絶対に外せない名所をエリアごとに紹介したいと思います。エリアごとに分かれている為、効率よく多くの神社・仏閣を参拝することができます。京都を訪れる際はぜひ旅のプランの参考にしてみてください。

詳しく

お寺座禅体験で一味違った京都を満喫しよう!

京都市 - 寺院・教会

一味ちがった京都旅行をしてみたいという人は、「お寺で座禅体験」はいかがでしょうか。せわしない日常から離れ、静かに自分と向き合う時間を持つことは、単なる観光旅行とは違った満足感が得られると思います。しかし、京都には沢山のお寺があります。どこで体験しようか迷ってしまいますよね。特に初心者の場合、右も左も分からないのですから、いきなり「座禅をさせて下さい」と飛び込むのも気が引けます。そこで、初心者でも安心な座禅体験ができるお寺をピックアップしてみました。

詳しく

【京都】観光で神社・仏閣だけじゃ勿体ない! 京都で訪れたい名所9選

京都市 - 寺院・教会

京都に訪れる観光客の多くは、歴史的に有名な神社や仏閣を観光したいという人が多いのではないでしょうか。しかし、ガイドブックで紹介されている神社、仏閣以外にも京都にはオススメの観光名所が多数存在します。 世界的にも有名な大学や外国人がこぞって訪れる銭湯、軽く汗を流せるアクティブスポットや老若男女に人気のミュージアムなど、今回はそんな神社、仏閣以外のオススメスポットを紹介したいと思います。京都を観光し尽くした、という人にはまだ見ぬ京都の魅力を発見することになるかもしれません。京都を訪れた際には是非足を運んでみてください。

詳しく

心洗われる和の空間でリラックス。京都でおすすめの名庭園6選

京都市 - 寺院・教会

京都は1200年という永い時間のなかで数多くの庭園が造られてきました。歴史のなかで失われた庭園もありますが、現在でも質の高い素晴らしいものが数多く残っています。また庭園は、京都で独自の発展を遂げた茶道、華道、祭事、芸能などと深く関係し、「緑の文化」を形成してきました。心静かに京都めぐりをしたいという人には、眺めの良い庭園とそこにたたずむ寺院を見て廻るのはとてもおすすめです。 新緑の頃や紅葉の時期には、その景色の美しさもひとしお。夜のライトアップされた紅葉も見逃せません。闇に浮かぶ鮮やかな緑色の竹林や紅葉に心癒されます。素敵な景色を眺めては心を落ち着かせていたいにしえの京都の人々と同じように、さぁ、お庭が美しいお寺で自分の時間を楽しみましょう。

詳しく

清水寺の拝観料はいくら?清水寺の違う一面が見える特別拝観も魅力的!

京都市 - 寺院・教会,文化遺産

清水寺は、京都の東山地区に位置する寺院であり、京都を訪れた方は一度は行ったことがある有名観光スポットではないでしょうか。必死の覚悟で行う、ということわざである「清水の舞台から飛び降りる」という言葉がある舞台を含む京都の町並みを眺められる程の高い場所にある本堂や、恋愛成就で有名な境内にある地主神社、重要文化財でもある奥の院など、寺院内は見どころ満載で、全てじっくり観光するのにも半日近くかかる、と言われています。 こちらでは、清水寺の概要や期間限定の行事、門前町のお土産情報などをまとめました。改めて清水寺の魅力を確認してはいかがでしょうか。

詳しく

【京都】妙心寺の見どころ徹底ガイド:アクセスや周辺観光地、御朱印情報も

京都市 - 寺院・教会

日本で8番目に人口を有する大都会、京都市。京都は日本の古都として世界的に有名で、連日世界各国から観光客が訪れます。日本人にも人気の観光地なので、京都はいつも多くの人で賑わっています。京都には寺院が多いので、「あっちにもこっちにも行きたい」と迷ってしまう方も多いでしょう。そんな方に、今回は妙心寺(みょうしんじ)というお寺をおすすめします。 妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山で、多くの塔頭があり広大な敷地を誇っています。見どころが多く、すぐそばに龍安寺や仁和寺という人気観光地もあるため、観光で立ち寄るにはぴったりです。御朱印を集めている方も満足するはずです。京都観光で行き先に迷っている方は、ぜひ妙心寺へ立ち寄ってみてくださいね。

広告

広告

のおすすめホテル

トラベルブックの今週のおすすめ

広告

運営会社