更新日: 2024年4月23日
京都では17もの社寺や城が世界文化遺産に登録されています。それはまさに世界中の人々で共有し、次の世代へ残すべき『たからもの』です。そうした寺院や神社では、長年口伝の作り方で受け継がれてきた伝統の味があります。繊細な色形に作られた和菓子や僧侶たちが食してきた精進料理、お参りの人々を和ませる茶店の味、底冷えのする京都で食べたくなる湯豆腐など…。
今回はそんな京都の歴史と美味しさをともに体験できるおすすめスポットを紹介します。世界遺産の建築や美しい眺望を眺めながら、奥深い味覚の世界に出かけてみましょう。
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■さるや
最初におすすめする京都・世界遺産境内の食事処は「さるや」。
下鴨神社糺の森の中にある宝泉堂の茶店。紅白の焼きもちが入った『良縁ぜんざい』や角の円い長四角形の小豆あん入り餅菓子『赤ざやもち』、ほどよく甘い豆菓子『しぼり豆 丹波黒大寿』など、お茶とともに頂きたいお菓子が色々あります。申餅(ほうじ茶付き)は、餡ではなくふっくら柔らかな甘い小豆が入っています。小豆の美味しさと、餅にもほんのり小豆の風味があり、あたたかみのあるお味です。
さるや
- 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社境内
- 075-781-0010
- 10:00~16:30
- なし
- 京阪 出町柳駅から徒歩約15分
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■西源院(にしげんいん)
2番目に紹介する京都・世界遺産境内の食事処は「西源院(にしげんいん)」。石庭が有名な龍安寺の中にある、湯豆腐がいただけるお店です。庭のながめも素晴らしく、風情のある店内です。
シンプルにしあげられた湯豆腐は、大豆の味をしっかり感じることができる豆腐です。精進料理も1品1品がとても丁寧につくられていて、鹿威しの音の聞こえるお庭の雰囲気とあいまって贅沢な気分を味わえます。
西源院 (せいげんいん)
- 京都府京都市右京区竜安寺御陵下町13
- 075-462-4742
- 10:00~17:00
- なし
■忠僕茶屋(ちゅうぼくちゃや)
続いておすすめの京都・世界遺産境内の食事処は「忠僕茶屋(ちゅうぼくちゃや)」。彩る清水の舞台を見上げながらお茶ができるお店です。幕末に寺から忠義を認められ境内で茶屋の営業を許された、老舗のお茶屋です。
黒糖がかかったところてん、きな粉と砂糖のバランスが絶妙なわらび餅、寒い時期なら甘酒と、歩き疲れたころに食べたくなるような、やさしいお味のものが食べられます。昔の風情をしのばせる店内で、お茶を楽しみながら、しばし、激動の時代を生きた人々に想いを馳せてみてはいかがでしょう。
忠僕茶屋
- 京都府京都市東山区清水1丁目 清水寺境内
- 075-551-4560
- 9:00~17:00
- なし
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