札幌芸術の森：体験も充実のアートスポット！楽しみながら芸術を学べる

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「札幌芸術の森」観光の概要&魅力

札幌市の歴史

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北海道の道庁所在地、日本最北の政令指定都市の札幌。札幌市の人口は約200万人、全国の中でも5番目に多い人口数を有しています。もともとアイヌの人たちが住んでいた蝦夷地が徐々に開拓され、屯田兵が入植したのちに、札幌本府の建設が開始、徐々に大きな土地に拡大されていきました。
アジア初の冬季オリンピックやFIFAワールドカップの開催地など、世界的ビッグイベントの開催地としても複数回選ばれており、国内だけでなく海外からの観光客も多く訪れます。鉄道や高速道路、航空網が発達し、交通の便もよく、観光でも回りやすい土地となっています。

札幌芸術の森の概要

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昭和61年、個性に溢れた新しい札幌の文化を育てることを目的として、この「札幌芸術の森」は建設されました。約40ヘクタールもある広大な敷地には、様々な個性あるアートや文化が広がっています。

施設内には国内外の彫刻作品を展示する美術館や工芸館、野外には、音楽や舞台などの企画行事を行えるステージやアートホールなどが用意されています。展示会、イベント、などを観るスペース、陶芸やクラフトなどを体験するスペース、コンサートなどで音楽を耳で聞くスペース、北海道の旬のご馳走を食べるスペースがあり、五感すべてが研ぎすまれます。広大な自然の中で、小さな子供から大人、老人まで心ゆくまで芸術を楽しめる施設です。

「札幌芸術の森」観光の見どころ

芸術の森美術館

札幌芸術の森には、複数の施設が建設されています。そのうちの一つである、札幌芸術の森美術館。1500点以上ものコレクションを展示しています。展示されている作品はすべて、札幌及び北海道にゆかりを持つ作家による作品、「森」に関わりを持つ作品だけが集められています。
美術館内の展覧会は、期間ごとに異なったテーマで開催されていますので、事前にホームページでテーマや期間を確認すると良いでしょう。

有島武郎旧邸

明治、大正時代に活躍した有島武郎。北海道を舞台とした作品が多く、札幌にゆかりの深い文豪とされています。繊細な人物描写、風景や季節の表現力が高い作家と言われ、大正時代に有名となりました。大正2年に建設された有島武郎の邸宅が、そのままに芸術の森の敷地内に移築復元されています。
屋内には、有島武郎の様々な資料を展示しています。小さなカフェコーナーもあるので、広い敷地を見て周り少し疲れた際には、休憩の場所として利用するのも良いでしょう。

森野外美術館

7.5ヘクタールもの広大な自然の中に、数々のアートが広がる森野外美術館。ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの作品、日本の有名な作家の作品、札幌の姉妹都市から寄贈された作品を含め74点の彫刻が展示されています。
見つけにくいほどの小さな作品から、等身大のもの、遠くからでも見える非常に大きなサイズの作品まで様々。マップを片手にそれぞれの作品を探し歩き回るので、まるで宝探しをしているかのよう。小さな子供もゲームをしているかのように、遊びながら楽しめます。

また、木々のトンネルをくぐり、自然豊かな環境の中を散策するので、彫刻作品鑑賞の楽しさだけでなく、四季によって変化する自然の表情をも見て楽しめるのも醍醐味の一つです。

佐藤忠良記念子どもアトリエ

札幌にゆかりの深い佐藤忠良。佐藤忠良は、青年期を札幌で過ごしており、身近な人物をモチーフにした具象彫刻を作ることで有名な彫刻作家です。彫刻作品は、学校で配布される美術の本にも掲載されています。彫刻だけでなく子供用の絵本なども手がけ、子どもの造形教育や豊かな感性を育むための活動にも力をいれています。

このアトリエでは、佐藤忠良の作品を見て実際に触れ、芸術を体感できます。また、いろいろな創作を作るワークショップルームも用意されており、期間ごとに子供も大人も楽しめるイベントを催しています。子供の、または自身の美術の感性を磨きたいと思っている人にはもってこいの場所ですね。

貸し工房や借り工房

「札幌芸術の森」では複数の貸し工房を用意しています。陶工房では複数の成形用具、土練機、灯油窯、電気窯を備えているので、施設を利用し、グループなどで陶工芸の創作を行うことができます。木工房では工具一式と工作室、機械加工室が備わっています。ご近所への騒音を気にしてしまったり、木屑のゴミ整理を気にするなど家で製作するのはなかなか難しい木工作ですが、施設をレンタルすればそれらを気にすることはありません。

他にも、染工房、織工房、版画工房、陶芸窯、などが用意され、時間制でレンタルできるようになっています。事前に予約が必要です。初心者からプロまでが利用するこちらの工房ですが、初心者のための講習なども用意されています。製作に興味がある人はホームページを見て、随時講習内容を確認すると良いでしょう。

「札幌芸術の森」観光中の食事情報

ごちそうキッチン「畑のはる」、カフェ 「ラ・フォリア」

「札幌芸術の森」にある美術館や施設、外の様々なアート作品を一つ一つ見て回るのは1日がかりで、お腹が空いてしまいます。お腹が空いた時には芸術の森センター内の2階にあるレストラン、「畑のはる」へ。北海道の旬の素材を使用し、野菜メインのメニューが豊富なビュッフェレストランです。
メニューはデート含め、日替わりで変わるので、札幌芸術の森に訪れるたびに違うメニューを楽しめます。小さなお子さんが楽しめるキッズスペースもレストランの中に用意されているので、子供連れの家族もゆっくり食事を堪能できるのがうれしい点ですね。

小休憩をする際に利用していただきたいのが、カフェ 「ラ・フォリア」。札幌芸術の森美術館の中にあるカフェです。こちらでは、旬な季節にとれるベリーなどを使ったワッフルなどの自家製スイーツと、香り高い紅茶を楽しめます。疲れた時はこのカフェで、一休み。甘いものとおいしい紅茶を飲んでホッと一息、ゆっくりしてから作品を見るのも良いですね。

「札幌芸術の森」観光の基本情報&アクセス

札幌芸術の森までは、地下鉄とバスを利用して行くことができます。

公共機関を利用する場合は、札幌駅から地下鉄南北線の真駒内（まこまない）駅で下車し、中央バス2番乗り場から空沼線・滝野線に乗車、「芸術の森入口」または「芸術の森センター」で下車します。札幌駅から札幌芸術の森までの所要時間は、約30分程度です。真駒内駅から札幌芸術の森までのバスは、15分間隔で運行しています。
冬期間はバス発着時刻の変更がありますので、事前に時刻表をみるか、施設に確認しておくと間違えることがありません。

自動車を利用してくる人は、札幌市内中心部から国道453号を使って約40分程度でつきます。
駐車台数は650台分と、収容数が多いので駐車場を心配する必要はありません。各施設の最寄りの駐車場が用意されていますので、行く先が決まっている方はその施設の近くに停車すると良いでしょう。1日500円で駐車することが可能です。

「札幌芸術の森」の周辺観光情報

滝野すずらん丘陵公園

札幌芸術の森から4.5キロメートル程度のところにある「滝野すずらん丘陵公園」。札幌市の南区の奥の方にある大きな公園で、季節折々の草木や花や滝、と北海道らしい自然を満喫できます。
春のころにはチューリップが一面咲き、非常に綺麗な花壇をみることができます。オートキャンプ場もあるので、キャンプを楽しんだり、キャンプ場でバーベキューなども楽しめます。アスレチックの遊具も豊富で子供も飽きることなく目一杯遊ぶことができます。入場料が無料なのもうれしいポイントですね。

大倉山展望台

札幌芸術の森から10キロ程度のところにある観光地、「大倉山展望台」。札幌オリンピックの際に作られた、スキーのジャンプ台が今も残されており、今は札幌の観光地の一つとなっています。
ロープウェイで山の頂上まで登ると、札幌市内の景色を一望できます。頂上の展望先には夕張メロンソフトクリームが販売されており、非常においしいと人気です。今では国内のみならず、海外からの観光客が来るほど有名な観光スポットとなっています。

「札幌芸術の森」観光のまとめ

札幌市の観光名所の一つ、「札幌芸術の森」を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
ここには、ユニークなものから考えさせられる作品まで、個性あるアートが複数展示されています。作品を見ているだけで、大人も子供も芸術の感性を存分に磨くことができる場所ではないでしょうか。
また、作品を一つ一つ探す時は、北海道らしい自然の中を散策しながら進むので、豊かな自然の表情を見ながらゆったりと過ごせるのも楽しみの一つです。こちらで紹介した内容を参考に、ぜひ、友達やご家族、恋人とのデートに、この札幌芸術の森に足を運んでみてくださいね。

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