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大阪城とは?
天下統一をめざす豊臣秀吉によって、天正11年(1583年)に石山本願寺跡に築造が開始され、1年半かけて建てられた”大坂城”。秀吉が最も勢いがあった時期に造られたこともあり、”太閤さんのお城”とも呼ばれています。
千鳥派風が並ぶ護送になった屋根や、金箔で虎の飾りをほどこした黒漆喰の壁、軒に連なる金箔瓦など、秀吉の栄華を体現する豪華な造りが特徴です。大坂冬の陣・夏の陣と二度にわたって徳川勢に攻められて落城したのち、江戸時代に再建されましたが、落雷によって焼失してしまいました。
現在の天守閣は、昭和6年(1931年)に市民からの寄付によって、大阪市により建てられたものです。戦争によって一部焼失したものの、修復されて現在の姿となっています。明治以降、”大坂城”でなく、”大阪城”と言われるようになり、年間100万人以上が訪れています。
大阪城を巡ってみよう♪
観光所要時間は1時間程度です。ココでは大阪城を満喫する為に各スポットの見所を歩いて行く順番で紹介します!
■JR大阪城公園駅(スタートはここから!)
■青屋口
もともと大阪城の鬼門に当たる裏門だったされる、青屋口。通常使用されない門だったこともあり、他の門に比べて枡形が非常に簡素な造りとなっています。徳川時代の元和6年(1620年)頃に造られた青屋門は、昭和20年の空襲によって大破し、現在の門は昭和45年に残材を使って復元されたものです。
■極楽橋
極楽橋は、本丸北端の山里丸と二の丸を結ぶ全長54mの橋です。徳川時代の寛永3年(1626年)に創建されたときは木造でしたが、明治維新の戊辰戦争によって焼け落ちたままになっていました。現在の橋は、昭和40年に大阪城整備工事の一環として、鉄筋コンクリートで再建されたものです。
■山里丸・刻印石広場
本丸北端部の一段低くなったエリアが”山里丸”と呼ばれています。豊臣秀吉の命により、千利休が造営した茶室があった風情がある場所でしたが、江戸時代には山里加番(城役人)の建物が立ち並んでいたそうです。刻印石広場は、昭和58年(1983年)の大坂築城400年祭を記念して大阪城の石垣に刻まれた刻印を展示するために造られました。徳川時代に大阪城の石垣に強力した大名や豪商の手がけた城石には、担当した大名や豪商の刻印などが彫られており、歴史の重みを感じられます。
■金蔵
本丸地区・天守閣の斜め前にある金蔵は、現存する唯一の徳川幕府の金庫で、国の重要文化財に指定されています。入口は三重の扉、窓には鉄格子がはめこまれるなど頑丈な作りで、寄棟本瓦葺き一階建ての外壁は上部は軒裏まで白漆喰で塗り固められていて、下部は海鼠(なまこ)壁となっています。数年に一度、期間限定で一般公開されています。
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■天守閣
現在の大阪城天守閣は、市民の寄付によって昭和6年11月に再建された三代目です。天守閣内部は博物館として利用されていて、大阪城や豊臣秀吉に関する歴史資料やミニチュアの大阪城などが展示されています。地上50mのところにある、8階の展望台からは、大阪の街が一望でき、秀吉が味わった栄華を感じられます。
■桜門枡形と巨石
本丸の正門を守る重要な枡形で、大阪城内にある巨石が集中している”桜門枡形”。岡山藩の池田忠雄によって瀬戸内海の島々から切りだされた花崗岩が使われていてます。城内1番目の大きさを誇る”蛸石”は重さ約108トン、表面積は約36畳敷という圧巻の存在感です。戊辰戦争や第二次世界大戦によって傷みが激しかった枡形の石は、同じく瀬戸内海の花崗岩を使用して修繕されて、現在の形となっています。
■桜門
本丸への正門として造られた桜門は、天守閣の真南にあります。豊臣時代に、このあたりに美しい桜並木があったことから、桜門と名付けられたそうです。明治維新によって焼け落ちてしまい、現在の桜門は明治20年(1887年)に当時の陸軍が再建したもので、国の重要文化財に指定されています。
■豊国神社
豊臣秀吉、秀頼、秀長を奉祀する神社で、明治時代には中の島に鎮座していましたが、現在は大阪城内にあります。大鳥居前にある高さ5m以上ある秀吉像は、彫刻家の中村晋也によって2007年に製作されたもので、存在感がきわだっています。神社では、本殿で神前結婚式を執り行うことができます。
■蓮如六字名号碑
梅林の南側にある、”南無阿弥陀仏”という蓮如自筆とされる六字名号が書かれた碑で、昭和4年に建てられました。1496年に石山御坊(のちの石山本願寺)を現在の大阪城がある地に建立したとされている蓮如は、はじめて「大坂」という地名を文書に残し人物とされています。この碑の後ろにある”袈裟懸けの松”の跡は、蓮如上人が袈裟をかけた松があったと伝えられていて、今は枯れた切り株だけが残っています。
■本願寺推定地
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浄土真宗の蓮如上人によって、1496年(明応5年)に石山御坊(のちの石山本願寺)を建立したとされる場所です。二の丸の修道館の東に、”石山本願寺推定地”の碑が建てられています。石山本願寺周辺には広大な寺内町が造営され、非常ににぎやかな町であったと推測されています。本願寺があった場所に、後に大阪城が建てられました。
■六番櫓
徳川幕府の大坂城再建工事によって寛永五年(1628年)に建設された櫓の一つで、、南外堀の内側城壁にある7棟の隅櫓のうち、現在では六番櫓とー番櫓だけが残っています。鉄砲狭間、石狭間、石落としが造られていて、敵との戦いに備えた万全の備えがされています。
■太鼓櫓跡
二の丸南部への出入り口の石垣の上にあったとされる、太鼓を蔵する小さな二層櫓の太鼓櫓。寛永5年(1628年)に建てられ、時刻や戦いの出陣などの合図に使われていましたが、明治元年の火事で焼失しました。現在は、石垣のみが残っています。
■千貫櫓
大手門を北西部から防御するために、二層の隅櫓として元和6年(1620年)に建てられた、二重二階本瓦葺きの千貫櫓。難攻不落の隅櫓として知られ、現存の城内最古建築物の中で、乾櫓とともにもっとも古く、国の重要文化財に指定されています。
■大手枡形と多聞櫓
大手門を入った所にある、巨石を使った石垣と土塀で囲まれた場所が「大手枡形」です。大手門枡形の巨垣に立ち、二の丸への出入り口となる大門を組み込んだ構造が特徴の多門櫓は、重厚な梁と柱が圧巻の迫力です。頭上に櫓落としの装置があり、出窓を構え矩折(かねおれ)に続櫓が附設するという設計がなされています。
名前の由来は松永久秀の多聞城の櫓の様式からきており、現存する櫓のうち、最大級の大きさを誇ります。寛永5年(1628年)に創建され、天明3年(1783年)に落雷で焼失しましたが、嘉永元年(1848年)に再建されています。
■大手土橋と大手門
お城へと渡る大手土橋の先に、大手門があります。大手門とは城の正面玄関のことであり、”追手門”と言われることもあります。
寛永5年(1628)年、徳川幕府による大坂城再建時に建てられた大手門は、大手門を取り囲む土塀二棟とともに国の重要文化財の指定を受けています。屋根瓦には、徳川幕府の城として再建されたことを示す「葵の御紋」が使われています。お城へと渡る大手土橋の先に、大手門があります。
大坂城
- 大阪府大阪市中央区大阪城1-1
- 06-6941-3044
- 9:00~17:00(時期により変動有り)
- 年末年始
- 地下鉄天満橋駅、谷町四丁目駅、森ノ宮駅より約15分
アクセス / 駐車場 / 入場料に関して
アクセス
<地下鉄>谷町線 / 中央線 / 長堀鶴見緑地線:「谷町4丁目駅」「天満橋駅」「森ノ宮駅」「大阪ビジネスパーク駅」
<JR>大阪環状線 / 東西線:「森ノ宮駅」「大阪城公園駅」「大阪城北詰駅」
<京阪電車>京阪電車:「天満橋駅」
<市バス>大手前、馬場町:【62系統】大阪駅~淀屋橋~天満橋~大手前~馬場町~あべの橋~住吉車庫前
<水上バス>大阪城港 八軒家浜船着場
駐車場
大阪城駐車場(200台):一般乗用車【8:00〜22:00】1時間350円【22:00〜8:00】1時間150円 / 団体バス【8:00〜22:00】1時間700円【22:00〜8:00】1時間350円
森ノ宮駐車場(98台):一般乗用車【8:00〜22:00】1時間350円【22:00〜8:00】1時間150円
入場料
600円
中学生以下、大阪市内在住65歳以上の方、身体障がい者手帳などの各種手帳をお持ちの方(介護者1名も含む)は無料
その他一般、学校団体割引有り
周辺のおすすめスポット
■大阪城公園
大阪城公園は、大阪城天守閣をはじめとする歴史建造物が数々ある大坂城特別史跡地に所在する、総面積105.6ヘクタールの広大な”歴史公園”です。敷地内には大阪城ホール、多目的グラウンドの太陽の広場、軟式野球場、野外音楽堂、サッカーグラウンドなどがあります。約300本の桜を楽しめる西の丸庭園、約1270本の梅の花が咲き誇る梅林など、四季折々の美しい草花を楽しめるスポットとしても有名で、「日本さくら名所100選」の1つに選ばれています。
春・秋の植木市や西の丸庭園観桜ナイターなど、イベントも多数開催されています。濠の周りには風景を楽しみながら走れる、1.4kmから5.5kmまでの5コースのジョギングコースがあり、近年人気が高まっています。
大阪城公園
- 大阪府中央区大阪城
- 06-6941-1144
- JR大阪城公園駅 / JR・地下鉄森ノ宮駅 / 地下鉄谷町四丁目駅 下車すぐ