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【京都の紅葉2024年版】紅葉の穴場! 南禅寺観光の見どころと周辺観光地ガイド

日本有数の観光地、京都。京都には見どころがたくさんあり、特に寺社の数が多いため、どこに行こうか迷う方も多いのではないでしょうか。あるいは、人が多い清水寺や二条城を避けたいと思っている方もいるかもしれません。そんな方にはぜひ、南禅寺観光をおすすめします。 南禅寺は京都駅から北東の方向にあり、禅寺として最も格式高い由緒ある寺です。名前を聞いたことがある方は多いでしょうが、実際足を運んだ方は少ないかもしれません。実は南禅寺は、穴場スポットの一つでもあるのです。南禅寺は国宝や重要文化財を多く所有していて、桜や新緑、紅葉の時期には美しい風景を見ることができます。広大な敷地があるので散策にもぴったり。京都観光の行き先に迷っている方は、ぜひ南禅寺を検討してみてください。

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更新日: 2024年4月13日

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格式高い禅寺・南禅寺

日本京都[左京]-南禪寺.25

南禅寺は地図で見ると、八坂神社や知恩院、青蓮院のすぐ右上にある禅寺です。平安神宮や慈照寺銀閣からもほど近いのですが、まわりに観光名所が多すぎるからか、穴場観光スポットになっています。それでももちろん多くの人がやっては来ますが、境内が広大なのでゴミゴミしている印象は受けません。紅葉の時期になるとまた別ですが、のんびりと京都のお寺を散策したい方にはぴったりです。

南禅寺は、臨済宗南禅寺派の大本山です。「自らのなかにある仏心を呼び起こし日常生活に生かしていく」という宗旨です。本尊は、釈迦牟尼仏と観世音菩薩等です。

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南禅寺の歴史

禅寺として最も格式が高い南禅寺

1264年、後嵯峨天皇が禅林寺殿という離宮を造営しました。この離宮の持仏堂は南禅院と名づけられ、その南禅院が南禅寺の大本となっています。1289年になり、後嵯峨天皇の皇子であった亀山上皇が出家して禅林寺殿を禅林禅寺と名づけ、寺にあらためました。開山は無関普門です。寺と称したものの、もともとは離宮であり、当時伽藍はひとつもありませんでした。無関普門の死後、規庵禅師が寺としてのかたちが整える役目を任され、15年もの年月をかけて寺観を整えました。

1334年、後醍醐天皇が南禅寺を五山の筆頭にしましたが、足利義満が相国寺を第一にするために、南禅寺を五山の上に格上げし、京都五山と鎌倉五山のふたつに分けました。その後2度の火災により南禅寺の多くの伽藍が焼失してしまいましたが、すぐに再建されました。ですが応仁の乱の際、京都の多くの寺院が火災に遭い、南禅寺も再び伽藍を失いました。

本格的に復興されたのは1605年、江戸時代になってからのことです。臨済宗を統括する以心崇伝が寺に来たことをきっかけに、ふたたび南禅寺は重要な禅寺としての存在感を持つことになりました。明治維新後、境内を通る疏水水路閣が建設され、豊富な水流を使い多くの庭園が造られました。また1875年、境内に日本で初めて公立の精神科病院が設立されています。2005年には境内が国の史跡に指定され、いまでもなお多くの人に愛され、禅寺としても重要な寺として運営されています。

南禅寺境内の見どころを一挙紹介

南禅寺は広く、多くの見どころがあります。

勅使門は、御所にあった日の御門を1641年に移築したものです。昔は天皇や勅使の方が来た時にだけ開かれる門でしたが、現在は新たに住職が就任する(普山する)ときに開かれ、普段は閉じられています。

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三門は南禅寺の正門で、別名を天下竜門といい、日本三大門のひとつに数えられています。高さは約22メートルあり、どっしりとしたたたずまいで、見るものを魅了します。歌舞伎の『楼門五三桐』という演目で石川五右衛門が「絶景かな!絶景かな!」という科白で有名なので、知っている方も多いでしょう。

最初に建造された門は焼失してしまい、現在の三門は、1628年に藤堂高虎により再建されたものです。二階に上がることもでき、上からは境内全体を眺められます。

日本京都[左京]-南禪寺.21

南禅寺の中心的建物である法堂は応仁の乱で一度焼失してしまいましたが、1479年に復興されました。1893年に再び焼失、現在の法堂は1909年に再建されたものです。堂内部には釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩が安置されています。通常法堂には入れませんが、外から天井に描かれた今尾景年による雲龍図を覗くことができます。

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Nanzenji Temple, Kyoto

僧侶の居住地である本坊は、台所として、また事務所としての役目も果たしています。正面には韋駄天が祭られていて、参拝者は滝ノ間で抹茶と落雁を味わいながら清涼の滝を眺めて休憩できます。

国宝である方丈は、大方丈と小方丈からなっています。大方丈は六畳間の間取りで、仏間をのぞく各部屋に桃山時代に描かれた狩野派絵師の障壁画があり、そのうち124面が重要文化財に指定されています。障壁画は長年の時を経て痛んでしまったため、現在はデジタル技術によって復元されたものが公開されています。方丈の庭園は約120坪もあり、「虎の子渡し」と呼ばれています。枯山水式の江戸時代初期を代表する庭園のひとつで、国の名勝庭園でもあります。

小方丈は1624年に建造され、1953年、国宝に指定されました。内部には重要文化財である40面の群虎図があるため、「虎の間」とも呼ばれています。そのなかでも狩野探幽による「水呑の虎」という襖絵は有名です。小方丈にある庭園は、1966年に造られた比較的新しい落ち着いた庭園です。柴山全慶の「心を表現せよ」という指示のもと造られました。ぜひ両方の庭園を見比べてみてくださいね。

南禅寺といえば水路閣

日本京都[左京]-南禪寺.22

南禅寺の観光名所であり、南禅寺の特徴でもある水路閣。明治時代である1888年、琵琶湖の水を京都へ運ぶために、全長約93メートル、高さ約9メートルの巨大な水路橋が作られました。南禅寺の境内を通るため、景観を壊さないように設計されています。境内に巨大な橋があるというのはたしかに不思議ですが、レトロなレンガ造りの橋は、うまく風景に溶け込んでいます。CMやドラマの撮影地としてもよく使われており、京都市の史跡にも指定されています。

橋の脚の間から寺の門が見え、和と洋が同居する独特な雰囲気があります。ポートフォリオを撮りたい方やカップルでの旅行などには特にぴったりの、フォトジェニックなスポットです。南禅寺は歴史が古く格式高い禅寺ですが、水路閣付近は、明治時代の名残を感じられます。南禅寺の境内は広大で、水路閣は奥の方にあります。散歩がてら、ぜひ水路閣の方まで行ってみましょう。

南禅寺発祥の地・南禅院

作務 green garden

水路閣をくぐった先にある南禅院は、南禅寺の発祥の地として知られています。何度か火災で焼失してしまい、現在の建物は1703年に再建されたものです。南禅院には静かで情緒あふれる池泉回遊式庭園があり、国の史跡および名勝に指定されています。また、亀山法皇の分骨が埋葬されていることでも有名です。

京都には多くの日本庭園がありますが、鎌倉時代に造られたのはこの南禅院だけ。そういう意味でも、この庭園は大きな意味を持っています。南禅寺発祥の地、そして美しい庭園が織り成す風景を味わえる趣深い見どころスポットです。

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