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【中国】世界遺産「武夷山」の観光ガイド:伝説と歴史に溢れる美しき渓谷

1999年に世界遺産に登録された「武夷山(ふいざん・ウインシャン)」は、中国福建省の景勝地です。南北約12km、東西約5kmの広さを有し、四方は渓谷に囲まれています。 年間350万人が訪れるというこの「武夷山」には、観光すべき36つの峰と72つの洞窟、そして99の岩があり、風光明媚な姿を魅せつけています。自然と珍しい動物たちにも出会える場所で、自然の偉大さを身を持って感じられるでしょう。中国人にとっても一生に一度は訪れたい観光地として位置づけられています。また「武夷山」には香り高き茶樹が茂り、おいしいお茶が飲める“茶の名産地”としての顔もあります。毎年春になると深緑と赤茶色の美しい茶の木が姿を見せ、お茶好きにはたまらないスポットです。 今回は「水墨画のようだ」とも、「天然の美術館のようだ」とも称される「武夷山」のみどころをまとめてみました。中国文化も自然をも堪能できる美しき山に出かけてみましょう。

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■エリアごとに観光の見どころあり

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1999年に世界複合遺産に登録された武夷山(ウインシャン)は、渓谷と奇岩が織りなす山水の名勝として有名です。江西省と福建省にまたがってそびえ、赤味を帯びた特徴的な峰が連なります。高度の平均は約350mですが、亜熱帯気候に属するので、山は一年を通じて温暖です。

観光エリアは九曲渓景区、天遊峰景区、武夷宮景区、山北地区、大紅袍景区、虎嘯岩地区などに分けられ、それぞれに特徴あるみどころが詰まっています。定番の観光といえば九曲渓景区でのいかだ下りと、天游峰景区での登山です。

また珍しい動植物も生存し、植物は約2500種、動物は約400種、昆虫に至っては約5000種以上が武夷山にいることが確認され、道行く人々を楽しませています。車でほとんどのエリアの近くまで行くことができ、各ポイントごとからバスが出ているので、上手に利用してみましょう。

■最高の時期を狙うなら7月

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最初に紹介する武夷山の観光情報は「シーズン」。年間の平均気温は17.6度なので、閉鎖される期間はなく早朝から日が暮れるまで見学が可能です。ただし、世界遺産に登録されている「武夷山国家自然保護区」は厳重に管理されていて、すべてが見られるという訳ではなく、侵入できる場所でもマナーを持って観光をしましょう。赤や黄色に色づく紅葉が見たいなら秋に、新緑に囲まれたいなら夏に訪れるのがおすすめです。武夷山は冬の観光のほうが人気のようで、特に6~9月は観光客が少なく観光がしやすいです。7月なら霧晴れも美しく見られます。

■九曲渓景区:「九曲渓」の見どころ

武夷山 WUYI Mountain

次に紹介する武夷山の観光情報は「九曲渓」。武夷山自然保護区黄崗山南麓から東に緩やかに流れる「九曲渓」は、武夷山観光の一番の目玉です。渓流の長さは全長62.8kmで、堂々とそびえる峰を水面から臨めます。著名な旅行家である徐霞客もこの地を絶賛したそうです。「九曲渓」では竹を使用した9mのいかだで、いかだ下りも体験でき、優雅な気分に浸れます。青く清らかな渓流の上にいると、別世界にいるかのような気分になれ、日常を忘れて時間を贅沢に使うことができるでしょう。時には峰に目を向け、時には清流に触れ、心と体で武夷山を感じましょう。

いかだ下りは1時間ほどで、一人80元です。くねくねと曲がるように流れますが、波に向かうこともなくゆったりと浮かぶ感覚なので、お子さんでも安心して乗ることができます。

■九曲渓景区:「玉女峰(ぎょくにょほう)」の見どころ

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3番目に紹介する武夷山の観光情報は「玉女峰(ぎょくにょほう)」。九曲渓の南に位置する「玉女峰」は、ロマンチックな逸話が語り継がれる九曲渓景区の有名な峰です。昔、玉女峰付近の川は度々氾濫をしていたのですが、それをとある青年が食い止め、そしてその青年とそこにたまたま遊びに来ていた天に住む玉女が恋をしたそうです。しかし下界で恋をしてしまった玉女に対し、玉皇大帝は激怒。二人を岩の姿に変えて九曲渓の対岸に引き離してしまいました。そのうちの一つがこの「玉女峰」なのですが、一目見るとほっそりとした美女が空に向かって何かを想うようにして立っているような形であることが分かります。まさに玉女が彼のことを想っているようで、恋をしたことのある人ならば、切ない気持ちになるでしょう。

「玉女峰」の東側には丸い形の石があり、それは玉女が使っていた化粧台と言われています。美しい自然に今もなお残る、切ない恋物語に触れてみるのもいいでしょう。

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■天遊峰景区:「天遊峰」の見どころ

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4番目に紹介する武夷山の観光情報は「天遊峰」。九曲渓の北に位置する「天遊峰」は、海抜410mの峰群です。天気のいい日は山頂から雲海が見渡せ、その様子が雲が遊んでいるように見えることから「天遊峰」と名付けられました。東は仙游岩、南は清隠岩、西は仙掌峰に接する奇景でもあり、頂上付近で見られる「武夷山水」は“武夷第一峰”とも称されています。左右前後ろと、どこを見ても違う姿が目に入り武夷山のすべてを知ったような気分になれます。

麓付近では、くねくねと流れる胡麻渓流や歴代皇帝の石の彫刻が見られ、こちらも見逃せません。九曲渓と合わせて、時間をとってみておきたいスポットです。

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■武夷宮景区:「武夷宮」の見どころ

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5番目に紹介する武夷山の観光情報は「武夷宮」。漢の皇帝が武夷山の神人である武夷君を祀ったのが「武夷宮」です。九曲渓のいかだ下りの終着点でもあり、大王峰の南のふもとに位置しています。宋の時代には改築により300部屋を備える巨大な殿となり、今でも秋になると宮観内で武夷君を祭る祭事が執り行われています。境内には2本のくすのきがあり、1本はこの「武夷宮」が建てられたときに、もう1本は儒学者である朱子によって植えられた、どれも樹齢1000年を超えるものです。力強く歴史を渡りあるいたこのくすのきの幹に触れると、なんだかパワーをもらえたような気持ちになるでしょう。

それぞれの時代を表した詩が彫られた石碑も見もので、古代の学術を知る上で重要な役割を担っています。

■武夷宮景区:「武夷山紫陽書院」の見どころ

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6番目に紹介する武夷山の観光情報は「武夷山紫陽書院」。1183年に建てられた「武夷山紫陽書院」は儒学者、朱子が10年間勉学に励んでいた書院です。「仁智堂」や「寒栖館」、「晩対亭」などいくつかの建物に分けられていて、儒学発展において重要な役割を果たしました。「武夷山紫陽書院」の石壁には多くの詩が彫られていて、今でも当時のままのような姿で見られます。中でも朱子が自ら書いたという「遊者如斯」には特に多くの観光客が集まります。

武夷山には自然スポットの他にも歴史的、文化的に重要なスポットも多数あります。その中の一つである「武夷山紫陽書院」は、のんびりと立ち寄ることができるのでぜひ足を運んでください。

■山北地区:「水帘洞(すいれんどう)」の見どころ

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7番目に紹介する武夷山の観光情報は「水帘洞(すいれんどう)」。「天下の奇観」とも言われる「水帘洞」は、武夷山最大の洞穴です。幅、高さそれぞれ約100mもあり、下から見上げるとそのそうそうたる姿に圧倒されるでしょう。なたで削られたかのような粗い岩山と、そこに力強く流れる滝の景観は不思議な魅力に溢れていて、日によって変化する滝の幅にも驚かされます。前日に大雨が降ると激しさを増すので、それを狙って訪れる人もいるようです。「水帘洞」には小さなお堂がありますが、たびたびそこにも水がかかって幻想的です。ちなみに、水帘とは水のカーテンを意味しますが、その名に相応しい光景が広がっています。

バス停からは少々歩きますが、道を進むうちに左右から姿を現す岩々に胸が躍ります。「水帘洞」を上から眺めるには石段を300段ほど登ってたどり着きますが、上からの景色はまた違った荘厳さがあるので、できればそこからも見たいものです。

■山北地区:「三仰峰」の見どころ

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8番目に紹介する武夷山の観光情報は「三仰峰」。大仰、二仰、小仰の3つから成り、それぞれの峰頭が重なりあうように見える不思議な存在です。海抜717mとそこまで高くはありませんが、武夷山のどこからでもよく見える武夷山の最高峰です。「三仰峰」の東側には高さ9m、深さ15mの碧霄洞があり、その洞窟の奥には「武夷最高点」という文字が刻まれています。ここにこればその文字が意味することが、一瞬で分かるはずです。

また、この近くにある井戸は宋の道士が不老不死の薬を作るために使ったという言い伝えがあり、その伝説を重んじて多くの人が興味深く見つめています。知白庵や仰雲庵といった遺跡もあり、「三仰峰」は景色も歴史も、そして伝説をも見られる特別な場所でしょう。

■大紅袍景区:「大紅袍茶樹」の見どころ

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9番目に紹介する武夷山の観光情報は「大紅袍茶樹」。大紅袍景区で見られるのは、広大に広がる「大紅袍茶樹」です。これは烏龍茶や紅茶となる武夷山の有名なお茶の木ですが、岩肌に根を張りながら生える凛々しさを見せます。昔、天心寺の和尚がこのお茶の葉をとある貴人飲ませ、病を治したとう言い伝えがあり、古代より皇帝への献上品として大切にされてきました。今でも広大な畑から取れる茶葉はほんの少しで、あまり市場に出回ることのない高級品となっています。

この茶葉をメインにするのであれば、木々が息吹く春から夏にかけてがいいでしょう。渓流と茶葉を一緒に見られる珍しい絶景に出会えます。小さな茶屋もあるので、そこではぜひ「大紅袍茶樹」のお茶を味わいましょう。

■虎嘯岩地区:「虎嘯岩(こしょうがん)」の見どころ

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10番目に紹介する武夷山の観光情報は「虎嘯岩(こしょうがん)」。田舎の懐かしい風景に囲まれたいなら虎嘯岩地区に足を運んでください。ノスタルジックな石橋や小さな峰、さりげなく沸く泉、そして田んぼのあぜ道が一同に集まり、ほっこりと過ごすのにもってこいです。あえて観光スポットを挙げるのであれば、「虎嘯岩」と呼ばれる切り立った岩壁です。ここにはかつて虎に乗った仙人が現れたという言い伝えがあり、「虎嘯岩」の洞窟に吹き抜ける山風が、虎の泣き声のように聞こえることから「虎嘯岩」と名付けられています。

耳に心地よい音を感じながら、癒しの時間を過ごしてください。

■上海から「武夷山」へのアクセス

難易度:★☆☆☆☆(早めに行動するのがポイントです)

「上海虹橋駅」から「武夷山駅」まで高速列車で3時間程度です。「上海虹橋駅」からは毎日9本の列車が出ています。当日切符を窓口で買う場合は、かなりの列になるので、早めに駅についておくことをおすすめします。また、ホームの入り口でも荷物検査が行われるので、その時間も考え、行動してください。

運賃:約200元~

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■「武夷山」の情報をGET

https://zh.wikipedia.org

「武夷山」のさらに詳しい情報は、下記のHPを参考にしてみてください。

中国国家観光局

UNESCOWorldHeritageCentre(英語)

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