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■スペインを旅行するには何日必要？
多くの都市をバランスよく旅行したい！
スペインにはバルセロナやマドリードだけはない、魅力的な都市がたくさんあります。しかもどの街の雰囲気が違い、おいしい食べ物も違ってくるので、できれば一度の旅行で多くの都市を旅行したいという人も多いでしょう。とは言え、滞在日数や費用も限られてきますよね。
一番おすすめの周遊の仕方は、都市部と田舎をちょうどいいバランスでまわることです。例えばバルセロナとマドリードは都会的な雰囲気が漂うので、どちらか一方にして、フラメンコや闘牛などスペインならではの文化が今なお残る「セビリア」や、真っ白な家々が立ち並ぶ「ミハス」、日本の京都のような古都「トレド」と組み合わせてみるといいでしょう。
どれも離れているように見えますが、スペイン国内はAVEという新幹線が走っているので、都市から郊外まではどこも3～4時間ほど、価格も片道3000円～行けます。さらにバスならその半額くらいで、夜行バスも出ているので便利です。
旅行日程は多ければ多いほうがいいですが、最低でも都市部で2泊、その他の都市1つにつき1泊は確保をおすすめします。
■電車の詳細はこちらから
■このほかにも様々なバス会社があります
メインを絞って観光する
バルセロナやマドリードはスペイン旅行の王道ですが、何度訪れても飽きさせない魅力があります。なので、もし旅行のメインとなる都市が決まっているのであれば、そこから旅の日程を組んでもいいでしょう。
サクラダファミリアなどの世界遺産が集まるバルセロナをメインとするなら、スペイン第三の都市「バレンシア」や、最近じわじわと人気を集める「サラゴサ」が行きやすいです。
マドリードからは「トレド」や「セビリア」が近いですが、マドリードは中心部にあるので比較的どこにでも行きやすいです。
異国感を味わいたいなら北スペインも魅力的で、「ビルバオ」は日本人どころかアジア人自体が少なく、ローカル感あふれるなスペインの姿に出会えます。また芸術や食文化にも優れていて、小さな街でありながらミシュランの星獲得レストランが多数あります。
メインの都市は2～3泊し、その他は最低1泊あればまわれます。ですが、スペイン人は陽気でおだやかな国民性を持つので、せっかくならせかせかせず、それに浸るべく余裕を持った日程がおすすめです。
■それぞれの物価事情は？
交通費は時間と値段のバランスが重要
全体的にスペイン国内の交通費は安めです。国内便なら飛行機も100ユーロでだいたいのところは行けますし、本数も多くて便利です。
ただし安さをとるなら断然バスがお得です。例えば飛行機で1時間ほどの場所に行くとすると飛行機なら100ユーロほど、バスでの目安は7～8時間で30ユーロほどです。時間に余裕があるのかを加味しながら旅の計画を立てましょう。
ちなみに電車は同じくらいの距離で60ユーロほどで、その中間くらいの立ち位置です。
市内ならバスや電車が乗り放題の1日券を買ったほうがお得です。タクシーも多く走っていて初乗りは2ユーロほどと高くはないので、疲れた時は大変便利です。最近ではぼったくられることも少ないので、気軽に利用していいでしょう。
ホテルはシーズンによって大きく変わる
バルセロナやマドリード、バレンシアなどの大都市は、シーズンによってホテルの値段は大きく異なります。通常は3つ星～4つ星ホテルで150ユーロ、ビジネスホテルは50～70ユーロほどですが、7～8月の繁忙期は3割ほど高くなります。
予算を抑えたいなら早めに予約をするか、マンションの1フロアをホテルとしているホテル風の部屋が安価です。ゲートは他の住人との共有になりますが、部屋はまさにホテルのままの雰囲気で不便はなく、30ユーロ～用意があります。
レストランはバルでお得に！
ヨーロッパの外食は日本に比べるとどこも少し高めですが、スペインはバルがあるので上手に食費を抑えることができます。バルで食べる1皿は日本人にとってはとても大きいので、何人かでシェアすればたくさんの種類が食べられ、一人15ユーロかからないくらいです。
レストランに飽きてしまったらスペインには多くの市場があるので、そこでサンドイッチやおつまみを調達してもいいでしょう。熟成された生ハムやチョリソが100gで1ユーロ～手に入り、しかもどれもが絶品です。種類は限られますが、スーパーでも同じくらいの価格で手に入ります。
■旅行中はお祭りも楽しんでみたい！スペインお祭りリスト
スペインには世界的にも有名な多くのお祭りが開催されるので、あえてそのあたりを狙って旅行するのも味があります。
バレンシアでは人形を燃やす「サン・ホセの火祭り」が3月15日～19日まで、日本ではトマト祭りと呼ばれる「ラ・トマティーナ」が8月の最終水曜日に開催されます。人間が人間の上にのって塔を作り上げるバルセロナの「メルセ祭り」が9月21日～24日ごろまで、牛追い祭り「サン・フェルミン」が7月6日～14日まで、ワインをかけあう「聖フェリセス・デ・ビリビオの巡礼祭」は6月29日までです。
スペイン最大級の闘牛祭と言えばマドリードの「サン・イシドロ祭り」で5月12日～16日まで、仮装をした人々が行列する「レジェス・マゴス」は1月5、6日にスペイン各地で開催されます。世界中から多くの人が訪れ活気に満ちているので、ぜひ参加してみましょう。
■スペイン旅行は“食”も魅力の一つ
文化や雰囲気など各都市にそれぞれの特徴がありますが、食べ物もそれぞれの都市でこだわりを持ったものが多いので、ぜひ事前に調べてその土地のものを食べてみましょう。
例えばバルセロナでは地中海から水揚げされたシーフード、マドリードではチョコをたっぷりとつけて頂くチュロス、独自の作り方があるバレンシアのパエリアはマストです。郊外にいくと独自のレシピを受け継ぐ煮物料理やピンチョスなど、都市部では味わえない優しい味に出会えます。
その他、人気のスペインワインの味わいも都市によって異なるので、ぜひためしてみましょう。高級なワインでも、ボトルで頼まなくてもグラスでオーダーできるお店がほとんどなので、日本ではなかなか見られないものを見つけてみるのも旅の楽しみです。
■旅行中のナイトライフも楽しもう！
スペイン人のディナータイムは8時以降とかなり遅く、多くの人が日が暮れてから街に繰り出します。そのためナイトライフも充実していて、夜が深まるにつれ特に都市部ではバーやクラブが賑わい始めます。
クラブといっても日本のように若者が集う場所というものばかりではなく、老夫婦が手を取り踊っているような場所もあるので、興味のある人は尻込みせずに足を運んでみてください。入場料はほとんどの場合取られないので、雰囲気を見て気になればいればいいですし、自分に合わないと思えばすぐにお店を出るのも問題ありません。
気になる治安の問題ですが、多くの人がいる場所ならばそこまで心配する必要はありません。ただし、知らない人についていったりお酒を共にするのは少し控えたほうが良さそうです。
■旅行の注意点
スペイン旅行で一番注意すべきなのはスリの問題です。チャック付きのカバンやリュックを前に背負っていても被害に遭うことがあり、細心の注意を払ってください。対策としては電車内や人混みでは油断しないことです。電車で混雑を作るようにして集団でスリを働くケースや、電車の窓越しにあなたの様子を見て仲間とスリを企てるケースもあり、手口は日に日に巧妙になっています。電車ではできれば座るか壁やコーナーに立つことをおすすめします。
道では無料だと言ってアクセサリーやはがきを渡してきて、受け取るとお金を請求されることもあります。ただ気にしすぎて旅行を台無しにしてしまってはいけないので、そこまで神経質になる必要もないですが、そういう被害があることは頭に入れておいてください。
■スペインから行きやすい他の国
スペインとセットに旅行するのであればポルトガルがおすすめです。一番離れているバルセロナからも飛行機で2時間弱、マドリードからは1時間20分で到着します。気候もスペインに似ていて服装も変える必要がないので、荷物のことを考えても便利です。
夏ならばスペイン国内のイビサ島やマヨルカ島もまさにバケーション気分を味わえるので、合わせて訪れてみてもいいでしょう。各都市から直行便が出ています。
他の国へもスペインの各都市から直行便が出ているので、行きやすいです。人気はお隣のフランスで、スペインとはまた違うヨーロッパの雰囲気が味わえます。
■スペインへのアクセス
難易度：★☆☆☆☆（直行便があります）
日本からスペインまでは、成田―マドリード間で直行便があります。もし他都市を集中して旅行したいのであれば、マドリードから乗り換えるのが一般的です。マドリードからバルセロナまでは1時間15分ほどで到着します。
■スペイン旅行の情報をGET
「スペイン」のさらに詳しい情報は、下記のHPを参考にしてみてください。
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