【福井】越前松島水族館：見て、触れて楽しめる体験型水族館

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「越前松島水族館」は、福井県坂井市三国町にある子供から大人まで楽しめる水族館です。こちらの水族館では、夏季限定で1000匹もの魚と共に泳げる「じゃぶじゃぶ海水プール」、実際にサメやヒトデなどの海の生き物とふれあえる「ふれあい館」など、魚を見るだけでなく、実際に触り、間近でその生態を観察できる体験型展示が充実しています。
日本海に面した立地を生かし、水族館の中だけでなく、海が目の前に広がる岩場や砂場を使った体験学習も定期的に行われています。水族館内も展示生物との間に障壁をなるべく設けないことで、より身近に海の生き物を感じられる工夫がなされています。
自分も海の仲間になった気分で、水族館探索を楽しめる「越前松島水族館」の展示の魅力を紹介していきます。

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「越前松島水族館」観光の概要&魅力

「越前松島水族館」は、福井県から石川県にまたがる「越前加賀海岸国定公園」内にある、家族で楽しめる水族館です。水族館周辺は、景勝地で知られる崖「東尋坊」があり、水族館の敷地内に砂浜や岩場の生物と触れ合える日本海が広がっているなど、自然に恵まれています。1959年開館に開園したこちらの水族館は、ホテル経営や活魚の販売も行う三国観光株式会社が運営しています。活魚販売もてがける会社にルートを生かした豊富な種類の魚を見られるのもこの施設の魅力です。

2009年には、イワシの大群やハンマーヘッドシャークが、縦横無尽に水槽内を泳ぎ回る姿を眺められる「海洋大水槽」がオープン、2011年には、亜南極圏の3種類のペンギンが、生き生きと生活する様子を見られる「新ぺんぎん館」がオープンしました。日々進化していく展示は、初めて水族館を訪れる人だけでなく、古くから足を運ぶリピーターも満足させています。水族館の裏側ツアーや夜の水族館など、子供だけでなく大人の好奇心を刺激するイベントも定期的に開催されています。

「越前松島水族館」観光の見どころ

直接生き物に触れられる「ふれあい館」

「越前松島水族館」の大きな魅力が、実際に展示生物達に直接触れられる体験型の展示です。見ているだけでなくふれあうことで、より生き物を身近に感じられるようになります。「ふれあい館」は、そんな水族館の魅力がぎゅっと詰まった直接ふれあえる生き物を集めた場所です。

「ふれあい館」の生き物は、基本的に大人しい生き物ばかりなので、普段は怖くて魚に触れない子供も安心して触れます。中にはあまり直接触れられる機会が少ない、生きたサメ、タコとふれあえるブースもあります。やすりのようにザラザラとしたサメの肌、手にキュッと吸い付いてくるタコの吸盤の感触など、見ているだけでは分からない貴重な体験ができます。

時を忘れて魅入られる「海洋大水槽」

水族館の中の「海洋館」にある「海洋大水槽」では名前の通り、大きな水槽の中をのびのびと泳ぐ魚達を眺められます。普段は海の中でしか見られない、イワシが群れをなして泳ぐ幻想的な光景、のんびり泳ぐハンマーヘッドシャークを、大きな水槽越しに間近で鑑賞できます。水槽に顔を寄せれば、数センチのガラス板を挟んで、目の前まで魚達がその姿を見せにやって来てくれます。

時間によってはダイバーが水槽の中を掃除していたり、魚達にエサをやっていたりする姿にも出会えます。季節によっては、水槽の中にクリスマスツリーを入れるなど、大きな水槽ならではの賑やかなイベントが行われます。

海を泳いでいる気分を味わえる「さんごの海」

「海洋館」の中で「海洋大水槽」と並ぶ人気の展示が「さんごの海」です。「さんごの海」は、色鮮やかなサンゴ礁を泳ぐかわいい小魚たちを見ているだけでも癒される展示です。しかし、「さんごの海」にはそれだけでなく、大人から子供まで楽しめる仕掛けが施されています。その仕掛けとはシースルーになった足元と天井と壁の鏡張りです。

シースルーになった足元の下は水槽なので、まるで自分が海の上を歩いているかのように、魚達を見下ろしながら眺められます。さらに壁や天井が鏡張りなので、360°水槽に囲まれ、まるで自分が海の中を泳いでいるかのような錯覚を楽しめます。子供はもちろん、大人も童心に帰って展示を楽しめるはずです。

ワクワク探検気分を味わえる「水族館の裏側ツアー」

「越前松島水族館」では、展示生物たちと直接触れ合う体験だけでなく、水族館の職員しか立ち入れない裏側を覗く体験ツアーも開催しています。所要時間60分ほどのツアーは、水槽の裏側から水族館で行われる意外な業務などの話を聞きつつ、カメやペンギンにエサやりまでできる盛りだくさんの内容です。
海の中にいるように感じられる「さんごの海」は、バックヤードから眺めるとどのように見えるのか、実は生き物の研究にも水族館は使われているなど、ツアーに参加した人だけが知れる新発見がゾクゾク登場します。大人2,300円、子供1,300円のツアー料金には、水族館の入場料も含まれるので、ツアー後に水族館を見て回れます。

キュートな見た目の「こんぺいとうハウス」

2013年の春にオープンした「こんぺいとうハウス」は、魚の形をしたかわいい外観が特徴です。ハウスの中に入る前に、一緒に訪れた家族や友人同士で記念撮影を楽しむ写真スポットにもなっています。施設名の由来にもなっているコンペイトウという深海魚をはじめとした、冷たい海の魚をこちらでは展示しています。

深海魚のコンペイトウは、表面に金平糖のようなイボが付いた魚で、日本ではこちらの水族館が初めて繁殖に成功したという貴重な魚です。その他にも水の中をゆらゆらと泳ぐ幻想的な姿から「氷の天使」といわれるクリオネ、もぞもぞ動く姿が愛くるしいダイオウグソクムシと、個性的な生き物を鑑賞できます。

水中トンネルをペンギンたちが泳ぐ「ペンギン館」

「ペンギン館」では、世界で2番目に大きいオウサマペンギン、頭の模様が目を引くイワトビペンギン、活発なジェンツーペンギン、3種のペンギンを展示しています。施設に入った瞬間ひんやりとするのは、ペンギン達が過ごしやすい15℃に温度が保たれているためです。

てくてくと歩く姿やのんびりと立っている姿を見ているだけで癒されるペンギンですが、意外な一面も持っています。施設内にある水中トンネルからは、水の中を縦横無尽に泳ぐ躍動感あふれるペンギンの姿を鑑賞できます。まるで空を飛んでいるかのように、のびのびと泳ぐペンギンたちの姿に驚かされます。

30種類ものカエルが展示される「かめ・かえる館」

足を踏み入れるとカエルたちの泣き声が出迎えてくれる「かめ・かえる館」には、30種類を超えるカエルが展示されています。綺麗なコバルトブルー色の見た目が印象的な「コバルトヤドクガエル」は、水族館で繁殖に成功しているカエルです。そのほかにも、のっぺりした見た目と、長い爪が特徴の「アフリカツメガエル」、背中の模様がこけのように見える「コケガエル」など、個性豊かなカエル達に出会えます。
カエルの他にも大きな体格ながら、のんびりと動く「ケヅメリクガメ」のエサやり、見た目がワニのような「ワニガメ」もこちらに展示されています。

ダイナミックなイルカショー

こちらの水族館では、毎日4回～5回、イルカたちが水しぶきを上げながら飛び回る迫力の「イルカショー」を楽しめます。躍動感ある演技の数々が、大人から子供まで見る人たちを熱狂させます。ショーが行われる時間は日によって変わるので、水族館もしくはHPで確認しましょう。

所要時間およそ15分のショーでは、体重300キロを超えるバンドウイルカたちが高々とジャンプし、息の合った演技を見せてくれます。GWや夏季限定のナイター営業時には、綺麗にライトアップされた中での「イルカショー」を他楽しめます。

かわいいアザラシともふれあえる！

こちらの水族館では、小さな海の生き物だけでなく、大きなアザラシとも直接ふれあえます。常設された「ふれあい館」の展示とは異なり、アザラシのふれあいタイムの開催は1日に2～3回となるので、逃さないように気を付けましょう。1回のふれあいにかかる時間は、7分程なので気軽に参加できます。

水族館スタッフのエサやりの時間を利用してアザラシ達とふれあうので、小さな子供でも、スタッフ監視の元、安心してアザラシに触ったり、頭をなでたりできます。アシカにはない5本の爪がアザラシにはあるなど、豆知識のような情報をスタッフから聞けるのも楽しみの一つです。

キュートなルックスのコツメカワウソ

こちらの水族館の中でもアイドル的な人気を誇るのが、愛くるしい見た目と仕草が特徴のコツメカワウソです。水族館内で繁殖した9匹のコツメカワウソが元気に走り回る姿を「かわうそ館」では見られます。水中をスイスイ泳ぐ姿はユーモラスで、体から浮き出る気泡も見ていて楽しいです。
エサやりタイムには、係員の指示をしっかり聞いて、ハイタッチしたり、あおむけになってポーズを取ったりする姿を鑑賞できます。

「越前松島水族館」観光の基本情報&アクセス

「越前松島水族館」の基本情報

「越前松島水族館」の基本情報を紹介します。こちらの水族館は年中無休なので基本的には、一年中いつ訪れても展示を楽しめます。観光で訪れる時も日程を気にせず足を運べるのが利点です。営業時間は、通常9:00～17:00時までで、季節により前後します。特にGWや夏休みの時期には、9:00～21:00と普段以上に長く営業しているので、家族で一日ゆっくり展示を見て回れます。
入場料は、大人2,000円、小中学生1,000円、幼児500円、3歳以下は無料となっています。GWや子供の夏休み期間に17:00時以降に入場すれば2割引になるお得なサービスもあります。その他にも水族館の公式HPからダウンロードできる割引券、一年を通して自由に水族館に入場できる年間パスポートなど各種割引制度が完備されています。

「越前松島水族館」へのアクセス

「越前松島水族館」へは、最寄り駅や空港から、バス、車を使ってアクセスできます。JR芦原温泉駅からは、京福バスの東尋坊行きに乗り、松島水族館前下車すぐです。所要時間は30分ほどで到着します。車でこちらの水族館を訪れる場合、小松空港からは60分、JR芦原温泉駅からは30分程度で、水族館にたどり着きます。高速道路を使う時は、北陸自動車道金津I.Cを降りてから20分程です。
水族館内には総数400台まで止められる無料駐車場があるので、安心して車でも訪れられます。

「越前松島水族館」観光のまとめ

「越前松島水族館」は、生き物たちの様子を見るだけでなく、ふれあってその生態を学べる水族館です。実際に展示生物に触れる「ふれあい館」、カエルを集めたユニークな展示「かめ・かえる館」など、広い敷地の中でさまざまな海の生き物に出会える水族館に、ぜひ足を運んでみましょう。

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